はいふり&ガルパン ガルパン側(完結)   作:春はる

8 / 13

前回から、1ヶ月と少しと期間が開きましたが、更新です。

2024/6/12(水)に、会長の杏と船舶科のゆりの二人の会話に、ほんの少し台詞などを追加しました。

では、本編をどうぞ。



第6話

 

 

~栞視点~

 

 

~試合会場~

 

 

試合会場には、聖グロはまだ来てなかったので、私は戦車達の最終チェックをしていた。

 

他の皆は、好きなように過ごしているのを横目に見ながらⅣ号の最終チェックをしていると、みほが近づいて話しかけてきた。

 

みほ「栞さん、Ⅳ号の状態はどう?」

 

栞「今、確認が終わったけど特に問題ないね。今日の試合も性能通りにバッチリ動くよ」

 

みほ「そっか、それなら良かったよ。ありがとう、栞さん」

 

栞「私がやる事って、戦車の整備をすることだから。あ、他の戦車も問題ないからね。今日は、頑張ってよ」

 

みほ「うん。頑張るね」

 

みほと話をしてると、聖グロの戦車が近づいてきて、今回の参加戦車のメンバー達とお姉ちゃんとペコとアッサムさんが出てきた。

 

杏「やぁやぁ、直接会うのは久しぶりだね、ダージリン」

 

ダージリン「そうですね。いつも通りで安心しました」

 

杏「ダージリンもね。それで、今日は試合を受けてくれてありがとう」

 

ダージリン「いえいえ。……それにしても、個性的な戦車ですね」

 

栞「流石に、こんな色にするのはどうかと思ったんだよ、お姉ちゃん!」

 

私はそう言いながらお姉ちゃんに抱きついた。

 

ダージリン「栞さん、いきなり抱きつかないで下さい。危ないですよ」

 

栞「んへへ、ごめん」

 

ペコ「……」

 

ダージリン「戦車の色を変えたいとかは、人によるので仕方ないと思いますよ」

 

栞「そうかな?」

 

ダージリン「えぇ。……でも、どんな相手であれ勝負は勝負です。手は抜きませんので、杏さん安心してください」

 

杏「よろしくね~」

と、会長がそう言ったあと、審判も入れての礼をして戦車は作戦で立てた所定の位置に移動を始めた。

 

私は、試合の様子が分かる様に観客席に用意されている街中のビルとかに付いてるような大型のテレビジョンを見る為に、観客席に移動した。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~試合中~

 

 

大型テレビジョン……モニター?で、試合を見守っていた。

 

戦車道連盟所有の試合専用飛行船を何台か飛ばして、飛行船に付いているカメラを使って試合の様子をモニターに流してるって事を、蝶野さんが教えてくれた。

 

その映像で、戦車の白旗が上がったかどうかも確認してるみたい。

 

そうこうしてると、みほ達が乗るⅣ号が集中砲火させる場所へ聖グロを誘い出してた。

 

ただ、誘い込んだ場所に、戦車が来た時に適当に攻撃をして全然当たってなかった。

 

その上で5両中の2両が動けなくなったみたい。その内、1両が白旗が上がって、もう1両は単純に動けなくなってた。

 

そのまま、みほ達は市街地の方に移動して戦い始めた。

 

 

そこから試合が進んで最終的にⅣ号だけになった。

 

 

大洗はⅣ号の1両だけになったけど、どんどん撃破していって、お姉ちゃんの戦車と一騎討ちになった。

 

でも、あと一歩で倒せなくてやられてしまった。

 

「勝者、聖グロリアーナ」

 

そうアナウンスされた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~試合後~

 

 

ダージリン「あなたが隊長さん?」

 

試合が終わった後にお姉ちゃんが来て、みほにそう聞いていた。

 

みほ「あ、はい。西住みほです」

 

ダージリン「西住?……西住流の?お姉さんのまほさんとは、ずいぶん戦い方が違うのね」

と、言われたみほは少し暗い顔をしてた。

 

栞「そりゃそうだよ、お姉ちゃん。姉妹が全く同じ考えとは限らないんだからね!」

 

ダージリン「そうですね。現に、祐太と栞は全然違いますもんね」

 

栞「そうそう。お互いに物作りとか好きだけど、お兄ちゃんは戦艦系が、私は戦車系が好きなんだからね」

 

私はそう言って、今度はペコに抱きついた。

 

栞「ペコ、試合前はお姉ちゃんに抱きついてて、ペコの相手しなかったのごめんね!」

 

ペコ「別に私は気にしてません」

 

栞「嘘だー。だって、私がお姉ちゃんに抱きついた時、頬っぺた膨らませて凄く羨ましそうに見てたじゃん!」

 

ペコ「そんな事はないです……」

 

栞「やっぱり、ペコは可愛いー!」

 

お姉ちゃんとペコの二人と会話をした。そのあとお姉ちゃん達は聖グロに戻っていった。

 

この後、恥ずかしいあんこう躍りをして、沙織達とお互いに恥ずかしさを共有しつつ話を来ていると、ゆりが会長の所に来たのが見えて、沙織が声をかけてきた。

 

沙織「あれ、誰?」

 

栞「船舶科の生徒。私の友達の一人で、名前はゆりだよ」

 

沙織「船舶科?」

 

栞「うん。他の学園艦は分からないけど大洗の学園艦は生徒が動かしてて、その生徒達が所属してるのが船舶科なんだ」

 

優花里「あと、船舶科は学費免除ですよ」

 

沙織「え、ずるい!」

 

優花里「ただ船舶科は、1日3交代の8時間勤務で艦の航行をしてます。その上、8時間勤務以外にも授業を受けないといけないので、普通科よりハードですよ」

 

沙織「凄いハードじゃん!」

 

杏「……小山ー、河島ー、集合ー!他の皆は時間まで自由に行動してていいよ~。戦車は自動車部に任せてねー」

 

沙織の反応に苦笑いしていると、会長からそう伝えられた。

 

会長の言葉を聞いた皆はそれぞれ動き始めた。私は、一旦自動車部の活動してからみの達に合流する事を伝えて、ホシノ先輩達の所へ向かった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

自動車部の活動を終えた後、みほ達に合流したら色々と起きた。

 

 

まず、皆に合流すると人力車を引っ張ってる男性と皆が話していた。

 

その男性は華の家にいる新三郎という名前の人で、さらに人力車から華のお母さんも降りてきた。

 

すると、実は華が戦車道をしていると聞いてなかったお母さんが倒れて、家にお邪魔する事になって華が家の敷居を跨がないでという話になってしまった。

 

その事に、華は"母が認めてくれる様に頑張る"と言っていた。

 

 

そんな騒動の後、学園艦に戻ると会長から聖グロから贈り物があると言ってみほに箱を渡してきた。

 

みほが箱を開けると、中には紅茶のカップが入っていた。

 

みほ「これは……?」

 

栞「これは、お姉ちゃんがみほの事をライバルだって認めたんだ」

 

みほ「ライバル?」

 

優花里「そうです!聖グロリアーナは好敵手と認めた相手に紅茶を送る習慣があるんです。つまり西住殿の戦い方を認めてくれたって事ですよ!」

 

杏「あと、これも渡されたよ」

と言って、会長はみほに手紙を渡した。

 

その手紙には、"今日の試合、貴女のお姉さんより楽しめたわ"という内容だった。

 

杏「聖グロの戦車道チーム隊長のダージリンに認められたんだ。これからも隊長、頑張ってよ~」

 

みほ「……はい!」

 

会長の言葉にみほが元気に返事をして、今日を終えた。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

~4月19日・午後~

 

 

~杏視点~

 

 

~聖グロとの試合&あんこう踊りの後のこと~

 

 

聖グロとの試合では最終的に負けてあんこう踊りをした。

 

皆は恥ずかしがっていたが、私は楽しかったと思っていた時だった。

 

船舶科に所属している生徒の一人が私の元にやってきた。

 

その子は、栞の友達のゆりだったので、栞経由で私も顔見知りの生徒だ。

 

杏(……でも、わざわざ船舶科の生徒のゆりが街に降りてきたんだろう。別に降りてきても問題はないけど、なんで私の所に来たんだろう……)

 

沙織「あれ、誰?」

 

栞「船舶科の生徒。私の友達の一人で、名前はゆりだよ」

 

沙織と栞が話しているのを横目に、私はゆりに声をかけた。

 

杏「艦橋で見張り員をしているゆりが、わざわざ私の所に一直線に来るなんてどったの?」

 

ゆり「会長と小山先輩と河島先輩の三人、生徒会の人に至急お知らせしたい事があったので、ここまで来ました」

 

杏「どんな事なの?」

 

ゆり「今、ブルマーの監察官が来てきます。その人達が会長達に会いたいと言ってきました」

 

私の質問に、ゆりは私の耳元でこっそりとブルマーの監察官が来たという事を伝えてきた。

 

杏「それぐらいなら、別に放送での呼び出しでも良かったんじゃない?」

 

ゆりが言った事に私はそう聞き返したら、ゆりは首を横に降りつつ小声で答えてきた。

 

ゆり「それがブルマーが学園艦に来ている事は、おおっぴらには出来ないとの事で……」

 

杏「……小山ー、河島ー、集合ー!他の皆は時間まで自由に行動してていいよ~。戦車は自動車部に任せてねー」

 

ゆりの言葉を聞いた私は、皆にそう伝えた。

 

皆はそれぞれバラバラに大洗の街を回り始めた。

 

あんこう踊りの後に、西住ちゃん達と会話をしていた栞は、一旦自動車部で活動してから西住ちゃん達に合流するみたいだ。

 

その様子を見ていると、小山と河島が側にきたのと皆が離れたのを確認してから、小山と河島にブルマーが接触してきた事を伝えた。

 

柚子「ブルマーがですか?」

 

桃「なんで来たんでしょうか?」

 

杏「ゆり、その辺は聞いてる?」

 

ゆり「話の内容自体は聞いてないです。とりあえず、会長達が試合中に学園艦にブルマー艦が接触してきて、学園長と生徒会に話をしたいという通信が入った感じです」

 

杏(何かあったって事かな。でも生徒会も同席なのは謎だね。……ひとまず会ってみないと分からない)

 

そう思った私は、学園長室に河島と小山の二人と一緒に向かった。

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

~学園長室~

 

 

大洗の戦車道チームと聖グロリアーナの戦車道チームが試合をしてアンコウ踊りをした後、私は学園長室に小山と河島と一緒にいた。

 

私達は学園長室にあるソファーに学園長と共に横並びで座って、向かいにいる女性二人を見た。

 

その女性二人というのは、ブルマーの監察官&艦長をしている前谷蒼(まえたにあお)さんと、同じくブルマーで監察官&副長の隠岐日菜(おきひな)さんだ。

 

その二人と私達は向かい合ってソファーに座っていた。

 

蒼「会長の杏さんは、本当に桜くんに似てるわね。桜くんから聞いてた通りね」

 

お互いに自己紹介をした後に、ブルマー艦の艦長をしている蒼さんが、いきなりそう言ってきた。

 

杏「私が姉で桜が弟の双子ですよ。桜に会った事あるんですね」

 

日菜「何度が会った事がありますし、姉がいるって事を聞いた事がありますから。桜くん、凄い子ですね」

 

杏「私にとって自慢の弟だからね。……で、ブルマーの前谷さんと隠岐さんは、なんで学園艦に来たのか教えて欲しいんですけど」

 

弟の事を少し話してから、私はすぐにブルマーが来た理由を聞いた。

 

蒼「他生徒と学園艦に過ごす住民には、他言無用でお願いします」

 

杏「他言無用?」

 

日菜「はい。……実は、今現在、横須賀女子海洋学校所属・教育艦の、"ほぼ全て"が消息不明もしくは通信不能状態になっています」

 

杏「……え?」

 

隠岐さんからの言葉に私はそんな声しか出なかった。隣にいる学園長も小山も河島も同じで驚いていた。

 

驚いている私達に、隠岐さん達は説明をしてくれた。

 

まず今年、横須賀女子も海洋実習をしていたみたいだけど、通常通りに進むと思っていた矢先に、教育艦が消息不明などが起きた。

 

そこで横女の校長が、男子女子の両海洋学校の教員艦、それと無事だった横女の教育艦、横須賀男子の教育艦にも調査の要請をした。

 

勿論、ブルーマーメイドとホワイトドルフィンも調査をしている。

 

杏「横須賀男子の教育艦も調査をしてるって事は、桜も調査してるってこと?」

 

蒼「そうね。教育艦しらねもしているわ」

 

杏「道理で二週間過ぎても連絡が来ないわけだね」

 

桃「会長、どういう事ですか?」

 

杏「いつも二週間の海洋実習が終われば、連絡してくれるんだよ。だけど、桜と薫から何も無いから不思議に思ってたんだけど、今の話で理解したよ」

 

桃「確かに、今回は会長から連絡が来たって聞いてないですね」

 

蒼「今は、もう実習は関係ない状態になってるわ」

 

杏「……それで、ただ教育艦が消息不明・通信不能になっただけじゃ無いでしょ?それだけの為だったら、通信で伝えれば思うけど?」

 

桜の話をした後で、私がそう質問したら驚く事を言ってきた。

 

日菜「その通りで、その消息不明・通信不能の教育艦は、接触した船舶に問答無用に攻撃をしてくる事が確認されました」

 

杏「攻撃?」

 

日菜「はい。直近だと東舞校教員艦が消息不明だった武蔵を発見した。保護の為に接触しに向かい無線等を使用するも反応無し。その際に武蔵から発砲・戦闘になりました」

 

蒼「最終的に、東舞校教員艦16隻が航行不能になったんです」

 

杏「……つまりは、学園艦も武蔵やほかの教育艦に接触でもしたら攻撃をされる可能性がある為、気を付けて欲しいという事ですか?」

 

そう聞くと、前谷さんは頷きながら、"学園艦は大きい為、危険度が高いから"と言われた。

 

杏「でも、船舶科の見張り員に上手い具合に見張り強化させても限度はありますよ。いつどこで、どの艦が接触するか分かりません」

 

蒼「消息不明等の教育艦は名前を教えます。その上で、私達と直接連絡が取れるようにして、どの艦が大丈夫かどうかも連絡するというのは、どうでしょう?」

 

杏「……それなら、まだ何とかなる気がしますね。ひとまずその方向でお願いします」

 

前谷さんの提案を受け入れた私は話をまとめた。

 

 

そして、ブルマーとのやり取りを終えた後、ダージリンが西住ちゃんに渡して欲しい物があると学園艦にやってきたから、預かった。

 

ブルマーの二人はちょうどいいという事で、聖グロリアーナの学園艦に今回の横女の話をしに行った。

 

 

しばらくして、学園艦が出発する時間になり皆が戻って来たので、西住ちゃんにダージリンからの預かり物を渡した。

 

 

そこので少し話をして、1日を終えた。

 

 





次回も期間が開くと思いますが、よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。