はいふり&ガルパン ガルパン側(完結)   作:春はる

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遅くなりましたが、前回から約1年1カ月ぶりの更新となります。

クオリティは低いかもしれませんが、それでも読んでくれたら幸いです。

後書きにお知らせを書きました。

では、本編どうぞ。



第7話 

 

 

大洗が聖グロリアーナと練習試合をした日及びブルマーから説明をそれて横女教育艦の話を聞いた日。

 

戦車道の練習などをする日々を、なんとか教育艦に接触をせずに過ぎていき、全国大会抽選会の日になった。

 

 

〜5月7日〜

 

〜戦車カフェ〜

 

~栞視点~

 

 

今日は、戦車道の全国大会の抽選会がある日だから、みほ達と会長達と抽選会場がある場所に来た。

 

全国大会はトーナメントだから、会場内で隊長とかの代表がクジを引くことになっている。

 

だから、隊長のみほが大洗の代表って事でクジを引いて、引き当てた1回戦の相手はサンダース大付属高校という学校だった。

 

抽選会で、一回戦がサンダースとの対戦が決まった後、みほ達と戦車カフェに来ていた。

 

席に案内されてケーキと飲み物を頼んだ。

 

ケーキと飲み物が届いた時に、俯いてるみほが"ごめんね"と呟いた。

 

みほ「1回戦から強いとこに当たっちゃって」

 

華「サンダース大付属ってそんなに強いんですか?」

 

栞「どうなの、優花里?」

と、華の質問に追従する形で、私も優花里にそう来た。

 

自動車部が戦車の修理をする様になったのと、仲のいいみほ達が戦車道をやってるのも相まって、戦車道の事をより詳しく調べ始めた。

 

でも、強豪校以外にも戦車道をやっている学校が多いから調べるのも大変。

 

だから把握しきれないのもあるから、その辺りが詳しい優花里から説明してくれたら助かると思ったから、華のあとに追従した感じで聞いた。

 

優花里「強いっていうか凄くリッチな学校で、戦車保有数が日本一の学校ですね」

 

栞「どれくらいの量なの?」

 

優花里「戦車道のチームは1軍から3軍まであるらしくて、戦い方が物量で圧倒する戦術が基本という程の量ですね」

 

栞「へ〜」

 

みほ「ただ、公式戦の一回戦は戦車の数も10輌までって限定されてるから。あと、砲弾の数も決まってるし」

 

沙織「でも10輌ってうちの倍じゃん。それは勝てないんじゃ」

 

栞「でも、逆に考えれば当たったのが1回戦で良かったじゃん」

 

みほ「?」

 

沙織「なんで?」

 

栞「だって、決勝戦に行くにつれて戦車数が増えていくわけじゃん。保有数日本一のサンダースと決勝で当たったりしたら、物量戦術で一瞬でやられると思うよ」

 

沙織「……でも、他の強い学校も戦車の数は多いし、変わらなくない?」

 

栞「……それもそっか」

と、沙織の言葉にそう呟いた。

 

麻子「単位は?」

 

沙織「負けたら貰えないんじゃない?」

 

沙織の言葉を聞いた麻子は、フォークをケーキにぶっ刺して食べ始めた。 

 

麻子の様子を苦笑いしていると、"栞殿"と優花里から声をかけられた。

 

優花里「そういえばなんですが、栞殿は今日の朝から少しソワソワと言いますか、しきりにスマホを気にしてますよね」

 

華「確かにそうですね。何か、用事でもあるんですか?」

 

沙織「……もしかして、彼氏!?」

 

麻子「……沙織はそうやってすぐに恋愛に繋げる」

 

みほの隣にいる麻子が小さくそう呟いていたけど、気にせずに皆の質問に答えた。

 

栞「まず、彼氏じゃないから。……聖グロのダージリンさんの隣にオレンジ髪の子がいたでしょ。オレンジペコって名前の子なんだけど、私はその子と付き合ってるし」

 

私がそう言うと皆は驚いてたけど、無理矢理にだけど落ち着かせてから、話を続けた。

 

栞「実は、お兄ちゃんが学園艦に来るんだよね」

 

みほ「そうなんだ。でも来るだけで、そんなソワソワするの?」

 

栞「いや普通はしないんだけど、今回は予定外が起きたから。海洋学校は必ず年度初めの実習が2週間でね、実習が終わったらいつも連絡くれるのに一ヶ月も来なかったんだよ」

 

みほ「それって……」

 

栞「そう、2日前に連絡が来たんだ。実習中は、連絡取れないから心配したんだ。けど、なんか授業の調整とかで今日から1週間休みになったから、会いに来てくれるんだって」

 

優花里「それは、嬉しい事ですね!」

 

栞「うん」

 

「副隊長?」

 

皆と話をしている時に、横から声がしたから声がした方を見てみた。

 

栞(戦車道のユニフォーム……着ているユニフォーム的に黒森峰だったかな……。確か、去年まで9連覇してた強豪校……)

 

黒森峰の戦車道チームのユニフォームを着ている一人が立っていた。

 

エリカ「あ、"元"でしたね」

 

まほ「エリカ、どうした?」

と言いながら、2人目がやってきた。

 

みほ「……あ、お姉ちゃん」

 

みほの呟きに私は小声で"お姉ちゃん?"と聞くと、"うん、お姉ちゃん。名前は西住まほ"と教えてくれた。

 

栞(西住まほ、どっかで聞いた気がする。……西住まほ……西住まほ……)

 

まほ「……まだ戦車道を続けていたとはな」

 

優花里「お言葉ですが、あの試合のみほさんの判断は間違ってなかったと思います!」

 

エリカ「部外者は黙ってて」

 

優花里「……あ、すみません」

と、優花里が立ち上がって反論して一言だけ言い返されて、また座った時に思い出した。

 

栞「あ、西住まほって、島田夏先輩と付き合ってる彼女さんだ」

 

まほ「……!」

 

みほ「お姉ちゃんに彼氏がいたの?」

 

エリカ「そんな訳ないでしょ。私だって、そんなの聞いた事ないわよ」

 

私の言葉に、みほとエリカって呼ばれてた人がそんな一言だけ会話してた。

 

まほ「……何故、知ってる?」

と言ったまほさんの言葉に、2人は驚いた顔でまほさんの事を見ていた。

 

まほさんは二人の視線を気にせずに、私を見続けてきたから隠さずに答えた。

 

栞「私のお兄ちゃんが夏先輩と同じ艦に乗ってる」

 

私の一言に、まほさんは"……そういう事か"と呟いてきた。

 

まほ「……エリカ、行くぞ」

 

エリカ「え……は、はい」

と、まほさんの行動に困惑しながら、エリカって人はまほさんについていったけど、私たちの方を見てきた。

 

エリカ「そうそう、一回戦はサンダース大付属と当たるんでしょ?無様な戦いをして、西住流の名を汚さない事ね」

 

沙織と華が立ち上がって立ち上がって抗議をしたけど、エリカさんは鋭い目になった。

 

エリカ「あなた達こそ、戦車道に対して失礼じゃない?まだ無名校なのに。この大会はね、戦車道のイメージダウンになるような学校は参加しないのが暗黙のルールよ」

 

麻子「強豪校が有利になるように、示し合わせて作った暗黙のルールとやらで負けたら恥ずかしいな」

 

沙織「もし、あんたたちと戦ったら絶対に負けないんだから!」

 

栞「そうだそうだー」

 

2人の言葉の後に私も続けてそう声を出したけど、まほさん達は案内されていたらしき席に向かっていった。

 

2人に声が聞こえない辺りで、沙織と華が文句を言ってた時に優花里が黒森峰の事を教えてくれた。

 

黒森峰は、去年の大会で準優勝してて、それまでは9連覇してたと教えてくれた。

 

その事に驚いてると、華がデザートをおかわりしようと事になったから、私達は追加にケーキを注文して食べてからお店を出た。

 

スマホで時間を確認すると学園艦に戻る船に乗る夕方まで時間がある。

 

その時間の合間に、私はお兄ちゃんと待ち合わせてる場所へ向かおうとした。

 

すると、みほ達が"会ってみたい"って言ってきたから、一緒に会う事になった。

 

 

待ち合わせ場所に向かうと、お兄ちゃんがいたからみほ達と自己紹介をしてもらってから、夕方まで街を回った。

 

回ってる途中で、会長&弟……角谷姉弟とその2人の幼馴染に会って、一緒に回ったりと過ごした。

 

そう過ごしていき、夕方になった。

 

お兄ちゃんは、お姉ちゃん……ダージリンさんに会いに行くから港で別々の船に乗るからお兄ちゃんと別れた。

 

会長の弟と幼馴染の人は学園艦にある宿に泊まるらしいから、学園艦に向かう船に一緒に乗った。

 

 

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〜夕方〜

 

 

〜連絡船・デッキ〜

 

 

栞「夕日がいいねー」

 

みほ「え、うん。船に乗ってて海の上にいるから見える景色だよね」

 

優花里「本当、そうですよね。海の上って言えば、海上フロートも同じですけど、フロートはかつて陸地があった場所に建てられているので見られないです。船舶だから見れる景色ですよ」 

 

栞「だよね」

 

夕方になり学園艦に向かう船の、船内じゃなくて甲板……デッキで、私はみほと優花里の2人と夕日を見てそんな会話をしていた。

 

栞「あ、そうそう、今日は楽しかったでしょ。お兄ちゃんとか会長の弟達と会って」

 

みほ「うん。会長の弟さんが、会長とそっくりで本当にびっくりしたよ」

 

優花里「私も、ビックリしました。栞殿のお兄さんとは、艦の構造とかでいい話が出来ましたから、私的には会えて良かったですよ」

 

優花里の言葉に、"それなら良かったよ"と言ってからみほを見た。

 

少し考え込んでる表情をしてる。

 

栞「みほは、1回戦の事を考えてる?」

 

みほ「え、う、うん。強いところだから……」

 

優花里「でも私は、全国大会に出場出来るだけで充分です。他校の戦車も見れますし、大切なのはベストを尽くす事です。例えそれで負けたとしても……」

 

杏「それじゃあ困るんだよね~」

 

みほ「え?」

 

優花里が言葉に答えたのは、いつの間にか後ろにいた会長だった。隣にはいつもの2人、小山先輩と河島先輩だった。

 

桃「絶対に勝て!我々は絶対に優勝しなければいけないんだ」

 

優花里「それは、またどうしてですか?」

 

柚子「そ、それがね……負けたら我が校は……」

 

杏「シー。……まあ、全ては西住ちゃんの肩に掛かってるんだから、今度負けたら何やってもらおっかな〜。考えとくね〜」

 

栞「……」

 

会長は小山先輩を止めさせた後にそう言ってから、船内に戻ろうと歩き出した。

 

栞「……会長、負けたら学校が……って、何?そこまでして隠す事は、なんなの?」

 

杏「……」

 

私の言葉に、会長は立ち止まってチラッと私を見てきたけど何も言わないで、ヒラヒラと手を振ってから船内に戻っていった。

 

優花里「だ、大丈夫ですよ、西住殿!頑張りましょう!!」

と、優花里が大きな声でそう言ったから、少しビックリして優花里とみほの方を見た。

 

みほの方は、優花里の言葉を聞いてなくて、小言で何かブツブツ言っていたから聞き耳を立てた。

 

みほ「まだ初戦だからファイヤフライは出してこないと思う。でも逸見さんの言う通り出す可能性もあるし……せめて、チームの編成がわかれば……」

 

1回戦の作戦を考えはじめたみほに"船内に戻ろう"と一声かけて船内に戻った。

 

 

しばらくして学園艦に到着した。

 

 

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〜翌日・放課後〜

 

 

華「秋山さん、学校に来ませんでしたね」

 

みほ「練習にも来なかったよね」

 

抽選会の翌日。

 

いつも通り学校に登校して、授業とかみほ達が戦車道とかの練習をやっていき、放課後になった。

 

ただ、優花里だけ学校に来てなかった。

 

私も含めて誰も優花里が学校に来てない理由を知らなかったから、沙織が連絡をしてくれたみたいだけど返事は来なかったみたい。

 

だから、優花里の家へ行く事にした。

 

 

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〜優花里の家〜

 

 

〜床屋〜

 

 

優花里の家は、秋山理髪店……床屋だった。

 

栞「優花里の家って床屋だったんだ」

 

みほ「初めて知った」

と、みほとちょっと会話をしてから、ひとまず中に入ってみた。

 

淳五郎「ん?」

 

好子「いらっしゃいませ」

 

中に入ると多分……というか確実だと思うけど、優花里の両親がいたから、優花里の事を聞いてみた。

 

栞「……あの、優花里はいますか?」

 

淳五郎「あんたたちは?」

 

みほ「と、友達です」

 

淳五郎「友達……と、友達!?」

 

好子「お父さん落ち着いて!」

 

淳五郎「だってお前! 優花里の友達だぞ!?」

 

好子「わかってますよ、いつも優花里がお世話になっています」

 

淳五郎「お、お世話になっております!」

 

みほ「あ、あの……」

 

栞(この反応はやっぱり両親だ。けど、お父さんの方がすごい反応……)

という事を、母親が丁寧にお辞儀し父親は慌てて土下座してる所を見て思ってしまった。

 

みほ達も苦笑いしていた時に、母親が"あの"と声をかけてきた。

 

好子「優花里、朝早くうちを出てまだ帰ってきてないんですよ。しばらくしたら帰ってくると思うから、少し待ってみます?」 

 

優花里のお母さんにそう聞かれて、皆に"どうする?"と聞いてみたら、待つことにした。

 

栞「じゃあ、待ってみます」

 

好子「じゃあ、二階へどうぞ」

と言って、優花里の部屋に案内をしてくれた。

 

案内してくれた後は、また何処かへ行ってしまったけど、優花里の部屋を見渡してみた。

 

栞「戦車のグッズが凄いね」

 

みほ「そうだね」

 

好子「ゆっくりして頂戴」

と、優花里のお母さんがお茶とお菓子を持ってきたからお礼を言うと、隣にいた優花里のお父さんがハサミと櫛を持ちながら声をかけてきた。

 

淳五郎「あの~良かったら、待ってる間に散髪しましょうか?」

 

好子「お父さんはいいから!」

 

淳五郎「……はい」

 

優花里のお母さんに強めにツッコまれて、部屋を出ていってしまった。

 

好子「すいません。……優花里のお友達が来るなんて、初めてだったもので。いつも戦車、戦車で気の合う友達が中々出来なかったみたいで、戦車道で友達ができたってすごく喜んでいたんですよ」

 

みほ「そうなんですね」

 

好子「じゃあ、ごゆっくり」

 

華「それにしても秋山さんの両親。いいご両親ですね」

 

栞「そうだね。それにしてもすごい量だね。模型とか戦車が出てくる映画のポスターもあるし」

 

部屋にある戦車関係のグッズを、お菓子を食べててお茶を飲んだりしつつ皆で見渡してると、部屋にある窓が開いた。

 

優花里「あれ?皆さんどうしたんですか?」

 

その窓から、コンビニの制服を着た優花里が入ってきた。

 

みほ「優花里さんこそ…」

 

華「連絡がないので心配しましたよ」

 

優花里「すいません、電源を切ってましたので」

 

沙織「つか!なんで玄関から入って来ないのよ!!」

 

優花里「この格好だと父が心配すると思って」

 

栞「そういうこと……」

 

他の皆も"あぁ……"納得していた。

 

優花里「でも、ちょうど良かったです。皆さんに見てもらいたいものがあるんです!」

 

優花里はそう言いながら、取り出したUSBメモリーを見せてきた。

 





前書きに書いたお知らせですが、本小説の書く範囲はガルパンTVアニメのみで、劇場版と最終章は書きません。

その上で報告になりますが、最終回まで書けましたので、投稿予約で毎週日曜0時に投稿します。

ここからはお知らせではなく、補足になります。

6話の最後にブルマーが会長達に横女の教育艦についての説明をしてきましたが、その日から監察官2人とやりとりをしながら教育艦を航行していました。

今回の7話では、相対する事はなく横女の教育艦の騒動は終結して、平和に全国大会抽選会の日になった……という形に時間が経過しました。

大雑把になりますが、そんな感じだと思ってくださると助かります。
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