空桜の花弁は七色に輝く   作:時長凜祢@二次創作主力垢

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 貝の浮雲は、笑顔が咲き誇る桜の花と町に出る。
 生誕の祝いと穏やかな時間を、浮雲のあなたに捧げる。

 【雲雀×主人公♀】
 時間軸:10年後、2人だけの特別な1日。




浮雲に捧ぐ桜の時間【雲主♀】

 GWの最終日でもある5月5日の子供の日。

 並盛町の地下に広がるボンゴレファミリーのアジト内部を、足早に移動する足音が響き渡る。

 アジト内部を歩いているのは、ボンゴレファミリーの雲の守護者であり、風紀財団のリーダーを勤めている青年、雲雀恭弥。

 彼は、風紀財団に隣接しているボンゴレファミリーのアジトのエントランスへと足を踏み入れては、辺りをキョロキョロ見渡す。

 

「あ、恭弥さん。こっちですよ。」

 

 不意に彼の鼓膜を揺らす優しい声が辺りに響く。それに気づいた雲雀は、すぐに声の方へと目を向けた。

 そこにいたのは彼が愛してやまない琥珀色がエントランスの椅子に座って、彼に笑顔で手を振っている。

 穏やかな笑顔を見せている琥珀色……沢田桜奈……の仮面を外し、素の性格である桜奈を、視界に入れた雲雀は、小さく口元に笑みを浮かべたのち、彼女の元に歩み寄った。

 

「早いね、桜奈。僕の方が先につくかと思っていたんだけど。」

 

「今日の主役を待たせちゃうわけにもいきませんから、早めに準備をして待っていたんですよ。」

 

 “せっかくのお祝いの日なんですから”……と穏やかな声音で告げてくる桜奈に、雲雀は表情を柔らかく綻ばせる。

 そう、今日は彼が生まれた日……いわゆる誕生日なのである。

 基本的には行事などに無頓着なところがある雲雀ではあるが、自身が生まれた日は学校が必ず休みになる日だと言う理由から覚えていたため、今日はそれの関係で2人で集まったのだ。

 

「“他の草食動物達みたいに誕生日のお祝いはいらないから、桜奈の1日を僕にちょうだい。誕生日なんだから、それくらいもらっても構わないだろ”……恭弥さんって毎年これを言いますよね。」

 

「何それ、僕の真似?」

 

「はい。似てましたか?」

 

「似てないよ。」

 

「ちぇ〜……似てると思ったんだけどなぁ……。」

 

 少しだけ拗ねたような様子で言葉を紡ぐ桜奈に、思わず雲雀は少しだけ笑い声を漏らす。

 まさか笑われるとは思わなかったため、桜奈は一瞬目を丸くしたが、すぐに小さく笑い返して、座っていた椅子から立ち上がる。

 10年前に比べたら、遥かに成長し、身体付きももはや学生のものとは比べ物にならない程に成長しているその姿は、誰もが見惚れてしまう程の魅力に溢れている。

 雲雀の視線も、そんな彼女の全てに釘付けになってしまう程に吸い込まれていくが、彼はあることに気がついて目を丸くした。

 

「その服……」

 

「あ、はい。今日は雲雀さんに独占される気満々だったので、全身恭弥さんセレクションにしてみました。」

 

 “似合ってますか?”と笑顔で聞いてくる桜奈に、雲雀は一瞬だけキョトンとしたのち、小さく笑って頷いた。

 手首や頭、耳や首にも、全て雲雀がこれまであげた物から選ばれており、独占される気でいたというのをこれでもかと体現していた。

 

「桜奈からするこの匂い……前に僕があげた香水の匂いだね。」

 

「はい。今日のわたしは、恭弥さんだけのわたしなので。」

 

 大人びた雰囲気とは裏腹に、その表情は無邪気と言えるもので、今は普段のボスとしての顔ではなく、その仮面に隠されていた本来の人格としての彼女が顔を覗かしているのだと理解できた。

 10年前は見ることが難しかった桜奈の素……桜奈と呼ばれている本来の主人格を、惜しげもなく晒してくるその姿に、雲雀は愛しさを覚えながらも、目の前の琥珀色に手を差し伸べた。

 

「それなら、遠慮なく誕生日プレゼントとしてもらうから、君の一日。そう言えば、いつも邪魔してくる南国果実は大丈夫なの?」

 

「なんご……いや、まぁ、確かに髪型のせいで見えなくもないですけどね……?

 ……大丈夫ですよ。骸には今日1日絶対に邪魔しないように伝えてありますよ。

 もし邪魔をするようであれば、骸の誕生日は祝ってあげないし、嫌いになるし、絶交するからともね。

 もちろん、わたしと彼の間にある繋がりも今日1日は閉ざしています。Dさんから、憑依や精神干渉に対するブロックルーチンを教えてもらっているので、今日は彼も邪魔できませんよ。

 念の為、今日1日はリボーンや隼人達と合同の仕事になるようにシフトも組んでますしね。」

 

 徹底されていたお邪魔虫対策に、雲雀は思わず吹き出し、桜奈から顔を逸らして肩を揺らす。

 声は抑えているようだが、笑っているのは明白だった。

 

「安心しました?」

 

「うん。すごく安心したよ。まぁ、今回ばかりは少しだけ同情してあげてもいいかな。

 桜奈に嫌いとか絶交だと言われたら、僕もしばらくは立ち直れそうにない。」

 

「そうなんですか?」

 

「僕がどれくらい君を想っているのか、君自身も知ってるはずだけど?」

 

「あ〜……いつの間にか、並盛以上に想ってくれていましたね……。去年のわたしの誕生日の時に、とんでもない爆弾発言をされた記憶しかありません……。」

 

「そう言うこと。そんな君に嫌われたりなんかしたら………………考えたくもないな、この話。」

 

「本気で考えるのやめたよこの人。」

 

 目の前でしばらくの間無言になって固まった雲雀が、嫌われた時のことなんて考えたくないと真顔になったのを見て、桜奈は苦笑いをこぼす。

 10年前に比べて、随分と好かれてしまったものだと思いながら。

 

「まぁ、そういうことだから、今回だけは彼に少しだけ同情してあげたくなるよ。実際にはしてあげないけど。」

 

「でしょうね。」

 

 表情が少しだけざまぁ見ろとでも言いたげな雲雀に、桜奈はやれやれと溜め息を吐く。

 しかし、すぐに頭を切り替えては、差し伸べられている雲雀の手に自身の手を重ねる。

 桜奈が手を重ねてきたのを確認した雲雀は、彼女の手をしっかりと握りしめたあと、アジトから直通で行ける車庫の方へと移動する。

 そこにはメインファミリーが使うバイクや車が並んでおり、存在感を放っていた。

 雲雀はそのうちの一つである自身の愛車のバイクに歩み寄り、桜奈へとヘルメットを手渡す。

 

「どこに行くんですか?今日は恭弥さんの誕生日なので、どこにでも一緒に行きますよ。」

 

「じゃあ、適当に走らせようか。せっかく1日をもらうんだし、とことん付き合ってもらうよ。」

 

「大丈夫ですよ。この日のために、昨日はちょっとずるして、今日の仕事まで全部終わらせておきましたから。

 あ、ちゃんと休みながらで、残業なしなので怒らないでくださいよ。」

 

「……君の場合は、もう少しサボってもいいと思うけど?」

 

 少しだけ呆れながらも、桜奈をバイクの後ろに乗せた雲雀は、車庫の扉を開けてバイクのエンジンをかける。

 そして、愛しい女性を一日中独占するために、車庫から勢いよく町へと繰り出した。

 

 

 …………………

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 …………………

 

 

 特にどこかに行くなど決めることなく、気ままに走り抜けるだけのドライブ。

 しかし、雲雀と桜奈は特に気にすることなく流れ行く景色を満喫する。

 時にはちょっとだけ適当な店に寄ってみて、目ぼしいものがあれば買ってみたり、休憩するためにカフェに寄ってみたりしながら、穏やかな時間を過ごすだけのデートは、側から見たら暇そうに見えるが、2人は暇だとは思わなかった。

 たまには人が多くない場所を、適当にうろついてみるのもいい……むしろ、そのような考えが芽生える程に、静かなドライブを楽しむ。

 

 まぁ、時折雲雀が桜奈に似合いそうだからと言う思考の元、自身の誕生日であるにも関わらず、彼女に物を買い与えては、それに困惑してしまう桜奈の図が出来上がってしまっているが、雲雀は自身の誕生日を理由に、桜奈に一言もノーを言わせなかった。

 

「……流石にこれは買い過ぎでは………?ていうか楽しいですか?わたしに物を大量に買い与えまくってますけど……。」

 

「僕は楽しいけど。だって、桜奈に似合いそうなものを沢山買えば、こうやって2人で出かける時に、桜奈の服のレパートリーが増えるだろ?」

 

 “君は、いつも誰かと出かける時、その相手に貰ったもので全身を着飾ってくるんだから”……と、これまでの彼女の行動から、彼女にとってのお出かけコーデに関しての話を口にする。

 しっかりと把握されている自身の傾向に、少しだけ苦笑いをこぼす桜奈だが、よくよく考えてみれば、すでに10年もの付き合いがあるのだから、把握されていてもおかしくはないのである。

 

「買ってくださるのはありがたいのですが、できれば程々にしてくださいね。みんなから買い与えられた服のせいで、わたしのウォークインクローゼットがかなり埋まってきてるんですから。」

 

「だったら他の奴らのを捨てたら?」

 

「それはちょっと無理なお願いですね……。」

 

 サラッと捨てるように言ってきた雲雀に、無理だと桜奈は返す。

 そのことに少しだけ雲雀は拗ねるが、彼女が貰ったものを無碍にする人間ではないことを知っているため、あまり強く言ったりはしない。

 しかし、やはりできれば自分が買ったものだけを着て欲しいと言う気持ちもあるため、時間がかかろうとも、自身が買って渡したものを次々増やして、自然とライバルのものを削って行こうかと画策する。

 まぁ、それは決して表には出さないのだが……。

 

「あ、雲雀さん。今から向かって欲しいところがあるんですけど、構いませんか?」

 

「いいけど……」

 

「よかった。じゃあ、向かってほしい場所を教えますね。」

 

 不意に、桜奈が携帯電話の時計を見ては、雲雀に向かって欲しい場所があると告げる。

 彼女の言葉に、一瞬だけキョトンとした雲雀だが、すぐにその言葉に頷いては、指定された場所へとバイクを走らせた。

 

 

 ……桜奈に言われ、たどり着いた場所は一つの旅館。

 そこの駐車場にバイクを止めた雲雀は、桜奈を後ろからそっと降ろす。

 

「……ここって………。」

 

「かなり有名な旅館ですね。今回の誕生日のために、去年のうちに予約を取らせてもらっていたんですよ。」

 

 “行きますよー”と笑顔で雲雀の手を引いて旅館の方へと足を運ぶ桜奈。

 彼女に手を引かれるままに旅館の門を潜った雲雀は、静かに辺りを見渡す。

 GW最後の日と言うこともあり、宿泊客がかなりいるようだったが、桜奈に手を繋がれているためか、群れに対する嫌悪感はなく、至って平然と過ごせている。

 

桜月(おうげつ)の間を予約していた沢田奈月です。去年のうちに予約を引き受けてくださりありがとうございます。」

 

「ようこそいらっしゃいました、沢田様。こちら、桜月(おうげつ)の間に入るための鍵になります。」

 

「ありがとうございます。恭弥さん。行きますよ。」

 

「うん。」

 

「ごゆっくりお寛ぎください。夕飯はいつ頃ご用意いたしましょうか?」

 

「じゃあ、1時間後辺りにでも。」

 

「かしこまりました。」

 

 鍵を受け取った桜奈は、雲雀の手を引いて旅館内を歩いていく。

 程なくしてたどり着いた桜月(おうげつ)の間へと向かうための鍵付き扉の鍵を開け、扉を開けば、広くて静かな部屋が広がっていた。

 

「この部屋、備え付けの露天風呂がありまして。これがまた綺麗なオーシャンビューなんですよ!

 せっかくの誕生日ですから、ゆっくりと体を休めていただこうと思って、去年のうちに予約を取っちゃいました。」

 

  “ちなみに、1泊2日ですよー”と笑顔で言ってくる桜奈に、雲雀は珍しく驚きを表情に出す。

 まさか、一泊2日などと言う言葉が、彼女の口から飛び出してくるとは思わなかったのだ。

 

「1泊するの……?この部屋に?」

 

「?はい。予約は宿泊からしか取れなかったので。ついでに部屋もペアからの予約でしたから、わたしも一緒にお泊まりしますよ?」

 

 そう言ってよいしょと荷物をおろした桜奈が荷物を開けば、そこには2人分の服が収められていた。

 用意されているのは2人分の和服……よく見るとそれは、雲雀と桜奈が2人で選びあったものだった。

 

「……なんで僕の和服まで中に………」

 

「哲也さんにお願いして用意してもらっていたんです。」

 

 しれっと告げられた内容に、雲雀は思わず呆気に取られる。まさか、並盛中学校で風紀委員長を勤めていた時から付き合いがあった草壁が、桜奈と共謀して色々とやっていたとは思わなかったのだ。

 そんな彼を見て、桜奈は小さく笑い声を漏らし、着物に日用品等を乗せ、雲雀にそっと差し出す。

 

「サプライズ成功ですね。恭弥さんがわたしを想ってくれていることはしっかりと伝わっていますから、せっかくならと計画をして正解でした。

 言ったでしょう?恭弥さんの誕生日であるこの1日は、独占される気満々だったと。」

 

 “つまりはこう言うことです”、と笑顔で告げてくる桜奈に、雲雀は何度か瞬きを繰り返す。

 しかし、すぐに頭を切り替えては、差し出された着物と日用品を受け取って、口元に笑みを浮かべた。

 

「……まさか、桜奈と2人きりで旅館に泊まることになるなんてね。

 

「驚きました?」

 

「うん。それとすごく嬉しいよ。」

 

「そう言ってもらえて安心しました。こっそりと計画を進めて正解でしたね。」

 

 “サプライズ大成功です”と、イタズラっぽく笑う桜奈。そんな彼女にキスをしたくなる衝動を抑えながらも、雲雀は穏やかに笑う。

 

「そうそう!ここ、とても美味しい日本酒が出るそうですよ。ネットで調べたらたくさん口コミがありました。

 本格的な懐石料理に、それに合わせたサッパリとした甘さの日本酒が出るのだとか。

 他にも、デザートとして上生菓子が出たり、旅館のお風呂には全部高品質の温泉を引いていたりするそうで、お値段以上に満喫できたと高評価なんですよ。

 きっと、恭弥さんでも大満足できる1泊になると思います。」

 

「……僕としては、君と2人きりで同じ部屋に泊まるだけでも満足できるんだけど、せっかく用意してくれた贈り物だし、ありがたく満喫させてもらうよ。」

 

 穏やかな笑みを見せながら、今の状況だけでも十分満足できると告げる雲雀に、桜奈は何度か瞬きをしたあと笑顔を見せる。

 受け取ってもらえてよかったと言うように。

 

「夕飯は1時間後だったね。風呂に入った後にお酒を飲む方が酔いは回りにくいし、先に風呂にでも入ろうかな。」

 

「その方がいいかもしれませんね。」

 

「一緒に入る?」

 

「ん?恭弥さんが嫌でなければ構いませんが……」

 

「……そんな返しが来るとは思わなかったんだけど?」

 

「???」

 

 なんの躊躇いもなく一緒に風呂に入るのは気にしないと告げてくる桜奈に、雲雀は呆気に取られる。

 雲雀本人は、冗談はやめろと言う返しが来ると思っていたため、了承の言葉はかなり不意打ちのものだった。

 

「……あれ?冗談でした?」

 

「そのつもりだったけど、まぁいいや。本当に一緒に入るの?」

 

「ええ。構わないようでしたら。」

 

「そう。だったらおいで。」

 

「はーい。背中流しますね。」

 

 しかし、彼女の様子から、本気で気にしていないことがわかった雲雀は、それならと一緒に入ろうと誘った。

 彼に誘われた桜奈は、すぐに頷いては、露天風呂がある方へと足を運ぶ。

 

「何か書いてある。」

 

「……露天風呂は混浴です。専用の水着がありますので、お使いください……って書いてありますね。」

 

「ふぅん……混浴前提なんだ。」

 

「まぁ、わたしは知ってましたけど。」

 

「……それ、早く言ってくれない?」

 

「すみません。」

 

 ふにゃんと破顔して謝罪してくる桜奈に、雲雀は少しだけ呆れたような表情をする。

 しかし、すぐに男性用の脱衣所の方へと足を運び、風呂に入るための準備を始めた。

 それに倣うようにして、桜奈も同じく女性用の脱衣所へと足を運び、風呂に入るための準備を行なった。

 

 ……程なくして風呂場に入った2人は、同時に露天風呂の方へと顔を出す。

 そして、互いに相手を確認しては、静かに笑い合って、風呂の中へと姿を現す。

 普段は絶対に見ることがない相手の水着姿に一瞬だけドキッとしたりもしたが、すぐにいつも通りに接し始めた。

 

「オーシャンビュ〜!綺麗な夕日ですよ、恭弥さん!」

 

「夕日よりは桜奈の方が綺麗だと思うけど?」

 

「……サラッとイケメン発言やめてもらえます?」

 

「何のこと?」

 

「む……仕返しですか?」

 

「さぁね。」

 

 どことなく夕日とは違う赤に頬を染める桜奈を見て、先程取られた一本を取り返せたような気持ちになった雲雀は、それに従うように得意げに笑う。

 しかし、すぐに何かを思い出したように声を漏らしては、桜奈の名前を優しく呼ぶ。

 彼に呼ばれた桜奈は、不思議そうな表情を見せながら、雲雀へと目を向けた。

 

「今日、まだ聞かせてもらってない言葉があるはずなんだけど、いつ言ってくれるの?」

 

 雲雀の指摘を聞き、桜奈も思わず小さく声を漏らす。そして、穏やかな笑をその表情に浮かべては、雲雀の横に腰を下ろして湯船につかる。

 

「……お誕生日おめでとうございます、恭弥さん。これからもどうか、よろしくお願いしますね。」

 

 寄り添うように体をくっつけ、祝いの言葉をかける桜奈。ついでとばかりに、整った顔立ちをしている雲雀の頬に優しくキスを落とせば、雲雀は一瞬だけビクッと肩を振るわせる。

 しかし、すぐに近い位置にきた桜奈の顔に視線を向けては、口元に不敵な笑みを浮かべ、

 

「どうせなら、こっちの方にしてよ。」

 

 近い位置にある彼女の唇に噛み付くようなキスをするのだった。

 

 

 




 せっかく短編集を作ったので、お誕生日の話を一つ。
 ハッピーバースデー、雲雀さん!
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