次の日の朝。
朝食はベジタリアンのような食事だった。でも旨いな!
虎鉄もガツガツ食べている。
「ところで宇宙船ってどこで乗ればいいのミュ?」
唐突に聞くなぁ。
「宇宙船ですか。もちろんあるわよ」
「いニャ、あるのはいいニャ。どこで乗れるかミャって聞いてるニャ」
「それは食事が済んだあとに」
コホンっと小さく咳をして彼女は食事を続けるようだ。
俺と虎鉄もとりあえず「そういわれちゃあ」と、朝ごはんは旨いので食事に集中することにした。
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「それでは一つ確認したいことがあるの」
昨日とはまた違う部屋に来た。
部屋と言うよりは剣道の武道場だな。床は木だし。
「あなた達の腕が見たい」
「腕というと……」
「こっちだニャ」
虎鉄はひそかに勝負したいと思っていたのだろう。猫のナイフを構えていた。
「え……っと、一人ずつかな? それとも二人まとめてかな?」
「わかってるはず。まとめてよ」
「痛いのはやめてよ。手加減大いに結構だからな」
「達郎、いいから武器を構えるニャ」
俺はスタッフを出して、虎鉄から3歩ほど後ろに下がって構えた。
「ムギホシは構えないのニャ。 少しくらい本気を出させたいニャ」
「いつでもお好きにどうぞ♪」
その言葉が合図となって俺の緊縛の魔法Ⅰが発動する――
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「…………強いニャ」
「武器も持たないであれとは……」
清々しいほどに負けた。
戦う前からナビで負けるのはわかっていたのに負けると悔しいなぁ。
じゃれあったつもりだろうか虎鉄は仰向けに倒れているけど負けて嬉しそう。
「最後のタツローのエナジー・ドレインと虎鉄の動きの速さには及第点をつけるわ」
エナジー・ドレインって吸命の魔法のことかな?
「それはどうもニャ」
虎鉄はギブアップの様子。すごい速さで動いてたからなー。
その点、俺はそんなに動いていない。動く前に沈んだとも言える。
「で、及第点ということは合格ってことかな。なんのテストだったの?」
「もちろん宇宙船に乗るための、よ」
「なんで戦ってテストなんだよ。もしや宇宙船に乗るために体力が必要とか? じゃあ普通に腕立てとか懸垂とかでもいいでしょ」
「今のオイラ達だったら延々と懸垂とかやれるニャ」
「む……、それもそうだけども!」
「わかったわ。もっと具体的に言うから聞いて。宇宙船があるところまで行きましょう。でもその場所は今モンスターの巣になっているから倒しながら行きましょうってこと」
「え~~~~なんだそれ。モンスターってそれはここまで出てきたトリニティ・ファング・ドッグとかとは違うの?」
「すごく楽しそうニャ!」
「トリニティ・ファング・ドッグってそれは野生の動物でしょ。いるのはモンスターよ」
何が何だかわからない。
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