猫と俺の オブ ユニバース   作:滝ノ水ネロ

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36 街の風景と真のハンター

バルボア・シティに来てふた月が経った。

 

レベルは1つ上がって42。

 

俺も虎鉄も新しいスキルは覚えてなくてHPとSPが増えただけだから今回は端折りますよ。

 

しかしバルボア星のモンスターはエルフィニア星に比べれば弱いなあ。

 

「それはエルフィニアが強いのよ」と言ったのはムギホシの弁だ。

 

「エルフィニアはジーニー族のジーン星系と同じほどの過酷さよ。そもそも生きてる生物が強いからモンスターも強くないと生き残れなかったの。今思うとあなた達よく生き残れたわね……」

 

そう言って、遠くを見つめるムギホシだった。

 

そしてハンターランクは13まで来ている。

 

聞いたところによるとハンターランク14が1つの山場らしい

 

なんでもハンターランク14になったら宇宙にも出るそうだ!

 

宇宙モンスターや宇宙海賊とか相手にするそうだ。

 

だからランク14からはスペースハンター――いうなれば真のハンターだ。こんな話って聞いたっけ? 俺は近頃知った……。

 

あとは、前にも言ったけどこの宇宙は基本はヒューマン族(亜人、エルフ族、ドワーフ族含む)とジーニー族(獣人族含む)で休戦状態だ。でもちょっとずつだがヒューマン族が覇権を取りつつあるらしい。

 

ヒューマン族は、いろいろな星系が集まった自由連盟と共和連合があって、ルーン戦争のときは協力してジーン族と戦ったのだけど、今はまたその2つで争っている(武力は使わないが)。ちなみにバルボア星を含んだ星系は自由連盟の所属。

 

で、近頃その二つとは違う別の勢力、「帝国」が50年程前に割り込んで来たのだ。

 

その帝国の者達に会っても「我が帝国」としか言わないので、その他の人達も帝国としか言えないそうだ。

 

俺達も帝国の奴らに会ったことはない。ていうか帝国は所在地がわからないのだ。会うとしたら宇宙で突然会って攻撃してくるみたい。そういえばゴブリンがなにか言ってたな。星間爆撃機を借りたとかなんとか。まあ、知らんけど。

 

ジーニー族とは相変わらず小さな争いをしてる所謂「休戦状態」が続いている。

 

だから、ヒューマン族属のテリトリーで活動しているハンター・ユニオンは目下帝国の所在地を探している。

 

俺達がバルボア星に来たのも「すわ! 帝国がやって来たか?」とハンター・ユニオンのバルボア・シティ支部の上層部で言われているそうだ。

 

ハンターランク14になればバルボア・シティのハンター・ユニオンの所長にも会えるとのことなので会えたら聞いてみよう。

 

そして、ハンターはみんなランクが14になると宇宙船を買うことを考えるそうだ。

 

1つの目標だな。俺様達はもうあるけどな! ガハハハ。

 

でもエルフィンⅡは目撃情報が増え始めて保安官が探しているらしい。帝国の手先と疑われているからね。

 

虎鉄が言ってたけど、実は他にも探してる人達がいるらしい。この辺りは斥候職の虎鉄に任せるよ。

 

でも噂ばかりが増えてエルフィンⅡの船体登録がとれなくなっているのが悩みどころ……。

 

もう他の星(ドワーフ本星とか)にさっさと行って、そっちでとろうかとみんなと相談しているところだ。

 

 

それと街についてだが――みんなもいつも楽しげ!

 

水を売る屋台も週末を除き出店するようになった。

 

この星を出る時は水をどうしようかと悩んでいる。

 

ハンター・ユニオンの報酬なんて微々たるものだぜえ。

 

 

また、週2の休みでそれぞれで楽しくやってる。

 

虎鉄は俺と一緒に情報収集だけど、虎鉄頼みだ。けっこうわかったよ。今度機会があった時にでもまとめて報告しよう。

 

それとは別に虎鉄はケットシー族を探している。会いたいではなく、目的はコスモ・ル~チュだ。未だに手に入らなくて困っている。

 

なんでもこの星には滅多にケットシー族は来なくてコスモ・ル~チュは売れないとか……。

 

虎鉄よ、次の星に期待だな。

 

 

ムギホシは主に修行だ。

 

そういえばムギホシは、強化人間歩兵または強化人間騎兵だと周りに勘違いされている。

 

強化人間はルーン戦争で活躍した人間兵器のことで歩兵とか騎兵とかいるそうだ。その中で今も生きてたり生殖できる強化人間がいて、その子が強いとかあるという。

 

だからムギホシはその系統だと思われているって()()が言ってた。

 

ちなみに、本人は聞かれないのでムギホシは否定はしないが、純然たるエルフ族だ「間違えないように」とムギホシに言われた。

 

()()とは! 旧ランク11の奴らだ。ランク11になったがランク12はまだ遠そうだ。

 

そんな彼らは4年前にパーティを組んでランク11まで上がった期待の中堅らしい。

 

いつまでも『旧ランク11の奴ら』じゃかわいそうなんで、きちんとパーティ名で今後は呼ぼうと思う。

 

期待の中堅パーティ「バルボアの牙」の5人を紹介しよう。ちなみに武器はみんな銃を使うガンナーだ。ていうか俺達が珍しい。剣で直接戦闘とか魔法とか……秘密だけどね。

 

話を戻してラストレスソードの話だ。名前はこうなっている。

 

ジャガーマン族A:ガント(24歳) 

ジャガーマン族B:ギルギン(23歳)

ジャガーマン族C:グルーク(22歳)

ベアマン族:マット(22歳)

ヒューマン族:ヤン(24歳)

 

そういえば、アイレーン戦の前にギルギンをエルフィンⅡに乗せたことがあるけど、あの後ムギホシに霊理力を使って記憶を消してもらったのだが、それも秘密だ!

 

そんなラストレスソードの面々は週末のなるとムギホシの修行に付き合っている。

 

あいつらもハンター稼業は真面目なんだよなー。

 

近頃はマルルさんとも気さくに話しかけてるのを見たぞ。ジャガーマン族B(ギルギン)が惚れてるみたいだ。がんばってほしいな。

 

 

さて、俺もそろそろ行くとするか。

 

実はあと1回のクエストをやればハンターランク14になれるのだ! やるぞー。




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