猫と俺の オブ ユニバース   作:滝ノ水ネロ

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42 謎の男

最後の方はモンスター弱体化魔法に免疫か付いたのか、すぐ動き出すのでなんやかんやで3時間かかった。

 

でも俺と虎鉄の二人でやり遂げられた。二人とも無傷だ。

 

虎鉄はカウンターアタックが体感で三割超えていたんじゃないかな。とにかく強かった。

 

三分の二は虎鉄が倒したと思う。

 

そして、レベルは3つ上がった。まあ脅威度の緑が多かったので……。

 

でもレベル45だ! ヤッフー!

 

■田中達郎

魔法使い

LV:42⇒45

 

HP:5645⇒7258

SP:8299⇒9959

 

[アクティブスキル]

火術の魔法Ⅱ 水術の魔法Ⅱ 土術の魔法Ⅱ 

風術の魔法Ⅱ 氷術の魔法Ⅱ 雷術の魔法Ⅱ

爆雷術の魔法Ⅰ 

 

暗闇の魔法Ⅱ 毒詛の魔法Ⅱ 緊縛の魔法Ⅱ

睡眠の魔法Ⅱ 麻痺の魔法Ⅰ 

 

吸命の魔法Ⅱ 吸精の魔法Ⅱ 

 

土防の魔法Ⅰ 風防の魔法Ⅰ

 

爆炎術の魔法Ⅰ 暴水術の魔法Ⅰ 荒土術の魔法Ⅰ

乱風術の魔法Ⅰ 透氷術の魔法Ⅰ

 

癒しの魔法Ⅱ 解毒の魔法Ⅱ 

 

沈黙の魔法Ⅰ 恐慌の魔法Ⅰ

与命の魔法Ⅰ 与精の魔法Ⅰ

 

物理防御力UPの魔法Ⅰ 魔法防御力UPの魔法Ⅰ 

 

黒炎龍の魔法 全SP(使用最低SP1000/使用SP量より与ダメージ量増加)

瀑水龍の魔法 全SP(使用最低SP1500/使用SP量より与ダメージ量増加

 

[パッシブスキル]

魔法攻撃力アップⅢ SP回復速度アップⅢ

INT最大値アップⅡ MND最大値アップⅡ

 

 

■虎鉄

アサシン

LV:42⇒45 

 

HP:14978⇒19257

SP:2819⇒3624

 

[アクティブスキル]

ぬすむⅢ 開錠Ⅲ

盗み聞きⅡ 遁走Ⅱ 

暗器Ⅱ

 

[パッシブスキル]

物理回避率アップⅢ 隠密Ⅱ

不意打ちⅢ 投擲Ⅱ 

DEX最大値アップⅡ AGI最大値アップⅡ

軽身功Ⅱ 毒無効Ⅰ

急所攻撃Ⅱ 宝探しⅠ

カウンターアタック

 

俺も「爆雷術の魔法」は火と雷の合体魔法だ。おそらく他のも合体魔法が出てくると思う。

虎鉄の方は、さきにこっちを説明した方がいいだろう。

 

なんと再び石板が出たのだ。虎鉄の「ぬすむ」が働いたのだろうか。

 

1枚はアイレーンから「瀑水龍の魔法」ともう1枚は「忍びの教え」がエンプーサから出現した。

 

二人して1枚ずつもらえてホクホクだ。

 

「瀑水龍の魔法」は思った通り全SP使用の使用最低SP1500だから、黒炎龍の魔法より強いだろう。

 

虎鉄の「忍びの教え」は職能が忍者になるアイテムだ。加えて職能が忍者になった瞬間にアクティブスキルの必殺技を覚えるという素晴らしいアイテムだ。

 

必殺技は「影分身【壱】」といって3人の虎鉄を呼べるらしい。今度やってもらおう。

 

そしてあと一つ、これも多分ドロップアイテムだ。

 

拳大の石――それは魔石だった。

 

魔石でドロップアイテムだったのか。ムギホシとロブロイも見たことも聞いたこともないから星の子案件のものかな。

 

『魔石(小)【水】:水属性を付与することができる』

 

この間貰った魔石とはちょっと違う気がする。水属性オンリーなのか。後でよく見て調べてみよう。とりあえず暴水術の魔法を付与して虎鉄に渡すかな。

 

以上でこのクエストはおしまいかな。

 

俺達は鉱山を出て保安官を待っている。お縄に着いた奴らが120人もいたらバルボア・シティまで俺達だけでは運べないからな。

 

加えてハンター・ユニオンからもモンスターの素材が多すぎるので回収してもらうために船を呼んだ。

 

エルフィンⅡもすでに鉱山の入り口に待っていた。

 

「おつかれさまです。時間がかかりましね」

 

バトゥがコックピットから降りてくる。

 

「ムギホシは戦いはせずに見ていてもらったんだ」

 

「オイラと達郎の二人で戦闘したニャ。その分時間はかかったミャ」

 

バトゥは頷いて、ムギホシを見て「おつかれさまでした」とあらためて言った。疲れたのは俺達だけどもな!

 

わかってたけど、たまにはツッコミもよかろうと思って口を開く――

 

「それを言うなら――」

 

とまで言いかけた俺だったが、唐突に虎鉄に押されて3メートルほどヘッドスライディングで滑る。

 

その中で「キィン!」という音も聞こえていた。

 

「達郎、ボサっとしすぎニャ!」

 

「飛んだ来たのがコレだったから良かったわ」

 

地面には二つに切られた弓矢が落ちている。切ったのはムギホシだ。

 

その時、辺りに音声が響く。

 

『惜しい! 一番弱そうなのを狙ったんだけどダメだったか』

 

ムギホシは切った弓矢の羽根の辺りが光っているのを指して「あれね」と呟く。

 

『モンスター工場が潰されるとはねぇ。一矢報いたいと思ったけど次の機会にするよ』

 

どこから見ているんだ?

 

『アビゲイル・ローゼス団をやったのは君達だよね? いやぁ探してたよ。これが知れただけで満足さ』

 

「わかったわ。あそこよ」

 

ムギホシは視線を送る。俺達が最初にいた丘の上か!

 

『お! 早くもわかっちゃったね。じゃあ、そろそろ……うわっ!』

 

声の主が驚愕の悲鳴を上げた。

 

『躱すとはやるニャ』

 

なんと虎鉄が丘の上にいる!

 

「お前、ひょっとしてナイセンか!?」

 

ロブロイが大声で叫んだ。

 

『おお、ロブロイ君久しぶりだね。気づかなかったよ。命拾いしたね。君も少し死ぬのが伸びただけのようだけど。――おっと!』

 

虎鉄はそいつを攻撃しているようだ。

 

『名称:ナイセン

 種族:ジーン族

 職能:■■■

 脅威度:紫 好感度:黄』

 

今見たら、そいつは脅威度が紫だぞ! 虎鉄から同様にナビの情報が送られてくる。

 

『ちょっとはできるようね。わたしも相手をするわ』  

 

え、さっきまでそこにいたムギホシがいなくなって、あっちにいる!?

 

『これでニ対一ニャ』

 

虎鉄とムギホシなら勝てる!

 

『だったら逃げるよ』とそいつは何かをやった――『こんな風にね』と声を残して……。

 

「虎鉄、ムギホシ、大丈夫か。本当に逃げたのか?」

 

『そのようね。煙が立ち上って姿を消したわ』

 

なにー煙玉かよ。これで虎鉄の負けず嫌いに火が付きそうな予感が……。

 

『うニャー、ムカつくミャ―!』

 

そうだろう、そうだろう。でもその前に報告だ。

 

「あいつの種族名がわかったよ」

 

『ジーン族でしょう?』

 

種族名を言う前にムギホシが正解を答えた。そして――

 

『彼が使ったのが魔理力(まりりょく)よ』

 

それが俺と虎鉄のジーン族と魔理力の出会いだった。




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