猫と俺の オブ ユニバース   作:滝ノ水ネロ

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46 イマジネイション

【ようやく出てきたかぁ。

 

 ターミナル空港を最初に潰したから死んだんじゃねえかって焦ったぜえ。

 

 ……で、この宇宙空母を見て降参か?】

 

俺とバトゥは空港の端の格納庫から飛び立って、空母の艦橋の前に出ている。

 

アクセルの声が響くが、俺はというと星の子の言葉を思い出していた。『力の源はイメージだから!』という言葉だ。今のところ上手くいっている。飛んだだけだが! 

 

でも、やれる。ナビの助けもあるが、エルフィンⅡ改をイメージ通り手足のように扱えるのだ。

 

さて、俺もマイクでアクセルになにか言ってやるかな。

 

【お待たせ。出てきてやったぜ。お前の方こそ降参したら良いんじゃないか? スラッシュとリリアムの二の舞になるぞ】

 

【き、貴様~~~~その名前を言ったな! ゆるさんぞ、全機発進だ! 跡形もないほど叩きのめしてやる! 貴様を殺してからハンターの奴らも皆殺しだ!!】

 

そう言うのが早いか、空母から無数の戦闘機とガンシップが出撃してきた。沸点低すぎだろう。それとともに最初からいた戦闘機もこちらを狙ってくるみたいだ。戦闘機は全部で260機!

 

【俺の方こそこいつらを沈めてから、もう一度会いにくるからな! 待ってろよ!!】

 

エルフィンⅡ改は、反転して急上昇。バルボア・シティから離れよう。

 

ガンシップはハンター・ユニオンのビルを狙うみたいだ。

 

「虎鉄、20機のガンシップがそっちに向かってるぞ。中身は全部ドロイド兵で1機30体だ」

 

『600体の増員かニャ。こっちの奴らは終わりそうだから、そろそろナイセンのところに行けるかニャーと思ったのに残念ミュ』

 

「もう終わりそうだったのか! 4000人いたんだろう?」

 

『ハンターのみんなが頑張ってくれたわ。わたしとコテツは併せて2000人くらい』

 

この会話で苦笑してしまうムギホシと虎鉄以外の皆だった。

 

「では、引き続き地上の敵は頼んだぞ!」

 

『『『『『『『『『了解!』』』』』』』』

 

敵の戦闘機が追ってくる。ここらで戦えば街にも被害は出ないはずだ。

 

エルフィンⅡ改は旋回して戦闘機の群れに突っ込む!

 

こっちに向かってバルカン砲やらビーム砲やら撃ってくるが、こちらには全然効かない。ミサイルも撃って来るが不可思議なエネルギー・フィールドを纏ったエルフィンⅡ改には通じない。

 

「バトゥ、お見舞いしてやろう」

 

「わかりました!」

 

透氷術の魔法のSP弾だ。そして、バルカン砲を撃つ。

 

ドンッ! ドンッ! バババババババッッッッ!!

 

真正面から来た戦闘機が20機落ちて行った。

 

敵は、何故こちらに攻撃が通らないのかわからなくて混乱しているだろう。なにせ普通のエネルギー・フィールドならすでにエネルギー切れになってるはずだ。

 

これは種明かしをしてしまおう。向こうには教えないけどね。

 

はっきり言ってしまおう。『力の源はイメージだから』に他ならないんだ。

 

エルフィンⅡ改に乗っただけではなく、操縦も俺がしているのが大きいのだ。

 

それによりエルフィンⅡ改は俺の武器であり俺の防具とみなされる、と思ったわけだ。

 

だから、物理防御力UPの魔法とか土防、風防の魔法もかければ効果覿面だ。

 

恐慌の魔法だけは残念なことに敵がドロイド兵だからか効果はないようだ……残念!

 

でも操縦自体はナビを見ながらなら普通にできるし、バトゥがオペレーターをしてくれるので俺の力を少なく見積もっても120%は反映できてると思う。

 

そして、これからが『力の源はイメージだから』の本領を発揮するところなのだ。

 

……その前にレベル50になった俺について話そう!

 

HPとかSPとかはこの際言わなくてもいいよね……ってわけで、新しく覚えたスキルだけでも紹介しよう。

 

 

[アクティブスキル]

追尾の魔法Ⅰ:その名の通り追跡して相手の居場所を知らせる魔法だ。マーキングは10個付けることができて、その数はレベルによって増加する。これはナビとも関連するけど効果範囲がべらぼうに広い。多分、範囲はこの宇宙全体だと思う

 

光術の魔法Ⅰ:雷術の次はコレだ。手からビームが出せるみたいだ

 

火防の魔法Ⅰ:防御魔法の1種。触れた相手を火術の魔法Ⅰ相当の炎で攻撃する

 

水防の魔法Ⅰ:防御魔法の1種。触れた相手を水術の魔法Ⅰ相当の水で攻撃する

 

神出鬼没の魔法Ⅰ:来たぞテレポーテーション! 魔法の範囲は10で過去に行ったことがある場所のみ有効。この範囲はレベルによって増加する

 

 

以上だ。ご清聴ありがとうございました!

 

で、まず今から試すのはこいつだ! 追尾の魔法だ。

 

通常なら(マーキング)を対象に付ける魔法だが、これを武器に使用してみるのはどうだろう。ミサイルでホーミングはすぐ思いつくけど、これならどうだろうと思ってね。それも荷電粒子砲2門で! 

 

イメージしてみる……夢のホーミング・レーザーを!!

 

出た! 視界に10個のマーキングが!

 

荷電粒子砲のトリガーを引く。

 

目の前にいた敵の戦闘機10機が荷電粒子砲で貫かれて落下してゆく。

 

「……すごいっ! 感服しました」

 

オペレーター席のバトゥが『○‗○』こんな顔をする。

 

「これは予想以上にできそうだ。やってやる!」

 

これがやれるならばアレもコレもとやりたいことが湧いてくるが、ちょっと今はやめておこう。

 

あと敵の戦闘機は残り240機だな! アクセル、待ってやがれ。すぐ行ってやるからな!!




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