猫と俺の オブ ユニバース   作:滝ノ水ネロ

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50 復興とその次は

あれから1週間が経った。

 

バルボア・シティの街は復興の真っ只中だ。

 

あ、言うのを忘れていたけどレベルは57になってた!

 

虎鉄はレベルを確認しながら戦っていたそうだけどナイセンは戦う前は55だったという。

 

じゃあ、ナイセンと宇宙空母で2つもレベルがあがったのか。我ながら頑張ったんだなぁ。

 

ナイセンとの戦いは、向こうが逃げたので虎鉄の勝ちだと思っている。

 

しかし、その後に地上で起こった話を聞いたら驚いたよ。

 

ムギホシがそんなことをできるとは!

 

そりゃぁ、なにも知らずにエルフィンⅡ改で降りてった俺とバトゥが馬鹿みたいだな。

 

そういえば黒薔薇団がやってくる前、虎鉄とムギホシが乱取りをしてる中は、なぜか虎鉄は疲れ知らずだったと言う。それってムギホシがの霊理力を使ったのでは……。

 

虎鉄に聞いたら、そう言われてみればそうかもと言ってたが……。

 

ムギホシに聞いてもはぐらかされてしまう。

 

まあ強くなったからイイか。

 

それと、あとから報酬アイテムを回収したら魔石が3個(水、風、火の3つ)出てた!

 

あ、そうだ! 魔石と言えば水の話をしよう。

 

魔石をバルボアに1つ置いて行こうと思う。

 

この魔石に氷術の魔法を入れて活用してもらおうと考えているのだ。 

 

そして、魔石を使うのは俺と虎鉄だけではなかったんだ。なんと霊理力が使えれば使えるみたいだ。と言っても魔石のオンオフはできるって話だ。

 

でもそうすると魔石の使い勝手が広がるんだ。

 

霊理力を使える人を探したら、なんとびっくりマルルさんが霊理力の素養があるらしい。

 

だからムギホシに彼女の個人授業をお願いして3日で魔石を使えるようになってもらった。

 

これでマルルさんは水の販売をやってもらおうと思う。もちろんマルルさんもやる気を出している。

 

そこで生臭い話で申し訳ないけどお金の件だ。俺達の共通口座を作って、そこに儲けの1%を貰うことにした。

 

そうした方が気を使わなくていいって感じではなかろうか。

 

それ以外はマルルさんの分と復興支援に使ってもらおう。

 

と言うことで、彼女はハンター・ユニオンは円満退社だ。

 

マルルさんが辞めるからギルギンもハンターを辞めるって言いだしてバルボアの牙は内紛状態だ。まだまだランク12は遠いな。

 

ハンター・ユニオンのバルボア・シティ支部は相変わらずだ。今はラシャヴァティ支部長の下で復興に力を注いでいる。

 

でも、ロブロイについてはナイセンを探すって。危険だと虎鉄とムギホシからも忠告したけど聞かないってのはハンターだからだろう。

 

ナイセンの行方は悔しいがわからない。

 

ナイセンの野郎、次に会ったら絶対マーキングしてやるからな!

 

そうそう、もう一人も悪党がいたな。

 

アクセルについては空母はやっぱり帝国に借りたそうだ。アクセルと手下は自由連合の取り調べのあとに刑務所に送られるのだ。

 

キーソン保安官に聞いたら、アクセルは賞金首なので報酬が支払われるそうだ。

 

その額2000万クレジット!

 

この戦いで金欠になりそうだったから有難く使わせていただきます!!

 

 

それにしても近頃考えてることは、星の子の言ったことだな。

 

『イメージが重要』って確かに言う通りだった。

 

でも、そのおかげで地球に帰ることは別に急がなくてもいいかなと思う。

 

なんでかって、それよりレベルが上がることの方が大事だと思うからな。

 

この宇宙のことをもっと知って、帝国とやらも叩きのめしたりしながらレベルを上げよう!

 

たぶん虎鉄も同じ気持ちだと思う。

 

ムギホシには、そっちの目的を先にやろうって言ってみるのはどうだろう。

 

とりあえずバトゥのドワーフ本星に向けて旅立とうかな。

 

 

お! そろそろ時間か!

 

え? 今? これから勲章の授与式なんだよね。もちろん俺達の。

 

バルボア星とバルボア・シティのハンター・ユニオンの栄えある勲章を貰えるのだ!

 

会場は通常あのビルのナワジャ監督官のいた140階で授与式を執り行うのだが、今はそのビルが工事中でできない。

 

いっそのことビルの前の広場でやろうって誰かが言いだして賛成多数で決まったのだ。

 

その広場には『聖女ムギホシと騎士コテツ』の像が建てられるって話だ。いいなぁ!

 

ちなみ、あの宇宙空母の残骸のある水溜まりというか湖には『エルフィンⅡ改とともに……』記録したプレートがある。俺とバトゥの名前はないけど、これはこれでイイと思う!

 

虎鉄は「オイラはコスモ・ル~チュを貰えればOKニャ!」と宣っていた。わかった、わかった次探そうな。

 

そんなことを考えていたら、もう俺達は会場に到着した。

 

みんな笑ってる。

 

俺も笑ってる。

 

笑っていられる宇宙っていいよな! そんな宇宙ならどこまででも行けそうだと思う。

 

虎鉄と俺と仲間たちのそんな宇宙の話だ。




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