猫と俺の オブ ユニバース   作:滝ノ水ネロ

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05 飛空艇

旅に出て2カ月が過ぎようとしている。

 

俺達はルーンの民に会うため、彼らの聖地を目指してあと100㎞ところまで来ていた。

 

「思ったより早かったニャー」

 

「そうだな。レベルアップのおかげだな」

 

そうなのだ。レベルアップ様様だ!

 

それでは今のレベルはこうだ。

 

■田中達郎

魔法使い

LV:4⇒25 

 

HP:125⇒1725

SP:247⇒2247

 

攻撃力:6⇒35

防御力:11⇒41

STR:7⇒19

DEX:3⇒25

AGI:3⇒31

INT:29⇒59

MND:25⇒44

CHR:17⇒19

 

[アクティブスキル]

火術の魔法Ⅰ 水術の魔法Ⅰ

土術の魔法Ⅰ 風術の魔法Ⅰ

氷術の魔法Ⅰ 雷術の魔法Ⅰ

暗闇の魔法Ⅰ 毒詛の魔法Ⅰ

緊縛の魔法Ⅰ 睡眠の魔法Ⅰ

吸命の魔法Ⅰ 吸精の魔法Ⅰ

 

[パッシブスキル]

魔法攻撃力アップ SP回復速度アップ

INT最大値アップ

 

■虎鉄

盗賊

LV:4⇒25 

 

HP:237⇒3237

SP:57⇒1037

 

攻撃力:25⇒75

防御力:16⇒64

STR:12⇒42

DEX:27⇒57

AGI:22⇒52

INT:16⇒32

MND:16⇒38

CHR:29⇒35

 

[アクティブスキル]

ぬすむ

 

[パッシブスキル]

物理回避率アップⅠ 忍び足Ⅰ 

不意打ちⅠ 投擲Ⅰ 

DEX最大値アップⅠ AGI最大値アップ

 

 

途中でパーティらしく前衛と後衛に分かれて戦うのが良いということに気づいた俺達。

 

戦うペースが格段に上がった。

 

レベルアップのおかげで走るスピードもスタミナを上がって今なら2~300kmなら走っても息切れしない。

 

それよりも、この2カ月でこの星のことがわかった気がする。

 

旅を始めて1週間で密林を抜けて、次は草原そして砂漠があった。

 

砂漠は辛かった! 体調管理機能がなかったらヤバかった。

 

でも、そんなことより重要なことがあった。

 

それは都市の残骸?いやいや遺跡だ。

 

最初はただのヘンな岩かと思ったらコンクリートと変わった樹脂で出来た廃墟の遺跡だった。

 

残念なことに本とか写真とかの記録媒体は見つからなかった。残っているのは建物の廃墟だけ。絵でもいいからあればこの星の住民を見たかったなぁ。

 

この星は地球と似てるけど、もっと進んだ文明の都市だ。

 

遺跡をナビで調べたからわかったのだ。

 

おそらく人はもういないと思う。

 

500年前、他の星との戦争があって滅びたようだ。そんなに昔のことなら記録媒体もなくなったしまうかなぁ。

 

旅に出たばかりの当時の俺は、実は期待に胸を躍らせていた、とまでは言わないが心の底から残念だ。

 

――その後は草原が続いた。

 

俺は、このまま聖地には行こうと思う。

 

虎鉄も、できれば行きたいと言ったんだ。

 

俺もここまで来たら最初に決めたゴールに行きたいと思った。

 

それに聖地には何かあるかもしれない。

 

明日には聖域に着くだろう。

 

 

「今日はこのあたりで休もうか」

 

「そうだニャ。そうするかニャア」

 

この星を照らす2つの太陽が沈む――

 

「何か来るニャ」

 

虎鉄が広がる草原の地平線を呼びさせた。

 

「ん、なんだ?」

 

黒い物体がこちらに向けてゆっくり飛んでくるようだ。

 

「大きいニャ!」

 

「虎鉄! 避ける準備だ!」

 

この2カ月で培った戦闘センスが俺達を動かす。

 

しかし、ここは隠れる場所はない草原だ。向こうもすでに俺達を見ているかもしれない。

 

「黄色だ! オイラ達に興味ニャいみたいニャ。脅威度は赤だニャ」

 

さすが斥候職の盗賊だ。もう見たのか。

 

ここからの距離は100メートル。俺からも脅威度の赤に光った物体が見えた。

 

「全長20メートルの飛空艇かニャ。飛行機よりも速度が遅いニャ」

 

「ほんとうだ。今の速度は40km/hだ。翼はあるが、なんか丸っぽいな……飛空艇かな」

 

「逃げると追ってきそうニャ。友好度の黄色を信じてみるかニャー」

 

「了解。コクピットが見えたぞ。人間かな?」

 

「人系のニャにかが10人乗ってるニャ。個別にナビを見ると脅威度は青色だミュウ」

 

「おお、それはよかった。じゃあもしものときは逃げよう」

 

いざとなったら緊縛の魔法Ⅰ(SP15)の出番だな。ちなみに俺のSPは5pt/分で回復するのだ。

 

と、相談してる間に飛空艇が着陸態勢に入って、ダミ声が響いた。

 

『おい、お前達逃げるなよ!』




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