蓮ノ空の花と桜   作:水甲

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ガンプラ作りつつ、小説書いて、ゲームやる……大変だ……


第12話 花帆始動!

理桜side

 

朝、六花と一緒に登校すると……

 

「♪~」

 

物凄く上機嫌に歌を歌っている日野下を目撃した。何か良いことがあったのか?

 

「歌だけじゃなく、何か踊ってない?」

 

「六花、そう言ってやるな。ああいうのは見なかったことにしてあげるのが優しさだ」

 

「そういうものなのか……何か理桜に指摘されるとちょっと……」

 

そんな人をいつも注意されるようことをしているように言わないでほしい

 

 

 

 

 

 

「みんなー!おはよー!」

 

テンション高めな日野下。本当にテンションどうしたんだ?

 

「お、おはようございます……花帆さん、守谷さん、相花さん」

 

「おはよう。村野さん」

 

「おはよう。村野」

 

「そういえば花帆さん。ライブ、とても良かったですね」

 

「えっ、さやかちゃんもそう思ってくれた?」

 

「勿論、心から花帆さんと一緒にスクールアイドルができて、嬉しいです」

 

「うん、あたしも……だってさやかちゃんはこの学校でできた初めてのお友だちだもん」

 

日野下は嬉しそうに村野に笑顔を向けると村野は恥ずかしそうにしていた

 

「な、なんですか?」

 

「ううん、あたしね。中学の頃、放課後は門限ですぐにおうちに帰ってたから、トクベツ仲いい子っていなくて、だから嬉しいの。勿論、守谷くんも相花くんも同じだよ」

 

「いつの間に友達になってたんだ?僕ら……」

 

「まぁ……そう言うもんじゃないのか?」

 

それにしても日野下の言動を聞いているとちょっと気になる感じがする

 

「これからずっと、一緒にスクールアイドルしようね、さやかちゃん!死ぬまで一生、スクールアイドルだよ」

 

「それはちょっと極端ではありませんか!?」

 

うん、やっぱり気になるな……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み、村野が一人になっている所を見掛け、声をかけた

 

「なんですか?もしかしてまた変な食材を……」

 

「うん、今回は狩ったものじゃなく買ってきたものだけど、熊肉を……じゃなくて……ちょっと聞きたいことがあるんだ」

 

「聞きたいことですか?」

 

「こう言うのは本人に聞くべきことだけど、村野なら知ってるかと思って」

 

「はぁ」

 

「日野下って……昔何かあったのか?」

 

「……まぁ花帆さん本人から聞かされましたので知っていますが……詳しくはご本人に聞いてください……」

 

「分かった」

 

「花帆さんは昔病弱だったらしく……」

 

病弱か……だからなんだろうな……それにしても……嫌な事を思い出した。病室のベッドで気力を無くした目、そして巻かれた包帯……

 

「相花さん?」

 

「あ、悪い。ちょっと……な。詳しいことは機会があったら聞いてみる。悪いな、呼び止めて……お礼に」

 

「あ、いらないので大丈夫です」

 

「…………分かった」

 

後で熊肉じゃなく鹿肉を送ろう

 

 

 

 

 

 

 

そして放課後、部室にて……

 

「改めて、本日からスクールアイドルクラブに正式加入した。日野下花帆です!どうぞ!よろしくお願いしまーす!」

 

「スクールアイドルクラブ部長の乙宗梢よ。歓迎するわ。日野下さん」

 

「ようこそかほ、いやーよかったね。こず」

 

「それは一体どういう意味かしら?綴理」

 

「え、だって、毎日毎日、口を開けば、かほが部に入ってくれたらいいのにって」

 

うん、それは俺も聞いた覚えがある。乙宗さんはどれだけ日野下が入るのを期待していたのやら……

 

「コホン、えぇそうね。部員が増えれば、活動の幅も広がるものね!部費も獲得しやすくなって、いいことづくめだわ」

 

誤魔化してるみたいだけど、深くは突っ込まない方がいいよな……うん

 

「村野さやかです。ライブはまだやったことがないので、もしかしたら心掛けなど夏帆さんに教えてもらうことになるかもしれませんね」

 

「コツはね。『楽しもう』だよ。さやかちゃん」

 

「あら、良いこと言うのね。日野下さん。すっかり笑顔が輝いているわ」

 

「えへへへー、まだつぼみですけど、すぐに花咲いてみせますからね。そしていずれはこの学校で笑顔を満開に……」

 

「ええ、でもね。この学校を楽しくするのも貴方にとっては大切な事かもしれないけど、何事も自分が楽しんでこそ、だからまずはあなた自身の楽しみを見出だすところから、始めてほしいの」

 

「あたしが……楽しむ……わ、分かりました!楽しいこと大好きですから、頑張ります!あ、でも……あたし……そしたら、梢センパイにもワガママなこと言っちゃいそうなんですけど……」

 

「平気よ。今更一人、面倒を見る子が増えたって」

 

乙宗さんはそう言って夕霧さんを見た。

 

「どうしてボクを見るの?」

 

「手のかかる子ほど可愛いって話」

 

「そうなんだ。ボク、可愛い?」

 

「それに……手がかかるなんて言葉じゃあらわせない子もいるしね」

 

あの……何でそこで俺を見るのか気になるんだが……というか六花も頷くなよ

 

「ともあれ、遠慮せずなんでも言ってちょうだい。日野下さん。それであなたの心が咲くなら、お安いご用だわ」

 

「梢センパイ~」

 

「あら、まあ」

 

乙宗さんに抱きつく日野下。何か乙宗さんも満更じゃなさそうな……

 

「だったらあたし、やりたいこと、もう決まっています!ライブです!ライブをいっぱいやりたいです!」

 

「あら、それがあなたの『楽しいこと』?」

 

「はい!あのライブ!すっごく気持ちよくて、それにあたしのステージを見てくれた人たちの笑顔もぱっーと輝いて見えたんです!まるで笑顔のお花畑が咲き誇っているみたいでした!」

 

「そうね、いいわ。だったらやりましょう。ライブ。スクールアイドルですものね」

 

「はい!この学校を笑顔にしちゃいましょう!ぱっーと!」

 

「それじゃ早速、日時を決めて、中庭を予約してこなくっちゃね」

 

「どこにお願いすればいいですか?」

 

「とりあえず職員室で手続きをしなくっちゃいけないわ。守谷くん、相花くん、悪いんだけど……」

 

「分かりました!あたし、行ってきます!」

 

僕らが行こうとしたが、その前に日野下が職員室に行くのであった。

 

「こう言うのは……二人の仕事なのだけれど……それだけライブをしたかったってことね」

 

「まぁ……僕らの場合はステージとかの作成とかサポートですし……日野下さんなら……大丈夫ですよ」

 

「そうね」

 

「いや、俺でも流石に……一日だけとかしか予約しませんよ」

 

「相花さんの一日は……何だか……0時から0時までとかやりかねませんね」

 

村野……俺はそこまで信用ないのか?

そんなことを思っていると日野下が戻ってきて……

 

「中庭、一週間借りてきました!これで明日から一週間ライブできます!」

 

うん、とんでもないことをしてるよ……日野下

 

 

 

 




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