理桜Side
休日、今日は特にクラブ活動もないし、前もって外出届けも出してたから街に出て買い物でもしてくるかな?そういえば六花も外出届けを出してたな。
「あれ?六花は?」
食堂に行くと六花の姿はなかった。どうしたのかと思っていると、雨花さんが教えてくれた
「六花くんなら早めに朝食食べて出かけたわよ」
「早いな…まぁいいや。俺も後で出かけます」
「分かったわ」
雨花さんは食材を軽く放ると素早く切り刻む。うん、見事なものだけど……それをわざわざやる意味あるのか?
朝食を終え、着替えて出かけようとすると村野とばったりバス停で出会った
「村野。出かけるのか?」
「はい、相花さんもですか?」
「あぁ、ちょっとホームセンターに」
「ホームセンター……流石にホームセンターに特殊な機械は売ってませんよ」
「俺がいつも変な機械を買ってると思ってるのか?」
例の何処でも何時でも聞けるスピーカーは貰ったものだって言ったのに……
「変な機械は従姉から貰ったって言ったろ。新しい工具を買いに行くんだよ」
「そうでしたか。あ、バスが来ましたよ」
一緒にバスに乗り、自然と隣同士に座り……
「相花さんの従妹はどのような方なんですか?」
「そうだな……まぁ何でも出来るように努力している奴だな」
「何でも出来るように努力している…ですか」
「まぁ色々とあってそうしたからな」
「色々……」
「夢も希望もなくなったあいつの姿は見てられなかった……」
「そう…なんですか」
「まぁその後色々あって今はスクールアイドルをしているんだけど……」
「何かあったんですか?」
「………学校を…いや、何でも無い」
「い、一体何が……」
言えないよな。理事長室の椅子をマッサージ機に改造したり、生徒会の椅子をマッサージ機に改造したり……文句を言ってきた女子生徒を黙らせたり…しているなんて、村野に言っても信じられないよな。
市街に着き、そのまま村野と別れるはずだったが……
「何で村野も付いてきてるんだ?」
「私もホームセンターに買い物を…言ってませんでしたか?」
「うん、聞いてない」
一緒にホームセンターに入り、お互い用がある場所へと向かった。
工具などを見て回って、欲しかった工具も買えた
「欲しかったんだよな~この電動鋸。どんな木でも直ぐさま切り裂けるし、おまけに両手で持つんじゃなく、右手に装着出来る!良いよなこれ。それにこのドリルも普通のドリルじゃなく、天も次元も突破できそうな見た目!良い買い物をした。後は雨花さんに頼まれたナイフ……もとい包丁も買ったし、後はどうしたものか」
「あの、相花さん。怪しいですよ」
「おっと買い物終わったのか?」
「えぇ、調理器具を……その、待っていてくれたのですか?」
「ん?まぁそんなところだな。駄目だったか?」
「いえ…」
「昼食も近いし、食べていくか」
「そうですね」
さやかSide
何だか自然な流れで一緒にいることになってるけど…これってもしかして……いやいや流石にそれは……相花さんも気にしてませんですし……
「ハンバーガーで良かったか?」
「えぇ大丈夫ですよ」
「じゃあ…」
相花さんは何故か私の分まで支払いを…え?
「あの…」
「ん?あぁ、奢るの駄目だったか?」
「い、いえ…」
何でこう…自然な流れで……相花さんといるとペースが乱されるような……
ハンバーガーをテイクアウトし、近くのベンチで食べていると……見覚えのある姿を見つけた
「あれって……」
「六花だな」
守谷さんも外出していたのですね…でもあの隣にいるのは……
「誰でしょうか?」
「うーん、もしかしたら六花が毎回密会している人か?」
密会って……守谷さんと一緒にいる栗色の長い髪の女性……守谷さんはデートをしているのでしょうか?何だか楽しそうですし……
「後をつけるか?」
「止めておきましょう」
「そうだな」
相花さん、そこら辺はしっかりしているんですね……
感想待ってます!