蓮ノ空の花と桜   作:水甲

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久しぶりの更新!


第43話 過去を乗り越えるために

梢Side

 

夜、一人で私は広場にいた

 

「沙知先輩…慈…綴理。私は…どうするのが正しいの?」

 

一人夜空を眺めていると不意に声をかけられた

 

「眠れないの?」

 

「綴理。…あなたこそ、まだ起きているなんて珍しい」

 

「うん…さっきね。さやが来た」

 

「…そう。私の所にもら花帆さんが来たわ」

 

「そっか…」

 

「たぶん、言われたことは、同じではないかしら」

 

ここに来る前に花帆さんに言われた。撫子祭のライブは四人で、四人でやりましょう。

私は考えさせてくださいと返したけど…

 

「綴理はどう返したの?」

 

「なにも。ただ…お礼は言ったかな。ふたりは、ボクたちのことを心配してくれてたから」

 

「…そう」

 

「で、こずは?」

 

「…それが分からなくて、ここに居るのよ」

 

恐らく彼等も花帆さん達と同じ事を考えてそうね…

 

「…こずが決めれば良いんだと、思う」

 

「どうして?」

 

「スクールアイドルは、やらされるものじゃないから」

 

「綴理…」

 

「確かにもうふたりでステージには立たないって約束したけど…四人でって言うのは、考えたこと無かった。だから」

 

「そう、そうなのね。あとは私次第」

 

私は少し考え…あることを思い出した

 

「あの時の曲…あの時の曲を、もう一度私が頑張れたら…あなたにもら顔向けできるかしら」

 

「顔向け?顔なんて、そんなのいつもこっち向いてて欲しいけど、でもあの曲は…」

 

「ちゃんと…次こそちゃんとした振りで」

 

「…そ、っか。そっか」

 

「何?」

 

「確かに前とは違うから。きっと前よりも良くなるはずだ」

 

「そうね…今の私達と昔の私達は違うって…教えて貰ったから」

 

「うん。さやと、かほが居る」

 

「それに…六花さんも理桜さんいる。わたしもあの子たちの気持ちに、応えてみたい」

 

「そうだね。もしそれができたら、今度こそボクはキミとも、スクールアイドルになれるのかもしれない」

 

「ええ、やってみましょう」

 

私達はあの子たちの気持ちに応える為に…決意を固めるのであった。

 

 

 

 

六花Side

 

次の日の部室にて…

 

「やりましょうか、四人ライブ!」

 

「わぁっ…!」

 

「やりましたね、花帆さん!!」

 

「うん!」

 

昨日の夜から何かあったのかな?でも変に拗れることはなかったみたいだし…良かったのかな?

 

「そこでひとつ、二人にはお願いがあるの。実は、この撫子祭でやる曲を私に決めさせてほしいの」

 

「どんな曲なんですか?」

 

梢先輩は綴理先輩と顔を見合わせ…

 

「その曲はね。凄く、難しいの。そして去年のラブライブ!予選で、私と綴理がやった曲。情けなくても私がら綴理の隣に立てるほどのパフォーマンスが出来なくて…二度と一緒にやらないって決めた曲。だから…」

 

「じゃあリベンジですね!!」

 

「えぇ」

 

「分かりました!任せてください!あたし、梢センパイのために精一杯サポートします!!」

 

「花帆さん…」

 

「やりましょう!ねぇ、さやかちゃん!!」

 

「はい。先輩がたの為に、頑張ったんですから」

 

「花帆さん…村野さん…ええ。私…頑張るわ」

 

「ありがとう」

 

「「??」」

 

「四人でライブをやろう、って言ってくれなかったら…リベンジもしようって思わなかったから」

 

「はい!よーーっし、頑張りましょー!」

 

「ですね!」

 

「僕らも出来る限りサポートしないとな」

 

「だな」

 

「綴理先輩、曲を教えてください。乙宗先輩でも…難しいと言ったその曲を」

 

「そう、だね。じゃあ始めようか。こず、振りは覚えてる?」

 

「勿論。花帆さん、村野さん。見ていてね」




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