だからポケモンミリしらっつってんだろ!   作:ボンバイエYOSHIAKI

1 / 3
色んな人の見たけど、あんま無かったんや…

ポケモンと脳コメのクロスがよぅ。

という訳で初投稿です。オッスお願いしまーす。


第一話 早くもこの物語は終了ですね

―――衝撃音と土煙の後、相手のリザードは倒れ、モンスターボールに戻された。俺の相棒はというとバトルが終わるとそそくさと肩に乗ってあくびをしていた。

 

悔しそうな顔をした相手は、どこか嬉しそうな声で俺にこう言った。

「やっぱお前は俺のライバルだ、どんな発想したらこんなイカレたことができる(アイアンテールでじわれを起こせる)んだよ」

「いつまでも引きこもってないで旅に出やがれってんだ、バトルの天才が」

 

その言葉に俺は半ギレで物申してやることにした。

 

「あのさ、何回も言ってるけど俺はポケモンはミリしら(バトルは得意じゃねえ)っつってんだろ!」

「嘘もホラもいい加減にしろ!狼少年でももうちょい嘘控えるわ!」

「ヒェッ……」

 

「あのなぁ、トウアン。俺は世界的に有名なポケモン研究界の権威、オーキド博士の孫で!バッジももう三つ取ったんだ!そんな俺がお前にだけは一度も勝ててない!」

「そんな!俺のライバルだって思ってるお前が!なんでマサラタウンから出てねぇんだよ!」

 

「(草むらのポッポ達の)吸引力ぅ……ですかねぇ?」

なんのだよ!見ろよ?お前のピカチュウだって旅に出る格好してまでお前に期待寄せてんだぜ?」

「あ、明日やってやるさ!「明日っていつの明日だよ!」

「ヒィン……」

 

茶髪のツンツンヘアーにクレヨンしんちゃんでも見たことない怒りマークを携えた幼馴染。

グリーンは一か月ぶりに会った俺にそう言い放った。

そんでもって、俺の相棒兼強制連行マシーンになっているピカチュウはあきれ果てた顔で旅用バッグを頭に載せていた。

 

 

ここはマサラタウン。

ポケモンなる不思議生命体が居る世界。

 

そして俺はトウアン・タクイツ。

シフォンケーキもびっくりのふわっふわな原作知識を携えて異世界転生してきた哀れな男だ。

今は少年だが。

 

そんな俺は転生し10歳の少年としてポケモンと共に奇想天外な旅を

 

していなかったのである!

 

いや、理由はあるんすよ?

第一に俺はポケモンを殆ど触ったことが無い!しかも聞いた話だと旅とか危険が危ないとかで怖いじゃん!

第二に俺の脳内選択肢が俺の日常生活を―――ほらきた。

 

世界の時間が止まり俺の脳内に選択肢が現れる。

 

【うるせぇなぁ!んなもん一回も勝ててない敗北者が言うな!とグリーンに筋肉バスターをかます】

【うるせぇなぁ!んなもんバッジどころかチャンピオン取ったるわい!と後ろの人にガンを付ける】

 

これだ、俺はふと湧き上がるこの選択肢から、必ずどちらかを選び実行しないといけないのだ。

選ばないと頭が割れるほど痛い。死ぬほど痛い。

 

これのせいで俺は相棒と一か月の間、寝る間を惜しみ近くの草むらでレベリング(ポッポをシバキ続けてた)をしていたのだ。

 

しかし今回のは困った。

流石にグリーンは普通にいい奴で友達。

そんなメンタルとフィジカルの破壊の両立なんて目指してないのだ。

 

ま、まぁ後ろが見えないけど立っているのはどうせ何時もの金玉押し付けおじさん(お断り中)しか居ないだろうし……。

実行って言ってもどうせ最初のジムでぼろ負けして物語は終了ですねって出来るんじゃないかな?

 

安易な気持ちで俺は下の選択肢を選ぶ。

ピッっと軽快なSEが頭に流れ、世界の時間は動き出す。

そして俺の身体も勝手に動き出す。

 

「うるせぇなぁ!んなもんバッジどころかチャンピオン取ったるわい!」

「ほう、とても威勢のいい少年じゃないか。受けて立つよ。君がバッジを集めたその後でね」

 

そこには金玉おじさん……ではなく、マントをファサファサさせている厨二病のおじさんがいた。

 

俺はここで完全に理解した。

早くもこの物語は終了ですね。

 




やる気が有れば続ける

やる気が無ければ続ける(鉄の意思)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。