魔導学校〜アルルとその先輩の物語〜   作:由兎

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カミュが主人公。おまけにアルルが主人公の話を。
アイテムの名称はメガドライブミニ版になりました。



本編
先輩の何気ない日常


日曜日の朝。オレは家事をやっていたところ。ドアを叩く、コンコンという音が聞こえた。

「お邪魔します」

「ん、アルルか」

特に約束をしたわけでもないのに、ニコっとした表情でアルルがやってきた。

「カミュ先輩、おはよう!ダンジョンに行っていたら、道具を全部盗まれちゃって魔導水や三色ソーダない?」

「机の上にあるぞ」

「先輩、もらうね」

アルルがオレが買っておいた魔導水を飲み始める。まったく、仕方がないヤツだな。

オレは家事を再開する。20分ほど経過。

「かみゅぅせんぱいぃ」

「どうした?」

名前を呼ばれたと思ったら、ふらふらとオレのベッドに倒れて寝始めてしまった。徹夜でダンジョンに行ったのか?とばかりにぐっすりしていた。

「すべて空だな」

魔導力回復アイテムをすべて飲み干されていた。

アルルは遠慮というものを知らない。そこまで気を使える人間だと思ってもいない。もっとも、よくあることだが。何かしら、困った時にオレの家を訪ねてくる。

「風邪を引くぞ」

ソファーの上で無防備になっていたアルルに毛布をかける。手のかかる後輩だ。そんなところが放っておくできない。

「外出するつもりだったが、アルルが起きるまで家にいるか」

オレは机に向かって本を取り出し、勉強をしはじめる。

今夜の夕食は2人前だな。

 

…数時間経過。オレは日常的に勉強をしている。いつも通りと言えばいつも通りだが、夕食の献立を考えている。

たまにこうしてアルルが家にやってくるのだがな。アルルのヤツ、食べるものはいつもカレーライス、らっきょばかりだからな。最近、一人暮らしを始めたらしいんだが、栄養が偏っているだろう。カレーライスは却下だ。野菜と魚があったか、それを調理するか。あと、リンゴがあったな。主食はパンだ。勉強をやめ、台所で夕食を作り始める。ちょうど、作り終わった時のことだ。

 

「ふぁ~、おはよう!」

「よく寝たか?」

「え!?なんでカミュ先輩がここにいるの!?」

「ここはオレの家なんだが」

アルルが目覚めた。本当に夕方まで寝ていたとは。家を見回している。本当に覚えていないらしい。

「え~と、ダンジョンでピンチになって、逃げてきたのを覚えていたんだけど、えへへ」

徹夜でダンジョンに行っていたのはあながち間違っていなかったらしい。覚えていない分、逃げるのに必死だったのだろう。冒険が好きなのは知っているが、危なっかしいものだな。

「明日は学校だろう?あまり無理するなよ?」

「はーい!」

知り合った時から、よくも悪くも当時とあまり変わらない返答だ。

アルルはオレより2歳年下だが、ただ、16歳という年齢にしては少し幼いのではないか?と感じることもある。

「夕食ができたところだ、食べていけ」

「わー、先輩。ありがとう!いただきます」

「いただきます」

 

夕食を食べ始める。傍から見ると兄妹だよな。こうして、夕食を作っていて、2人で食事をしているのだから。

「先輩、最近、魔導学校でさ」

アルルは魔導学校のことを話を始めた。

オレも同じ学校に通っているが、学年が異なる。環境というものが異なるものだ。授業の話、共通の友人であるラーラの話を聞いた。ラーラも元気そうだ。

それと、水曜日に来る商人、リディアがここ1ヵ月の間、中々レアなアイテムを売っているらしい。魔導学校に商人がやってくるが、曜日によって来る商人が異なる。基本的に売り切れじまいだ。家業が忙しいオレは利用することはあまりない。

リディアだったら、店に寄ってみたい。そんな話だった。

そんな雑談をしている間、夕食が食べ終わった。

「ごちそうさまっ、おいしかったよ!」

「フッ…今日は家まで送っていくよ」

「うん!」

オレはマントをつけて、杖を持つ。例え、送り迎えでも魔物が待ち伏せている可能性がある。そして、家を出た。アルルを送ったあとに食料の調達だ。

 

〈オマケ。アルル編〉

ぼくはダンジョンの地下8階から全力疾走で逃げている。

ああああ、こんなんだったら行くんじゃなかった!!

3日前のこと。魔導学校のクラスメイトから裏山にあるダンジョンに黄金のらっきょなるレアアイテムがあると聞き、ぼく、アルル・ナジャはさっそく裏山に向かって行った。

ダンジョンに入ったばかりはみどりぷよやきいぷよなる同じ色の魔物が4匹集まると、自滅をする雑魚魔物のぷよぷよだったからよかったものの、進んでいるうちにどんどん敵が強くなり、上半身が女の子。下半身が犬のスキュラに道具の殆どを盗まれ、吸血の罠なる引っかかると魔導力が半分になる罠に何度も引っかかり、ボロボロだった。

この奥におそらくは黄金のらっきょがあるんだろうけど、諦めた!

これだといつばたんきゅ〜をしてもおかしくない状態だ!こうして逃げているうちにも敵が追ってくる!

ここから北に行けば魔導学校が支給された3年生の貸家に辿りつく!ぼくはある人物の顔を思い浮かべて、ダンジョンの脱出をした!

 




アルルが無自覚でカミュに迷惑をかけているのに、カミュはそれを気にしていなさそう。きっと、10年経過をしてもそんな日常を過ごしていそう。
そんな妄想が作り上げた二次創作です。
リディアはMD版魔導物語には登場してませんでしたが、魔導学校が舞台のはちゃめちゃ期末試験に登場。
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