サワサワ私の髪を櫛ですく手はお世辞にも健康的なものではない、キャスバル様も歳を召された。嘗て私を導いてくれた時とは違い、その瞳には明らかな死相が出ている。
遺伝子的な病気なのか、それとも全く別な要因なのか私にそれらの知識がないだけに、悔いばかりが募っていく。よりも
「最近どうだね、定期的に行っている家があるそうじゃないか友人の一人でもできたかな?」
「いえ、友人などいりません。それよりも、お体の具合がよろしく無いようです。私などの髪をすくよりも、早く病院に?…」
私のその言葉は途中で遮られた、何かが近ずいてきているように思う。キャスバル様はそれに気が付いていないのか、私の髪をすくの辞めない。
「お前は私などよりも遥かにまっすぐに育った、その証拠に私などよりも感応能力に優れている。同じ遺伝子とは思えないものだよ、できる事ならその力を若いうちに欲しかったが、最早私には必要のないものだ。
見よこの老いさらばえた手を、全盛期とは程遠い。
嘗ての出来事が夢のようだ。」
私はその言葉の殆どが耳に入らない、嫌な予感がするそれもとても大きな出来事が…。
突然私の頭に耳鳴りのように甲高い声が幾つも鳴り響き、いくつもの気配が消えた。そんな中、私の見知らぬ人物が私を、キャスバル様を見つけた。
憐れみを向けられている、でもそれには明らかに憂いがこもっていた。高速で姿を消した人物は、誰か意識のない人を連れて姿を消した。
天を駆ける青い羽の機体フリーダムは、その武装であるバラエーナを1基欠損し、クスフィアスレール砲に至っては全損するダメージを負う。
一方でその僚機であるジャスティスは、被弾こそ最小限であるものの射撃武装を損失し、サーベルと盾のみで眼の前に存在する黄色いザクに相対している。
フリーダムの動きをまるで全て理解しているかのように動くザクは、完全にパイロットの癖を知り切っている。
これは自己学習能力が抜群に良いというものではなく、単に幼いがゆえに成せる技というものだ。
このクローン軍の最たる脅威とはなにか、それは幼き脳細胞による驚異的な学習能力の高さであり、1度見た挙動は完全に覚えてしまう。
赤子のような純粋無垢なその脳は、キラ・ヤマトの動きをアスラン・ザラの回避の動きを学習し、それを完璧に無力化するべくその動きに特化していく。
それに、自然に人工的なNTとしての危機察知能力と反射神経という付属物が付き、このザクのパイロット達はそれによって長く生きれば生きるほど、その脅威度を引き上げるだろう。
最大の問題として、このパイロット達の寿命はその純粋無垢な肉体を維持するために、細胞内循環速度を実験用マウスのそれと同等とすることによりその生物的反射性能は、コーディネイターのそれよりも遥かに速い。
もっともそれは、一時的な反射神経と言えるものであり、キラ・ヤマトの様なスーパー・コーディネイターやアスラン・ザラのようなある種天然の戦闘者としてのそれよりかは低いものの、ニコル・アマルフィ等の通常のコーディネイターに対しては、非情なほどの脅威となるだろう。
では、ニコル・アマルフィが倒せて二人が苦戦するのはどういう事か、それは言うなれば戦闘時間の長さと言えるだろう。
つまり、ニコル・アマルフィ及びイザーク・ジュール両名は最初から2対1での戦闘に持ち込めた事により、戦闘経験値の割り振りが上手く行かず、複合的な判断能力に乏しい彼等はそれに対応するに苦慮したということである。
つまり、キラ・ヤマトもアスラン・ザラはその強さによって、その癖を学習されてしまった。
ということでもあり、それは当然片足を上げる時、どちらの足を上げるのかというものと同様に癖となっている回避を変えない限り、二人にとっての悪夢は終わりを見せないのだ。
例え、どんなに叫んでも。例えどんなに足掻こうとも、二人が二人である限りもはや勝ち目は0に等しい。
癖を完全にインストールされた時点で、彼等は逃走しなければならなかったのだ。
ボロボロとする機体に対して、ザクはその殆どの機能を保持したままである。
もはや、二人は限界に近い。そんな中、キラ・ヤマトの目にはフレイ・アルスターの機体〘レッドコート〙の異変が目に入ってしまった。
彼女の機体のPS装甲が明滅を繰り返し、その機体のエネルギーが尽きかけている事を意味する。
恋人が搭乗する機体が、押しているとは言えそんな状態になっているのを見るのは、精神衛生上よろしく無い。
もっと言えば、それだけで取り乱すこと必至。
キラ・ヤマトのその決して頑強ではない精神は、その状態を見た瞬間。動きがガラリと変化した。
彼にとってはとても良い事だ、番のピンチという場面に火事場の馬鹿力が発揮出来ているということでもあるが、残念ながらそれで彼女を救えるかと言えば、そうとも言えない。
彼女の機体は確かに優秀だ。しかし、動力炉を有しない機体の末路というものは想像するに難くない。
確実に彼女は死ぬだろう、例え眼の前の敵を処理したとしても周囲のザフトの機体はどんどんと彼女の機体に群がり、文字通り嬲るようにその機体を破壊するだろう。
そう、想像するだけでもキラは頭が沸騰するかの様な怒りに満ちる。
もはや、彼に冷静さは残っていなかった。
悔しくて仕方が無い、だがしょうがない。人は手の届く範囲でしか人を救うことなど出来ないのだから。
そんな者を救えるのは、物語の中の主人公どころかきっと〘スーパーロボット〙の主人公くらいだろう。
しかし、現実は非情だ。コズミック・イラ、例え遺伝子操作したとして人類を超越するような存在がそうそういるはずもない。
だが、存在するはずのないものが彼女を救った。
フレイ・アルスターの機体のPSが落ちると同時に、ザクに掛かりきりの彼女の機体へと実弾が殺到する。
なんとかすれすれで避ける彼女に、ザクを相手取るだけの電力は無い。あるのは気力と体力だけだった。
そんな殺到する実弾を一機の機体がライフルで打ち消した。
自らの翼をもぎ取り、戦場に現れたのはアムロ・レイの機体。勿論このアムロ・レイは息子の方であるが、彼は彼女と実弾の間に割って入るように出現すると、数少ない武装で一機ずつ丁寧に処理していく。
そして、その間にフレイ・アルスターはザクを討つべく、機体を急激な反射に身を置く。
苦しいだろう、きっとコーディネイターでもそのGに耐えられるものは多くない。
だが、彼女はそれを乗り越え蓄積された経験を上回った。
一方のキラ&アスランはと言えば、こちらもまた3対2というある意味アドバンテージが無い状況から、一転する攻勢を仕掛ける。
それは、互いに互いの相手をすると言う事でもあり、敵を1人入れ替えるように立ち回る。
その効果は意外なほどにあった。
いきなり、学習したものとまるで違う動きをしたものがあらわれた場合、人というものは一時的にその脳機能を停止させる。
それは、気持ちを整理するだとか。
精神の統一だとかいうものになるが、それが致命的な隙を生む。
まさかという展開に、ザクのパイロット達は目を大きく剥きながらそれでも戦闘を続行する。
彼等の存在意義、たった1人の主のために彼の願いを聞き入れるためだけに存在する彼等は…その己に発露し始めた感情という物に戸惑い、だんだんと動きも焦りが入り始める。
「ねぇ…大丈夫だった?」
「それはこっちのセリフだよ?単独で来たかと思えば、今度は生命を危険にさらして、少しは自重してよ!」
「いい加減にしろお前ら!まだ戦闘は、続いているんだぞ。」
そんな事等気にすることなるイチャイチャし始めるキラとフレイに、アスランは何とも言えない感情を覚えながら注意する。
まるでここが街なかであるかのように、二人は互いを思い合っていた。
愛というものは時に、時間さえ支配する。
ザクのパイロット達はそれに目を疑った、誰かのために戦うという事に、誰かのた為に死ぬという事は理解出来ても、誰かのために生きるという選択肢が彼等には存在し得ないからだ。
そして、そんな迷いに飲まれたのか彼等はあり得ない隙を産む。アスランがそれを見逃すはずもない、たった一瞬の致命的な隙を彼は見つけ出し胴体から真っ二つにする。
それを見て、恐怖という感情を持ったものが逃げるように動き出す。
その機体の挙動はまるで野生の動物のように一心不乱だが、キラは覚悟を決めそれを落とすべく行動を開始する。
ハイマット、それはもはや片側しか無い。それをどの方向に逃げても良いように照準し撃つ!
見事に避けようと構えられた盾が吹き飛び、マウントしていた左腕が崩壊する。
それと同時に、フレイはそのがら空きとなった胴体に最後の一発を撃つ。
そして…恐怖の中の一瞬それから解放される喜びが、宇宙に駆けた。
………
敵対していた量産型ザクの部隊はその尽くが討ち取られ、周囲からその気配は消え去った。だが安心するのはまだ早い、何故なら
未だに赤いザクは生きているのだ。
彼等は目撃する、その戦闘速度を、一心不乱に宇宙をかけるその狂気的な動きを。
全てがまるで計算ずくのように、彗星などとは程遠いまるで隕石とでも言うような怒涛の戦闘。
流星などとは程遠い、神の領域に入り込んだその戦闘を。
片方が攻撃を仕掛ければ、それに対するカウンターが直ちに撃ち込まれ、そのカウンターすら見切っていたのかそれを利用するように戦闘していく2機のMS。
互いに命を削っているかのような戦闘に、介入していくザフト機は暴風雨に巻き込まれた人々のように、呆気なく落とされる。
二人の戦いはいうなれば人の形をした災害とも言うべきものだろう、近づいたものを尽く落としていくその異様な戦闘は、あまりにも普通の武装を使って行なわれているという、その事実を突き付けられた一般パイロットは、裸足で逃げ出すかもしれない。
ジェネシスの第2反射鏡ギリギリで行われる壮絶な戦闘は、苛烈を極め互いの機体を酷使する。
しかし、そんな戦闘にいったいパイロットはどれ程耐えることが出来るか?
機体と同様に肉体には相当な負荷がかかるはずである。にも関わらず、先に限界を迎えるのは機体の方であるから、如何にこの二人がとんでもない存在であるかわかるだろう。
通常、戦闘機であれば戦場での滞空時間は30分あれば良いほうだ、何せ携行兵装が底を付くから戦闘をしようにもやりようがなくなるし、何より燃焼剤がなければ動くことすらままならない。
そして、それはMS戦においても同様で如何に融合炉や原子炉を持っていたとしても、エネルギー源である核分裂材や融合ペレットが無ければ動くことも出来ない。
互いの性能は僅かにザクの方が良い、スラスター推力と防御力の勝るザクとガンダムが戦闘を行うという構図は、案外にも呆気ないものとなる。
推力が多いということは、それだけ燃焼時間が短いという事つまり、この戦闘が短ければザクに有利に働き、長引けばガンダムに形勢は傾く。
互いの技量が同等であれば必ずそうなる。
しかし、ザクは短期戦において既に互角の戦いを強いられ、時間の経過と共にガンダムが押し始めていた。
互いに武装をほぼ全て使い切り、完全な近接格闘戦闘へと移行していた。
サーベルの鍔迫り合い、ガンダムが僅かであるもののパワー勝ちし始めている。
2回3回と交差し、一瞬だけガンダムのスラスターが明滅しザクの推進力に競りがち、機体の反転速度が遅れる。
と同時に、振り下げられるサーベルがザクの右腕を斬り飛ばし、ザクはそれを足蹴りで対応、ガンダムのサーベルが飛ばされる。
そして、殴り合いの末剥き出しの動力パイプは致命的な弱点となり、メインカメラは明滅する。
モニターが死ぬ寸前、ガンダムは怒涛の殴り合いを制する。
この様な戦い、互いの憎悪をぶつけ合ったそれに終止符を打ったのは、なんとも奇妙なものであった。
とどめを刺そうと、装甲材への執拗な攻撃は遂にコックピットブロックへと到達する。
インジェクションポッドが作動し、それを見事に手中に納めるとそれをじっとガンダムが見る。
一応、捕虜という待遇が望ましいかもしれない、だが彼等は軍属にない存在。
それどころか、何処の国籍も無い存在だ。それ故に、ガンダムがそれをどうこうするのに、止められる人間等いないのだ。
その時、この宙域全ての戦場で不思議な事が起こった。それは、戦闘記録に乗ることも無く、戦場全てに響くのにもかかわらず、それの存在を証明する術はない。
だが、この戦闘に参加した者たちは口々に言った〘歌が聞こえた〙と。
僕たちは、なんとか勝てた…。でも、この場所には涙が流れている。
どんなにもがいても、どんなに降伏を投げかけても。徹底抗戦を崩すようなことをしない人が必ずいる。
そういう人にとって、負けるという行為がどれほど恐ろしいのか、僕にとって想像することは難しくなかった。
誰かを護れずに、誰かを生贄に世界のいざこざがここに集約したような、そんな世界。
もう戦いは無意味な筈なのに、連合もザフトも殺し合いを辞めない。
銃口を突きつけ合って、殺し合う姿は僕にとってとても受け入れられない光景だった。
どれだけ助けようとしても、次の瞬間には蝿が殺到するように殺戮される機体、無意味な意思に無意味な行為。
僕の心に霞がかかるのには充分な出来事だった。
フレイは、そんな事も構わずに抵抗する相手にだけ銃口を向ける。彼女は僕とは違い、力強く今を生きなきゃならないと思っているのかもしれない。
今まで色々な人の命を奪った僕たちは、その人たちの分まで生きなければならないと。
そんないざこざの中、突然戦闘が止まった。
それだけじゃない、銃口を向け合っていた人達は銃を仕舞い、負傷者の収容を始めていた。
投降を拒否していた人達も、我先に負傷者を連合の下へと送り届ける為に動き出し、いつしか砲撃は救出の響きへと変わっていった。
そんな時、ふと何処からか聞こえてきたんだ。
優しく、人々を憂いるそんな〘歌〙が。
『この声、ラクスのよね。いったいどうやって、こんな事出来るなんて信じられない。』
フレイは何かを感じ取っているみたいだけど、僕には何も…
『おい…、こっちにまだ生きてる奴がいるんだ、誰か来てくれないか?』
は?何処からか声が聞こえる、歌と一緒に。
「そうだフレイ……?!嘘だ、無線が使えなくなってる?じゃあどうやって…?」
そんな異変に気がついたのか、アスランのジャスティスが僕の機体に触れてくる。
「キラ…これはどういう事だ、無線が使えないにも関わらず、人の声が聞こえてくる。」
「僕にも解らないんだ、無線も聞こえないのに。」
『キラ、それにアスラン君、聞こえるかい?』
!!件の現象を良く知っていそうな人から声がかかった、僕は教えてもらおうと言葉に出そうとした。
『とりあえず、アスラン君。君は俺の親父が穴を開けた、ジェネシス破孔から内部に侵入したほうが良い。君のお父上が、待っている。』
「父上が!父はヤキンにいたはずでは?」
『ヤキンの司令部はもぬけの殻だったよ、親父はどうやらそれも折り込み済みだったらしい。
キラ、君はフレイを連れてアークエンジェルに着艦しろ、その機体では長い事保たない、直ぐに修繕が必要だ。』
「あのこの現象って…アムロさん?」
聞こうとしたもう声は聞こえなくなっていた。こんな事とってあるのだろうか、やっぱり操ってるんだ。ということはやっぱり、フレイも、きっと出来るんだろうなぁ。
「キラ…俺は。」
「良いよ、僕の方はたぶん大丈夫だから、それにほらどこも戦争なんてやってないし。」
今までの戦争が嘘のように、宇宙は瞬きを辞めて静寂が支配した。
赤いボールのようなインジェクションポットの中に、奴の反応がある。
だが、だいぶ弱っているようだ。もう……終わりなのだな。
『親父、今そっちに向かっている、援護は必要無さそうだな。』
必要なものか、それどころか俺は助けを求めたい気分だよ。
それでも、受け入れなくちゃならないからな。
俺はコックピットから出ると、そのポットの外壁にあるスイッチを押して、扉を開く。
底を覗くと、力無く横たわるシャアの姿があった。
「大丈夫じゃ……なさそうだな、どうだ今の気分は。もっとさっぱり死にたかったっていう顔をしているな。」
「フフフ、ハハハハ……やはり歳には勝てぬな、もはや内臓までダメージが行っている。私はもう長くは無いだろうな。」
ヘルメットの中でシャアは血を少量だが吐いている、確かに長くはなさそうだな。
肉体が自分の挙動に耐えきれなかったのだろう、俺も鍛えていなければこうなっていただろうな。
「まだ、助かる見込みはあるぞ?」
「もう良い、私の負けだよ。ここまで来て、肉体に限界が来たのだ、どうしようもない。
心残りがあるとすれば…」
「アルテイシア…、貴様の不完全なクローンの門出が見たかった…か?」
フフフと笑う奴に、もはや生気は無い本当に長くは無いか………。寂しくなるな。
「俺もおいおいそちらに行くよ、それにしても貴様はまだ可能性を捨てきれなかったんだな。
どれだけ達観しようとも、お前はシャア・アズナブルだ。情けない、本当に情けないやつだよ。」
「情けないか……、失うものも無くしこうして朽ちていくのは…確かに情けないな。」
そういう会話をしていると、息子がどうやら到着したようだ、正直な話、合わせたくはない。
そう思っていると、どうやらコックピットから出てきて俺の後ろに立ったようだ。
「おい…シャアをどうするつもりだ?」
「このまま連れて行く、死ぬ迄に合わせなければならない子がいるからな、だから裁くのは待って欲しい。」
俺も歳をとったな、昔ならここで殺していてもおかしくはなかったのだがな。
「このまま連れて行く、動かせば折れた骨が内臓を掻き回すからな。」
俺はそう言うとガンダムに戻り息子の旗艦、ペガサス級に向けて足を向けた。
戦争は終わった、また奇跡というものが起きたのかもしれない。代償はなんだろうか、それともそれは俺の考えすぎか。
ポットの中のシャアは到着すると直ぐに危篤状態となった。そこに、ヤツのクローンと言うべき少女が現れた。
倒れ伏す奴に彼女は涙を流しながら、頭を抱いた。
CE71年9月27日
ジェネシス内部に幽閉されていた、パトリック・ザラ及び其れ等の側近、並びに監獄へと押しやられていた閣僚と、連合軍将官との間に停戦の合意がおこなわれた。
今時大戦の勝敗を決める最後の戦いは、こうして終わりを告げた。
俺はその後、自らの座乗艦エポナへと帰還し、ラウ・ラ・フラガの洗脳が解けた事を知った。
宇宙の虹は全てを優しく包み込み、憎悪に濡れた人々の感情を洗い流し、その因縁と後悔に満ちたこの戦いは終わりを告げた。
後にこの時、世界中で昏睡状態にあった人物が一斉に目を覚ましたと報道され、〘奇跡の日〙と呼ばれる事となった。
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