【急募】TS美少女が呪術界で生き残る方法   作:うぇいうぇい

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※本誌最新話のネタバレあり



簡易領域ややこし過ぎんか……?
解説ニキはいつでもいらっしゃいませ(感想乞食)


意地はある

 

 

「おいおい……まだ来て三日目だろ? どうなってんですか、師範」

「流石は、私の見込んだ弟子なだけはあるね」

 

 ウチの道場にバケモンが現れた。

 

 確か、式那とか言ったか。

 小学生ぐらいのチビのくせして、縛り無し(・・・・)の簡易領域を三日で物にしやがった天才だ。

 

 ……いや、一日目から、簡易領域そのものの発動はできていた。ただ不安定だったのと、範囲がかなり狭かったが。

 

 それでも、初心者は結界術の組み立てが難しいから、更なる縛りで成立させるんだが……

 

 三日目にゃ、領域の強度も俺達と同等レベルにまで追いつきやがって、展開速度も段違い。

 ここまでくると、才能の差がかけ離れ過ぎて嫉妬する気すら起きなかった。

 

「篤也くん、試しに彼女と領域の押し合いをしてみないかい?」

「嫌ですよ師範。そんなの負けるに決まってるじゃないですか」

「……じゃあ、お得意の抜刀で勝負は」

「だからやりませんって。術式もないし、まだ高専すら入学してない中学生ごときに、この子の相手なんて無理ですよ、無理」

 

 凡才が天才に勝てる道理は無い。

 この世界に入ってから、俺はよく知っている。

 

「日下部篤也さん……でしたっけ」

「……どーも、日下部篤也、中三だ。術式もない、呪力も微妙の雑魚術師だが、まあよろしく」

 

 戯けてそう言ってみせると、彼女は首を一捻りして、

 

「……では、少しやり合ってみましょうか」

「は?」

 

 刃を振るった。

 

 目視ギリギリの瞬速。当たっていればスパッといかれていたかもしれない。

 

「あっぶね……!?」

「竹刀ですからご安心を」

「今の見て安心できる要素一つもないんだが!?」

 

 ああもう、大家の呪術師ってのはこんなんばっかかよ!

 

「シン・陰流、簡易領域……」

「これは……中々に洗練されていますね。道場には何年通われてるんですか」

「かれこれ三年以上だクソったれ!」

 

 チイッ、コイツ自動迎撃とトントンかよ。

 一体どんな速さしてやがる。

 

 一旦距離を取って、背を落とし、柄に手を添わせる。

 領域に……入れるっ!!

 

「抜刀!」

「わわっ!?」

 

 体勢は崩したか。

 こんなガキに使う事にはなると思わなかったが……悪いな、次の一撃で決めさせてもらう。

 

「────夕月」

 

 首筋に刃を突きつける。

 

 ……にゃろう、今のを目で追ってやがったな?

 

 くはぁ〜……自信失くすぜ、ホント。

 

「……お見事です。ありがとうございました」

「二人共、凄かったよ」

 

 あー、疲れた。

 こんな年下に大人げない事しちまったしな。なんかもう色々疲れた。

 

「そんじゃあ、お先に失礼します」

「もう帰るのかい? 暫く、式那ちゃんに指導をお願いしたかったんだけどなあ」

「師範がやりゃいいでしょうが。……それに、あの熱意についていけるほど、俺は真面目じゃないですよ」

 

 誰に言われるでもなく、あのガキは簡易領域を展開して、抜刀の練習をしていた。

 

 さっきやりあった時は、簡易領域すら使ってやがらなかったしな。それであの剣速ときた。

 何をどうすりゃ、ああなるんだか。

 

「自分で拾ってきたんですから、自分で面倒くらい見て下さい」

「そうだね……もっと磨き上げてから、君と戦わせてあげるよ」

「じゃあ、もうこことはオサラバかなぁと」

「えー。篤也くんが来なかったら、私寂しくて死んじゃうぞ〜?」

「あの、それやめて貰えます……? 気持ち悪いだけなんで」

「ドン引きじゃん……そうかなぁ」

 

 見た目こそ若いが、相当年がいってるからな。

 ウチの最高師範がコレって知られた日には、シン・陰流は終わりだ。

 

「つーわけで、帰りますわ」

「篤也くんの意気地無し〜」

「はいはい、意気地無しで結構です」

 

 俺には任務があるんでね。

 あー……でも任務怠いな。今日はもう動きたくない。

 

 やっぱ帰るかあ……そんで寝るか。うん。そうしよう。

 

 

攻略したい子を選んでねっ♡

  • 王道?:五条悟
  • 邪道:禪院直哉
  • 外道:夏油傑
  • 覇道:羂索
  • 非道:宿儺
  • 寡夫:伏黒甚爾
  • 百合:庵歌姫
  • 呪霊:真人
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