【急募】TS美少女が呪術界で生き残る方法   作:うぇいうぇい

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賢い子供しか出ません。
子供が、書けません(血涙)


三家会議

 

 父様が三家会議なるものに出席するらしく、俺も付き添いで同行する事になった。

 

 御三家の事はなんとなく知っていたけど、まさか能力を見せて一ヶ月経たずにこんな事になるとは思わなんだ。

 

「……ここまで着飾る必要は無いのでは」

「式那様のお披露目なのですから、美しくするのは当然の事でございます」

 

 着物に化粧と、重装備。これからお見合いでもすんのかってぐらいめかしこんでいる。

 

 ……だけど一番謎なのは、着物の下に軽装も身に着けていること。蒸し暑いったらありゃしない。

 

 車に乗せられると、尚更暑くなってきた。

 全身を襲う不快感ったらもう最悪だ。

 

 耐え切れず結界術で熱を追い出していると、隣に座るお父様が声を掛けてきた。

 

「……着いたぞ、式那」

「はい」

 

 呪力の身体強化無しでは重すぎる着物を振り回し、車を降りる。

 

 これまた大きな庭と邸宅だ。転生してからは見慣れたものだが、庶民の感覚からすると、やっぱりこんな様な家が日本にポンポンあるのはちょっとおかしいと思う。

 

「加茂家当主様方がいらっしゃいました」

 

 いそいそと下女さんが内履きを用意したり、長い廊下を案内されたり、待機の部屋で高級そうな茶菓子が振る舞われたりしたものだから、俺は緊張のあまりガチガチになってしまった。

 

 ……ボンボンって苦労するんだなぁ。

 

 もう早速帰りたくなっていると、お呼びがかかった。

 他家の準備も整ったらしい。

 

 禪院と五条。

 二人の子供はどんなものだろうか。

 

 あわよくば友達にでもなろうかなと考えながら、広間に足を踏み入れた。

 

 

 ○ ✕ △ □

 

 

 ジブンで言うのもアレやけど、ボクは持っとる側の人間や。

 

 パパの術式、投射呪法を受け継いどるボクは、躯倶留隊におる三級だの二級だのの雑魚はまるで相手にならんかった。炳に上り詰めるのも時間も問題やって言われとるし、ジブンが最強なんやと、疑いもしなかった。

 

 ……二度目や。ボクが驚かされたのは。

 

「……何? 雑魚術師がジロジロ見んじゃねぇよ」

 

 五条悟。

 見ただけで、これは勝てへんと思うたわ。お家で甚爾くん見た時と一緒。生物としての格の違いってあるもんなんやなぁ。

 

 ただ、ここまで言われてまうと、いくら心優しくて思慮深いボクでも、堪忍袋の緒が切れるんよ。

 

「……もういっぺん言ってみ。最高速でぶちのめしたる」

「ハッ、何回でも言ってやるよ。雑魚が見るんじゃねぇ」

 

 決めた。

 コイツ、ボコしたるわ。

 

 互いが術式を発動した瞬間、ぬるりと、間に立つ人物が一人。

 

「『骨晶──纏』」

 

 かと思えば、白い壁が一面に現れたんや。

 ボクは術式の勢いで突っ込んで、動きを再現できず強制終了した。

 

 岩かっちゅうぐらいにえらいゴツかったで。

 

 そないな術式を持っとったのが、アイツ。

 女のくせして、一丁前に相伝を発現したっちゅう、加茂家の嫡女。

 

「こんな所でいきなり喧嘩などしたら、家が壊れかねませんよ。お二人とも強いのですから、自重しないと」

 

 しかも、上から目線で、僕らの攻撃受けといていけしゃあしゃあと言いよった。

 僕がキレるのも時間の問題やった。

 

「やめんか、直哉」

「やめなさい、悟」

 

 やけど、当主二人の声がそこに被さった。

 

 まあ、僕も子供じゃあらへんし、その場では矛を収めてやったわ。

 悟君も、舌打ちしとったけど、取り敢えずは従ったんやな。

 

 ……にしても、マジでムカつくわ、あの女。

 

 顔はそこそこなんやし、大人しく黙ってればええのに。腹立つなあ。

 あの澄まし顔、絶対に泣かして足蹴にしたるわ。

 

「これより、三家会議を始める」

 

 五条家当主の音頭で、会議は始まった。

 

 なんかよう分からん話をごちゃごちゃと話しとったけども、まあ要するにこうや。

 

 ──最近クッソ呪霊強ない? うちら御三家から相伝が次々誕生したんも、これらに対抗する為やないか?

 

 ──今こそ御三家団結の時や。ごちゃごちゃ言うとる暇無いで。

 

 ただ、僕でも知っとるで。

 ウチと五条家の確執や。

 

 江戸ん時のなんかあれこれで、両方の当主が相討ちになったんやってな。以来、ずーっと睨み合いばっかしとったんやと。

 

 その五条が、まさかの提案や。

 五条嫌いのパパも、ガハガハと大笑いしとったわ。一周回っておもろかったんやろか。色々縛りこそ結んどったけど、協力の話はえらいトントン拍子で進んだわ。

 

 加茂も、最強の相伝産んで懐がひろーくなっとんたんか、一も二も無く承諾してな。三家間で、連携なんちゅう呪術界にもっぱら無縁なもんが出来た。

 

 ま、今時ケータイも珍しくないしな。

 連絡もパパッとできるし、問題もあらへんやろと、当主の電話番号が共有されてな。当然、僕のケータイにも、悟君と加茂のクソガキの番号が入れられたわ。

 

 悟君はともかく、クソガキの名前は見るだけで嫌になるわ。

 はー、めんどくさ。

 

 そんで、不定期開催だった三家会議も、半年に一回、定例会議っちゅう形になって、交流の機会を増やそうと考えた。

 

 それに術式の秘匿っちゅうても、五条家のまともな相伝は無下限だけやし、加茂の赤血操術は底が知れとる古いだけの術式や。

 幸い、ウチの投射呪法はちょい新しいのもあって、まだ術式のタネは割れとらんからな。

 

 躯躰総術は、五条もウチもよう分からんかった。身体使うとか、そんな事ぐらいや。どんな技があるとかはなんも分からん。

 

 だから、これに加茂が一番乗り気やったのは意外やったぽいな。

 事情はよう知らんけど、加茂もかなり古臭いお家やもんなぁ。まあ、そういうのは大人達に全部任せるわ。考えるんも面倒くさい。

 

 あれこれ話がまとまったところで、やっとこさ前座は終わり。

 ふぁー……もう待ちくたびれてアクビも出てきとる。これだから大人はクソ面倒なんよ。はよせんかってイライラしとったもん。

 

「これより、三家の次期当主の交流会を催そうと思う。異義はあるか」

「ククッ……高専の真似事か。それはつまり、小童共でやり合うって事でいいんだな?」

「そうだ。……だが、加茂はどうする。まだ術式を発現して間もないだろう」

 

 参加の是非。

 まぁ、どうせ参加するやろな。

 

 術式が発現して間もないとか言うとるけど、どうせ負けた時の言い訳にする為や。ガセやガセ。

 

 見る奴が見れば一発で分かるで。

 あんなクソ滑らかな呪力の流れしとる奴が、なーんも訓練してきてないと思うか?

 

「……いけるか、式那よ」

「問題ありません」

 

 すると、悟君が嗤っとった。

 

「いいよ、参加しなくて。お前みたいなクソ雑魚が混じったら、うっかり殺しちまうし」

「悟……それ以上は」

「事実だろ。そんな雑魚術式で勝てる理由がない」

 

 ピクリ。

 

 僕はちゃんと見てたで、あのクソガキの目元が引き攣ったの。

 

 へぇ。大人しそうでもガキはガキやね。

 そんな挑発、乗らんほうが身の為やろうに。

 

「問題無い、と言ったのです。始めましょう」 

 

 見るからにやる気になったやんか。

 これなら、少しはおもろい展開期待してもええんかな?

 

 まあ、僕にも勝てるとは思わんけど。

 

「ほんなら、行こか」

 

 




疾風迅雷化しません(重要)
安心と安定のドブカスをお約束します(ほんとぉ?)

攻略したい子を選んでねっ♡

  • 王道?:五条悟
  • 邪道:禪院直哉
  • 外道:夏油傑
  • 覇道:羂索
  • 非道:宿儺
  • 寡夫:伏黒甚爾
  • 百合:庵歌姫
  • 呪霊:真人
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