一週間後
私達はみーちゃんの暮らしていた街の外れにある墓地に来ていた。
「ここだよ、みいなちゃん」
そこはみーちゃんのご両親が眠るお墓だった。
本来みーちゃん達が襲われた事件は組織に隠蔽されて、ご両親の遺体も処理されてしまっていたが、最初にみーちゃんを助け出した時にセンセが彼女達を襲った実行犯を突き止めて情報を集めてくれていた。
二人の遺体は組織が管理する山に埋められていて、それをなんとかセンセは見つけ出してこうして新しくお墓を作ってくれたんだ。
「お父さん、お母さん」
みーちゃんはお墓の前に膝をついて深く深く手を合わせる。センセも腰を下ろして手を合わせている。私は本来、魂だとか死後の世界だとか、そんな物は信じていない。だけど今回は、私も深く手を合わせて祈る。
(お父様、お母様 どうかこの子がいつまでも笑顔で幸せでいられるように そしてこの子を傷付ける存在からこの子を守れるように どうか 力をお貸しください)
「凛々奈さん、唯牙さん、 本当にありがとう御座いました」
いつの間にか顔を上げていたみーちゃんがこちらへ振り返る。
「もういいのかい?」
「はい、大丈夫です。」
「そうか、行こうか」
「みーちゃん・・・・」
私とセンセは立ち上がり、歩き出した。
「お父さん、お母さん」
私は凛々奈さんと唯牙さんと歩いていく、私の両手を二人が片方ずつ握ってくれた。
わたしは 一度だけ振り返る。
『お父さん、お母さん もっと ずっと一緒に居たかったです』
『本当は直ぐに会いに行きたいけれど、私の事を心から心配してくれて、まだ私と一緒に生きてくれる人達がいました だから、もう少しだけ生きてみようと思います』
『ずっとずっと 大好きです これからも ずっと大好きです』
『もしも 生まれ変わることが出来たなら またお父さんとお母さんの子供になりたいです』
『お父さん お母さん ありがとう ずっと忘れないから』
「・・・・いってきます!!」
私は前を向いて歩いて行く。
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あとがき (文字数の関係でこちらに書かせて頂きます)
こんにちは 久藤レンです。
今回で第一部が終了しました。
ここ迄読んで下さった方本当にありがとう御座います。
今後も今まで通り不定期投稿ですが、第二部以降も投稿して
いこうと思っております。
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よろしければ応援して頂けると嬉しいです。
これからもよろしくお願いします