原神世界に孫悟空の力を持って転生した主人公が好きに生きるだけの話 作:フリーナー!!
空くんとの対談を経て、私は蛍達の元へ向かう。まあ、瞬間移動だから一瞬で着いた訳なんですけども、、
今、彼女達は風魔龍廃墟へ行き、トワリンと戦闘をしている筈だ。ならば私は時を見計らい彼女らがピンチになった時に参戦しよう。そうすれば蛍は私の強さを認めてくれるし、褒められたりもするだろうな。えへへ〜。...っといけない。今は目の前にある問題を解決しなければいけないな。
しかし、今の私が実際どの程度の実力なのかを知りたい。悟空本来の力の五割を使えるといえど、全力でやったらどの程度の強さなのかいまいちわからない。完全に力を自分のものに出来れば身勝手の極意まで使えるようになると思うが、今の私は身勝手を扱えない。スーパーサイヤ人にならなれるが、それも時間制限付きの一度限りの大技の様なものだ。
例え今の私の強さでも、スーパーサイヤ人になれば全盛期の七神以上の強さになれるだろうが、変身による強化が何も無い、素の状態で七神に勝てるかと言われれば厳しいだろう。
まあ、今の七神になら雷電以外になら勝てるだろうが。
『まあ、今回で、私がどれくらいの強さなのか試してみようかな、、、。』
さてと....こっちの世界にきて初めての『全力』...どんくらいの力なのか...ね!!
ーーーーーーーーーーー
「....っく!!」
私達は今、風魔龍廃墟にてトワリンの呪いを浄化させるべく、戦っている。だが、いまいち有効な手を打てず、戦いは泥沼化している。だが、トワリンの力は、こちら側が一度でもまともに喰らってしまえば、恐らく死ぬ。運良く生き残れたとしても、恐らく戦闘にはもう参加できないレベルの傷を負うだろう。
はっきり言ってかなりまずい状況だ。みんながみんなこの長期戦かつ精神と集中力を消耗する中、未だにこの戦いでの勝機が見出せないのだから。
このままじゃ状況は悪化する一方だ。ならば....!!
「風と共に去れ!!」
私はトワリンの爪に向けて元素爆発を放つ。しかし...
「グゥオオォオオォオオォォォオ!!!」
ガキッ!!シュウ.....
「な!?」
そんな!?有効打にすらならないなんて....!!!
「グオォォォオオ!!」
「しまっ...!」
「「「蛍ッッ!!!」」」
終わった...私は思わず目を閉じた。
ヒュンッ!!
ーーードォン!!
「「「「.....え?」」」」
攻撃が、止まった?でも、なんで、、、
「...っっ!!あ...!!!!」
目を開けると、そこには私の愛する人がいた。
「ま、、!!!」
「「「「マリー!!!!」」」」
『ごめん皆、遅くなって。でも、もう大丈夫だから。』
マリーはそう言うと、トワリンからの攻撃をあっさりと受け止め、トワリンを苦しめる元凶の呪いが掛かった背中のツノへ一直線で行き。高らかに左拳を振り上げた。
『はぁ!!!!!』
バコォォン!!!
グゥおおぉぉォオオォオオォォォオ!!!!
彼女がトワリンの背中のツノを殴ると、トワリンは痛そうに叫ぶ。
『ごめんトワリン。ちょっと乱暴するけど、許して!!』
フッ....
「え....!?」
彼女はそう言うと急に姿を消した。どこに行ったんだろうと周りを見渡す。そして、遥か上空からマリーの声がしたので、そちらの方を向く。すると
『か...!め...!は...!め...!!』
手に何かをためていた。元素視覚を使ってそれを見てみると、恐ろしいまでの幻想粒子がそこにたまっていた。
「まずい、私達にも当たる...!!」
シュン!!!
また、消えた。
ビッ!!!
マリーはトワリンの背中のツノの目の前に移動していた。
『波ァーー!!!!』
彼女がその両手にためた元素を放った。
「...グ..ァ...ァ」
『...これで、、、目が、、、覚めた、、、かな、、』
マリーはそう言うとプツッと意識が途切れた様に空から落ちていく。
「!!!マリー!!!」
ガシッ!!
私は落ちていくマリーを受け止めた。
「.....ッッ!!!」
なんとか着地できた。だが、先程までの戦いに加え、マリーのあの攻撃の余波を受け続けたこの廃墟がもう限界寸前だ。まずい....もう....
崩れる。
私は眠っているマリーを抱きしめ、自由落下の中へ身を任せた。
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....私が目を覚ますと、何やらウェンティが誰かと会話している声が聞こえた。
「君にアビスの言いなりになって欲しくなかった。
でも、だからと言って、僕の命令に従って欲しい訳でもない。」
「神に命じられた自由は、ある意味不自由だろう。」
ウェンティは何か不思議な力のようなものをトワリンにあげた。
「これは、、、風神眷属の力か?」
「しかし、、、我はもう『四風守護』ではない。」
「肩書きがなくても、君は僕達を守ってくれたじゃないか。」
ウェンティが言ったその言葉を聞き、私は不意にまだ眠ったままのマリーの方を向く。
「これからは、僕の祝福と共にもっと自由に飛ぶといい。」
私は、マリーの頭をそっと撫でる。
「あなたにも、、、私なりの祝福をあげたいな。」
優しい風が、私達の頬を撫でる。
ようやく終幕か、次の旅へ行かなきゃだけど、、、
「パイモンとマリーと、、、もっと遊びたいな。」
もっと二人と仲良くなりたい。二人にももっと私を知って欲しいし、二人を知りたい。
これから先の旅の日々を考え、私は二人の体を優しく抱きしめる。
その日、荒れ狂う風は止み、皆の祝福を祈る風がいつまでも吹き続けたのだった....
『んぅ...むにゃむにゃ...』
モンドを救った英雄は未だに夢の中に囚われていた。
モンド編は次で終わります。
モンド編終わらせたら、次は蛍視点と、蛍とマリーとパイモンの日常を書こうかなって思ってます。