原神世界に孫悟空の力を持って転生した主人公が好きに生きるだけの話 作:フリーナー!!
私達は自己紹介が終わったあと、彼女が急に『釣りしよう!!』と言ってきた。...なんで?と思いもしたけど、まあ、彼女がやりたいなら、まあ一緒にやるとしよう。そんなわけで、今私達は釣りをしている。
魚がエサにかかるまで、少し彼女の生い立ちについて聞いた。
彼女はマリー、本名は『マリー・スカーレット』と言うらしい。
「可愛らしい名前だね。」って言うと、彼女は頬を少し赤らめながら、
『あ、ありがとう、、蛍。』
って、嬉しそうにお礼を言った。そんな彼女の仕草に、私は思わず彼女の頭を撫でた。すると、『えへへ。』と嬉しそうに笑った。
子供っぽいな、、、そう思っていると、竿のエサに、魚がかかった。
「...!掛かった!!」
私は彼女の頭を撫でるのをやめ、両手で竿を引っ張る。しかし、、、
「お、重い、、、!!!」
なぜか引っ張りあげれない。なんでだろう、いくら大物であるとはいっても、私はずっと旅をしてきた。だから、他の人よりは当然腕力もあるはず、、、なのに、引っ張りあげれない。
『蛍!僕も手伝うよ!!』
彼女はそう言って私の体を引っ張ってくれた、しかもかなり力が強いので、これならなんとか釣り上げられそうだ、とてもありがたい。
...マリーの体柔らかいな....っと危ない。今はとりあえず、この得体の知れない魚を先に釣り上げよう。
「私がせーのって言ったら、一緒に引っ張ってね。」
『うん!わかった!』
「それじゃあいくよ、、、せーの!!」
「『やったぁ!』」
釣り上げた魚を見ると、予想だにしないものが釣れたのだった。
「『え?』」
私達が釣り上げたのは、、、白い子供のような人だったのだ。
「つまり、お前たちは外の世界から漂流してきたのか?」
「お前たちが、前の世界から離れ、次の世界へ行こうとした時、、、見たこともない神が、お前たちの前に現れたと?」
そう、そこで私達は、「天理」の調停者と名乗る神に敗れたんだ。
そうか、私は天理に敗れて封印されたから、力も失ったんだ...。
それに、私が負けて封印されてから、何年たっているのかわからない。
.....それでも。
「いずれ必ず突き止めてみせる。」
『うん!!一緒にがんばろう!!』
「オイラはお前たちがいなきゃ溺れ死んでたからな、、、オイラが現地人として、ばっちり案内するぜ!!」
「....!!うん!!」
確かに、別れはいつか来るだろう。お兄ちゃんが見つかったら、私達はまた旅をする為にこの世界を離れるだろう。そうすれば、パイモンはここに残るだろうし、マリーもきっと、元いた世界に帰るのだろう。そんな事わかってる。けれど、、、
「そろそろ出発するか!!!」
『そうだね!!!』
ぎゅっと、私を手を、マリーが掴む。
『蛍!!行こう!!』
マリーは私の手を引っ張って、パイモンの元へ連れて行ってくれる。
『パイモンって好きな食べ物とかある?』
「オイラ、美味しい物なら全部大好きだぞ!!」
『食い意地がすごい、、、まあ、たくさん食べさせて、太らせてからいただくとするか、、、。』
「....うぉい!それって、オイラを食う気かよ!?」
『あはは...冗談だよ、半分は。』
「もう半分は本気って事かよ!?」
「...ふふっ」
思わず、笑ってしまった。
「ねぇ、みんな。」
私は改めて、彼女達の顔を見てから言った。
「これから、よろしくね!!!」
「『おう!!!』」
ああ、この願いが届いたらな。私と、お兄ちゃんと、マリーと、パイモン。この四人で、旅をしてみたい。
でも、この旅はお兄ちゃんが見つかったら終わってしまう。
お兄ちゃんと会えないのは嫌だ。...でも、彼女達と「別れ」をするのも、同じくらい嫌だ。
......ああ、私は我儘だな。....もう、この事を考えるのはよそう。
今は、ただ目の前の事に集中するとしよう。
蛍の光は、いつか、闇に染まった空をてらし、蛍が放つ光の色に染まるだろう。だが、空の色が何色に染まるのかは、まだ誰にもわからない。
.....白は、何色にでも染まる事ができるから。