原神世界に孫悟空の力を持って転生した主人公が好きに生きるだけの話   作:フリーナー!!

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第十五話 岩王帝君殺人事件(前編)

 

『——とまあ、こんな事があったから、あの技はもっと練度を上げてから使うというルールにしたんだ(今から)。』

 

「何話してるんだ?」

 

『いんや、ちょっとこれまでの経緯を説明をしてただけだよ。』

 

「???」

 

『独り言みたいなものだから、気にしなくて良いよ。』

 

「まあ、それならいいか。。。」

 

『ていうか、ここが〝契約〟の国、璃月か。』

 

「あぁ!!璃月は〝岩神〟モラクスが納める土地でこのテイワット七国の中で最も歴史がある国だぞ。オラ達が使うモラも、ここから出来ているんだ。」

 

「なるほど、、、繁栄と歴史の国。。。」

 

「なら、契約はどういう意味を持つの?」

 

「ああ、璃月では様々な貿易が行われていて、その中で最も重要視されているのが契約なんだ。まあ、約束とかに近いかもな。例えば1体1で契約をする時、片方が契約内容を提示するんだ。そして相手がその内容に承諾した時、契約が完了するんだぜ。そして最も重要なのは、契約は決して破ってはいけないって事だ。」

 

「破ったらどうなるの?」

 

「契約を破った場合、それ相応の罰が下ることになるんだ。」

 

「そうなんだ。。でも、それ何も知らない人に嘘を教えて自分にだけ有利な契約を結ぶ人だっているんじゃない?」

 

「いや、それについては大丈夫だぞ。契約は基本、片方だけが得するのは駄目で。両者が互いに利益が出るような内容が条件なんだ。」

 

『それも破ったら同じく罰が下るの?』

 

「ああ、って言ってもここにいるのは大概が契約について理解してる人たちだし、そもそもそんなことするやつなんてファデュイか宝盗団くらいだからな。商人だってそんなことするやつは璃月には恐らく居ないぞ。」

 

『なるほどね。。。というか、これからどうするの?』

 

「七星迎送儀式を見に行くんじゃなかった?」

 

「ああ、吟遊野郎が開催時期を教えてくれたおかげで、今年は見逃さずに見に行けるぜ。...でも、場所まではオイラも知らないから、近くの人達に聞いて見るしかないな。」

 

『じゃあ行きますか。』

 

その後私たちは何人かの人達に七星迎送儀式の場所を聞き、その場所に向かった。。。

 

——————————————————————————

 

 

「迎送儀式の日に願い事をすると叶うって言ってたな。お前らもなんか願ったらどうだ?」

 

『そうだね、私は何願おうかなぁ。。。蛍はお兄ちゃんだよね?』

 

「うん。私はお兄ちゃんと一緒にまた旅が出来るようにって祈るつもりだよ。」

 

「マリーの願いは?」

 

 

「元の世界に帰ること?」

 

『違うよ、私はあの世界に帰るつもりはないよ。』

 

「そうなの?」

 

『うん、私が最初帰りたいと言ったのはこの世界について何も知らなかったから。。。まあ、怖かったからかな。』

 

『でもその後、私はこの世界の人達と過ごして、この世界は自分が思ってるより何倍も良い所なんだなってわかった。だから、もう私は前の世界に戻りたいと思わない。』

 

「そうなんだ。———じゃあさ、いつかお兄ちゃんと会った時、そしてまた旅をしようってなった時、、、マリーも、一緒に旅をしてくれる?」

 

『………うん、その時はよろしくね。』

 

蛍はその言葉を聞き、嬉しさとこれからの旅の期待で胸がいっぱいになった。

 

「うん!!」

 

満面の笑みで言う蛍。…だが、それに応えたマリーの表情は少し曇っていた。

 

『……いつか、迎えに行きますからね。紗良さん、貴方の世界へ。』

 

 

 

「うわあ!人が沢山いるぞ!!」

 

「ほんとだ。」

 

「もう少し前に行こう!ここじゃ後ろすぎて何も見えないぞ!!」

 

「あ、ちょっとパイモン!」

 

『パイモン、空飛べるのずるいなぁ。』

 

「マリーも飛べるでしょ。」

 

『こんな所で飛んだら迎送儀式より注目を集めちゃうでしょ。』

 

「たしかに。」

 

『とりあえず、パイモンについていこう。』

 

ここで帝君が殺されて私たちに罪が被せられるのか。この後は逃げてる最中にタルタリヤに出会って着いてって、、、みたいな感じだった筈。

 

『っと、ここなら見やすいね。』

 

人波をスルスルと通り抜けて、かなり前の方へ来ることが出来た。それから少し経つと、凛々とした表情をした白い髪をたなびかせた美しい少女、、、璃月七星の一人、「天権」...もとい、凝光様が出てきた。

彼女はこのテイワットの中で恐らく一番お金を稼いでいる人であろう。その手腕は全ての商人を圧倒させるらしい。

 

(っと、そろそろかな。)

 

彼女の手に光が宿り、儀式が始まった...と、ほぼ同時に、蒼天が暗雲によって包まれる。———刹那、龍が凝光の上空から堕ちてきた。

彼女は華麗な身のこなしでそれを避ける。そしてすぐさまその龍の体を調べる、……その後彼女はこう言った。

 

「——帝君が殺害された!!この場を封鎖しろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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