原神世界に孫悟空の力を持って転生した主人公が好きに生きるだけの話 作:フリーナー!!
彼女の号令と共に、千岩軍が続々と周囲を取り囲む。
『、、、なんか、かなり厄介な事に巻き込まれたみたいだね。。。』
「......。」
「お、おい!あれ、なんか尋問されてるぞ。。。」
『まあ、帝君が殺害されたらしいからね。。。』
「お、おい、どうする?」
『どうもなにも尋問を受けるしかないでしょ。』
『蛍、どうする?』
「、、、、、。」
『蛍?』
「今、ここで捕まると色々不味い。だから来て。」
そういうと蛍は走って行ってしまった。
「ほ、ほたる!?」
『パイモン、とりあえずついていこう。』
蛍はかなりの速度で走っており、私はともかく、パイモンはかなりギリギリだ。キツそうだったらぱを背負って走った方がいいかな?
「。。。でも、なんで急に逃げるなんて。。。」
『まあ、僕らは旅人で、それに私と蛍はこの世界の住人じゃないからね。』
「そういうことか。確かにお前らの出自はかなり特殊だもんな。。。千岩軍に本当の事を言ったって信じてもらえる確率の方が低いか。。。」
『まあそういう事もあって蛍は逃走を選んだんじゃない?』
「なるほどな。。。」
私達がそう話していると、前で走っていた蛍が止まる。
『ほた、、、!!!』
周囲を見渡す。どこを見渡しても千岩軍、完全に、囲まれていた。
「か、囲まれたぞ!!」
「パイモン、下がって。強行突破するよ。」
『前だけさっさと倒して、隙間が出来たら突破するよ。パイモンはついてきてね。』
僕らが戦闘体制に入った時。後ろから声が聞こえた。
「動かないで。」
その言葉に私たち三人は動きを止めた。瞬間、背後から矢が千岩軍目掛け飛んでいく。
水の矢だ。このタイミングで、水元素のネームドキャラ、、、つまり、あいつだ。
私たちの背後にある茂みから飛び出し、両手に持った水の短剣を使い、前後の千岩軍を切り倒し、一人でその場を制圧した。
、、、水元素の力を変幻自在に使い、千岩軍の兵士と言うこの世界では強者とも呼べる程の者達を相手に、たった一人、しかも一撃で屠ったその姿、その強さはまさに真の強者と言うべきだろう。
「時間はないよ。さあ、早くこっちへ。」
「う、うん。。」
突然出てきた味方(仮)に困惑しつつも、私たちはついて行った。恐らく、彼女達は今混乱しているだろう。なぜ私たちを助けてくれたのか、彼は一体何者なのか。そんな困惑の一方で、私は、、、、
(いやめっっっっちゃかっこいいじゃん!!まさかタルタリヤをその目で見る事ができるなんて、、、、!!!しかもあんなイケボで颯爽に駆けつけて助けてくれるとか、、、前世が男の私でもキュンとしたわ!!!)
彼女は推しに会えた喜びと前世で見たあのかっこいいムービーを直接見れた嬉しさでいっぱいになり、とてつもなく顔を綻ばせていた。誰も見てなかったからいいが、もし蛍が見ていたら写真を撮られてその写真を使われてとんでもない事(意味深)になっていたことだろう。
そんなこんなで千岩軍を振り切り、比較的安全な場所へ来た。
『ふう、、、なんとか撒いたかな、、、。』
「はあ、、はあ、、疲れたぞ。。。」
「浮いてるから疲れないでしょ。」
「思いやりが足りないぞ!!オイラの幻想の翼はこんなにも疲れて、、、って!そうだ、おまえ、なにもんだ?」
「タルタリヤ、、、まあ、『公子』と呼んでくれていいよ。」
「うわっ、、、オイラ達を助けたからって見下してないか?」
「ははっ、そんなつもりはないさ。「名前」なんてただの記号にすぎないからね。たとえば、、。」
「君たちはモンドで、「淑女」とあったよね?」
淑女、、、この単語を聞いた途端、蛍とパイモンの顔が少し歪んだ。
「淑女、、、公子、、、あーーー!!まさかっ、、おまえ、、ファデュイか!?」
その結論に達した時、僕たちは彼を「親切な人」から「警戒すべき人」へと変わった。
「あはは、そんなに警戒しないでよ。別に悪いやつじゃ、、、、いや、悪いやつではあるか。。。どうやら淑女は君たちに悪い印象を与えてしまったようだね。」
「はあ、、、あの女のことは、俺も好きじゃないんだよ。ひとまず、あの女がした事は忘れてくれ!」
「忘れてくれっていわれても、、、、」
「とにかく、俺は君たちと喧嘩したいわけじゃない。「とりあえず倒す」なんて思考はやめてくれないか?」
『まあまあ蛍、パイモン。怪しい行動を少しでもしたらぶっ倒せばいいだけじゃん。今はとりあえず信じてみよう?事実、私たちを助けてくれたのは彼なんだからさ。』
「マリーがそういうなら私は良いけど。。。」
「ははっ、ありがとうね、蛍騎士さん、それにマリーちゃんも。」
「君たちのモンドでの活躍は聞いたよ。だから、さっきの儀式中、君達のことを少し観察させてもらった。だからこそ、君たちに怪しい動きはなかったと知っている。神を殺した犯人は別にいるだろう。」
「けど、、、嘆かわしいかな。ファドュイはスネージナヤの使者だ。。。こんな大きな事件、俺がこの証言を出したとしても、信じてもらえないだろうね。」
「璃月を統治する七星は、いつだって俺たちを疑惑の眼差しでみてくるからね。」
「それはファデュイのせいだと思うけどな。」
「ははは!それは否定した方がいいのかな?まあ、いいさ。知らない人と距離を置くのは賢明な判断だ。俺も、警戒されるのには慣れている。」
「しかし、この状況下で自分たちの疑いをはらしたいのならー君には一度「北国銀行」まで来てもらう必要がある。それに、ここに留まり続けるのもよくない。璃月には「壁に耳あり」ということわざがあるからね。」
「それじゃ、ついてきてもらえるかな?」
「まあ、行くしか方法はなさそうだしね。」
「ははっ、じゃあ決まりだ。ついてきて。」
過去編は話の都合上、璃月編が終わってから出すことにしました。急な変更大変申し訳ない。