原神世界に孫悟空の力を持って転生した主人公が好きに生きるだけの話 作:フリーナー!!
さて、パイモンを無事釣り上げ、過酷な一ヶ月を過ごした僕達だが、現状、ストーリー通りに進むならこの後は七天神像で風の力を得た後、トワリンとウェンティに遭遇するはずだ。...だが、僕はモンドの魔神任務が終わった後、蛍達と旅をするか、一人で旅をするかで悩んでいた。
『どうすっかなー、、、』
「「どうしたの?(たんだ?)」」
『あぁ、いや、なんでもない。』
僕は別に二人の旅に同行したい訳では無いからだ。
というのも、そもそも神の目に僕は選ばれないだろうし、蛍と違い神の目を持たずに元素力を扱えたりもできないと思う。それに、『知らない場所に来た』と言ってしまった以上、前世の知識チートで無双する事もできない。だから実質、今の僕はモブそのものだ、よって僕の様なモブは二人の旅を邪魔せず、旅人となって色んな所を旅しつつ、出会った頃蛍に言った、蛍のお兄ちゃんを探すってのが今後考えてるシチュエーションかな。
それからウェンティ達のやり取りを見た後、トワリンの涙をとって、僕たちはモンド城の方へ歩いた。それから10分くらい歩いていると、上から華麗な登場をしたモンドの偵察騎士、アンバーと出会った。簡単にそれぞれアンバーに自己紹介した後、アンバーからモンド内部へ案内してもらい、僕らはモンドへと足を踏み入れた。
モンドへ来てから3時間くらい経ったかな
色々あったなぁ、、、蛍がトワリンと空中戦してるのを間近で見れたのはほんとにラッキーだね。
ほんとはもっと近くで見たかったし、手助けもしたかったけど、、、、僕は翼つけてないから飛べないからね。しかたないね。
『大丈夫だった!?』
「う、、うん、、なんとかね、、、。」
とりあえず蛍とパイモンが怪我なしで良かったよ。
「お前、空とか飛べないのかよ?」
パイモンがそんな風な事を言ってきた。だが、、、
『僕はパイモンみたいに飛べないし、蛍みたいにあんなに最初から上手く飛べないよ。』
僕も最初は風の翼を使ってた。でも、あまりにも下手すぎて、パイモンのサポートがなかったら多分二回くらい家の壁に激突してたと思う。なので、僕はとばないんじゃない。飛べないのだ(泣)
そもそも僕と蛍では系統が違う。彼女は一言でいえば天才肌と言える。しかし僕の前世は恥ずかしながらただの一般人。この差は現状、途方も無い程の差があるのだ。
「でもなんかお前なら翼がなくても飛べそうな気がするぞ!」
『そんな訳ないでしょ、、。』
「一回試してみてくれよ!」
「私からもお願い。」
パイモン、いくら私の翼の操縦が下手だからといっても、そんな目に見えた慰めはいらないよ、、蛍も、冗談はやめてよ。風の翼が使えないなら、少なくとも、、、空を飛ぶ方法はないでしょ、それこそ、放浪者のようなイレギュラーは、神の目をもっているから成立するのであって、翼の滑空技術もなく、神の目も常人では、飛ぶ方法なんて紐なしバンジーくらいしかないよ。
「確かに、貴方は滑空の技術はなかった。だけど、貴方の身体能力は私でも驚くぐらいすごかった。...何が言いたいのかだけど、別に飛べなくても良い、ただ、私達と旅をする過程で、あなたには必ず窮地が訪れる。まあ、貴方がピンチになっても私が必ず助けるから問題はないけど。」
うーん、、、出会ってまだ少ししか過ごしてない僕に優しい言葉だけじゃなく褒める+守ってくれるって言ってくれる蛍、、、流石だな。彼女はやっぱり、超がつくほどのお人よしだ。...だからこそ、僕は旅人が好きなんだけどさ。...まあ、やるだけやってみよう。もしかしたら僕にもなろう系の能力があるかもだし。
『わかった。でも、期待はしないでね。』
「大丈夫だぞ!!期待はしてないからな!!」
おい?パイモン?その一言余計すぎるぞ。これだから非常食は、、、
『ふぅ、、、、』
そもそもどうやって飛ぶのかすらわからないが、、放浪者ってあれどうやって飛んでるん?風の力?でも僕に神の目はないしさ、、、どうすればいいんだろ。.....あ、そういえばドラゴンボールで体内の気をコントロールして飛ぶというのがあったな。たしか舞空術と言う名前。
一応転生世界だし、体内の元素力をコントロールして空とか飛べてもおかしくはないはず。(僕に転生特典が付いてるならだけど)
『...よし!!』
覚悟はできた。
『すぅ、、、』
体の力を抜き、目を閉じる、体内にある元素粒子を操るイメージをする、、、そして溜まったエネルギーを体外に少しずつ放出する、、、、
『はぁ、、はぁ、、、』
思ってたよりも疲れるなこれ
まぁ、こんな事言ってるけど実際にはただ目を瞑って棒立ちしてるだけなんだろうな、、、、そこで僕は、最初の異変に気づく。そう、なんだか体が妙に軽いのだ。まるで、宇宙空間にいるような。...そして、二つ目。...何やら下の方から蛍とパイモンの声が聞こえた。
『え?』
流石におかしいと思った僕は、目を開けて下を見た。
どうやら上空10メートルくらいまで僕は浮いたようだ、、、、、
『、、、、、、、、、、、、はぁ!!!!?』
(これが、転生特典ってやつ、、、、なの、、、、かな、、、?)
あまりの予想ガイa...こほん。予想外な展開についていけず、しばらく惚けた顔をしながら、下にいる蛍太達を見下ろしていた。