ついでだからこれの元になった呟き(wavebox)貼っときますね↓
星が毎週スクリューガム(彼ってとっても紳士!)のとこに行っているとも知らず、「今週は来るはず…」とけなげに報酬を用意してるヘルタのNTRみたいな展開を脳内で構築しましたが例のR18書くのに手一杯で無理でした頑張ります
身綺麗にした星がオフィスに現れた時点で、ヘルタは嫌な予感しかしていなかった。
「久しぶりヘルタ(イケボ)」
などと言いながら星は✨を撒き散らし手を取ってくる。
正直心の底から鬱陶しくてたまらないのだが、星が言ったように本当に久しぶりに模擬宇宙をしに来たようなのでヘルタは彼女を無下に扱うこともできそうになかった。
目を大きくしてこちらを覗き込む星は、体が大きいだけでやはりお子ちゃまに違いない。
「ねえ、私を見てなにか気づかない?」
「頭悪そう」
「そう、頭整えてきたんだよ!」
正確には頭ではなく髪だろうが、そんなことヘルタはどうでもよかった。
服装こそいつものコートにスカートの星は、普段伸ばしっぱなしにしている髪を綺麗に梳いており、平時より長く見える。
その長い髪の一部が後ろにまとめられていた。
ちょうどヘルタがそうしているように。
自分と同じ髪型をしている星を見て、ヘルタは特になんの反応もしなかった。
しかし目の前のお子ちゃまはいまだに✨を浮かべた目をこちらに向けている。
「姫子が犬用のブラシで髪の毛を綺麗にしてくれてね」
「……、……?」
なにかおかしな単語が聞こえたことでヘルタの意識が覚醒する。
もしかして姫子はそういう趣味があったのだろうか。いやどうでもいいが。
「あれそういえば列車には犬なんていないけど、なんで姫子はそんなもの持ってたんだろ?」
「引っ掛かるところはそこじゃないでしょ」
ヘルタは短く嘆息し、星の手を雑に振り払う。
すぐさましょんぼりした様子で屈んで上目遣いに見上げてきた星をヘルタは冷たく見下ろした。
そしてゆっくりとその頭に手を伸ばし、ぽんぽんと軽く撫でる。
次の瞬間、ヘルタはスカートの中に異物が突っ込んできたのを感じた。
「ヘルタァアアアアアアアア」
そう叫びながら星が下半身に抱きついてきただけである。
この少女の奇行は今に始まったことではないので、ヘルタは微動だにしなかった。
「ヘルタの脚すべすべだね。わあ、無味無臭」
「はいはい、それが終わったら模擬宇宙をして。今、オーナメント二倍だから来たんでしょ?」
ヘルタは自分の髪の毛を弄りながらそう言った。
しかしそれを聞かされた途端、星がスカートの中で太腿に擦りつけていた顔を止めたので、ヘルタもまた動作を止めた。
そう、ヘルタは最初から嫌な予感しかしていなかった。
「あなた、まさか……」
「──階差宇宙で……やりました……ッ!」
ヘルタは思いきり星を蹴飛ばした。
リモート人形の腕力(脚力?)をまともに受けた星はそのまま数メートル吹っ飛んでいく。
ヘルタの怒りを体現したかのごとく、その体からは湯気のようなものが立ち上っている。
それは氷属性のヘルタのなんかよくわからんけど発生した氷的なものが、リモート人形のオーバーヒートを冷ますために溶けて生まれた蒸気だった。
身綺麗にしてきたというのに一撃でボロボロになった星がよろけながら上体を起こしている。
「なんの成果も……得られませんでした……」
星はゴミ(マジのゴミ)ステータスの遺物を並べ、がっくりと項垂れた。
その様子があまりにも憐れだったため、ヘルタはそれ以上追及することができなかった。