ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話 作:葛城
──気付けば、1978年(昭和53年)も終わろうとしていた。
それは、どんな善人であろうと、どんな悪人であろうと、等しく迎えることができて、等しく迎えられないモノ。
時の流れは残酷にも例外を許さず(一部除く)、あらゆるモノを過去にして(一部除く)、あらゆるモノを前へと押しやってゆく(一部除く)。
それは、女神様の寵愛を一身に受ける愛し子、千賀子もまた、例外ではな──え、例外ではないのかって?
時間という概念の外に居るのは、さすがに女神様のような存在ぐらいですので……いくら千賀子でも、さすがに時の流れを行き来するなんてのは出来ない芸当であった。
で、まあ、そんなわけで、だ。
『異次元』とか『宇宙』とかから侵略されそうになったり、魔法少女(?)になったり、なんか巨人になったり、色々あった。
なんとか『異次元』の方は解決したが、まだ『宇宙』の方の問題は残っている……が、それでもまあ、年の瀬までそれを考えるのは、野暮なのかもしれない。
千賀子も例外なく1978年の終わりを迎え、1979年(昭和54年)を目前にしていた……そんな時であった。
「え、エマ?」
「…………」
どこか、気まずそうに俯くエマ。場所は、『神社』の自室。
その小さな体で抱きかかえている、大きなタオルで包まれたソレを前に……千賀子は、ごくりと唾を呑み込んだ。
「そ、それ……どうしたの???」
「……捨てられてたの」
いったい、どうしてか。
それは、エマが抱えているソレが、赤子だったから。自分で歩くことなどできない小さい身体は、辛うじて手足を動かすだけであった。
「ど、どこで?」
「……学校からちょっと離れたところにある、橋の下。ダンボール箱の中……寒そうにしてたの……」
1978年12月末日。
今年も実家に顔を見せようと準備を終え、さあワープしようか……と、遊びに行ったエマの帰り(ロボ子が見守り)を待っていた時だった。
すっかり冬の寒さが日本列島を覆っている最中、来年の1979年には小学3年生となるエマだが、彼女は実にお転婆な少女である。
この頃の日本でも、一般的には外国人は未知の存在であり、テレビの向こうの存在であった。
学校に一人でも外国人の子供がいたら、客寄せパンダの如く周囲の注目が集まるぐらいに数が少なく、けして悪気は無いのだが、そういう珍しさがあった。
そしてそれは、エマとて例外ではない。
いや、むしろ、エマは当時の日本人が想像する『The・外国人』そのものな風貌をしているおかげで、注目を非常に集めやすい少女であった。
なにせ、金髪に碧眼。そのうえ肌は白く、顔立ちも明らかに日本人とは違う。
普通ならばイジめられそうだが、エマはとにかくバイタリティがあった。
男子から嫌がらせをされたら泥団子を躊躇なく投げ付けるし、女子から陰口を叩かれたら『ブスがネチネチしてくる』と堂々と言い放つような子である。
良くも悪くも、思った事をそのまま口に出す子である──が、エマは嫌われるより好かれる子でもあった。
それは、悪口を言い返す時だけで、それ以外の時は悪口の類をほとんど口にしないからで、それよりも、誰かを褒めたり喜んだりすることが多かったからだ。
『へ~、○○ちゃん、100点取ったんだ! あたしは94点! 頑張ったけど負けちゃった、すごいね!』
『へ~、××くん、すっごい物知りだね! あたし、知らなかった。いっぱい本を読んですごいね、かしこいね!』
『は~、△△ちゃんは歌が上手いね──え、そこまでじゃない? でも、私は好きだよ、また音楽の授業で歌おうね!』
『□□くん、そんなの落ち込まなくたっていいよ。一生けんめい頑張ったんでしょ? じゃあ、すごいんだよ、よく頑張った、えらい!』
とにかく、一事が万事、そんな感じで。
八方美人だと思って毛嫌いする子もいたが、概ねエマは周りから好かれる子で、クラス内におけるムードメーカーな役割になっていた。
もちろん、言葉だけではない。
エマが好かれる理由の一つは、とにかく笑顔を見せるから。
エマの笑顔は、とにかくカラッとして朗らかであった。
まるで太陽のように朗らかに笑い、何か嫌な事があって苛立っていた子も、思わず毒気を抜かせてしまう……そんな笑顔ができる子であった。
そんなエマが、おそらくは始めて……少なくとも、千賀子が知る限り初めてかもしれない。
とてつもない不安を押し殺しながらも、それでも、小さな手足に力を入れて、絶対にこの子を……そんな思いが、エマの目には溢れていた。
もちろん、思いだけである。
小学校を卒業すらしていない(それどころか、低学年)エマに、できる事なんて何もない。
食事の用意はおろか、寝床の用意だって、何一つできない。自らが庇護される立場なのだから、それは当然である。
普通ならば……常識的に考えるならば、一喝するべきところである。
実際、千賀子は反射的にそうしようとした。
だが、巫女としてのシックスセンスにより、『エマの心』を感じ取ってしまった千賀子は……何も言えず、チラリとエマの背後に手控えているロボ子に視線を向けるのが精いっぱいであった。
『──なんでそのまま帰って……いえ、止めなかったの?』
『エマ様は、並々ならぬ思いでその子を連れてきましたので……』
『だからって……』
『気付いてしまった以上、判断はエマ様自身に委ねられます』
超小型通信機による、秘密裏の会話。そう反論されてしまえば、千賀子は何も言えなかった。
ロボ子は、あくまでも見守りである。時々千賀子に対して口出しはするが、強制的に事を止めるなんてことはしない。
それは、エマに対しても同じこと。
ロボ子は、あくまでもサポートするだけなので、それがどれだけ危うい問題だとしても、サポートをするだけ。
だから、ロボ子の判断は仕方がない。けれども、千賀子が、エマに対して何も言わないでは……駄目だ。
千賀子は、静かにエマへと近寄り……屈んで、目線を合わせる。
不安そうにしつつも、まっすぐ見返して来るエマの気の強さに、誰に似たのかと内心にて溜息を吐きつつも……改めて、千賀子は問い掛ける。
「エマ、それは犬や猫を拾ってくるのとは、ワケが違うのよ」
「うん……」
「育てられなくなったら誰かにあげる、なんてことは絶対にできないの。それも、分かっているの?」
「うん」
一つ頷いたエマに、千賀子は言葉を続ける。
「本当に分かっているの? 今まで、ママにとっての1番はエマだった。でも、その子を引き取るってことは、エマがママにとっての2番目になるかもしれないのよ」
「うん」
「ご飯だって、お菓子だって、お遊びだって、玩具だって、お洋服だって、寝る時だって、エマがその子の次になるかもしれないのよ。何をするにも、この子が1番で、エマが2番になるの」
「うん」
「我慢出来るの? この子が大きくなるまで、ずっとそうなるかもしれないの……それでも、この子を家の子にしたいの?」
「したい」
キッパリと、視線を逸らさずに言い切った愛娘(エマ)を前に……千賀子は、それでも問う。
「どうして?」
エマは、これまでワガママを言う事はあっても、こういう事はした事がなかった。
テレビで見慣れない犬種や珍しい猫を見たり、近所で野良ネコや野良犬を見ても、『飼いたい』といった素振りもオネダリもしたことがなかった。
一度、興味は無いのかと尋ねた事があって……その時の返答は、言葉足らずながらも『最後まで世話をするのが悲しいから嫌』というものだった。
その時は、あぁこの子は本能的に分かっている子なんだなと思っていた。
そのエマが、どうして……それを、改めてエマの口から聞きたかった。
「だって、この子は私と同じなんだもん」
「同じ?」
「だって、私も……ママに拾われたんでしょ?」
「 」
その瞬間に起こった、己の感情の爆発を……千賀子は、とてもではないが言葉にはできなかった。
「誰かに言われたわけじゃない……だって、ママと私は似てないでしょ。目の色も、髪の色だって……」
そして、その感情が言葉を吐き出す前に、当のエマから先回りされ……大きく深呼吸をして、高ぶった気持ちを落ち着かせた千賀子は……目で、続きを促す。
「この子も、私とおんなじ……捨てられてたの」
ギュッと、エマはその腕に抱いた……タオルに包まれた赤ちゃんを、抱え直した。
「ママに拾われたから、私にはママが居る」
「うん」
「ママと同じ顔をしたママたちが居て、お友達だっていっぱいいる」
「うん」
「でも、この子は一人ぼっち……私がママに拾われていなかったら、私がこの子だった」
「エマ、それは……」
はっきりと、違う……とは、千賀子は言えなかった。
何故ならば、エマは疑問ではなく、理解しているからだ。
子供は、けして大人が思うほどバカではない。
大人が思うほど賢くもないだけで、大人が考えるような蒙昧無知でもないし、無垢でもない。
ただ、善悪の基準を判断できるだけの知識と経験が足りないだけで、子供は子供なりに物事を捉え、考えている。
大人が思うよりもずっと、子供というのは周りを見ている。言葉にして表現することができないだけで、うっすらと察している。
それを自覚しているか、理性で抑えられるどうかは別として、大人が思うよりもずっと周りに気を配っているし、周りに気を使う。
親の贔屓目《ひいきめ》だとしても、聡《さと》い子だとは思っていた。
だが、こういう形で……いや、せめて、もう少し後になるまでは気付いてほしくなかった……そう願うのは、親の身勝手な考え方なのかもしれない。
「……そうだとしても、私にとって貴女は大好きな一人娘。エマのママになった事を、私は辛いとも悲しいとも思った事はない、エマのママをやれて、ずっと幸せだったわ」
「ママ……」
「でも、エマの気持ちもわかる。エマは、その子がまるで自分のように思えて見て見ぬフリが出来なかったのでしょう?」
「うん」
「でも、子供を育てるってのは並大抵の事じゃないの。ご飯も、お家も、お布団も、全部ママが用意するの……それも、分かっているのよね?」
「……うん」
小さく頷いたエマに、千賀子は……そっと小さな頬に両手を添えて、視線を自分に向けさせた。
「いい、エマ、よく聞いて。犬猫じゃないんだから、まず警察などに連絡しないと駄目なの」
「けいさつ……」
「そう、もしかしたら、本当のお母さんやお父さんが探しているかもしれないでしょう? だから、一度は警察に言わないと駄目なの」
「……赤ちゃんはゴミじゃない」
「そうね、ゴミじゃないわ。でも、そう決まっているの」
ブスっと、誰が見ても『わたし、不機嫌です!』と思わせるような仏頂面に、千賀子は静かに微笑んだ。
「それで、もしもこの子のお父さんやお母さんが名乗り出たら、素直にこの事は忘れなさい」
「わすれるの?」
「『こんな事があった』、それで終わり。エマがどれだけ駄目だと思っても、諦めなさい」
「……うん」
おそらく、エマの脳裏には……赤子を捨てて行った顔も名前も知らぬ両親の姿がぼんやりと想像され、納得も出来ていない。
でも、納得出来なくても、納得するしかないのだ。そこに、年齢や性別など関係ない。
(児童養護施設のことは……)
チラリと、視線でロボ子に視線を向けてテレパシーを送れば、『……存在は、既に知っています』エマに気付かれないようロボ子からの通信……千賀子は、内心にて溜息を吐く。
気付いている。この子は拙いながらも、己の独善的な部分に。
自分がどれだけ幸運な立場なのかを、自分だけがそれを手にしているのかを、エマは気付いていし、分かっている。
それでもなお、エマは自分を止められなかった。
もしも千賀子と出会わなかったら、千賀子という存在が居なかったら、自分がこの子になっていた……その現実を目の当たりにして、居ても経ってもいられなくなったのだろう。
その事を、責めるつもりはない。それを責める資格がある者など、この世にはいないのだ。
本当なら、この子だけではない。もっと多くの子供を、この子のような者たちを大勢助けたい……そう、エマは思っている。
でも、口にしない。
何故ならば、その責任を負うのは自分ではないと、エマは幼いながら理解しているから。
そして、千賀子もまた、日本全国の児童施設などに寄付金こそ行ってはいるものの、エマ以外の子を引き取ろうとは思っていなかった。
金が惜しいとかではなく、千賀子自身が耐えられないからだ。
千賀子は、時々自覚を失くすけど、我が子や身内と定めた者に対して情を深く移してしまうことを、自分なりに自覚していた。
祖父が亡くなった時も、ロウシが亡くなった時も、そうだった。
祖母に関しては、まだエマという心の支えがあるから耐えられただけで、それでも辛い事には変わりなかった。
仮に、エマが居なかったら……おそらく、泣き伏せてしまい、葬儀が終わってもしばらくは何も考えられない状態になっていただろう。
エマという愛娘が居るから耐えられるだけ。
仮に、友人である明美や道子、両親……兄の和広が亡くなれば……しばらく泣き伏せて気落ちはするけど、エマの存在があるからいずれは立ち直れるだろう。
でも、エマが亡くなったら……そうでなくともエマ以外にも、仮に引き取った子供が亡くなれば……想像するだけでも、背筋が震えてしまう。
けっこう誤解されがちだが、千賀子は本質的な部分が臆病で寂しがり屋なのだ。そう、本来の千賀子は、けして強くはないのだ。
エマは千賀子《ママ》に救われたと思っているが、とんでもない勘違いだ。
実際は逆で、エマが千賀子《ママ》を救っている……いや、救い続けているのだ。
だからこそ、そんなエマが見せた優しさを、千賀子は否定したくなかったし、一般論で拒絶したくもなかった。
否定するのは簡単だ。
拒絶するのだって簡単だ。
もっともらしい理屈を並べるだけでいいのだから。
……。
……。
…………迷いは、そう長くは掛からなかった。
「……ぅ、ぅぅ、うあぁ~~」
何故ならば、千賀子が結論の言葉を発するよりも前に、赤子が泣き始めたからで……勢いこそあるものの、知識も経験も皆無なエマは、困ったように視線をさ迷わせた。
「……エマ、貸して」
「え? え、と、その……」
何故か、エマは差し出そうとしない。
「大丈夫、ママに任せなさい」
「う、うん……」
恐る恐るエマの手で受け取った千賀子は……その軽さに、内心にて驚く。と、同時に、掌より伝わる湿り気と、うっすら立ちのぼる臭いに、ピクリと眉がケイレンした。
そして、気付く。
タオルに包まれた赤子の胸元に、見覚えのあるハンカチがあることに。赤子を抱き留めていたエマの胸元……そこが、うっすら変色して汚れているのを。
……今日のエマのお洋服は、たしかお気に入りのモノ。
とても気に入っていて、始めて着た時は何度も千賀子へ見せびらかしにきたほどで……ハンカチとて、たしかとてもお気に入りだったはず。
なのに、それを汚している。
赤子が寒くないよう、とりあえず胸元のスキマにハンカチを押し込み、しっかり抱きしめて自分の体温で温めようとしたのだ。
汚しても構わないぐらいに、汚れても気に止めないぐらいに、エマはこの子に意識を向けていたという事実に……千賀子は、僅かに笑みを浮かべると、改めて赤子へと視線を落とす。
『──軽度から中度の栄養失調です。おそらく、捨てられる前からまともに食事をしておりません』
『……捨てられて放置されていた時間は?』
『それにしては、体重が軽すぎます。へその緒などの処置はされているので、おそらく、病院より退院してすぐに廃棄された可能性があります』
『初乳は、時期的にされているっぽい?』
『そこまでは情報が足りないので断定はできませんが、時期を考慮するならば行われてはいると思います。ただ、その後は……』
『そう、分かったわ。検査、してもらえる?』
『了解です、マスター』
あまり、エマには聞かせたくない話なので、通信でこっそり……そっと、極小の針にて血液を採取。
『……初乳を受けてはいますが、不十分です。幸いにも遺伝的な病気因子は見つかりませんでしたが、おそらく、母体が不健康だったものと思われます』
『病気とか?』
『いえ、おそらく不摂生だと思われます。飲酒やたばこによる影響が確認されています、マスターによる授乳にて改善が可能です』
素早く結果を出した千賀子は、エマにしてあげていた時の感覚を思い出しつつ……赤子の顔を見つめる。
赤子の声は、どこか弱弱しい。
そういえば、今までこの子が泣いていないことに気付く。
視線をロボ子に向ければ、「──今回、初めて泣きました」簡潔に口頭で伝えられた。
……。
……。
…………ふむ。
「ロボ子」
「はい、既にご用意をば」
よろしい──その言葉と共に、シュババッと……擬音にすれば、まさしくそんな感じであっという間の出来事だった。
タオルを引っぺがし、汚れた身体を温タオルで手早く拭い、ロボ子製の洗浄&除菌液にて清潔完了、布オムツと清潔なタオルでスパッと包んで……一丁上がり!
所要時間、14秒。ちなみに、男の子だった。
巫女的パワーを駆使しているので、常人には不可能な……そんな神業テクニックを前にして、大きな目をまんまるに見開いているエマ……を、尻目に、だ。
「エマ、こっちに来て。今からこの子におっぱいを飲ませるから、よく見ていなさい」
「う、うん!」
その場に腰を下ろして胡坐を掻く。
昔取った杵柄《きねづか》というやつで、片腕で赤子を支え、片腕でポロンと服を捲り上げ、ブラも外して……そっと、乳首を赤子の小さな唇に含ませた。
すると……それだけで、赤子は本能的に察したようで、頬を小さく凹ませて必死に……小さな手を前に伸ばして、母乳を吸い始めた。
「うわぁ……赤ちゃん、いっぱい飲んでる」
「そうよ。この子はちょっと痩せているから、沢山飲まないと駄目ね」
「痛くないの?」
「ちょっと痛い時もあるけど、それはこの子が生きようと頑張っているだけだから、痛くはないのよ」
「ふ~ん」
不思議そうに、それでいて興味深そうに授乳の光景を見つめるエマに、千賀子は笑みを向けた。
「エマも、赤ちゃんの頃はこうだったのよ」
「え、そうなの?」
「そうよ。エマも、生きたいって一生懸命私のおっぱいを吸って、大きくなったの。みんな、こうして大きくなるのよ」
「そうなんだ」
「この子はこれから、私にも、エマにも、いっぱい迷惑をかけるわ。おしめは濡らすし、うんちだって出すし、朝も夜も関係なく何かしてほしいって思ったらビービ―泣くわね」
「……たいへんだ」
「そう、とても大変な事よ。でも、エマもそうやって大きくなったの……私が赤ちゃんの頃だって、そうやって大きくなった」
そうして、千賀子は。
「もしも、本当のお母さんとお父さんが出て来なかったら、この子のお姉ちゃんはエマになるの。お姉ちゃんとして、頑張れる?」
「うん!」
笑みを浮かべつつも、力強く返事をするエマに、笑みを返しながら。
『ロボ子……サポートお願い! 4号、あなたの出番が来るから今の内に覚悟しておいてよ!』
『──了解しました、マスター』
『はい、はい……懐かしいですね、まさか再び赤子のお世話をする日が来ようとは……』
こっそり、ロボ子と分身たちにSOSを伝え……そして、生きようと足掻く赤子に、笑みを向けたのであった。
※ 次回より、『激動昭和・宇宙艦隊vsUMA ← また面倒な……(by千賀子) ―みんな、仲間だもんね!―編―』 編となります