ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話 作:葛城
──新たに山をまとめて手に入れた千賀子だが、一旦、千賀子はそれを道子にお願いする形で丸投げした。
理由は、同じ所有者とはいえ分割して持っていると色々と面倒なことになるのでは……と、疑問に思ったからである。
なにせ、彼らから譲り受けた土地だが、目測でも山が二つ……とりあえず、それぐらいはある。
いくら分割しているとはいえ、広さ自体は相当な……それなのに、どうしておやっさんに嫉妬していたのだろうかという疑問が生じるが、アレだ。
俺たちは全員で山二つなのに、アイツは1人で山を一つ持って嫌がる、生意気なやつだ……といった感じだろうか。
千賀子としては、いやいやお前らも大概じゃねと思うしかない話だが……で、話を戻すが、土地の件だ。
実際、道子を通じて紹介された人……税理士なのか不動産関係の人なのかは分からなかったが、そうなる可能性はあるとのこと。
所有者が1人になったとはいえ、税金関係で書類が別々に送られてくる(つまり、払い込み等で二度手間、三度手間)かもしれない。
あと、将来的にそこで何かをやろうとした際、おそらく別個に書類を用意する必要になる可能性が高いので、まとめた方が色々と楽とのことだ。
で、その費用だが、この時のためだろうと千賀子は『賽銭箱』のお金を使うことにした。
女神様が山を山をとおねだりするのだ。ならば、その女神パワーで生み出した金で賄ってもらおうと思ったわけである。
……お金を引き出す時はドキドキだったし、出所を聞かれるかもと、支払う時はもっとドキドキした。
しかし、さすがは女神パワーというやつか。
道子のような資産家の娘でもない、たかが17歳の娘が依頼費用(口止め料込みで)、札束を二つ三つ持って来たというのに、誰も気に留めなかった。
立会人として来てくれた道子ですら、「あら~、用意が良いわね~」と朗らかに笑うだけだったのだから……止めよう、考えると色々と怖くなってきた。
そう、怖いと言えば、『賽銭箱』に収まっている残高も怖い。
前に確認した時は7000億だったのに、今回引き出す時に確認した時の数字は、7002億……そう、この短い間に最低でも1億2000万円も増えていたのだ。
いくら女神的なパワーで諸々を誤魔化したり辻褄を合わせたり概念的なアレすらも捻じ曲げてなあなあにしてくれるとはいえ、だ。
このお金を使うのは怖いなあ……というのが、千賀子の正直な気持ちであった。
慣れてしまうと歯止めが利かなくなるというか、無限に湧いてくるお金に溺れてしまうというか……こう、堕落への本質的な恐怖を覚えてしまうのだ。
これの何が恐ろしいって、それをやっている女神様が『堕落は駄目!』ではなく、『もっと甘えてくれていいのよ❤』というところ。
そう、以前から事あるごとに察する機会はあったが、この女神様はあまりにも基準の尺度が人間とは違う。
なにせ、7000億円という大金から数百万円を引き出しただけなのに、『足りなくなる前に補充しようか?』と聞いて来たぐらいだ。
使うにしても、よく考えてから使った方が良いだろう……そう、千賀子は肝に銘じるのであった。
……。
……
…………で、手続きの問題から正式に千賀子たちへ譲渡されるまでの間、千賀子は何をするのかと言えば……山のヌシになることだ。
千賀子も『巫女』として山のヌシになるまで知らなかった事なのだが、どの山にも、だいたいヌシかそれに準じた存在が居るらしい。
ただし、居ない場合もある。それは、その器に足る存在が居ない場合だ。
というのも、ヌシというのは誰もが気軽に成れるモノではなく、様々な条件をクリアしたモノにのみ、至れる存在らしい。
200年前300年前ならばともかく、昭和のこの頃は大気汚染や環境破壊によって、かつてよりはるかに自然はダメージを受けている。
だから、ヌシが居ても非常に弱っている(疲れ切っているせい)場合や、管理した傍から伐採されたり汚染されたりして手に負えなくなっている場合が多い。
結果、ヌシが居ない山も今では珍しくなくなっており、千賀子が新たに得た二つの内の一つが、ヌシ不在の山だった。
また、そのヌシも……こう、なんだろうか……定年を迎えているのに辞めるに辞められず、身体に鞭打って残業に勤しむサラリーマンのような……そんな哀愁を漂わせているヌシだった。
なので、代わりにヌシをやるよと話してみれば、だ。
それはもう嬉しそうにヌシを譲る譲ると何度もお願いされたので、千賀子は新たに二つの山のヌシに成ったのであった。
ちなみに、そのヌシは白毛が目立つ老いた猪である。野生の獣ではあるが、その目は下手な人間よりも穏やかであった。
せめて、余生は穏やかにと冴陀等村に送り(ものすごく喜んでくれた)、2号には『労わってやってくれ』とお願いしてから……気を取り直して。
続いて、山の浄化と整備を行う。
譲り受ける際に彼らが話していた事が全て事実ならば、今回受け取った山には色々と問題が残されている。
ゴミを始めとした汚染物質、手入れが行われていないゆえに、いつ自然の猛威が襲うか分からない状態、そして、ちょっと言葉を濁していたけど、麻薬系の植物があるかもしれない。
自然に生えてしまうのは致し方ないが、それはそれとして、そこにそういう植物が生えているままなのはよろしくない。
麻薬の力は強大だ。文字通り、一回の快楽のために恋人すら殺してしまう……それが、麻薬なのだ。
そして、彼らの口ぶりからして、それが生えている事を知っている者、既に利用している者、そういう人たちがいる可能性が極めて高い。
というか、居るだろう、間違いなく。
だって、ヤクザに何度か場所を貸していると言っていたぐらいだし……もしかしたら、死体とか埋まっているのだろうか?
(……マジで埋まっているじゃん! 麻薬もあるじゃん、あれどう見たって大麻草だよね!?)
まさかね……と、思いながらも、整備がてら確認してみたら、本当に埋まっていた
しかも、1人や2人ではなく、計17人。
つまり、17人分の遺体が埋まっているわけで、全員が既に地中にて分解され、白骨化一歩手前の状態になっていた。
そして、大麻の方も……まあ、こっちは育てているというよりは、適当に作った畑に大麻をちょろっと植えて放置しただけといった感じだが、そっちもちゃんとあった。
……そう、有った。悲しい事に、栽培(意図的な場合)が見つかれば一発御用の麻薬の原料が。
さすがにヤバいと判断した千賀子は、すぐさま『ククノチ』の力も使って大麻草やケシを山から除去することにした。
これは、それらを目当てに入って来たヤクザなどに、『枯れてしまった、もう無い』と思わせるためだ。
いくら稼ぎになるとはいえ、元々が知識もなく自生に任せていただけだ。環境が変わって生えなくなったと判断されたら、わざわざ来ることもなくなるだろう。
後は、埋まっている遺体だが……可哀想なので、そこに小さなお墓を置いておくことにした。
いちおう、頑張って探せば家族の下へと送ってやれなくもないが……ちらっと感じ取った限り、そうしない方が良いだろうなと千賀子は判断した。
だって、埋められた理由がだいたい借金だったりヤクザと知らずに喧嘩を売ったり……まあ、下手に家族に返したらそっちに迷惑が掛かるように思えたからだ。
なので、いくら原因が当人にあるとはいえ、放置したままなのを哀れに思い、せめて墓だけでもと思ったわけであった。
そうして──時は流れ、12月。
『──走る、走る、師走の空気を突き破り、今年の優駿を決める大決算が──行った! 一着はコレヒデ! 2着と3着はほぼ同着、カブトシローにスピードシンボリ! どちらが上かは判定待ち! 4着にはハマテツソ! 5着は僅差でポンポコロット! 6着はオソマツクン! 3番人気のダービー馬、テイトオーは8着っ!』
(12着ぐらいになるかもと思ったけど、8着か……騎手さんが引き上げてくれたのかな)
暮れの総決算、『有馬記念』を東京競馬場の馬主席にて観戦することになった千賀子は、「やった~、ロットくんが掲示板に入ったわ~」隣で嬉しそうにしている道子に拍手を送ったのであった。
……1966年は、良くも悪くも中々に波乱を含んだ騒がしい一年であった。
旅客機が墜落したり、中国で歴史に名を残す大騒動が起こったり、世界的スターのビードルズが来日したり、100周年を達成する世界的に人気なカートゥーンアニメの創始者が亡くなったり、本当に色々な事が起こった。
そんな中でも、日本は再び好景気の熱を取り戻したからだろうか……師走の末だというのに、東京競馬場には大勢の人達で溢れかえっていた。
悲喜こもごも、というやつだ。
もはや涙も枯れたと言わんばかりに呆然と、馬券を片手に、爪が食い込むぐらいに拳を握りしめている者。
何万何十万という大金を僅か数分で失った現実を前に、顔を真っ赤にして馬券を地面に叩きつけ、地団太を踏む者。
反対に、喜ぶ者も大勢居る。
混み合いに辟易していたけど、何気なく付き合いで買った馬券が大当たりし、今日は豪勢な食事が取れるぞと笑顔の者。
一世一代の大博打を見事勝利し、笑っているのか泣いているのか分からない顔のまま、周りから胴上げされている者。
たった数分の出来事に、何万人という人々が、老いも若きも男女の区別なく……悲喜こもごもを生み出していた。
──それは、馬主席でも変わらない。
有馬記念を勝利したコレヒデの馬主が、大泣きに泣いている。まさしく、男泣き。大の男が、歯を食いしばって咽び泣いている。
負けたのは悔しいが、それは誰しもが同じ事。誰も、コレヒデの馬主に皮肉や陰口を言おうとは思わなかった。
誰かが勝って、誰かが負ける。
今回勝った者は前回負けて、今回負けた者は前回勝っていた。競馬とは、そういう殺伐とした世界でもあるのだ。
「やった~、ありがとう、千賀子~! おかげでロットくんが掲示板に載ったよ~」
「そうだね、良かったね」
「あ~ん、でも、ごめんね~。千賀子のテイトオーが掲示板に載らなかったのに、ごめんなさい~」
「いや、気にしなくていいよ。私としては、8着になれただけでも大健闘だと思うから」
そんな中で、嬉しいけど申し訳ないと千賀子に抱き着きつつ素直に喜びながらそわそわする道子の姿に、少しばかり張り詰めていた馬主席の空気も緩んだ。
……今日、この日、珍しく千賀子が馬主席に来たのには理由がいくつかある。
まず、一つ目。
日本ダービーの時を欠席し、有馬記念までもが欠席するのはと言われ、頑張っているテイトオーを応援する為にも有馬記念には出て欲しいと言われたから。
たしかに、絶対に出席しなければならないと決まっているわけではないが、何時までも姿を見せない馬主というのは余計な噂を呼ぶ。
テイトオーが一生懸命走っているのは事実だし、応援に行かないのは失礼かと反省し、今日この日、やってきたわけである。
次に、道子からもお願いされたから。
まあ、こっちはテイトオーのためというよりは、モチベーションを崩し易いロットのためにも来てほしいという下心だが、それはいい。
千賀子としては、どうせ勝つなら見知らぬ他人よりも、気心知れた知り合いが勝ってくれた方がいいのだ。
なので、申し訳なさそうにする道子の気持ちとは裏腹に、千賀子は全く気にしておらず、『ロットは頑張った! テイトオーも頑張った!』という感想しかなかった。
ちなみに、今日は道子のパパは居なかった。どうやら、どうしても外せない商談があるらしく……との事だ。
「──やあ、こんにちは。元気な声だね」
そうして、2人でわちゃわちゃ戯れていると、なにやら見知らぬ男性が……いや、どこかで見たような気がしなくもない男が話しかけてきた。
「あ、会長様。申し訳ありません、騒がしくしてしまって……」
その男を見た瞬間、パッと道子は千賀子から離れ、居住まいを正した。その顔はほんのりと赤らんでいた。
「ははは、気にしなくていいよ。悲喜こもごも、勝って嬉しい、負けて悔しい、馬主席に座る人たちとて同じさ」
そんな道子の姿に、男は気を悪くした様子も無く笑うと、チラリと周囲を見回した。
そう、誰もが同じだ。
悔しい気持ちはあれど、逆に勝つ時もある。素直に天真爛漫に感情を露わにするのは、若い者の特権なのだ。
それを、この場に居る者たちは分かっていた。だから、誰もが気にした様子を見せず、見て見ぬふりをしていた……っと。
「あの、道子。この人は?」
その中で、競馬の世界にはとんと疎い千賀子には、目の前の男がどういう人物なのかが分からなかった。
「あ、ごめんなさい。この方は、『東京馬主教会』会長の、田中角英さんよ」
ちょっと緊張した様子の道子に、千賀子は首を傾げた。
「田中……あっ、思い出した、名刺をくれたオジサンね」
記憶の想起に、ぽん、と手を叩いた千賀子に、会長の……田中角英は、「やあやあ、思い出してくれたね」嬉しそうに破顔した。
「ごめんなさい、そんなにお偉いさんだったとは知らず……無礼な話し方をしてしまったわね」
「いやいや、構わないよ。そもそも、私は1人の客として来ただけだよ、そこに無礼も糞もないよ」
「そう言ってくれると、私としても気が楽になるから助かります」
特に気が楽になったというか、そもそも欠片も気にしていなかった千賀子がそう答えれば、「ははは、相変わらずだね、君は」どういうわけか、ますます嬉しそうに田中は破顔した。
「──ところで、ここで出会ったのも何かの縁だ。どうだい、食事でも」
その言葉に、道子は軽く目を見開いた。
それは道子だけでなく、田中の後ろに控えていた付き人らしき男も、周囲で様子を伺っていた馬主たちからも、驚きの眼差しを向けた。
「え、あ、あの、どうしましょう? どうしよっか、千賀子はどうする?」
普段の、穏やかながらもどこか飄々とした雰囲気を崩さない道子にしては、珍しく狼狽えている。
それを見て、まあ会長さんだしお偉いさんなんだろうと千賀子は思った。
古今東西、『社長』とか『会長』とか『隊長』とか、とにかく組織のトップに立つ人物は、何かしらの強い立場にある。
力関係がどうなっているかは知らないが、道子が緊張し、一般人の千賀子に判断を委ねようとしてしまったぐらいなのだから、相当な人物なのだろう。
(……う~ん、食事か)
なので、普通に考えたら、関係を保つためにも申し出を受けた方が良い……のだろうが。
「ん~、また次回に誘ってください。今日はたぶん、一緒に付いて行くと面倒臭い事に巻き込まれそうなんで」
「おや、そうかい。それは残念だ、また次回にするよ」
自分だけならともかく、道子も巻き込まれそうな予感がビンビンなので、千賀子は断ることにした。
しかし、常識的に考えれば、断る方がおかしい。「えっ?」と目を白黒させる道子や、周りでギョッと動きを止める者たちを尻目に、当人だけは残念そうである。
「……ところで、その巻き込まれそうというのは、いったい? 後学のためにも教えてくれるとありがたいのだけど」
ただ、それはそれで……といった調子で話を続けたので、千賀子は素直に答えることにした。
「貴方が連れて行こうとしてくれている美味しい天ぷら屋さん、ここしばらくマスコミが張り付いているから」
「え?」
「だから、気持ちだけ受け取っておくわね。貴方も、善意でしてくれているのに、テレビとかで面白おかしく若い娘と遊んでいるとか言われるのは嫌でしょ?」
「……そ、そうだね、それは、嫌だね」
絶句……そうとしか表現しようがない田中を前に、千賀子はグイッと道子の腕を引く。
「ほら、ロットを出迎えに行くのでしょう? 私もテイトオーを出迎えに行くから」
「え、あ、うん……」
「そういうことだから、ごめんなさい。また機会があったら、誘ってくださいね」
「あ、ああ、分かった、機会が来るのを楽しみにしているよ」
唖然とする田中を尻目に、唖然とする道子の手を引いて、唖然としたままの周りの馬主たちの視線を素知らぬ顔で受け流しながら……ふと、思い出して足を止めると、振り返った。
「田中さん、ロッキードです」
「え?」
「もしも貴方の未来でその名を語る者が接近してきたら、警戒してください。もしかしたら、とんでもない事になるかもしれませんから」
「そ──それは、どういうことなんだい?」
思わず一歩前に距離を詰める田中に、千賀子は曖昧に笑った。
「さあ? 私にもさっぱり。ただ、そんな気がしただけですから」
そして、それだけを告げると、千賀子は道子の手を引いて馬主席を出るのであった。
後に残された、田中たちの……そう、政界の大物の驚愕の眼差しを、背中に受けながら。
……。
……。
…………なお、馬主席を出て、少し後。
「ごめん、道子。勝手にしちゃったけど、今から戻る?」
「う、う~ん、いいかな。千賀子が行かない方が良いって言うなら、そっちの方が良いと思うし~」
そんな千賀子は、勝手に決めて動いたことを、道子に謝罪していたのであった。
ポンポコロット(通称:鉄馬・後方腕組みオジサン)
1965年~1969年の間に活躍した、ポンポコ産駒の内の一頭。
鉄馬と称されるほどに頑丈な身体を持っており、芝でもダートでも怪我一つなく完走し、老衰で死亡するまで一度も獣医のお世話になったことがない馬である。
成績はパッとしない(それでも、有馬に5着で入るぐらい強い)が、この頑丈な身体が評価され、けっこう種付け依頼が来たのだとか。
主戦場は主に2000m以上。特に、2400m以上は強かったというステイヤー気質。
マイルも走れないわけではないが、晴れてコースの状態が良い場合はだいたい負けてしまうので、マイルに出走するときは、関係者一同コースよ重くなれと祈ったのだとか。
……さて、他のポンポコ産駒と同じく、ロットにもその血の定めともいうべき呪いを背負っている。
それは、人間の女性同士の仲睦まじい姿……すなわち、無垢な少女や女性が仲良く戯れている姿を見ないと気力を失うということ。
ぶっちゃけると、生まれ持っての『てぇてぇ好き』であり、特に百合未満の可愛らしい花が咲く『きらら空間』を後方から眺めていないとダメになる馬である。
『htt yuriyurik 』
たとえば、この画像。
これは当時のロットの馬主の娘と、66年ダービー馬のテイトオーの馬主さんが戯れているところを、後ろから見ている馬の写真である。
……さて、もうお分かりだろ。
この、熟練職人のような顔で二人を離れたところから見ているのが、ポンポコロットである。
彼は無類の『てぇてぇ好き』であり、美少女と美少女が戯れてキャッキャ楽しくしている様を見るのが三度の飯より好きであり、その為なら食事を放り投げてしまう。
干し草なんか食っている場合じゃねえ(AA・馬Ver)の元ネタであり、実際に放牧地の端っこに居たのに、『きらら空間』を察知して駆けつけてくるのだから、もはや馬ではないUMAである。
なお、同期に同じポンポコ産駒である『ポンポコハサマル』という牡馬がいる。
この馬は逆に『きらら空間』に挟まるのが好きな馬だったらしい。
基本的に誰に対してもどんな馬に対しても友好的な態度を取るロットが、唯一本気で殺しかねないぐらいに敵対した馬なのだが、ロットの説明には関係ない要素が多過ぎるので、ハサマルの説明はここまでとする。