ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話 作:葛城
──とりあえず、電話ではなくて会って話そう。
そうして、人目が付かない場所ということで、明美を『神社』へ招待した(2号が連れてきた)のだが……その顔を見た千賀子は、率直に思った。
あ、これはとんでもなくヤバい事態なんだろう、と。
なにせ、明美の顔色は傍目にも分かるぐらいに悪かった。
それは、肉体的な不調というよりは、精神的なモノから来ているのだろう。その証拠に、出された桃も一切れを軽くかじっただけで、それ以上手を付けようとはしなかった。
まあ、家業の要であるボイラーが壊れたというのだ。
漁師に例えたら船が沈没したも同じだし、職人なら腕を怪我して指がまともに動かせなくなり……音楽家が、聴力を失ってしまったようなものだ。
そりゃあ、誰だって顔色を失くすし、食事もまともに喉を通らなくなっても不思議ではない。
それに……千賀子は欠片も気にしていないし、むしろ頼ってもらって良かったと思っているが、それはあくまでも、千賀子の視点での話。
客観的に見れば、というか、明美の視点から見れば、友人に対して借金をしに来ているも同然である。
それも、ただの借金ではない。
何百万、あるいは何千万か……現時点では定かではないが、まず間違いなく返せる当てが無い借金である。
10万20万、それぐらいならば、まだなんとかなる額だし、明美もここまで青ざめた顔色にはなっていないだろう。
……それに加えて、だ。
明美が、相当な資産家の娘である友人の道子ではなく、色々と手を出して稼いでいるとはいえ、庶民の家の千賀子に相談を持ちかけたのが、その証拠。
道子が信条に反し、友情を優先させようと思ったところで、そのお金の出所は道子のパパ……すなわち、道子自身のお金ではない。
1万、2万ぐらいならば、まだ見て見ぬふりをしてくれるかもしれないが、百万単位の金銭ともなれば話が変わる。
つまり、道子から借金をする場合は、道子のパパを説得する必要があるわけで……残念ながら、明美にはその材料を持ち合わせてはいなかった。
と、いうのも、だ。
まだまだ客足が途絶えていないとはいえ、全盛期に比べたら明らかに右肩下がりの売り上げ、必然的に上げなければならない客単価。
肝心要のボイラーだけでなく、建物や設備の老朽化。明美の口ぶりからして、騙し騙し使い続けているモノもいっぱいあるのだろう。
時代は次々に新しい物が生まれ、人々の目はそちらに向いている最中……はっきり言えば、『銭湯』というのは時代に取り残されようとしている業界の一つである。
実際、千賀子の前世において全浴連(ぜんよくれん)という街の銭湯で構成された組合加入者数がピークに達したのは1968年の事だが、これは銭湯が人気だったからではない。
むしろ、逆だ。
各家庭の内風呂が当たり前の時代になり、今が頭打ちで、これから下がり続ける可能性を危惧した銭湯経営者が増え始めたからだ。
その証拠に、事実として昭和40年代(1965年~1974年)の後半あたりで新規開業が止まり、衰退の兆しが見え始め。
昭和50年代に入り、サウナや超音波、電気風呂などあらゆる設備の充実を図ったが、客足の激減は抑えられず、地方では廃業する銭湯が激増し……昭和の末期にもなれば、都市部でも廃業する銭湯が後を絶たないぐらいの有様となってしまった。
──そんな業界に、資産家だからこそシビアな目を持つ道子パパが手を貸してくれるだろうか?
答えは──限りなく低い。いや、無いと思っていいだろう。
いくら娘の友人とはいえ、道子パパからすれば、それ以上でもそれ以下でもない。彼もまた、その背中に大勢の人達を背負っている。
そんな道子パパが、大恩も義理もない、ほぼ間違いなくリターンが見込めない相手に大金を注ぐかと言えば……あり得ないわけだ。
(私は別に1円も返って来ない大損でも全く構わないのだけど……いや、それは、私がおかしいのだけど)
そんなふうにして、明美に圧し掛かっている現状をいくらか想像しつつ……心の中で自重した千賀子は、改めて道子に尋ねた。
「明美、来てもらって早々だけど、何が起こっているのかをちゃんと説明して欲しい」
「……うん」
そう頷いた明美の声は、いつもよりも数段弱弱しいもので……とはいえ、明美の声に力が無くなるのも当然であった。
……。
……。
…………で、明美が語った経緯は、だいたい千賀子が想像していた通りで、道子に相談しなかったのもまた、だいたい想像通りであった。
曰く、相談して気に病まられるのは……との事らしい。
確かに、道子視点からすれば相談して欲しいとは思うだろうが、同時に、何も出来ないという歯がゆい思いをさせるのも……とは、想像するまでもないだろう。
「……本当はこんな事、千賀子にだって相談したくないけど……でも、背に腹は代えられないの!」
そうして、全てを話し終えた明美は……深々と、千賀子へ土下座をすると。
「お願いします、お金を貸してください。返す当ては、ありません」
偽りなく、誤魔化すことなく、千賀子にお金の無心をした……なので。
「いいよ、返さなくて。とりあえず、1億ぐらいで大丈夫?」
千賀子もまた、率直にいくら必要なのかを尋ね返した。
……。
……。
…………え?
「……いいの?」
信じられない、そう言わんばかりに顔を上げた明美に、千賀子はニコッと笑みを浮かべた。
「いいよ、私にとって、明美が幸せでいる分に比べたら、1億も10億も100億も変わらな──ふぎゅ」
そこまで告げた、その瞬間。
ぽこん、と。
いや、正確には、どすん、だろうか。
いつの間にか部屋に入って来たロウシの蹄キック(激弱K)が、千賀子の背中を踏みつけ──抵抗する間もなく、千賀子はべチャッと畳に上半身を押し付ける形で動けなくなった。
ロウシにとっては本当に優しくしているつもりなのだろうが、忘れてはいけない。
ロウシの体重は、400kgを超えている。いくら他の足で体重を分散しているとしても、その重圧はちょっと力を緩めるだけで数十kgにも達する。
つまり、千賀子はそれだけの重量をいきなり背中から押し付けられたわけだ。全く身構えていなかった千賀子に、それを耐えろというのが無理な話であった。
というか、建物の中はロウシといえど立ち入り厳禁である。どうしてなのかって、床が傷付くかもしれないからだ。
まあ、この神社の床がロウシの体重如きで壊れるかと問われたら首を傾げるところだが、女神様が身構えるしロウシも嫌がるので……それ以前に、だ。
千賀子の記憶が確かであれば、ロウシは現在『冴陀等村』に居るはずなので、身構えておけというのが無理な話なのだ。
「え? え? え?」
これには、というか、唐突な状況に、明美は目を白黒させた。「──っ!?」同様に、突然のことに困惑する間も無く動けなくなっている千賀子もまた……っと、その時であった。
「──なるほど、ロウシが急に『神社』に連れて行けっていうから、なにかと思ったら……本体の私、そりゃあ悪手でしょうよ」
ぬぅ、と。
ロウシの背後より姿を見せた2号の登場に、動けなくなっている千賀子も、目を白黒させるばかりの明美もまた、どういう事かと疑問に思うしかなかった。
で、そんな二人を他所に、だ。
2号は、部屋の外よりジッと覗いている女神様に「大丈夫だから、本当に大丈夫だから」と、話を通した後……あ、ちなみに、明美には見えていない。
曰く、『女神様はシャイでコミュ障だから』とのこと。
まあ、そんな説明をされても見る事も聞く事も感じる事も出来ない明美は、「はぁ……?」と頷くしかないが……改めて、這いつくばったままの千賀子の耳元へ唇を近付けた。
『本体の私さぁ……自覚なかったっぽいけど、母性をビシバシに刺激されている女神様と似たような雰囲気出していたわよ』
『──っ!?!?!』
『友人から頼ってくれて、脳汁出るぐらい嬉しかったんでしょ? でもね、そこから先はアレの領域になってしまうから……分かったわね、本体の私?』
『──おっ、おぅ!?!?!?』
びっくん、びっくん、と。
千賀子の総身が強く震えた。まるで、電気ショックを受けたかのような、もはや跳ねたと表現しても良いぐらいの震え方だった。
──ブフフン、と。
2号と千賀子の会話が聞こえなかった明美は首を傾げるばかりだが、耳が良いロウシは……やれやれと言わんばかりに鼻息を吹くと、ゆっくりと蹄を下ろしたのであった。
なお、女神様は『女神様と一緒』というワードに気持ち悪い声を出していたが、千賀子たち以外には聞こえなかった。
──気を取り直した千賀子(2号の助言を受けて)より、お金の代わりに幾つかの条件を出した。
一つ・千賀子のやり方に意を挟まないこと。(売却等は例外)
これは、実質銭湯の要であるボイラー代金を払うので、千賀子より『○○しなさい』という指示があれば、速やかに行うというもの。
※ただし、物理的に不可能な場合、施設を売却しろといったモノは除く。
二つ・千賀子の許可なく、勝手に経営を変えてはならない。
これは、これからは○○の時代だからと千賀子の許可なく勝手に施設を売却したり、改装して別の用途に変えるなどをしてはならないというもの。
※ただし、法律や災害等で止むおえずそうしなければならない場合は除く。
三つ・千賀子の許可を得ている者は、タダとする。
これはまあ、説明するまでもないだろう。もちろん、際限なく誰でも許可を出したりはしない。何百万、何千万の肩代わりとなれば、むしろ安いぐらいだ。
※説明不要。
四つ・千賀子の所有している馬用の入浴スペースを作り、随時利用可能の状態を保つこと。
これは、千賀子の所有している馬(ロウシ・テイトオー)の入浴設備を用意し、24時間使えるようにしておく。
※お金は全て千賀子が出す。また、この入浴設備に限り、千賀子が保全を行う。
それが、千賀子の出した条件である。
「うん、それでいい、ありがとう、本当にありがとう」
これに対して、明美は即答と共にお礼を述べた。
実質的に銭湯の経営権を握るも同然の条件だが、明美はその点については欠片の不安も抱いていないようだった。
曰く、「そういう人ならとっくの昔に縁を切っている」との事。
まあ、実際のところ、女神様にお願いされようが断固拒否するし、公的機関が敵に回っても千賀子は立ち向かうぐらいの気持ちなので、明美のその言葉は率直に嬉しかった。
で、だ。
とりあえず、契約書云々は後日、道子の手を借りるとして……相談しなかった事を道子から怒られそうだが、とりあえず、そうするとして。
「ところで、本体の私と同期したから事情は分かっているのだけど、一つ聞いていい?」
「なんですか、2号さん」
「そのボイラーなんだけど、どうして壊れたの? 壊れるにしても、いきなり壊れるとか……前兆とか、無かったの?」
「前兆、ですか?」
千賀子としては早速明美の家に向かうと思っていたが、その前に2号から待ったが掛かった。
ぶっちゃけ、そういうのは後で良いのではと千賀子は思ったが、なにやら2号が真剣な眼差しをしているので、黙って見ておくに留めた。
本体の癖にと言われそうだが、分身は時に本体以上に頭を働かせる時がある。
もしかしたら、2号は千賀子の冷静な部分、理知的な部分が強く表に出ているのかもしれない……と。
「……ごめんなさい、思いつかないわ」
「何でも良いの、異音がしていたとか、振動がしていたとか、ちょっとした違和感とか無かった?」
「う~ん、どうだろう……私は専門的な知識が無いから分からないけど、そういう異常が有ったら、ご飯時とかに話が出ていたとは思うけど……」
「つまり、ボイラーが壊れて買い替えが必要な……それを予感させる異常はこれまでなかったってわけね?」
「うん、少なくとも私は知らないかな」
「ちなみに、ボイラーの燃料は何を使っているの?」
「燃料? え~っと、その時によって違うこともあるけど、うちは『石炭』か『おが屑』か、ゴミに出される木片かな。おやっさんのところで出る、木くずを融通させてもらっているの」
「あ、そうなの?」
──え、そうなの?
思わず同じタイミングで目を瞬かせる千賀子と2号に、「千賀子だから言うけどね……」明美は憂鬱そうに溜息をこぼした。
「銭湯で一番掛かる経費って何だと思う?」
「……燃料?」
「そう、燃料。言い換えたら、燃料の値段がそのまま売り上げに直結するの。水道代よりも、よっぽどね」
千賀子が答えれば、明美は……悩ましげに頭を掻いた。
「この際だから言っちゃうけど、うちのボイラーって横置多管式(シェル&チューブ式)ってやつなんだけど……ぶっちゃけちゃうと、古いのよ」
「そりゃあ、壊れるぐらいだから古いのは当たり前でしょ」
「違うの、そういう古いって意味じゃなくて、ボイラーの種類が古いってこと。最新のボイラーって石油とか重油を使うらしいのだけど……これがね、ものすっごく高いのよ」
「高いって、最新のボイラーが?」
「そう、高いの。でもね、燃料の重油が昔に比べてちょっとずつ安くなってきて、反対に石炭の値段がちょっとずつ上がっているのよ」
「……あ~、なるほど」
明美の言わんとしていることを察した千賀子は、あまりにも身に覚えのある、明美たちが陥った経緯に同情した。
──言うなれば、決断を下すのを引き延ばした……ジリ貧のまま耐え続けた結果、ついに最悪の状況を引き当ててしまったようなものだ。
古いボイラーがいずれ壊れるのは明美たちも分かっているが、買い替えとなるのはそう簡単に決められる事ではない。
明美もサラッと説明していたが、昔に比べて売り上げが下がって来ているからこそ、余計に悩んでしまったのだ。
また、新しいボイラーは木くずや石炭が使えない──すなわち、場合によっては新規の取引先を見付けなければならない。
そりゃあ、将来の事を考えたら、すぐにでも新しいボイラーに変えた方が経費も削減出来るかもしれないが……客足もまた同様に減り続ける可能が……話が逸れたので、戻そう。
「……で、2号はそれを明美に聞いてどうするの?」
ウンウンと頷く2号に千賀子が訪ねれば、明美もまた同様に、不思議そうに首を傾げる。
「……ん~、いや、大した事じゃないのだけど」
「だけど?」
「どうも、勝手な想像なんだけどね」
「??? もったいぶらずに、はよ」
反対に首を傾げる千賀子と明美に、2号は邪推でしかないけど……と、前置きをしてから。
「いや、その、最近は内風呂とか増えているけど、もしも、そう、もしもだよ……明美のところの銭湯が閉店して、一番喜ぶのはどこかな~って」
「どこかなって、それは……」
「そう、内風呂を始めとして、そういった関係設備を取り付けてくれる工務店とか、そのものを販売している関係会社よね?」
言われて、千賀子と明美は……ん? と目を瞬かせた。
「その、これはまあ……そう、超常的スピリチュアル前世というか、ここには無い知識的なアレの話なんだけど、合成のゴムタイヤってよく燃えるのよ」
「え……あ、あ~、なんか(前世の)テレビで見た覚えがあるね、それ」
辛うじて記憶のどこかで引っ掛かるその情報を口に出せば、2号は頷いた。
「そう、本体の私も覚えがあるみたいだけど、燃えるのよ。だって、合成ゴムって石油が原材料だから。石炭や木材を使うよりも、高温になるのよ」
「つまり?」
「石炭とか木材を燃料として使うボイラーに、石油で出来たタイヤを日常的に使ってしまうような状態なら、皆が想定したよりも早く、ボイラーが寿命を迎えてしまうのではなくて?」
「……え?」
瞬間、千賀子と明美はポカンと呆けた……そんな二人に、2号は。
「石炭も廃タイヤも色は黒、共に燃やしたら黒煙が出て、臭いも共に独特だから、切り刻んで混ぜてしまえば……まさか、そんな物が混ぜられているなんて想像すらしていないし、いちいち確認したりしないから、気付かないのではなくて?」
「…………」
「…………」
明美も、千賀子も、唖然とするしかなく……けれども。
「その、もしかしたらなんだけど……何処からか、安くボイラーを買いませんかとか売り込みに来た人とか居なかったかしら?」
「……い、居た。というか、先日から……」
「それって、状況の偵察かしらね。ボイラーを買ってくれてもヨシ、廃業したならしたでヨシ、どちらに転んでも、美味しい思いをするのは……」
そこまで話したあたりで──千賀子と明美は、スッと立ち上がると。
「──お願い、千賀子! 本当ならそいつら、やっちゃって!」
「──任せろ! 糞野郎どもめ、なめた真似をしくさりおって!」
「いや、落ち着きなさい、まだ決まったわけじゃ──ああ、もう居ない……」
2号の制止を他所に、千賀子は明美を連れてワープしたのであった。
……。
……。
…………なお、その後に生じた騒動を説明すると長くなるので、詳細を省くが。
1.ボイラーに使用する石炭に廃タイヤが混ぜられ、また、ボイラー内部も確認したところ、タイヤ由来と思われる未燃焼物質の一部が見つかる。
2.ボイラーのセールスに来た者を、千賀子の巫女的シックスセンスで確認したところ、たっぷりとへばり付くような悪意をこれでもかと感じ取った。
3.そのセールスマン関係には、とある工務店の存在を確認……再び、巫女的シックスセンスで様子を伺ったところ……どう言い訳してもギルティ的な会話を社長含めた役員がしているのを確認。
4.他者を非道な行いで路頭に迷わせるのであれば、逆にやり返されるのもまた仕方がない……と判断した千賀子による、一夜にして会社の機材や道具、車など全て紛失お仕置き。
これにより、明美の家を陥れようとしていた者たちはその後、まったく明美の家へ訪れることがなくなったのであった。
「──ヨシッ! ここを掘り進めば温泉が湧き出るから。そういうふうにしたから!」
「えっ!? 温泉が!??!?!?!?!?!」
「ボイラーもこの際新しく、建物も改装しなよ。ダービー馬が入りに行くお風呂なんだから(意味不明)」
「ダービー馬って、そんなに凄い馬なの? ……ちょ、お父さん!? なんで急に泡吹いて──落ち着け! 落ち着きなさい! 千賀子のやる事だから!」
「あと、牛乳置いといてね。私が来た時に飲みたいから、お金は出すから──あべし!?」
「千賀子が馬に蹴られた──っ!?!??!? っていうか、また!? どっから来たの、ロウシくん!? なんでそんなに千賀子を蹴るの!?」
──ブフフン!
色々と騒がしい事にはなったけど、とりあえずは、解決したのであった。
※ 最後のブフフンに込められた言葉。(千賀子以外には分からない)
意訳:
見返りを求めない贈り物は、時に相手を潰してしまう。
少なくとも、卑しい性根でない限り、受け取ったモノと同等のモノを返せずに苦しませてしまう。
相手のためを想うならば、むやみやたらに与えてはならない!