ピックアップガチャ(固定)スキル持ちの転生TS美少女が行く、激動昭和なお話   作:葛城

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第71話: バンザイすれば、前からも後ろからも丸見え

 

 

 結局、明美のところの銭湯は全面的な改装……というより、もはや一から建て直す方が良いとの話になった。

 

 理由としては、やはり建物全体の老朽化だ。

 

 ボイラーもそうだが、どうしても一般的な家屋よりも高温多湿な環境に置かれやすいからだろう。害虫や害獣の存在もまた、関係していた。

 

 害獣の代表は、ネズミだろう。

 

 どうやら夏場は暑くて離れているらしいが、冬場などの気温が下がる時期は床下などに潜んでいたらしく、ちらほらミイラ化した死体が転がっていたらしい。

 

 今のところは上部に臭いなどが入り込む隙間が無いので気付かれないだろうが、ネズミたちに覚えられている可能性が高いので、いずれは問題になるだろう……とのこと。

 

 害虫は、さすがに大黒柱のような主要な柱は無事なようだが、いくつかの柱は内部で腐食が見られ、一部ではシロアリが確認された。

 

 今すぐどうこうなるわけではないが、建物そのものへのダメージはけして無視して良いものではなく、駆除するにしても相当根気強くやる必要があるとのことだ。

 

 また、屋根瓦の一部に破損が見られ、そこから微量ながら水が入り込んでいたらしく、それが天井裏の一部を腐らせてしまっていたらしい。

 

 天井裏は滅多に見に行かないし、それこそ年に一度だけ異常が無いかを目視で確認するぐらいだったので、発見が遅れてしまったようだ。

 

 幸いにも水漏れする量は微々たるモノだし、お客の目に留まる場所ではないので気付かれ難いが……それでも、放置し続けていいわけがない……とのこと。

 

 あとは、排煙用の煙突も、老朽化が進んでいたようだ。

 

 どうやら、燃料に混ぜられていた廃タイヤが悪さをしていたらしく、油のような粘性の物質がべったりと張り付いており、通常の掃除では落とせないらしい。

 

 また、あくまでも石炭や木材を燃料として使うのを設計された煙突だったため、内部で劣化が進み、極々一部ではあるが亀裂も確認出来てしまった。

 

 

 結論としては、だ。

 

 

 本来なら、まだ5年ぐらいは大丈夫だったらしいのだが、過去の災害……伊勢湾台風の時に受けたダメージが、いよいよ表面化し始めているのも、ある。

 

 部分的な改装でも当面は問題ないが、結局無事な所も経年劣化が進んでいるので、5年10年後には、そこから問題が生じる可能性高い。

 

 なので、理想としては全面的な改装か、いっそのこと一からの立て直しをした方が良いかもしれない。

 

 ボイラー新調だけでも営業再開は出来るだろうが、次にまた台風などの災害が起こった時は覚悟した方が……とのことだった。

 

 

「あの……本当に、建物までも良いの?」

「うん。もうこの際だし、やってしまおう。お金出したのに数年後には結局建て直しとか、事故が起きて大問題っていう方が、私としては嫌だし」

 

 

 さすがに、ボイラー代金だけでなく建物ともなれば、一般家庭とはワケが違う。本当に、億単位の費用になってしまう。

 

 この頃は現代と違って……いや、現代でも、鉄骨を使うよりも木造の方が安いが、現代とは違って建築用の木材が世界的に高騰していなかった。

 

 なので、現代よりも原材料は安かったりするのだが……まあ、現代のようなオートメーション化されていないから、総合的に見たら現代とそこまで変わらないのだけど……とにかく、だ。

 

 

「……だ、だから、仕方ないんだよ? 見知らぬ他人ならともかく、友達を助けられるのに助けられなかったっていうのは、私としてもたいへん心が痛むというか……」

 

 

 その際、ロウシからジロリと睨まれた千賀子が、慌てて弁明を計る場面もあったが……ロウシは、何も言わなかった。

 

 助けるならば、そう決めたのであれば、半端に手を出すな……というわけか。

 

 あるいは、ロウシの想定していた以上に設備がボロボロだったので、もう仕方ないと諦めたのか……まあ、それは定かではないけど。

 

 

 ──ブフフン。

 

 意訳:(まあ、助ける方向で話を進めていたし、いまさら反故にするのは、道理が通らない……か)

 

 

 なんとなくだが、後者かもしれない……人間だったなら、苦笑としか言い表しようがない感じの鼻息を吹いたロウシに、千賀子は、えへへと愛想良くするしかなかった。

 

 

 ……で、まあ、そうして一からの立て直しが始まったわけなのだが。

 

 

 そうするとまず困るのは、完成するまで明美たちが住むところ……だが、それは明美たちが自力でなんとかするとの事だった。

 

 どうも、オンボロとはいえ、近くに誰も住んでいない長屋(腰の曲がったお婆さんが大家さん)があるらしく、完成までは家族全員でそこで住むとのことだ。

 

 長屋の大家曰く、『住んでいた人たちは東京に引っ越し、建物も古くてボロボロだし、最後に住んでくれるなら有り難い』とのこと。

 

 なんでも、この地へ引っ越して来る人は多くないし、そういう人たちは新しく出来るマンションとかアパートに行くし、自分はもう先が短いから……とのことで。

 

 旦那には先立たれたし、子供たちは全員戦争の混乱で死んでしまったから、最後に子供たちの元気な声を聞いておきたい……とのことらしい。

 

 なので、家賃は税金分だけ。あとは自分が死んだ後の諸々、家族の墓に入れてくれるならば……という条件さえ呑んでくれるならば……と、なったらしい。

 

 

 これには、明美の御両親はたいへん感謝したとのこと。そりゃあ、そうだろう。

 

 

 この頃は今よりもはるかに働き口が有ったとはいえ、そんなすぐには見つからないし、自営業だったので完成するまでは無収入である。

 

 知り合いを頼って日雇いしたり、別の仕事で日雇いしたりと、以前に比べたら収入減が避けられない以上、家賃が低いというのは本当に助かる話なのであった。

 

 

 ……。

 

 

 ……。

 

 

 …………で、肝心の銭湯の工事だが、おやっさんが社長を務める『蜂陀組』に任せることになった。そして、その材料の一部を千賀子が用意する話になった。

 

 具体的には、大黒柱に当たる主要な柱を数本分。

 

 理由は、2号から『どうせなら、山の材木を使えば? 安上がりだし、そこらの材木とは比べ物にならないぐらいに強い材木よ』と言われたからだ。

 

 金を使うためなのに節約とはコレ如何にという話だが、せっかく新しく建てるのであれば、長持ちして欲しいなあと思うのは、当然の感情だろう(by.千賀子)

 

 ちなみに、千賀子が用意した材木を見たおやっさんは、『ほ~、良質なやつだね』と、よくあの山から見付けてきたなと感心した様子であった。

 

 

 ……。

 

 

 ……。

 

 

 …………なお(その1)、山の樹木を使うことに関して、女神様に尋ねてみたのだが。

 

 

(女神様、友達のために使って良いでしょうか?)

 ──いいですよ❤ ほんのり赤らんだ顔も可愛いですね❤ 投げキッスしてもらえますか❤

(……こ、こうですか──チュッ)

 ──イイ、スゴク、キク……イイ、ハルカニイイ……!!!! 

 

 

 思いのほか、けっこうあっさり許可が下りた。その際の、グニャグニャ全身の手が蠢く姿は、なんかタコが絡み合っている……止めよう。

 

 なお(その2)、明美たちに対しては。

 

 

「いや、山の保全も兼ねて、切らないとダメなやつがあるからさ、何かに使えるならちょうど良いかなって」

「そ、そう? それなら安くなるわけだし、私も気が楽になるから有り難いのだけど……本当に他意は無いのね?」

「無いよ」

 

 

 君にヨシ、私にヨシ、双方にヨシという、みんなが幸せな世界なので、そこまで気にしなかった。

 

 

 

 

 

 

 ──さて、それからさらに時は流れて12月の始め。

 

 

 結局、退学になってしまった生徒や、停学に留まったけど明らかに以前より親の監視が厳しくなった生徒たちが増えてしまった、千賀子が通う学校を他所に、だ。

 

 世間は、いや、世間の女子たちの間で、とある服が大流行の兆しを見せていた。

 

 

 それは、『ミニスカート』である。

 

 

 千賀子はテレビをあまり見ないので知らなかったが、実はイギリスより有名なファッションモデルが『2人』来日していたらしく、そのモデルが履いていたのがミニスカートだったらしい。

 

 現代では外国のモデルなんてスマホをポチポチするだけでいくらでも見られるのだが、この頃の外国というのは本当に別世界の話であり、若者たちの間では憧れの世界であった。

 

 なにせ、実物の白人(黒人も)を目撃しただけで話題になり、人々の視線がそこへ集まる時代だったのだ。

 

 

 そんな時代に、だ。

 

 

 日本人女性よりも背が高く、日本人女性よりも腰が高くて足が長く、日本人女性よりも洗練された(ように見えた)女性が、キリッとミニスカートを着こなしていたら、どうなるか。

 

 答えは──何時ぞやのブルマー流行と同じ、だろうか。

 

 そう、ブルマーもまたある種の憧れだったのと同様に、ミニスカートもまた、新時代のファッショナブルとして、年頃の女性たちの心をガッチリ捕まえたのである。

 

 これがまあ、不思議なモノで。

 

 それまでの日本にもミニスカートはあったのだけど、持っているだけで履かなかった女性が大半だったのに、いざテレビで脚光を浴びると、だ。

 

 1人、また1人とミニスカートを求める女性が増え始め、敏感な者はもう既にミニスカートを履いて出歩くことに忌避感を抱かなくなっていた。

 

 それを、流行に流されやすいと捉えるか、ある種の女性性の開放と捉えるかは、判断に迷うところだが。

 

 この頃から特に、若者たちの間で反伝統主義……すなわち、既存文化への反発心が強まり、『カウンター・カルチャー』、またはモダニズムへの強い傾倒が広まり始めるのであった。

 

 

「……2号、どう思う?」

「率直な感想を聞きたいの? それとも、優しさに包まれた感想?」

「率直な感想の方で」

 

 

 ……まあ、そんな世間の騒乱を他所に、神社では、だ。

 

 

 道子から『最近流行になっているらしい服が手に入ったから、せっかくだから送るね~』とのことで、道子から届いた服……テレビで紹介されているようなミニスカートと格闘していたのだが。

 

 

「ぶっちゃけ、それで外に出ちゃ駄目。歩くだけで普通にパンツ見えるから。というか、立っているだけでもヤバいから」

「え、マジで? 押入れ箪笥《たんす》にあるやつよりヤバいかなとは思っていたけど、そんなに?」

「私たちはお尻が大きいからね。日本女性の体形に合わせたやつだと駄目よ、外人体形のやつじゃないと……下手すれば、座った時に破れるわよ」

「う~ん、そっかぁ……胸も腰も余裕があるから、夏場とかはこういう服も悪くないかなとは思ったのだけど……」

 

 

 残念ながら、此度の結果は千賀子の敗北……いや、勝利……う~ん、敗北となったのであった。

 

 そう、世間では大流行の兆しを見せているミニスカートだが、千賀子は履けなかった。

 

 いや、正確には、履くとパンツが丸見えになってしまうので、外では履けなかった。

 

 なにせ、千賀子の太ももは細くはない。

 

 全体的には痩せているように見えるけど、太ももは絶妙な塩梅で肉が搭載されている。ムチッとして、スラッとしているのだ。

 

 なので、日本人女性に合わせたミニスカートでは丈が、余裕が足りない。ピッチリと、尻の形が浮き出てしまう場合すらある。

 

 来年には古臭い恰好と女子たちから揶揄されるだろう、ロングスカートが、千賀子的には一番楽な恰好であった。

 

 

「いやあ、やっぱこういうのは明美が一番似合うわ……明美、足が細くて長いし、美人でモデル体形じゃん」

「でも、本体の私? 記憶が確かなら、明美はこういう恰好を好んではいなかったんじゃないかしら?」

「そうなんだよね……明美の方にもたぶん送っているだろうけど、残念ながら私も明美もこれは履かないだろうなあ」

 

 

 溜息をこぼし、着替える千賀子。丁寧にシワを伸ばし、押入れ箪笥に入れっぱなしのミニスカートの隣に、それを戻した。

 

 ……。

 

 ……。

 

 …………そうしてふと訪れる、無言の間。

 

 

「あのさ、2号。その、一つだけツッコミをして良いかな?」

「いいわよ、この場には私と、そこで覗き見している女神様しか居ないから」

 

 

 その沈黙を破った千賀子に対して、2号は全て分かっていると言いたげに了承した──ので、千賀子は大きく深呼吸をしてから……傍のコタツ机に広げられていたイギリスのファッション雑誌を、ズビシッと指差すと。

 

 

「──おまえ、なにやっとんの!?!?!?」

 

 

 そこに印刷されている、『ミニスカートを履いてキメ顔をしている3号』へと、ツッコミを入れて。

 

 

「ん? 呼んだ?」

「読んだけど、呼んでねえよ!」

「なんと、ツレナイ言い方だな、本体の私は。こう見えて私は世界的売れっ子ファッションモデルなのだぞ」

「知っとるわい! だから恥ずかしいんじゃい! こっちはな!」

 

 

 ガラリと襖を開けて、ミカン片手に入って来た3号は、千賀子の吐き捨てるような言葉を尻目に、イソイソとコタツに入り、だらけた様子でミカンを剥き始めたのであった。

 

 

 ……そう、必要最低限の連絡(エネルギー補給の際にだけ)しか寄越さず自由に外国へと出て行った3号だが、何時の間にかモデルになっていたのである。

 

 

 それも、ただのモデルではない。

 

 つい最近来日した『ミニの女王』と双璧を成す、謎多きファッションモデルなのだ。

 

 コレの何が恥ずかしいって、3号は千賀子の分身である。姿形は変わっても、分身である事には変わりないし、こいつは分身なのだという感覚が千賀子にはある。

 

 つまり、自分の分身がキメ顔でランウェイしたり、向けられるカメラにキメ顔したり、とにかく……そう、とにかく、自分がそうしているみたいで、羞恥心が半端無いのである。

 

 

「まあ、そう固い事を言うな、本体の私。こう見えて私は反戦運動を始めとして、ベトナムの帰還兵たちを迫害するなと運動しまくっているからな」

「くっ、それは、そうなんだけど……」

「しかし、外国も大概だったぞ。冴陀等村程ではないけど、それに近しい場所があってな……何を血迷ったのか、私を神の化身だと本気で、それこそ遺伝子レベルで思い込んでいる村があってな……」

「うっ、ま、まあ、それも、それは、そうなのだろうけど……」

「まあ、冴陀等村とは前提が違うが、アレもまた今の社会には絶対に馴染めない価値観でな……幸いにも、帰還兵への悪感情を欠片も理解出来ないらしいから、慰撫する役目を与えたら滅茶苦茶張り切ってくれているぞ」

「それは……止めよう、この話は」

「うん、私も止めたいと思ったところだ。まあ、割《わ》れ蓋《ぶた》に綴《と》じ蓋《ぶた》っぽいし、お互いに幸せなのは間違いないから、そういう出会いがあっても良いとは思うのだけどね」

「……ノーコメント」

 

 

 ぐったり、と。

 

 もう何かを言う気力も無くなった千賀子は、3号と同じくコタツに入ると、深々とため息を吐くしかないので……っと。

 

 

「そういえば、本体の私。この前、道子から通じて新しく買った馬の名前はどうするの?」

 

 

 そういえばと言わんばかりに話題を出した2号に、千賀子は首を傾げた。

 

 

「ん~……ああ、あの馬か」

 

 

 すぐに、思い出した。

 

 その馬は、紆余曲折を経てから道子を通じて、千賀子の下へとやってきた馬である。

 

 まあ、やってきたとは言っても、その経緯は複雑である。

 

 まず、その馬は元々違う馬主の下へ行くはずだったのだが、どうもその前に難しい選択を迫られたらしく、泣く泣く諦めざるを得なかった馬らしい。

 

 いったい何がって、それはその馬主が、事業に投資し過ぎて馬の購入費用が無くなってしまったから、らしい。

 

 もちろん、事業が悪化したわけではない。むしろ逆で、投資の結果は今のところ順調で、1年2年後には3倍にも4倍にも返ってくるだろうとのことらしい。

 

 ただ、そこで問題となるのが、肝心のその馬をどうするか、である。

 

 いくら現状が順調とはいえ、絶対ではない。

 

 予約という形でキープしたけど、実際には事業が傾いてしまってお金を払えません、キャンセルします……となれば、大事だ。

 

 そうなれば、その馬主はその牧場だけでなく、経緯を知った全ての牧場から門前払いされるようになっても不思議ではない。

 

 だから、その馬主は泣く泣く諦めた。

 

 

 だけど、問題はここからも生じた。

 

 

 その馬は、けして血統は悪くない。むしろ、良い方なのだ。

 

 しかし、経緯は何であれ、『買い手が付いていたのに離れた』という部分に他の馬主たちは縁起の悪さを覚えたのか、次の買い手が現れなかったのだ。

 

 下手に値段を下げればその馬の格が下がるし、その血統のブランドにも影響を与える。

 

 だから、これにはその馬主もかなり気を病み、なんとか四方八方へ話を通し、誰か買ってくれないか……という話が、道子パパから道子へと通じ、千賀子の下へと届いた。

 

 

 ……最初、千賀子は断ろうと思った。

 

 

 千賀子としては、別にテイトオーだけでも十分であるからだ。だが、そんな千賀子に、ロウシから話を持ちかけられたことで、気が変わった。

 

 だって、『──私も歳だから、いずれ私が居なくなった後、テイトオーを一人ぼっちにさせてしまう』と、ロウシから言われたから。

 

 その時、縁起でもないことを言うなと千賀子は怒った。

 

 だけども、祖父の事を思い出し、どんなに元気でも、いずれ誰しもに訪れる結末だということを改めて考えた千賀子は。

 

 ……しばらく悩んでから、いずれテイトオーが寂しくならないようにと、新たに購入する事を決めたのである。

 

 

「名前、名前かぁ……まあ、それはもう決まってるんだよね」

「あ、そうなの? 同期しないといちいち聞かないと分からないから、不便だわね──で、どんな名前なのかしら?」

「う~んと、購入予定だった前の馬主さんと面会して、決めたんだけどね」

 

 

 むくりと、顔を上げた千賀子は。

 

 

「ダイシン……『ダイシンボルガード』。恩のある相手の名前を使って欲しいってさ」

 

 ──私は、どんな名前でも良いんだけどね。

 

 

 そう話すと……もう今日はヤル気を出しませんと、ぐてーっとコタツに身体を預けたのであった。

 

 

 

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