ビューティダンガンロンパ女学園 咲き誇る花園と這い寄る絶望   作:カセットコンロォで焼いた豚

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第一章④

 

「友達になるにあたって何をすればいいのでしょうか」

 

「私もそんなに交友関係が広いわけじゃないからわからないわね」

 

「……」

 

 私と伽前さんが友達になって5分後。

 

 時刻は午後3時を回り、いくら動いてないからとはいえ小腹が空いてくる時間帯ということで二人で食堂に来た。

 

 小腹を満たした後に距離の詰め方を二人で模索しているのだが……結局、頭を悩ませるだけ悩ませて収穫はナシ。

 

「取り敢えず自己紹介しますか?」

 

「そうね、お互いを知るということは距離を縮める事に有用なはずよ」

 

「改めて私は霧ヶ原ララといいます。"超高校級のそれなり"としてこの学園に来ました」

 

「伽前ナコト。"超高校級の幸運"。……このあとどうすんの?」

 

「わ、わかりません……」

 

 行き詰まり。こういう時ってどうすれば良いんだろう……誰でもいいから助け舟を出して欲しい。

 

「呼ばれて飛び出てジャジャジャジャジャジャーン!!ってジャが2つ多いわっ!」

 

「わっ、園神さん!?」

 

 急に大声を出しながら食堂に入ってきた園神さんは、そのままズカズカと私達のところへやって来る。

 

「よっ、ララ。それとお前は……ナコトだっけか?」

 

「そうよ、伽前ナコト。それで、何しに来たのかしら?」

 

「おう!聞いて驚くなよ!ふたりの距離感が中々縮まらないから仲良くなる方法を教えに来たんや!」

 

 なるほど……確かに園神さんの豪快さを見れば仲の良い人も多いことが伺える。

 

「ちなみに教えてくれたんは春百やで」

 

 春百さんが……。きっと食堂の入口とかで私達を見たのだろう。

 

「余計なお世話……と言いたい所だけど。正直これに関してはからっきしだったから、感謝してあげなくもないわよ」

 

「ん?感謝してあげないに……ないがついて……んん??」

 

「……感謝するって言ってるの!」

 

「なんやそーゆーことか!なんかやる気出てきたわ!」

 

 力こぶを見せつけているが、全くと言っていい程に無い。ぷにぷにしてそうな腕だった。

 

 

「まず自己紹介っつーても名前とか所属だけじゃつまらんのや。趣味とか休日の過ごし方とか、そういう個性も聞かなあかん。そっから共通の話題とかを見つけて、会話を続けるんや。

 

 それと、相槌打つだけやのうて相手に話題も振らんと長続きせーへんし、会話じゃなくてただの質問や。

 

 だからまずはお互いの個性を知り合うところからやな!」

 

 すごい……!先程までの豪快さが無くなったかのように長文をスラスラと言ってる……!

 

『うぷぷぷぷぷぷ……じゃあまずはボクからだね!』

 

「うげっ、モノクマ!しかもぷが多いっ!オレのパクリやんけ!今いい感じなんやからさっさとどっかいけや!」

 

 園神はモノクマに食って掛かる。先程までとはまた違った空気が漂い始めた。

 

『パクリ……?パクったのは園神さんの方じゃないか!ボクの方がオリジナルだよ!!

 

 まったく、最近の若者はすぐ自分の罪を他人に押し付けようとするんだから……』

 

「ぐぬぬ……」

 

「なんで押し負けてるのよ」

 

「ほら、ワンチャンオレが知らんだけでモノクマが先に使っとった可能性もあるし……」

 

「律儀ですね」

 

「それに実際、最近の若者だって……」

 

「それ以上はやめときましょう!」

 

「そうね、特大主語っていうのはいつの時代も叩かれるものよ」

 

「いやでも……」

 

「「なんでそこは粘るのよっ!(粘るんですかっ!)」」

 

『……』

 

 放って置かれた事に寂しさを覚えたのかモノクマはトボトボと帰っていった。

 

 

「なんやったんやアレ」

 

「アンタの思考回路もなんなのよ」

 

「てか思ったんやけどさ」

 

 園神さんは気まずそうな顔をしている。また少し空気が重くなった気がした。

 

「一応今オレらって……あー、別にする気とかは無いんやけど……ほら、コロシアイの最中ってことになっとるやん?」

 

「包み隠さず言うならそうなるわね」

 

「そんでさ。普通に過ごしとったらコロシアイなんて勃発せんと思っとるんやけど」

 

「……なるほど、つまり貴女が言いたいのは」

 

 伽前さんはより神妙な顔つきで、よりトーンを下げ、より緊張感を出し、はっきりと言い放った。

 

 

 

 

「私達の中に黒幕か内通者……つまり"裏切り者"がいるかもしれないって話ね」

生き残りメンバー予想(超高校級の才能については本編のプロローグ時点で判明しているものを、名前は判明していないものも含めて記載されています。)

  • 入蠱陀子  超高校級の???
  • 戛戛担々  超高校級の???
  • 霧ヶ原ララ  超高校級のそれなり
  • 車田亜矢  超高校級のスケバン
  • 小島和歌子  超高校級のスネカジリ
  • 佐藤詩織  超高校級の痴女
  • 秋文字咲  超高校級の???
  • 園神もえ  超高校級の大食い
  • 黄楊陽子  超高校級の科学者
  • 伽前ナコト  超高校級の幸運
  • 中谷恋雪  超高校級の???
  • 西田果凛  超高校級の指揮者
  • 久岡優月  超高校級のダンサー
  • シュシュ・ファングスタ  超高校級の商人
  • 松風耀  超高校級の見様見真似
  • 三山春百  超高校級の???
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