張り切って書いていくので後愛読お願いします。
キリトとアスナが扉の中に入ったとき、
中の光景を一言で表すのなら天晴れと言った
ところであろう。
美波と康太、秀吉で蒼い悪魔を引き付け、
筋力の高い明久、雄二、瑞希の3人が軍を
抱えて扉の付近に集めている。
ボスのHPは2割程度しか削られていないが
あの少人数でやったのならと考えると
少人数ながらkobより戦力的に上なのでは
とアスナは咄嗟に感じた。
が、最前線のボス相手に3人では分が
悪すぎる。
特にあの小柄な少年、康太がタゲを取り
続けているためHPはイエローゾーンに
入っている。
しかし、4人がキリト達の真逆、
つまりボス部屋の最深部にまだいるのだ。
奥で取り残されている内の一人
コーバッツに明久と雄二が語りかけてる。
そのうちの何が気に食わなかったのか、
不意にコーバッツが吠えた。
「何を言うかっ!我が軍に撤退の二文字は
ありえな「「黙れっ!」」」
二人は懐から何かを取りだし
事もあろうかコーバッツに向かって
投げた。
その途端、コーバッツは膝から崩れ落ち
明久達のプレイヤーカーソルはオレンジに
変わった。
一人で二人をいっぺんに運ぶことは可能だが
リスクが高い。そこで明久達は一人を迅速に
運び出すことを選択した。
タイミングが悪かったのか、それとも
この時を狙っていたのか分からない。
けれど、残された一人が取り残されている時に
グリームアイズは確かにその方向を向いた。
ニヤリと笑った様に口元を開き真っ直ぐに、
でも確かに取り残された軍のプレイヤーに
向かっていく、軍のプレイヤー自分で逃げたが
グリームアイズの吐き出す息に触れるとピタリ
と動きを止めた。
もしかしたら、あの息に触れるとダメージと
判定されるかも知れない。
止まったところでグリームアイズは持っている
巨大な剣を振りかぶる。
絶叫と共にアスナが駆け出した。その決死の
攻撃は背中に当たりグリームアイズの注意を
アスナに充分引き付けることに成功した。
グリームアイズは咆哮を上げると体の
向きをかえアスナに剣を叩きつける。
咄嗟に横に飛んだものの完全に避けきれず
衝撃で大きく飛ばされた。
そこに、追撃を加えるためにもう一度剣を
振りかぶる。
「アスナ--------------」
キリトは身も凍る恐怖と闘いながら
アスナと剣の間に潜り込む。が、予想以上の
威力だったのか大きく体が揺れる、
アスナは一旦下がり、キリトは未だ応戦
している。
徐々にグリームアイズの攻撃が
キリトをとらえ始め遂に決定的な一撃が
食い込む。
凍るような冷たさが体を駆け抜けた。
「オラァァァァァァ!」
この声でキリトは咄嗟に下がった。
根拠はないが理由を言うなら直感で動いた
ということだろう。
判断は間違ってはいなかった。
黄色いライトエフェクトを纏い雄二が突進
し、上に跳んだ。
修羅スキル単発突進技《草薙》
えげつない助走からグリームアイズのような
巨体をも倒す威力のラリアット。
巨体が倒れると退いたキリトはクラインと
アスナに
「十秒でいい、時間を稼いでくれ」
と指示した。そこからは十秒と言わず
キリトが二刀を装備してHPが全快するまで
の時間を余裕とまではいかなかったが、
なんとか万全の状態まで準備をすること
が出来た。
一方横にいる明久達も、軍をボス部屋の外に
運びだし、一息をついていた。
すると明久は左手を振り急いで操作
をし始めた。
これからどうするかを見ていたかった
思いもあったがそろそろ時間稼ぎも限界だと
感じたキリトは疑問を振り払って闘いに
集中した。
クラインは一撃食らったのか少しグリーム
アイズと距離がある。アスナもHPが半分も
減り状況は緊迫している。
すぐ後ろから周期的に光が差す、恐らく
転移結晶を使って軍の連中を転送
しているのだろう。
もうグズグズはしていられない。
「スイッチ!」
アスナは小さく頷き気合いと共に
グリームアイズの振り下ろす剣を
パリングしたが一瞬の足止めにもならない。
「くっっっっ」
しかし、キリトはもう引くことが出来ない
一撃もらうことを覚悟し防御の構えをとろうと
すると、ガクンとグリームアイズの体が
ぶれた。どうやらダメージが一定溜まると
スタンするらしい。
グリームアイズの後ろにいた雄二、または
康太に感謝してもう一本の剣を抜く。
抜き様に当てた攻撃で初めてHPバーが
目に見える様に減った。
そこからは防戦一方だったのが嘘のように
ラッシュの連続で、逆にグリームアイズの
防戦一方になった。
右の剣で中段を薙ぎ払う、そこからすぐに左
右、左と間を入れず剣を振るう。
キリトの隠し技エクストラスキル《二刀流》
そしてこのスキルは二刀流スキル上位技
《スターバーストストリーム》
「う おぉぉぉぉぉぉ!」
そこから先はグリームアイズの攻撃が
当たっても気にせずに剣を振るい続けた。
鬼気迫り剣を叩き込む、キリトの脳は
焼ききれんばかりに働いた。
剣速は次第に速くなっていくがキリトには
遅く感じた。
『もっと、もっと速く・・・・!』
十五連撃目がグリームアイズに掴まった。
キリトのHPはレッドで全体の1割程度しか
残っていない。それはグリームアイズも
同じことだった。
そして、グリームアイズは拳を
キリトは剣を振りかぶる。
それを見越した明久は純白の剣を持ち
走り出した。
今までは入り込む隙などなかったが今は
入れる、そう判断して、走り込んだ。
相討ちになるとキリトの方が分が悪い
例え、今飛び込んでもグリームアイズの
攻撃の盾になることが出来ると考えたからだ。
「うおぉぉぉぉぉぉお」
「ゴアァァァァァァアアアア」
双方共に明久の予想以上の速さで動いた
特に予想外だったのはグリームアイズの
動きだった。
今までにないぐらいコンパクトに動き
キリトよりも僅かに速く動き出したため
明久は自分の持っている剣に力を込めた。
鞘で力が溜まる、いや止まるの方が正しい
かもしれない。
それがソードスキルのトリガーだ。
距離約5メートル弱
その距離を一瞬で移動して
キリトとグリームアイズの手前1メートル
で翔んだ。
ギリギリまで捻った体を翔ぶ寸前に元に
戻し、鞘と剣の間で溜まっていた力で
剣を弾き出す神速の抜刀
剣聖スキル上位剣技《神薙》
その動きはキリトとグリームアイズの
攻撃よりも速く、見ているプレイヤーの目に
鮮明な輝跡を描いて二人の死線を軽々越えた。
僅かに硬直した間にキリトの十六連撃目が
グリームアイズに刺さり膨大な量の青い破片を
撒き散らしてボス部屋一杯に広がった。
第74層ボス攻略死者0名
明久の最後に使ったソードスキル神薙は先日見た
るろうに剣心の天翔龍閃を参考にしました。
そして何かいいアイデアのあるかたや
アドバイス、などある人は遠慮なく送ってください、
そこからさらにこの作品を良いものにしていきたいと思います。
今回も後愛読ありがとうございましたm(__)m