すみません、感想でヒロインについて聞いたら、何か運対になってしまったんでアンケートにしました。
秘密を守り通せる人間はいない。
口を堅く閉じれば、今度は指先がしゃべり出す。
全身の毛穴から裏切りがにじみ出るのだ。
精神分析学者───
◇◇◇◇◇
「失礼します、坂上先生はいらっしゃいますでしょーか?」
入学式後の放課後。
Cクラスの生徒である将人は職員室に入るなり、目的の人物を探すべく室内を見渡す。すると、目当ての人物を見つけることができたため、そちらへと向かうことにした。
「おや、北条くんではないですか。私に何か用ですか」
こちらに気づいた様子の坂上先生が、笑みを浮かべながら話しかけてくる。そんな彼に対し、軽く会釈をして話を切り出す。
「あー、一つだけ答えていただきたい質問があるんですよねぇ~」
「ほう、なんでしょうか?答えられる範囲で良ければお教えしますよ」
そう言って何処か期待を感じさせる様子で微笑む彼に、単刀直入に切り出す。
「じゃ、遠慮なく……来月以降も10万ポイント、満額で振り込まれますか?」
「っ!?」
その言葉を聞いた瞬間、驚きのあまり目を見開く坂上先生。職員室に居て、耳を傾けていた他の教員達もギョッとした様な表情をしている。そんな様子を横目に確認しながら彼は続ける。
「いや、別に深い意味は無いんですけどね?ほら、一応、念の為に聞いておこうと思いまして……YESかNoか、で答えられる簡単な質問でしょう?」
「……どうしてそのようなことを聞くのですか」
滲み出たニヤッとした笑みと動揺を隠すように、落ち着いた口調で問い返す坂上先生。それに対して軽い調子で返答する。
「いやいや、単純な好奇心ってやつですよ。来月もお小遣いがしっかり貰えるか心配なんすよ、アハハ」
ケラケラと笑いながら話す彼を、訝しげな目で見つめる坂上先生とその他の教師陣。その視線に気づいたのか、それとも別の理由からなのか、コホンと咳払いをすると改めて口を開く。
「それで、答えは?」
「そうですね、
真剣な表情で聞く将人に、こちらも真面目な表情でそう答える坂上先生。両者の間にピリッとした緊張感が走る中、先に口を開いたのは将人だった。
「そうですかぁ~……まぁ、いいや。それじゃあ、失礼しまっす」
「え……はい、さようなら北条君」
あっさりと引き下がったことに拍子抜けしたのか、少し戸惑いながらも返事をすると、そのまま去っていく彼の後ろ姿を見つめる。
(答えられないって、ほぼ答えだろ。それに話を切り出した時の教員達のあの表情、ほぼ確なんだけどけど……もう一押しが欲しいなァ)
◇◇◇◇◇
「質問を後回しにしときゃ、ひよりちゃんと買い物デート……せっかく誘ってくれたのに、勿体ないことしちまったなぁ」
(けど、まぁ後回しにも出来ねえ案件だし仕方ねぇか……)
学校敷地内のコンビニでボヤく将人は、缶コーヒーを手に取りカゴに放り、店内を歩いていると無料商品コーナーが目に止まった。そこではカップ麺や飲料水などが売られている。
(毎月10万も振り込まれるなら正直、無料商品なんて用意する必要ねぇよなー……)
そんなことを思いながら会計を済ませて寮の自室に向かおうとした時、店外から大声での言い合いが聞こえてきた。興味を惹かれるように視線を向けると数人の男子生徒達が1人の男子生徒を取り囲んでいる光景が目に入った。何やら揉めているようだ。
「おいおい、随分生意気な1年が入ってきたなぁ!」
「あぁ!?舐めてんじゃねえぞ」
「おー、怖」
「お前、どうせDクラスだろ?」
(あ?……どうせDクラス?)
どうやら新入生である1年生が上級生達に絡まれているようだった。しかし、囲まれているのは大柄な体格をした赤髪を逆立てた男子生徒だった。明らかに不良っぽい見た目をしている彼の少し後ろで、茶髪の男子が落ち着いた様子で騒動を眺めている。
「はは、最上級生として哀れな後輩に今日はこの場所を譲ってやるよ」
「はぁ!?何様のつもりだてめぇ!」
「いいから、いいから……お前みたいなのに構う時間が無駄だ」
「そうだな」
「行こうぜ、どうせ痛い目を見るんだ」
「チッ!!……クソが!」バコン!
絡んでいた上級生達は赤髪男子を嘲笑して去っていった。赤髪男子はイラついた様子でゴミ箱を蹴り飛ばすと、ズカズカと歩いて去っていく。
だが、将人はそんな様子を全く気にせず一目散に走り出した……去っていった最上級生、3年生達を追って。そしてその顔には、今日一の笑みが浮かんでいた。
(最後の一押し、みーっけ♪)
今回は短めです。
内定している椎名・伊吹以外でヒロインを増やすなら? ※参考にさせてもらいますが、実際結果が反映されるかは分かりません。
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堀北鈴音
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櫛田桔梗
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松下千秋
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一之瀬帆波
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姫野ユキ
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坂柳有栖
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神室真澄
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朝比奈なずな
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鬼龍院楓花