魔法少女まどか☆マギカ 実績『朝焼けのエンドロール』獲得 作:くろしゅー
(マギレコのサ終が決まったので)初投稿です。
ベテランにベテランを会わせる実況、はーじまーるよー。
前回は、神浜市へ行ってやちよさんをワルプルギスの夜討伐に誘い、マミさんにほむらちゃんの事情を話して協力してもらう約束をしてもらったところまででした。
それでは、日付を進めて再開しましょう。
DAY.6
今日は見滝原中学の工場見学がある日です。
が、実はその工場に魔女が現れます。
今回はこの魔女を利用して、ほむらちゃんが時間遡行者であることの証明をしましょう。
工場見学の途中でマミさん、ほむらちゃんと合流して、魔女結界が現れる場所に移動しましょう。
「夕凪さん、本当にここに魔女が現れるの?」
そうだよ。(適当)
あ、魔女結界が出現しました。
「ほ、ホントなのね……。聞いていたとはいえ、直に目で見ると中々の衝撃ね……」
「これで、私が時間を超えてきていることの証明になったかしら?」
「そうね……。夕凪さんから話を聞いた時は半信半疑だったけれど、これを見せられたら、納得するしかないわね」
よし、どうやらマミさんにも信じてもらえたようですね。
というか、地味にユリちゃんの発言、信じられてなくて草。
「あ、違うのよ! そう言う意味じゃなくてね……」
「はぁ……。とにかく、さっさと魔女を倒すわよ」
かしこまり!
というわけで、さっそく魔女結界に突入です。魔女本体までは、見所さん!?は特にないのでカットです。
はい、着きました。魔女結界の最深部。
現れたのは、牛の魔女。牛のような姿をした身体と目のついた斧を持った見た目をしています。
が、実は本体は斧のほうで、牛のほうは何度倒しても復活する、いわゆる無限湧きの敵です。
なので、今ほむらちゃんが説明しているように、牛のほうは牽制程度に留め、斧の本体を集中攻撃しましょう。
じゃけん、さっさとボコりましょうね~。
魔女の攻撃をフレーム回避で避け、一撃。
ユリちゃんの攻撃に合わせて、ほむらちゃんとマミさんも連続攻撃を入れてくれます。
よし、相手が体勢を崩しました。ここは、ユリちゃんの双刃刀の手数で一気に攻め込みます。
ホラホラホラホラ!
三人に勝てるわけないだろ!
よし! マミさん、今です!
「巴マミ!」
「ええ! ティロ・フィナーレ!」
これで、マミさんが牛のほうを吹き飛ばしてくれました。牛のほうは再生はしますが、それでも若干のラグはあります。
斧だけになった今がチャンス!
ほむらちゃん、コネクトや!
「えっ!? わ、分かったわ!」
しゃあ、コネクト!
ほむらちゃんの魔力を受け取ったユリちゃんのマギアで……、終わり! 閉廷!
ということで、牛の魔女、工事完了です……。
いやー、キレイにコネクトでフィニッシュを決められましたね。コネクトをすると、必殺技演出も派手になります。特にユリちゃんのマギアは、双刃刀に魔力で炎と雷を纏わせて斬る技なので、エフェクトも動きも派手で見ていて気持ちが良いです。そこにコネクトで更にエフェクトが加わるので、技を撃ったときの爽快感は凄まじいですね。
ほむらちゃんとのコネクト、気持ち良すぎだろ!
「驚いた。あなたたち、そんな技を使えたのね」
これにはマミさんもビックリ。
あとで、マミさんにもやり方教えてあげるゾ。仲間外れは良くないって、それ一番言われてるから。
「ふふっ。ええ、ありがとう。期待しているわ」
かしこまり!
あ、そうだ。(唐突)
放課後、ワルプルギスの夜について相談したいことがあるから、マミさんの家に行っていい?
「? ええ、構わないけど……」
ありがとナス! じゃあ、放課後に。
これで、この戦闘は終わりです。これ以上、皆から離れていると怪しまれてしまいますからね。
では、放課後までカット。
はい、放課後になりました。
現在はほむらちゃんと一緒に、マミさんの家で紅茶とケーキをいただいています。
「それで相談って何かしら?」
そうそう。ワルプルギスの夜なんだけどね、助っ人を呼びたいと思ってるゾ。ユリちゃんの知り合いに、力になってくれる人がいたからね。そこで、この縄張りを管理しているマミさんに、その助っ人の人が活動する許可が欲しいわけですよ。
「私からもお願いするわ。ワルプルギスの夜は想像を絶する強さよ。良い気分はしないでしょうけど、アレを倒すには少しでも人手が必要なの」
だから、オナシャス! センセンシャル!
「う~ん……。夕凪さんと暁美さんが言うなら、ワルプルギスの夜は本当に強い魔女なんでしょうね。そのために人手が必要なのは私も同意よ。ただ……」
やっぱり、ダメ?
「そうじゃないのよ。夕凪さんの知り合いなら悪い人ではないでしょうし、大丈夫でしょうけど……。やっぱり縄張りのこととか考えると、ね? その人に一回会って考えさせてもらっていいかしら?」
もちろんだゾ。向こうも会いたがってたしね。
「そう。ならよかった。……ごめんなさいね、こんな疑うようなことをして……」
気にすんなって。マミさんが謝る必要なんてないじゃんアゼルバイジャン。
「そう言ってくれて助かるわ。今まで一人でやってきたから、どうしても疑うクセが抜けなくて。あなたたち二人を疑うようなマネはしたくないのに……」
「仕方ないわ。一般的に見れば、私も言っていることなんて信じられなくて当たり前だもの。それをホイホイ信じる凜のほうがイレギュラーなだけよ」
言い方ヒドい、ヒドくない?
「別に悪いとは言ってないわよ。それはあなたの誇るべき長所なんだから。あなたはもっと自分を大切にしなさい。自分の価値を見誤らないほうがいいわ」
ほむらちゃん……!(感動)
ほむらちゃんのユリちゃんへの好感度が高いおかげか、ユリちゃんを気遣うような言葉が多いですね。やっぱほむらちゃんを……、最高やな!
ま、ユリちゃん自身には全然響いてない感じですけどね。
ウッソだろ、お前。(呆れ)
と、そんなことを話していたら、やちよさんから連絡が。
なになに……。
お、どうやら明後日、ちょうど見滝原へ来られるみたいなので、そこでマミさんとの顔合わせですね。
では、このことを二人に伝えて、今日は終了です。
DAY.8
ということで、今日はやちよさんがやって来る日になりました。
学校が終わったら、やちよさんとの待ち合わせ場所に向かいましょう。
ちなみに、ここでの待ち合わせ場所には、レコンパンスを選ばないようにしましょう。レコンパンスを選ぶと、まばゆちゃんがユリちゃんたちの密会を怪しんで、調査に乗り出します。いずれはまばゆちゃんにも関わってもらいますが、今まばゆちゃんに勝手に動かれるのは避けたいので、今回は別の喫茶店とかにしましょう。
と、放課後になったので、ほむらちゃん、マミさんと共に、待ち合わせ場所へ。
店に入ると、既にやちよさんが待っていますね。
やちよさん、オッスオッス。遅れて申し訳ナス!
「ああ、凜。別に気にしてないわ。こっちこそ、学校のある日に呼び出してごめんなさい」
気にすんなって。やちよさんのほうが忙しいからね、仕方ないね。
「夕凪さん、その人が例の?」
そうだよ。(便乗)
ベテラン魔法少女の七海やちよさんだゾ。
「七海やちよよ。よろしく」
「巴マミです。よろしくお願いします」
というわけで、やちよさんとマミさんの会話ですが、ここは特に問題も起きなかったので倍速で流しておきます。
なんせ、やちよさんが魔法少女歴7年のベテランで、マミさんのほうも特に敵対する理由がないので、平和に会話が進むんですよね。むしろ、マギレコ本編のように険悪になるほうが珍しいくらいです。
なんだったら、モデルのやちよさんにマミさんのほうが興奮気味です。
では、今のうちに次にやることを話しておきますかね。
今は順調に戦力を蓄えていますが、こんなものでは全然戦力が足りません。もっと仲間を増やす必要があります。
今回の周ではワルプルギスの夜に勝てないと言いましたが、ワルプルギスの夜を倒すメンバーの情報はほむらちゃんに託して引き継げるため、この周でも仲間集めは欠かせません。
そのため、次の休みに再び神浜市に行きます。とある助っ人を雇うのですが、詳しいことはその時に説明しましょう。
後はさやかちゃんの契約も阻止します。こちらはまだ時間があるので、ゆっくり進めていきましょう。さやかちゃんの情報は、あらかたほむらちゃんが持っているので、さやかちゃんを魔法少女にしないことも全然可能です。
前にも言った通り、この周以降、さやかちゃんを魔法少女にはしません。言い方は悪いですが、彼女がいるだけで起きる問題が多すぎるんですよね。なので、彼女には普通の人間のままでいてもらいます。
と、そんなことを話していたら、やちよさんたちの話も無事にまとまったようですね。これで、やちよさんも見滝原で活動出来るようになりました。
これで、マミさんの死亡フラグも回避出来たので、とりあえずマミさん関連も問題はしばらく起きないでしょう。
次は、ほむらちゃんの転校日です。
DAY.10
さて、2周目の時間軸も10日目に突入です。
今日は、原作だと薔薇園の魔女が登場する日。そして、ほむらちゃんが学校に転校してくる日です。
「……もう一度聞いておくけど、本当に良いのね? まどかとキュゥべえを接触させて」
大丈夫だって安心しろよ~。へーキヘーキ、ヘーキだから。
えー、今ほむらちゃんが何を聞いてきたかと言うと、簡単に言えば、まどかとキュゥべえが出会うことについてです。
皆さんに見せたときは倍速で流しましたが、実は1日目のとき、作戦会議でまどかとキュゥべえを10日目に接触させることを、ほむらちゃんに提案していたんです。
まどかを魔法少女にさせちゃいけないんだろ? それなら接触させるなんてバカなんじゃねぇ? とお思いの視聴者兄貴たちも多いと思います。
ですが、皆さんも知っての通り、キュゥべえはかなり狡猾で抜け目のないやつです。そのため、こちらがどれだけ接触を防いでも、まどかにコンタクトを取ってきます。まどかもまどかで覚悟ガンギマリなので、人の命がかかった場面でキュゥべえと出会えば、すぐに契約してしまいます。
それに、まどかとキュゥべえの接触を防ぐことに労力を割くと、こちらも取れる行動がけっこう制限されちゃうんですよね。
そのため、ある程度下地が出来たこの段階で、まどかとキュゥべえを接触させてしまいます。そうすれば、今の内からまどかに魔法少女にならないように再三忠告することができます。(それでも契約しちゃうときはしちゃいますが)
それでも、未然に防ぐ労力よりは遙かにマシなので、まどかにはここで魔法少女のことを知ってもらいましょう。
さて、では学校をパパッと済ませて、放課後は薔薇園の魔女が現れるショッピングモールに向かいましょう。
あ、そうだ。(唐突)
動画ではカットしていましたが、まばゆちゃんとの日々の交流は忘れないようにしましょう。この周が始まったときにも言いましたが、彼女の行動がチャートを崩してくることがあるので。
「あ、あの、凜さん」
お、ウワサをすればまばゆちゃん。オッスオッス。
「そ、その……、今日の放課後、一緒に遊びませんか?」
マ?
「あ、も、もちろん、嫌ならいいんですけど。ダメ、ですかね……?」
よりによって今日? この中の中で?
ん~……。悩ましいところですね。まばゆちゃんの性格上、断っても好感度はほとんど下がりませんが、ここで誘ってきたということは、恐らく時間停止の謎の解明に動き出しましたね。前周の記憶から、ユリちゃんが怪しいと思ったのでしょう。
良い推理だ、感動的だな、だが無意味だ。(ニーサン)
……よし、ここは誘いに乗りましょう。どのみち、どこかではまばゆちゃんにも魔法少女のことは話さなければいけないので、ここでバレても最悪リカバリーできます。バレずに済むのなら、そっちのほうが良いですが。
というわけで、遊びに行きてえなぁ、俺もなぁ。
「ほ、ホントですか! にへへ……、ど、どこで遊びましょうね?」
この辺にぃ、デカいショッピングモール、あるらしいっすよ。行きませんか?
「あ、あの、ショッピングモールですか? 確かに、あそこのビデオショップは品揃えがいいですし、良いかもしれませんね」
じゃあ行っちゃいましょうよ。
「そうですね。じゃあ、決まりです」
遊び場の誘導、ヨシ!
これで魔女退治にも参加できますし、多少抜けるくらいならまばゆちゃんにバレる可能性も低いでしょう。
あとは、このことをほむらちゃんとマミさんにもテレパシーで伝えておきましょう。
……ってなわけで、魔女退治にあまり同行出来そうにないゾ。許してクレメンス。
『ちょっと、まどかを放って遊ぶつもり?』
『まあまあ、暁美さん。夕凪さんだって人付き合いはあるし、無理強いは出来ないわ。私としては、むしろ途中で抜けて魔女退治に来なくてもいいのよ? 友達との予定を優先してもらっても……』
さすがにそうはいきませんねぇ。そもそもこの作戦立てたのはユリちゃんだし、何より魔女は放っておけないからね。
『夕凪さん……。分かったわ。夕凪さんのためにも今日は早めに終わらせましょう』
マミさん、ありがとナス!
『はあ……。遅れたら承知しないわよ』
かしこまり!
それでは、二人の許可も取れたので、放課後はまばゆちゃんと遊びつつ、魔女を倒しましょう。
それでは、放課後までカット。
はい、放課後になりました。
現在、ユリちゃんとまばゆちゃんはショッピングモールでぶらぶらとお店巡りの最中です。
このショッピングモール、結構色んなアイテムが揃っていたり、イベントのフラグを立てるのに便利だったりと、プレイヤー的にもありがたい場所だったりします。
ユリちゃんもまばゆちゃんと楽しくお喋りしたり、買い物したりして、久しぶりに明るい顔をしていますね。まさに女子中学生の放課後って感じです。いやー、貴重なほのぼのシーンですね~。
……よく考えたら、主人公が学生なのに起こるイベントは陰惨なほうが多いって、このゲームどうなってんだよ。なんで主人公が曇ってる時間のほうが長いんですか。(正論)
っと、喋っている間にユリちゃんたちはフードコートで休憩です。どうやら、人の多さと色々歩き回ったことで、まばゆちゃんがバテたみたいです。まばゆちゃん……。(哀れみの目)
ですがこれは好都合。恐らくそろそろ……。
『凜、聞こえてる? 魔女の反応を見つけたわ。今すぐ来てちょうだい』
かしこまり!
ということで、ほむらちゃんからテレパシーが来たので、指定された場所へと向かいましょうかね。まばゆちゃんには、トイレにでも行くと誤魔化してこの場を離れましょう。
デハ、イクゾー!(デッデッデデデデ!)
さて、ほむらちゃんの指定された場所に着くと、そこには魔女結界が。二人は既に中で戦っているようですね。ユリちゃんも続きましょう。
お、いたいた。ほむらちゃんとマミさんです。少し離れたところには、マミさんのリボンに守られたまどかとさやかちゃんもいますね。
あとはまどかに抱かれたキュゥべえもいます。○ね。(直球)
原作と違い、ほむらちゃんには襲われてはいませんが、恐らく「助けて」とでもほざいて、まどかたちを呼び出したんでしょう。
知的生命体のクズがこの野郎……。
まあキュゥべえは一旦置いておいて、今は魔女を倒しましょう。
この結界の主である薔薇園の魔女。前回はほむらちゃんとのいざこざがあって逃がしてしまいましたが、今回は逃がしません。ここでケリを付けます。
ユリちゃんの双刃刀で使い魔を薙ぎ払い、最下層に突入しましょう。
「魔女が出てきたわ! 二人とも気をつけて!」
マミさんの声とともに魔女が姿を現しますが、行動なんてさせません。
「一気にいくわよ」
そう言うと同時に時間停止で移動するほむらちゃん。薔薇園の魔女がほむらちゃんを探していますが、既に足下にはいくつもの爆弾が。
はい、爆弾が爆発して大ダメージが入りました。次はユリちゃんの番です。
「凜!」
よしきた!
ユリちゃんのマギアで、体勢を崩した魔女の羽を切り落とします。双刃刀を二つに分け、炎と雷を纏わせた刃で、羽をぶった切りましょう。
じゃあぶち込んでやるよ!
Foo^ 気持ちぃ~。
あとはマミさん、よろしくナス!
「ええ! 任されたわ! ティロ・フィナーレ!」
……工事完了です。
RTA並の速さで倒せました。
では、安全の確認も兼ねてまどかたちに話しかけましょう。
キミたち、大丈夫か大丈夫か?
「は、はい。助けていただいてありがとうございました……」
「まあ、正直チョー混乱中ではありますけど、助かりました」
なら、良かったゾ。
話してあげたいことは色々あるけど、ユリちゃんも忙しいからね。ここらで失礼するゾ~。
質問はあそこにいる二人に聞いてね。
「あ、ちょ……」
デハ、サラダバー!
ということで、ここでの戦闘とまどかたちとの顔合わせも済んだことですし、素早くまばゆちゃんのところへ戻りましょう。あんまり待たせると、不審がられてしまいますからね。
魔法少女移動中……
……ゼーハー、ゼーハー。
な、なんとか戻ってこれました。まばゆちゃんは……、あ、いました。ちゃんと待っていてくれたようですね。
「あ、凜さん」
遅くなって申し訳ナス!
「い、いえいえ! トイレが長くなることだってありますよね、ええ!」
ん?
「私は気にしてませんから! さあ、次はどこへ行きましょうかね?」
あっ。(察し)
……どうやら、まばゆちゃんに後を付けられていたようです。
今の反応は、まばゆちゃんが重大なことを知ったことを誤魔化す態度ですね。まばゆちゃん、嘘つくのが下手スギィ!
ある程度予想していましたが、やはりここで知られてしまいましたね。というか、まばゆちゃん、気配消すの上手すぎん?
とはいえ、まばゆちゃん自身から切り出してこないことを見るに、まばゆちゃんも話していいか悩んでいるみたいですね。
なら、このままでいいですかね。まばゆちゃんはかなり慎重な性格なので、こうなればすぐに行動に出ることはありません。
まばゆちゃんにはもう少し静かにしていてもらいましょう。暴れんなよ、暴れんなよ……。
ということで、今回はここまで。ご視聴ありがとうございました。
DAY.10 Side MA
(な、なんですか、コレ……)
私は目の前の光景が信じられませんでした。
だって、化け物と女の子たちが戦っているなんて現実とは思えません。
先ほどまでは、青春の一ページみたいな時間を過ごしていたのに、どうしてこうなってしまったんでしょう。
数十分前。
私は凜さんと一緒にショッピングモールに来ていました。
夢では凜さんと遊ぶことがなかった私ですが、凜さんをよく知るために私は凜さんを遊びに誘うことにしました。
凜さんも快諾してくれたので、私たちはショッピングモールで遊ぶことにしました。
その時間は、まるで映画で見たような青春そのもので、私とは無縁のものだと思っていました。
「まばゆ~、大丈夫そう?」
「え、ええ。座ってたら良くなってきました……」
心配そうに私の顔を覗き込む凜さんに申し訳なくて、少し顔を逸らしてしまいます。
でも、しょうがないじゃないですか。友達と遊ぶなんて久しぶりすぎて、自分の体力とかたくさんの人の喧噪への耐性とか忘れてはしゃいで、体調が悪くなったなんて恥ずかしすぎます。
「私、何か飲み物買ってくるね。まばゆは何がいい?」
「何から何まですみません……。コーラがいいです……」
「おお、中々ジャンキーな選択。オッケー、分かったよ」
飲み物を買いに行った凜さんの背中を見て、私は申し訳なさが限界突破しそうでした。ですが、それと同時に嬉しくもありました。
私にこんなに優しくしてくれる友達なんて初めてですから。
ふと、テーブルの向かい側を見ると、凜さんの置いていった読みかけの本が置いてありました。
タイトルからして、恐らく占いの本でしょう。
『占い』というのが、何となく気になり、凜さんが戻ってきたときに、その本について尋ねました。
「凜さん、何の本を読んでいるんですか?」
「これ? これはねー、占いの本」
「占い? 凜さん、占い好きなんですか?」
「そこそこ、かなぁ。ただ、友達がやっていたから、その影響で少し興味は持ったかな」
占い、ですか……。何だかお母さんを思い出します。
というか、やっぱり凜さんはすぐに友達の話題に繋がるくらいには、友達が多いんですね。羨ましい限りです。
「占いをやっているお友達ですか~。ぜひ私にも紹介してもらいたいもんですよ、まったく」
「あはは……。ごめんね、それはちょっと出来ないかな~……。その子、1年前に亡くなっちゃったから……」
「……すみません」
「まばゆが謝ることないって。知らないのに配慮なんて出来ないでしょ」
なんで私はこうなんでしょう。
せっかくの楽しい場なのに、振った話題がまさかの亡くなった友達のことなんて。知らなかったとはいえ、あまりにもタイミングが悪いです。
「……そのお友達とは仲が良かったんですか?」
「うん。私の初めての親友、だったかな」
「凜さんの友達ですから、きっと良い人だったんでしょうね」
「そうだね。面白くて、優しい子だったよ」
そう言って目を細める凜さんは、昔を懐かしんでいるのでしょう。いつもより、儚い雰囲気を纏っていました。
ふと、凜さんは私に視線を戻して、尋ねてきました。
「そういえば、まばゆは占いに興味があるの? 結構興味津々だったけど」
「あ、ああー……、それは……」
「あ、言いたくないことならいいんだよ」
「いえ、それほどのことでもないですし、凜さんも話してくれましたからね。私のお母さんが占い師だったんです。だから、占いって聞いて、ちょっと興味が湧いたってだけです」
「『だった』? ってことは……」
「はい。お母さんはしばらく前に亡くなりました」
「……こっちこそごめんね」
「謝らないでください。さっき凜さんが言った通りですよ。それにこれで私たち、おあいこですから」
申し訳なさそうにする凜さんに言う。こうでも言わないと、凜さんはすごく気にしてしまいそうですから。
そう、凜さんのことで気づいたことが一つ。
凜さん、普段は明るく振る舞っていますけど、もしかしたら根本的な思考はマイナス寄りなのかも、と最近思い始めました。
何かあるとすぐに謝ったり、理不尽なことがあっても自分のせいだと言ったり。
私も明るさに誤魔化されていましたが、凜さんの考え方は常に自分に対して否定的です。
(あの暗い表情も、これが関係しているのでしょうか?)
私が思考の海に沈みそうになったときでした。
あっ、と凜さんが声を上げたんです。
「ん? どうかしました?」
「あ、ええっと、ちょっとトイレ行きたくなっちゃって……」
「? 別に構いませんけど……」
「ちょっと遅くなるかもしれないけど、気にしないでね!」
そう言って駆けていく凜さん。
そんなにギリギリだったのかな、と思いましたが、凜さんが向かった先はトイレとは逆方向。
(え? 凜さん、方向間違えてますよ!)
とは言っても、もうかなり離れてしまっています。大声を出せば届くでしょうが、さすがにこの人混みの中で大声を出せたら、私は陰キャボッチをやってません。
仕方なく、私は凜さんを追うことにしました。
しかし、異変に気づいたのはそのすぐ後。
道を間違えてるにしては、凜さんの歩みは迷いがないものでした。
むしろ、わざと間違えているような……。
(もしかして、私に知られたくない何かがあるんでしょうか。もしかしたら、それがあの表情の原因、とか……?)
私は凜さんに声をかけるのを止め、こっそり後を付いていくことにしました。
そこで私は信じられないものを目にしました。
立ち入り禁止の場所にズカズカ入っていく凜さん。
(ちょおお、り、凜さん!? そんな堂々と立ち入り禁止の場所に……)
私がそんなことを考えていると、凜さんの手のひらには宝石のようなものが握られていました。
(宝石?)
次の瞬間、宝石が光り輝き、その光に包まれた凜さんの服装が変わります。
光が消えたとき、凜さんは黒の生地にピンクの線が入ったフード付きのケープを羽織り、手には刃が両方にある武器を持っていました。
ケープの腰の辺りには、赤い大きなリボンが付いています。
黒いフードのせいでしょうか。いつもより、凜さんの銀髪が際立っているように感じました。
(え? え? ええ!?)
困惑する私をよそに、凜さんは近くにあった謎の空間に入っていき、そこで私は友達と化け物の戦いを目撃することになりました。
「お待たせ~。ごめんね、遅くなっちゃって」
「い、いえいえ! トイレが長くなることだってありますよね、ええ!」
「? そう……」
「私は気にしてませんから! さあ、次はどこへ行きましょうかね?」
結局、私は彼女たちの戦いを見た後、急いで元の席に戻りました。
恐らく、凜さんには気づかれていない、はず。
今でも、自分の見たものが信じられません。
あんな、漫画みたいなことが現実で起こっていたなんて。しかも、友人がそれの当事者だったなんて。
ですが、あれを肯定すれば、大体のことに説明が付きます。
(まず時間停止の謎ですが、凜さんのお仲間っぽい人が止めてましたし、あの人が能力か何かを使ったことによるものなのでしょう。それに夢で凜さんが私と関わる時間が減っていったのも、恐らくあの化け物との戦いが関わっているはず。そして、凜さんの表情が暗くなったのも……)
知りたかったことが一気に分かってしまった衝撃はありますが、それ以上に私の頭を悩ませたのが……。
(これ、言うべきなんでしょうか?)
凜さんは私に何も言いませんでした。ということは、恐らく凜さんはあの戦いに私を関わらせたくないのでしょう。
もしかしたら、知られたら何か不都合があるのかもしれません。
そうなると、私がこのことを知ったことはとても言いづらいです。こんなことで友人関係が破綻するなんて、まっぴらごめんです。
とはいえ、見て見ぬ振りをするのもしたくはありません。もし、あの戦いに凜さんが悲しむ原因があるとしたら、一人の友人として放っておけません。
(とりあえず、今は情報が足りません。あれについて、少しずつでも情報を集めるしかありませんね)
凜さんとの帰り道。私はそう決意しました。
これが、私と魔法少女の、
DAY.10 Side……
「ムムム……。これは……」
「どう? 占いの結果は出た?」
私の前で真剣にタロットカードと向き合うメル。先ほどから無言でカードと睨めっこをしていたのだが、ようやく一言呟いたので、私は声をかけてみた。すると、メルは黄緑色の髪を揺らしながら顔を上げ、嬉しそうに声を上げる。
「ええ! 出たですよ、凜の未来が!」
「その感じだと、もしかして……」
私の期待の混じった声に気づいたのだろう。メルは大きく頷きながら喋り出した。
「はい! 占いの結果は良いものだったですよ。具体的には、『新たな出会いが、あなたを光の下へと手を引く』と出たです」
「新たな出会い?」
「友達とか恋人とかですね。誰がキッカケになるかは分からないですが、凜を良い方向へと引っ張ってくれることは間違いないです!」
「……そっか。新しい出会い、かぁ。エヘヘ……」
メルの占いはよく当たる。メルがこう言ったのだから、いずれ私に訪れる未来なのだろう。そう思うと、その出会いに思わず頬が緩んでしまう。まだ顔も名前も知らない人との出会いに浮かれるなんてバカみたいだけど、私は楽しみで仕方なかった。
すると、メルが柔らかい声で言う。
「やっと前を向いてくれるようになったですね」
「え? どういうこと?」
「気づいてなかったですか? 凜が未来の話をして、そんな顔で笑ってくれたのは久しぶりなんですよ。いつも、先輩たちの未来を占った話をしても、自分は関われないみたいな諦めた表情で笑ってばかりで。そんな希望を宿した目で笑ってくれなかったです」
「そ、そうだったんだ。気づかなかった……」
メルに言われて初めて気づいた。
でも、確かにそうだったかもしれない。あの事件があった後、久しぶりに訪れたみかづき荘で、皆に受け入れてもらって嬉しかった。けれど、自分の未来なんか考えたことなかった。自分なんかが幸せな未来を夢想する権利なんて無いと思ったし、皆が楽しそうに語る未来を聞きたくないと感じたこともあった。その未来に、私が入る隙間はない気がして。そう思うと、自分が惨めに思えて。
だから、未来の話は苦手だった。
でも。
「ようやく笑ってくれた。ボクの占いでそんな顔をしてくれるなら、ボクも占いをしてきたかいがあるってもんです」
メルの語る未来を、自分の人生にも光はあるって希望を、信じてみたくなった。
「そうだね、メルのおかげだよ。だって、メルが未来を占うときはいつも、希望があったから。例え占いの結果が悪いものだったとしても、メルはそれを回避する方法をいつも伝えてた。未来がどうなっていても、希望を捨てさせないメルに、私は救われてたよ」
だから、と、私はメルの手を握る。
「ありがとう、メル」
「……ここまでストレートに言われると、ボクでも恥ずかしいです。けど、その気持ちは受け取っておくです。どういたしまして」
その言葉を合図に、私たちは吹き出した。メルと一緒にこんな真面目な話をしてたのが、なんだかおかしくて。
私たちは二人で笑い合った。
「それにしても、この出会いっていつなの?」
「さあ? それはボクにも分からないです。でも、そんな遠い未来じゃないと思います。早ければ1ヶ月先か、遅くても1年くらい先のことだと思うですよ」
「結構アバウトなんだね……」
「しょ、しょうがないじゃないですか! 占いもそんな便利じゃないんです!」
顔を赤くして怒るメルに、ごめんごめん、と私は謝る。
すると、メルは思い出したように呟く。
「出会いといえば、この前、七海先輩を占ったときに、魔法少女が紡ぐ円って結果が出たですよ」
「円?」
「そう。七海先輩を表した星を中心に、星がまるで円を描くように集まっているです。この星が魔法少女なら、七海先輩の周りに魔法少女たちの繋がりの円が出来るってことですよ。もしかしたら、凜の出会う人もその星の一人かもしれないですね」
「そうなんだ……。えへへ、なんか楽しみ」
「ボクもです。七海先輩の周りってことは、ボクたちもきっと会えるでしょうし。一体どんな人たちなのか楽しみです!」
そう言いながら、タロットカードを片付け始めるメル。私は不思議に思って尋ねる。
「あれ、片付けちゃうの? 占いはもうおしまい?」
「七海先輩がそろそろ帰ってくる時間ですからね。占いしてるなんてバレたら、大目玉を食らうのはボクですよ?」
「あはは、確かに」
「くぅ~、他人事だと思って……」
「大丈夫。メルが怒られるときは一緒に怒られてあげるから」
「なんで怒られる前提なんです!? そこは怒られないよう協力してくださいよ!」
「冗談、冗談。ほら、さっさと片付けよう。二人ならすぐ終わるよ」
そう言って、私たちは二人で片付けをした。
そのおかげか、やちよ先輩に占いをしていることはバレずに済んだ。
二人だけの秘密っていうのは、存外心地よく、私たちは目を合わせて笑った。やちよ先輩は怪訝そうな顔をしたけど、私たちは、知らない、で突き通した。
そんな夢のような、キラキラしたまばゆい過去。
「……ま、夢だよね。あの時の風景なんて」
さっきまでの記憶とは真逆の、真っ暗な自室で私は一人呟く。
時刻はまだ夜中の2時。起きるにはまだ早い時間だ。
「ノド、乾いた……」
水を飲むために、私はノソノソとベッドから出る。眠気で覚束ない足で洗面所へと向かい、コップに水を注ぐ。
懐かしい夢だ。それこそ一年くらい前の、まだ楽しかったときの記憶。
この記憶を思い出した理由は、なんとなく分かってる。恐らく、まばゆと遊んでたときの会話だろう。メルのことを話したのは久しぶりだったから、それで記憶が掘り起こされたのかもしれない。
(やちよ先輩、ちょっとは戻ったかな)
この前、私は巴さんをやちよ先輩に会わせた。巴さんに、やちよ先輩が見滝原で出入りする許可が必要だったからだ。ワルプルギスの夜を倒す協力者として、やちよ先輩は必要不可欠な戦力だ。巴さんにも認めてもらいたいと思っていたが、二人は予想以上に相性が良さそうだった。もしかしたら、二人は意外と似たもの同士なのかもしれない。
やちよ先輩も、巴さんと話しているときは、昔みたいな柔らかい雰囲気が戻っていた。私じゃダメだったけど、巴さんやほむらなら、やちよ先輩の閉じてしまった心を、再び開けられるかもしれない。
(メル、あなたの占い当たってるよ。やちよ先輩の周りに魔法少女がまた集まりだしてる)
魔法少女の円なんて、あの当時は想像出来なかったけど、今なら分かる。
その円は、きっとワルプルギスの夜を討伐するための円だ。
ほむらから聞いた話から考えて、それくらいの人数がいないとワルプルギスの夜は倒せそうにない。そして、その人数を主導できるのは、やちよ先輩しかいないだろう。
(でもメル。私の占いは、外れだね)
見滝原に来て、私は二人の新しい魔法少女に出会った。
特にほむらは面白い子で、私の人生を変えるような出会いではあった。
でも、私を連れ出してくれるような存在じゃない。むしろ逆、私が手を握ってあげないと倒れてしまいそうな子。
そして、私の役目はきっとあの子を光の下へ、永久の迷路から引き上げることだろう。
(メル。あなたの言ってた魔法少女の円は、私が完成させるから。あなたのその占いを外れにはさせない。だから……)
鏡を見れば、そこに映る顔は、あの時の笑顔をすっかり忘れてしまった、愚かな私の顔だ。
(全部終わったら、メルのところに行っても、許してくれるよね?)
私は空になったコップを片付け、ベッドへと戻った。
わァ……、あ……(サ終にむせび泣く声)
泣いちゃった!
というわけで、ついにマギアレコード、サービス終了のときが来てしまいました。
いやー、7周年まではやってくれると思っていたんですけどねー……。予想より早くて、大変ショックです。
ただ、悲しみに暮れていても仕方ないので、自分も前を向きたいと思います。
幸いにも、自分にはこの小説があります。この小説を完結させることを、自分なりのマギレコへの感謝を伝える手段として頑張っていきたいと思います。