魔法少女まどか☆マギカ 実績『朝焼けのエンドロール』獲得 作:くろしゅー
(マギレコがついにサ終するので)初投稿です。
失われた記憶を取り戻す実況、はーじまーるよー。
前回は杏子ちゃんを説得して仲間に加えようとしましたが、逆にブチギレさせ、ユリちゃんは精神的デバフを負い、さらにはまばゆちゃんが本格的に魔法少女に関わりだしました。
……なんだこれはたまげたなぁ。あーもうめちゃくちゃだよ。
もう許せるぞオイ!
まずは、まずはまばゆちゃんの問題からですね。これを解決しないと話が前に進みません。
あ、ちなみにユリちゃんの精神デバフは放置します。どうせこの時間軸が終わればリセットされますし、それにもしかしたら例のフラグを立てられるかもしれません。
とりあえず、頑張って進めていきましょう。
DAY.18
今日は、前回言った通り、まばゆちゃんをほむらちゃん邸に招き、そこでまばゆちゃんについてを話すことになります。今日は学校も休みなので、1日フリーに動けるのがありがたいですね。
なので、まずはまばゆちゃんを迎えにいきましょう。
「なあ」
ん? どうしたフェリシアちゃん?
「オレもいく」
いや、フェリシアちゃんは今回はお留守……。
「いく! レコンパンスまでならいいだろ!」
う~ん、なんかフェリシアちゃん、またワガママになってない?
でもまあ、今回はまばゆちゃんにレコンパンス休んでまで来てもらうし、その代わりとして働いてくれるなら、ままええわ。今回は許したる。
というわけで、いざレコンパンス。
魔法少女移動中……。
まばゆちゃん、オッハー!
「ああ、おはようございます。朝からテンション高いですね……」
気持ちの良い朝だから、ま、多少はね?
というわけでさっそくだけど、ちょっとほむらちゃん家まで来てもらうゾ。
「分かりました。それじゃあ、よろしくお願いします」
「んじゃあ、オレも……」
フェリシアちゃんはさすがにNG。
「……分かったよ」
大人しくレコンパンスで待ってて、どうぞ。
「……早く帰ってこいよ」
アッ(昇天)
オレっ娘のいじらしい姿、可愛い、可愛くない?
大丈夫だって、安心しろよ~。
ということでほむらちゃんの家まで向かいましょう。
道中ですが、特に話すこともないのでカッt……。
「あの、凜さん」
まばゆちゃん? どうかしたのかゾ?
「フェリシアさん、連れてこなくて良かったんですか?」
今回の話には関係ないからね、しょうがないね。
「……そうですか」
ん? なんだったんでしょう? 今の。
ママエアロ。
ということで、着きました。ほむらちゃんの家。
ピンポーン。
ほむらちゃん、オッスオッス。
「来たのね。今開けるわ」
よろしくナス!
「いらっしゃい、凜。それで、後ろの彼女が……?」
そうだよ。(便乗)
昨日連絡した、愛生まばゆちゃんだゾ。
「あ、ああああ、あ、愛生、ま、まばゆです。ふつつか者で、ですが、どうぞ、よろしく!」
「……あの、そこまで緊張しなくていいわよ?」
「す、すみません。し、知らない人と話すの、な、慣れてなくて」
「そう……。私は暁美ほむらよ。二人とも上がってちょうだい」
じゃあお言葉に甘えて、お邪魔するわよ~。
ほら、まばゆちゃんも、入って、どうぞ。
「お、お邪魔しま~す」
「それじゃあ早速で悪いけど、話を聞かせてくれるかしら? 愛生まばゆ」
「あ、はい。といっても、あまり私から話せることはないんですが……」
「構わないわ。あなたが知ってる範囲でいい」
「そ、それなら……。えっと、あれは二週間とちょっと前でした……」
と、こんな感じでまばゆちゃんが、今までのことをまばゆちゃん視点で振り返ってくれます。
が、特に目新しい話はないので倍速です。
まばゆちゃんの動向について、この時間軸はある程度ユリちゃんが把握していますし、前の周の行動はまばゆちゃんの魔法少女ストーリーとほとんど一緒です。
唯一違うところがあるとしたら、ユリちゃんが関わったことで、まばゆちゃんがお母さんについて知ろうとするイベントが無くなっていることですね。
なかなかの誤差では? と思いの視聴者兄貴もいると思いますが、問題ありません。これはゲームの性質上、まばゆちゃんの魔法少女ストーリーをまばゆちゃんだけで完結させてしまうと、まばゆちゃんの攻略ルートが無くなってしまうことを防ぐためのものです。そのため、まばゆちゃんの好感度を一定以上上げておくと、まばゆちゃんの魔法少女ストーリーが完結せずに次の時間軸に進んでくれます。
だから、まばゆちゃんの好感度を上げておく必要があったんですね。(メガトン構文)
さて、まばゆちゃんの話も終わったようなので、等速に戻しましょう。
ここからの攻略は、おふざけ無しでやらないと割と取り返しのつかないことになるので、気合を入れてやっていきましょう。
「……という感じなんですが……」
「……驚きね。凜の話を聞いたときはまさかと思ったけれど、あなたの話は確かに、私が前の周で経験した出来事よ」
ということはつまり?
「私の時間に、愛生まばゆも巻き込まれている、ということね」
そうだよ。(便乗)
「え? え? ど、どういうことですか?」
「ああ、あなたには言ってなかったわね。私の魔法は時間操作で……」
魔法少女説明中……。
「た、タイムリーパー……! じ、実在したなんて……!」
「理解が早くて助かるわ。つまり、あなたの見た夢というのは、私の魔法で巻き戻す前の時間軸ということなのよ」
「いやー、全然実感ないですけどね~……」
「私もよ。魔法少女でもない子に、こんなことが起こるなんて……」
あ、そうだ。(唐突)
ほむらちゃん、キュゥべえにも聞いてくれた?
「ええ。だけど、キュゥべえも愛生まばゆと契約したという記憶はないと言っていたわ。だから彼女が魔法少女である可能性はなさそうね」
はい、ここで魔力探知を行いましょう。すると……。
お、魔力の反応ありましたよ。やっぱ魔法少女なんすね~。
「「ええっ!?」」
ほら、見ろよ見ろよ。
「本当ね。愛生まばゆに魔力反応が重なってる」
「えええええ!? わ、私、そんな契約した覚え無いんですけど!?」
でしょうね。
「でも魔力反応があって体を動かせるということは、どこかにソウルジェムはあるはずよ。私みたいに指輪にしているか、今の凜みたいに宝石の状態にしているかは知らないけど」
そうだよ。(便乗)
「で、でも、私、そんな指輪してないですし、そんな宝石を見たことも……」
お、そうだな。
じゃちょっと、お体触りますね~。
「うひゃっ!? ちょ、凜さん、どこ触ってるんですか!?」
だって、知らないうちに魔法少女になってて指輪の存在も知らないのに何の問題もなく動けるってことは、ソウルジェムをどこかに肌身離さず持ってるってことだゾ。
ということは、いつも着ているこのカーディガンに入ってる可能性が高いって、はっきり分かんだね。どうせまばゆちゃんのことだから、消臭だけして洗濯してないとか普通にあり得そうだし。
「ちょ、なんでそのことを……、はっ!」
「……あなた、結構ズボラなのね……」
「ち、違うんです暁美さん! 今のは凜さんの口車に乗せられたというか、誘導尋問に引っかかったというか……」
「それって本当のこと言わされたって言ってるようなものじゃない」
「ああああああ! しまったあああ! また墓穴掘ったーーー!」
う~ん、この辺かな?
「あははははっ! ちょっと、凜さん、くすぐったいです! うひゃひゃひゃ!」
暴れんなよ、暴れんなよ……。
「ふあっ!? そ、そこ、ダメです! そこ、弱っ、あははははっ! 苦し……、あはははは!」
従順になるまでやるからなオイ!
「……なんなの、これ」
「あ、暁美さん! 凜さんを止めてくださ、いひゃひゃひゃ!」
動くと探せないだろ! 動くと探せないだろぉ!
「あははははっ! ひーっ! ぜ、ったい、くすぐって遊んで、る、あひゃひゃ! だけで、すよね!?」
「……あほくさ」
ソウルジェム確認、ヨシ!
「ぜー……、ぜー……。あ、あの。結局、あんなに、まさぐる必要、ありました……?」
(必要)ないです。
「ですよね! ただ私をくすぐって遊んでただけじゃないですか!」
だってまばゆちゃん、緊張しっぱなしだったし。少しでも緊張がほぐれればって……。
「その割にはすごい楽しそうでしたけど……」
「とにかく、ソウルジェムが見つかった以上。愛生まばゆ、あなたは魔法少女よ。例えあなたに、魔法少女としての契約の記憶がなくても」
そうだよ。(便乗)
「ただ……。なぜあなたに魔法少女に関する記憶がないのか。私の時間に介入できるのか。そこまでは分からないわね。時間介入に関しては、あなたの魔法の性質が関係しているとも考えられるけど……」
はい、ここで一番下の選択肢を選びましょう。
あ、そうだ。(唐突)
ユリちゃんの知り合いにぃ、魔法に詳しい人、いるらしいっすよ。一緒に行きませんか?
「詳しい人……? あ、もしかして……」
「え? え? ど、どういうことです?」
まーまー、詳しいことは向こう着いたら教えるから。とりあえず付いてきて。
というわけで、いざ神浜。
魔法少女移動中……
さて、やって来ました神浜市。
ユリちゃんがどこに向かっているかというと……、こ↑こ↓。
「あの~、ここに入るんですか? どう見ても潰れた映画館にしか見えないんですけど……」
まばゆちゃんが言ってくれたとおり、調整屋です。
さっそく入りましょう。
お、開いてんじゃ~ん。
「あら、凜ちゃんにほむらちゃん。いらっしゃ~い」
みたまさん、オッスオッス。
「あら? 後ろの子は?」
ユリちゃんの友達の、愛生まばゆちゃんだゾ。
「り、凜さんの知り合いの方、ですか?」
そうだゾ。色々とお世話になってる人だからね。
「初めまして~。私は八雲みたま。よろしくね、まばゆちゃん」
「あ、こ、こちらこそ……、よろしくお願いします?」
「それで凜。調整屋に愛生まばゆを連れてきてどうするの?」
ほむらちゃん、いい質問だゾ。
「あら、今日は調整じゃないの?」
もちろん調整もお願いするゾ。ただ、それに加えて一つやってほしいことがあって。追加料金は払うから、オナシャス!
「何をするかにもよるけど……。まあ、凜ちゃんのことだから危ないようなことではないと思うし、私はいいわよ」
ありがとナス!
じゃあ先にユリちゃんたちの調整をお願いするゾ。
「はいは~い。それじゃあ、そこに横になってね」
ということでまずは調整によるスキルポイントの割り振りです。
ここで大事なのは、先に調整をお願いすること。調整を後にしてしまうと、この後起こすイベントで調整が出来なくなってしまうので、必ず先に調整を済ませましょう。
そして振るポイント先ですが、今回は固有魔法に全ツッパでいきます。これで固有魔法の効力や精度などが結構上昇しました。
そして、ほむらちゃんの調整も終えたら、いよいよ本題です。
「それで凜ちゃん。やってほしいことって何かしら?」
それなんだけど、まばゆちゃんのソウルジェムに触れて、記憶を調べてほしいゾ。
「記憶を? どうして?」
それはですねぇ……、かくかくしかじかこしたんたん。
「それは確かに変ねぇ。自分が何を願って魔法少女になったのかも、そもそも自分が魔法少女であることもわすれちゃうなんて……」
そう。だから、みたまさんには調整の要領でまばゆちゃんの記憶を調べてほしいんだゾ。
「分かったわ。それは私にしか出来ないし、それくらいなら全然オッケーよ」
ありがとナス!
まばゆちゃんのほうは大丈夫? 大丈夫そう?
「あんまり話にはついていけてないですけど……、とにかく私の記憶を見て、なんで記憶がないのか調べるってことですよね」
「ええ、そうよ。ただ安心して。そこで見た記憶は誰にも話さないわ。調整屋としてもやっちゃいけない決まりだし、そこは保証するわ」
「それなら、まあ。お見苦しい記憶かもしれませんが……」
「そんなことないわよぉ。だって魔法少女になる子なんて、皆どこかしらに闇を抱えているものだもの。それこそ、夜空より暗い闇を持っている子だってね」
「……分かりました。よろしくお願いします」
それじゃあみたまさん。よろしくお願いさしすせそ。
「はぁい。それじゃまばゆちゃん。服を脱いでそこのベッドに横になってねぇ。あ、脱いだ服はそこのカゴに」
「はい、わかり……、えっ!? ぬ、脱ぐんですか!?」
「相手にしなくていいわ、愛生まばゆ。この人のくだらない冗談よ」
「や~ん、ほむらちゃんヒドいわぁ。私はまばゆちゃんにリラックスしてほしかっただけなのに~」
「……そのセクハラ。凜に教え込んだの、あなたじゃないでしょうね?」
ファッ!?
さっきの百合くすぐりをセクハラ呼ばわりとは、頭にきますよ! もう許せるぞオイ!
「大体ね、あなたはそうやってすぐにふざけて……」
ギャーギャーギャーギャー……。
「あの~……。あれ、私、蚊帳の外? ここでもボッチ? 嘘でしょ?」
「ゆっくり深呼吸して~、リラ~ックス、リラ~ックス」
「スゥーー、フゥーーー……」
「それじゃあ、ソウルジェムに、触れるわよぉ」
さて、みたまさんがまばゆちゃんのソウルジェムに触れることで、まばゆちゃんの記憶を探っていきます。
待つこと数分。
「はい、終わり。もう起きていいわよ」
「ありがとうございました。それで記憶のほうは……」
すると、首を横に振るみたまさん。
「ごめんなさい、原因はよく分からなかったわ」
マ? はーつっかえ。
「あ、でも、全く何も掴めなかったわけじゃないのよ。手がかりになるかは分からないけど……」
おぉ~ええやん。(手のひらドリル)
「それでもいいわ。教えてちょうだい」
「まずまばゆちゃんの記憶だけど、不自然な点はなかったわ。ただ、ある時点より前の記憶に魔法による干渉の痕跡がわずかに残っていた」
「それって、つまり……」
「ええ。誰かの魔法で記憶を改竄された可能性があるわ」
ある時点っていつのことだゾ?
「そうね……。記憶の日付を見る限り、ほむらちゃんのループが始まった日ね。しかも、この時間軸じゃない。一つ前の時間軸のループ開始日よ」
「前の……。つまり、私が前の時間軸に来た日に、愛生まばゆは何者かによって記憶を消され、自分が魔法少女であることも忘れてしまった、ということ?」
「そうなるわね」
「そんな……。でも、一体誰が……? 私の記憶を消して、その人に一体何の得が?」
「それともう一つ。まばゆちゃんの干渉の痕跡、どこかで見た記憶があるのよね」
「それはどこで?」
「それが思い出せないのよねぇ。最近だった気がするんだけど……」
はい、こ↑こ↓。
一番下の選択肢、「そういえば……」を選びましょう。
そういえば、前にほむらちゃんと調整に来た時、みたまさん何かを言いかけてたよね。あれはなんだったの?
「っ!? 凜ちゃん、ナイスよ!」
「どういうこと?」
「まばゆちゃんにあった魔法の痕跡。それがあったのはほむらちゃん、あなたよ」
「私?」
「ええ。あの時は魔法の痕跡は僅かだったし、特にほむらちゃんも気にしてないから不必要に言うことじゃないと思って言わなかったのだけど……。まさか、ここで繋がるとはね」
「ちょっと待って。それじゃ、私も愛生まばゆと同様、記憶の改竄を受けていると言うの?」
「そうね、恐らくは」
「そんな……。一体いつ……?」
「……多分、まばゆちゃんと同じ日付よ。詳しくは覚えてないけど、魔法の痕跡があった記憶は、病室の記憶から前だった。それも一つ前の時間軸の。ということは……」
「愛生まばゆが改竄を受けた日に、私の記憶も改竄されていた、ということね」
一体誰の仕業なんやろなぁ。(すっとぼけ)
「それも重要だけど、一番重要なのはどんな記憶を消されて、それを取り戻す方法があるかどうかよ。記憶さえ戻れば、きっと私たちの記憶を消した犯人だって自ずと割り出せるはずだわ」
ここの選択肢も一番下を選びましょう。
それなら私に良い考えがある!(KNBI司令官)
「何かしら?」
ユリちゃんの魔法で記憶を復活させるゾ。
「……は? え、あなたの魔法、そんなこと可能なの?」
出来るゾ。
ということで、ユリちゃんがほむらちゃんたちに解説している間に、こちらも解説をしていきましょう。
ユリちゃんの固有魔法は『巻き戻し』です。
これはユリちゃん自身が説明していたように、物質に作用するもので、時間や空間といった概念的なものには作用しません。
そのため、記憶も魔法の対象外なんです。普通なら。
しかし、魔法少女の魂はキュゥべえによって物質化させられています。実際、魔法少女の心情とある程度結びついている魔力を、ユリちゃんは回復させられます。つまり、魔法少女限定ではありますが、ユリちゃんは魔法少女の精神にもある程度干渉できるのです。
これを応用し、ほむらちゃんとまばゆちゃんの失われた部分の記憶を修復することで、元の記憶を蘇らせることが可能なのです。
回復系の固有魔法でこれが出来るのが『巻き戻し』だけです。だから、固有魔法を『巻き戻し』にする必要があったんですね。(メガトン構文)
とはいえ、魔力の回復と違って、ソウルジェムに干渉して記憶を復活させるのは容易ではありません。というか、ユリちゃん一人では不可能です。
そのため、みたまさんの協力が必須になってきます。魔法少女のソウルジェムを弄る事に関しては、彼女の右に出る者はほとんどいませんからね。ユリちゃんの固有魔法をみたまさんの魔力操作で、ソウルジェムに刻まれた記憶に当てます。そうすることで、記憶を復活させることも可能となります。
そのため、まばゆちゃんとほむらちゃんを調整屋に連れてくる必要があったんです。これによって、二人の失われた
っと、ユリちゃんも説明が終わったようですね。
そんなわけでみたまさん、協力してくれナス!
「まあ、構わないけど……。私も初めてのことだから上手くいくかは分からないわよ? もしかしたら、危険な橋を渡ることになるかもしれない」
「それでもいいわ」
ほむらちゃん……!
「記憶が改竄されたことが明らかになった以上、それを放置するわけにはいかないわ。少しでも不安要素を取り除けるのなら、やる価値は十分にあるわ」
「……分かったわ。それじゃあ、最初はほむらちゃんからでいいかしら? まばゆちゃんはまだ調整をしていない子だし、少しでも調整回数の多いほむらちゃんのほうが最初はやりやすいのだけど……」
「構わないわ。始めましょう」
よっしゃ! ユリちゃんに任せとけ!
「ええ。頼んだわよ、凜」
はい、ということでまずはほむらちゃんの記憶からです。
ここからですが、ユリちゃんの固有魔法によるほむらちゃんの記憶を取り戻すミニゲームが始まります。
一定のポイントを取れれば成功なのですが、そのミニゲームというのが、このリズムゲーシステムなんです。
は?(猫ミーム)
ゲームの開発陣が何を考えて入れたシステムか知りませんが、これで高得点を出せれば成功判定になります。
ちなみにさっき固有魔法のレベルを上げていた理由がこれです。
このミニゲーム、固有魔法のレベルによってミニゲームの難易度が変わります。固有魔法のレベルを一つも上げていないと、音ゲーの最高難易度クラスになるのでちゃんとレベルは上げておきましょう。(10敗)
さて、ではしばし私の音ゲープレイをお楽しみください。
お、今回の選曲は『GLOW』ですね。『魔法少女まどか☆マギカ scene0』のオープニングです。
このタイミングで来るとは、こちらも気合が入るってもんです。
やっぱ、シユイネキの歌声を……、最高やな!
よし、最初の難関は突破……。このまま、このまま……。
くっ、何回やってもサビの部分が結構速い! ボタン入力が追いつかない!
あ、コンボが切れた。フッザケンじゃねえよお前よぉ!
よし、あとはラスサビだけ! いけーーー!
……工事完了です。
ぬわああん疲れたもおおおおおおん!
リズムゲーや音ゲーが苦手すぎて、マジでここが苦行です。ひで○ね。(八つ当たり)
さて、それよりほむらちゃんの様子はというと……。
「ほむらちゃん、気分はどう?」
「……」
「ほむらちゃん?」
「……そうね。私も何て言っていいか分からないわ。けど、一つだけ言えることは、全部思い出したわ。誰がやったかも含めて」
成功確認、ヨシ!
『凜。ちょっと話があるのだけど、いいかしら』
ん? いいよ、こいよ!
ほむらちゃんがテレパシーで話しかけてきます。これは成功したら確実に起こるイベントですね。
『単刀直入に言うわ。記憶を消した犯人はまばゆよ』
な、なんだってーーー!?(棒読み)
『なんで私の記憶を消したのか、それは本人に聞かないと分からないけれど……。凜、一つだけお願いしてもいいかしら』
なになに?
『まばゆが記憶を取り戻したとき、彼女が絶望しないように側で支えてあげてほしいのよ』
いいけど、何があったの?
『色々と端折るけど、まばゆは……』
と言ってほむらちゃんがまばゆちゃんの状況を説明してくれます。ですが、これはscene0を読めば分かるので、カット。
『……というわけよ』
はえー、すっごい……。
よし、ここでユリちゃんがまばゆちゃんの記憶を戻さないほうが良いとする選択肢を希に出してくるのですが、今回は無事に突破できましたね。
っと、ユリちゃんがほむらちゃんにもう一つ聞きたいことがあるようです。
なになに……? 『なんで私にお願いするのか?』?
『簡単な話よ。誰かの側に寄り添って、励ましてあげるのはあなたのほうが上手だから。それだけよ。私には出来ないわ』
そんなことないと思うけどなあ、俺もなあ。
ま、かしこまり!
せっかくだし、まばゆちゃんの好感度上げに使わせてもらいます。
さて、次はまばゆちゃんです。修復する記憶も多いので、こっちのほうが難易度が高いのですが、果たして……。
げっ。選曲は『うつろい』ですね。マズいですよ!
テンポが速いので元々難易度が高いのですが、やるしかありません。
馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!!(天下無双)
最初から飛んでくるヤツが速くて、涙が出、出ますよ……。
いや、Bメロも変化球がすごい! (難易度が)ヤバいわよ!
うわああああん! サビのスピードが速すぎます!
フザケンナ! ヤメロバカ!
動くと当たらないだろ! 動くと当たらないだろぉ!(無茶ぶり)
ちょ、ラスサビ前で急にゆっくりになるなって! リズム狂うから! コンボも全然繋がってないし! 指壊れるぅ^~。
あっ!(スタッカート)
スゥ、フゥーーーー……。
Now Lodinng……
よっしゃあ、クリア!
キミたちは何も見てない。イイネ?
ということでまばゆちゃんの記憶も無事(?)に取り戻せましたね。
これで、めでたしめでたし……、とはなりません。
さっきほむらちゃんが言ったように、まばゆちゃんが記憶を消した理由には、自身が絶望に染まらないようにする意味もありました。
そのため記憶を戻すと、まばゆちゃんの精神状態はかなり不安定になります。
そこでユリちゃんの出番です。ユリちゃんでまばゆちゃんの精神を安定させ、さらにはまばゆちゃんの好感度も稼ぎます。
特に好感度に関しては、まばゆちゃんは上げすぎてもヤンデレ化しないので雑に上げられるのが救いです。
次の周ではまばゆちゃんに頑張ってもらうことになりそうなので、まばゆちゃんの精神の安定化は絶対にこの周で終わらせましょう。
ということでまばゆちゃんをあやす映像を流しながらお別れです。ご視聴ありがとうございました。
DAY.18 Side MA
置き去ったはずの過去は
捻れた運命に手繰られ
今と繋がる
『私をひとりにするなんて許さないわよ、まばゆ!!』
『まばゆさん……。私たち……、友だちだったよね?』
『それでは、みなさん……。さようなら』
「っ!? ハァ! ハァ! ハァ……! えっ……?」
深い深い意識の底から引きずり出されるように、私は目を開けました。
私は手を閉じて開いてを繰り返し、自分の体が動くことを何度も確かめます。
そうでもしないと、自分が自分でいられないような気がして。
知らないはずの過去は、実感を伴って私に再び定着を始めます。
戻ってきた記憶は徐々に輪郭をはっきりとさせ、今までの記憶と繋がっていき……。
「あ……、え……」
みなさんと過ごした記憶が走馬灯のように巡ります。
「私……」
マミさんと魔女退治に勤しんだ日々。
「たしか……」
暁美さんの時間に巻き込まれ、共にループを脱するために戦った日々。
「自分の……」
その先に、私の絶望と魔法少女の希望があったこと。
「っ!? あ、ああ、あああああああ」
そうだ。私は、私は……。
「まばゆ!!」
「っ!? りん、さん……」
私が記憶とそれに伴った感情に飲まれそうになったとき、私の肩を強く掴み揺さぶる人と目が合いました。
夕凪凜さん。
私に出来た数少ない友達で、魔法少女を忘れたあとも唯一繋がりのあった、大切な人です。
「大丈夫……、じゃないよね。とりあえず、気分はどう? 気持ち悪いとか、どこか体に違和感があるとか、そういうのはない?」
「は、はい……。それは、大丈夫……です」
凜さんの質問に何とか答えます。
ただ、私の頭は別のことでいっぱいでした。
(なんで、私の記憶が戻っているんですか? 私が見た未来では、私がいなくなった後、暁美さんは……)
そう。私が見た未来は、暁美さんの戦いの果てに、鹿目さんが魔法少女全員を救う願いを叶え、暁美さんの戦いも終わるはずでした。
それが、『正しい結末』だったはずです。
それなのに、暁美さんは未だループの中。私は記憶を取り戻し、凜さんという知らない魔法少女がいる。
私の見た未来と大きく乖離しています。
(なんで? どうして? 私の魔法で見た未来は変えられないはずなのに……)
分からないことが多すぎます。
ただ、一つ言えることがあります。
(ああ……。私は、正しい結末にたどり着けなかったんですね……)
その結論にたどり着いた瞬間、心の底からドロリとした何かがせり上がってきます。
(結局、私にハッピーエンドへ導ける力はなかったんですね……。映画みたいに上手くはいきませんね……)
全身から力が抜け、体が冷えていく感覚が全身に広がっていきます。
(ごめんなさい、暁美さん)
どうやら、私はここまでみたいd……。
「まばゆ!!」
「っ!?」
私の肩を掴む力が強くなると同時に、凜さんが声を張り上げます。
「まばゆ! 私の顔、見て!」
「え……」
「見て!!」
今まで見たことないほど語気を強める凜さんに、私は素直に従うことにしました。
「あ、あの、凜さん?」
「余計なこと考えなくていいから。私から視線、逸らさないで」
「は、はい……」
そう言われ、私は凜さんの顔を見つめます。
(キレイな顔……)
そうして、出てきた感想はこれでした。
思えば、こうやって凜さんの顔をちゃんと見たことは今までなかった気がします。人と話すのが苦手な私は、どうしても目線を逸らしがちになってしまうので。
すると、凜さんが私の左手に指を絡めてきます。
「り、凜さん!? あ、あの……!」
私はとうとう恥ずかしくなり顔を逸らそうとしますが、凜さんの反対の手が私の頬に添えられ、顔の向きを戻されます。
「ふぎゅ!」
「ダメだよ、顔逸らさないで。ちゃんと私を見てて」
「といっても、さ、さすがに恥ずかしいんですけど……! これに一体、何の意味が?」
「だって、こうでもしないとまばゆ、また余計なこと考え出すでしょ」
「あっ……」
どうやら、私が絶望に浸ろうとしていたのはバレていたみたいです。
「まばゆがどんな経験してきたか、私はまだよく知らない。けど、絶望に染まらせることは絶対にさせないから」
「で、でも……」
「不安ならこうやって手を握る。怖いなら私が守る。泣きたいなら抱きしめる。だから、一人で気持ちを完結させないで」
私の手を握る凜さんの手に力が入ります。
「絶望に抗うのは大変だよ。疲れるよ。でも諦めないで。まばゆが疲れたのなら、私が代わりに戦うから。だから、希望を捨てないで」
「……なにが」
「え?」
「なにが分かるんですか、凜さんに」
マズい、と思いました。凜さんは心配してくれているだけなのに。
それでも、一度膨れ上がった感情は萎むことなく、私の口を動かします。
「抗いましたよ! 精一杯! それで、やっと正しい結末にたどり着けると思ったのに……。その未来にたどり着けなかったんですよ! 今までの苦しみと辛さを積み上げた希望が無くなった気持ちは凜さんには……」
「うん、分からないよ。だって、それを知ってるのはまばゆだけだもん。だから話してほしいの」
「話したって何の解決にも……!」
「なるよ」
凜さんは一切の迷いなく言い切りました。
「え」
「ワルプルギスの件なら私がなんとかする。絶対に。でも、それ以外でまばゆが苦しんでいるなら、私は何もしてあげられない。だって、まばゆが何に苦しんでいるのか分からないもん」
だから、と、凜さんは頬に添えていた手を下ろし、もう片方の私の手を握ります。
「話してほしいの。頼ってほしいの。私の魔法は相手の気持ちを理解するなんて出来ない。けど話してくれれば、私もそれに応えるよ」
「凜さん……」
「だからさ、一人で諦めないでよ。絶望したって、いいことないよ」
そう言って、凜さんは私を抱きしめました。
そこで私は気づきました。私のソウルジェムが少し浄化されていることに。
凜さんがグリーフシードを使った様子はありませんでした。ということは、彼女の魔法で私のソウルジェムを浄化したのでしょう。
きっと魔力を多く使う魔法のはずです。そうじゃなきゃ、グリーフシードを使う必要だってないはずですから。
(それでも、私に躊躇いなく使ってくれるんですね)
何の裏もない、ただ私を心配するだけの純粋な善意は、体も心も温めてくれているような気がして。
今だけは何も考えず、私はその温もりに寄りかかることにしました。
目から何かが零れたのは、きっと気のせいです。
パァン!
「っ!」
調整屋に乾いた音が響き、私は頬を押さえました。
「私を一人にしたら許さないって言ったわよね、まばゆ」
「……はい。ごめんなさい」
暁美さんの冷たい声に、私は謝るしかありません。
私が少し落ち着いたときに、今まで見ているだけだった暁美さんが声をかけてきました。
私はなんて言葉を返したら良いか分かりませんでした。
暁美さんは私を必要としてくれていました。さっきの言葉を言ってもらえた日のことだって、よく覚えています。
それなのに私は、結果的に暁美さんとの約束を反故にして、暁美さんの元から去ってしまったのですから。
そうして私が黙っていると、暁美さんの手が私の頬を打ちました。
ぶたれた頬は痛かったけど、きっと暁美さんはもっと辛い思いをしてきたでしょうし、私には痛いなんて口にする権利はありません。
暁美さんが怒る気持ちもよく分かります。
暁美さんの、ただ一人の同じ時間を共有できる人を、私自身の手で奪ってしまったんですから。許されなくて当然です。
すると、俯いていた私の視界に暁美さんの手が入ってきます。顔を上げれば、暁美さんが手を差し出してきていました。
「……? 暁美、さん? えと、どういう……」
「……だから! せっかく記憶が戻ったのなら、また協力しなさい、まばゆ」
「え、でも、さっきは許さないって……」
「それは……! その、言葉の綾というか……。とにかく、今は戦力が一人でも必要なのよ。あなたなら、一々事情を説明する必要もないし、こっちとしても助かるのよ。だから、ほら……」
そう言って、暁美さんはズイ、と手を前に出してきます。
「……いいんですか?」
「さっきから言ってるでしょ」
暁美さんは横を向いてしまいますが、その耳は少し赤くなっていました。
それを見て、私は暁美さんの手を取ることを決めました。
「……はい、ただいまです、暁美さん」
「ええ、おかえり、まばゆ」
「ぶぅ~。なんかふま~ん」
「ええ……? いきなりどうしたんですか、凜さん」
私は困惑気味に凜さんに尋ねます。
というのも、暁美さんと仲直りした後、凜さんが唐突に呟いたのです。
「だってさ~、ほむらともまばゆとも私のほうが早く出会ったはずなのに、二人の間に運命共同体みたいな空気感流れててさ~。いや、ほむらから事情は聞いてたけどね? けどやっぱ、なんか気持ちがジェラる~!」
「いや~、そう言われましても……」
不満そうに顔を膨らませる凜さん。
申し訳ないですが、友達関係で初めて嫉妬されたこともあって、ちょっと可愛いと思ってしまいました。
「バカバカしい悩みね」
「あー! ほむらひどーい! 若干ドヤ顔なのも腹立つー!」
暁美さん、そんな表情もするんですね。新発見です。
すると、凜さんは泣くフリをしながら八雲さんに抱きつきます。
「みたまさぁん! 二人が私のことイジめるー!」
「あらあらぁ。二人とも、凜ちゃんをイジめちゃダメよ~。この子、やちよさんの逆鱗だからぁ」
「え、そうなの?」
「やちよさん? 暁美さん、知ってるんですか?」
「ああ、そういえばまばゆはまだ会ってなかったわね。後で説明するわ」
「やちよさんもヒドいわぁ。前にちょっと凜ちゃんをからかったら、鬼の形相で詰められたもの」
すると、八雲さんに抱きついていた凜さんが、何かを思いついたように声を上げます。
「そうだ!」
「うわビックリした……。今度はなんですか?」
私が聞くと、凜さんは満面の笑みで言いました。
「まばゆさ、今日私の家に泊まってよ!」
「へ……?」
予想だにしていなかった言葉に、私は一瞬固まります。
友達の家に泊まる。それ自体は憧れていたものではありますが、急に来られると、何というか心の準備が……。ボッチはそんなにフットワーク軽くないんですよ?
「と、泊まるんですか? 今日? いくらなんでも急すぎません?」
「え~、いいじゃん。せっかくだからまばゆの話とか色々聞きたいし、ダメ?」
「いや、ダメというワケではないんですけど……」
そう言いながら、私は暁美さんに視線を送ります。暁美さんが助け船を出してくれることに一縷の望みを賭けて。
しかし。
「いいんじゃないかしら? せっかくだし、お邪魔になればいいじゃない」
「暁美さ~ん……」
「よーし、決まり! 今日は楽しい夜になるぞー!」
「あ、あの!」
「ん?」
「咲笑さんに許可を取ってからでも? 一応、私の保護者なので……」
「もちろん!」
もしかしたら、咲笑さんが断ってくれるかもしれない。そんな考えでレコンパンスに戻った私でしたが。
「もちろんいいわよ~。凜ちゃん、まばゆちゃんのこと、よろしくね」
「はい! 任せてください!」
(ええ、ええ。分かってましたよ。咲笑さんはこういうことにノリノリになるタイプだって)
かくして私は凜さんの家に泊まることが決定したのでした。
遅くなって申し訳ありません。
まだまだ忙しい日々が続きそうで、更新速度はこんな感じが続くと思います。
リズムゲーのくだりは実体験です。たまにありますよね、別ジャンルのゲームしてたのに音ゲーやリズムゲー要素が挟まるゲーム。
急にリズムゲー要素を挟むんじゃねえ、○すぞ。(G4並感)
マギレコももう少しでサ終ですね……。
自分は3年前に始めましたが、今までやって来たソシャゲで一番楽しいゲームでした。
この小説も、それに少しでも報いれたらと思って書いていきます。
ありがとう、マギアレコード。