魔法少女まどか☆マギカ 実績『朝焼けのエンドロール』獲得   作:くろしゅー

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(みことちゃんの可愛さを書きたかったので)初投稿です。


それと先に一つ謝罪なのですが、前話で果てなしのミラーズがある鏡屋敷の位置を大東区と書いたのですが、正しくは南凪区でした。
自分の確認不足でした。既に修正はしたので、今後は安心してお読みください。申し訳ございませんでした。



DAY.88 始動

 

 

 

 

 

 

 皆様、お久しぶりです。変態クソ実況者です。

 

 えー今、緊急で動画を撮っております。

 

 

 

 なぜまた?攻略はもう終わっただろ?とお思いの視聴者ニキたちも多いと思います。

 かくいう私も、攻略動画はあれで終わりにするつもりでした。

 

 

 

 しかし、この画面に出てる目的の枠を見てください。

 

 

 

 

 >瀬奈みことの願いを叶えよう。

 

 

 

 

 

 ど う し て こ う な っ た 。

 

 

 

 なんでユリちゃん、みことちゃんルートに進んでいるんです?

 本当になぜ……?

 

 

 

 えー、事の次第を話しますと……。

 実は私、攻略動画を撮り終わった後、個人的にそのセーブデータで遊んでいたんです。

 

 せっかくワルプルギスの夜を越えたデータなので、なにか新しいチャートを組む際の参考になる情報でも集められればと思い、オートモードでユリちゃんに適当に進めさせていたのですが……。

 

 

 いつの間にか、ユリちゃんは瀬奈みことちゃんルートの攻略を決意して、今に至ります。

 

 

 

 は?(困惑)

 

 

 

 なんでみことちゃんルートなんかやる必要あるんですか?(正論)

 このゲーム屈指の難易度を誇る、みことちゃんルートを?

 魅力的なキャラがたくさんいる、この(ゲームの)中の中で?

 

 あ ほ く さ。

 

 

 

 私がなぜこんなに困惑しているかというと、このみことちゃんルート、恐らく原作キャラルートの中でも最難関だからです。

 知らない人のために瀬奈みことちゃんと彼女のルートについて、ここでざっくり解説しておきましょう。

 

 

 瀬奈みことちゃんとは、マギアレコードに登場する魔法少女で、実質マギレコ第二部のラスボスです。

 

 そこまでの経緯は長くなるので解説は省きますが、彼女と彼女の魔女化した姿である鏡の魔女。原作ルートだと、彼女たちが第二部のラスボスを務める形となります。

 そして、ラスボスを任されたキャラの性質上、みことちゃんルートはこのゲームにおいても最高難易度を誇ります。彼女の攻略動画は私の知る限り、数本しかないほどです。

 

 なぜこのような難易度かというと、理由はいくつかあります。

 まず、みことちゃんルートの解放のためには、このゲームに収録されているマギレコの原作ストーリーを1度全部クリアし、その上で彼女が主役のストーリー『サヨナラストレージ』、『オモイデドロップス』をクリアしなければいけません。

 そのため、最初から解放されている他のキャラと違い、解放までの道が単純にクソ長いです。

 

 さらに、ようやく解放したはいいものの、肝心のみことちゃんルートの難易度が原作キャラの中で最高難易度を誇っている始末。

 これにより、原作ルートは全クリしても、みことちゃんルートはクリアする前に止めてしまう人が多いのです。

 

 そして、みことちゃんルートの難易度を押し上げている理由はもう一つあり……。

 それは、みことちゃんルートの場合、敵が多すぎるんです。

 

 他のキャラと比較すると分かりやすいでしょう。

 

 例えばほむらちゃんルートの場合。

 ほむらちゃんとくっつくには、私が攻略動画で見せたとおり、ワルプルギスの夜をまどか抜きで倒すこと。そしてその際、ほむらちゃんからの好感度がまどか以外の全てより高いと突入できます。まどかへの執着とは別に、プレイヤーキャラを愛してもらえるようになれば、無事に攻略完了です。(まあ、本ルートだとユリちゃんよりまばゆちゃんの方が好感度高かったので、突入しませんでしたが)

 

 マミさんなんかもっと分かりやすく、他の誰よりも好感度高い状態で彼女を受け止めてあげれば、それだけで無事百合の花園の完成です。

 

 

 それに比べ、みことちゃんルートは、かなりの魔法少女を敵に回すうえ、努力しないとこっちの味方についてくれる人がほとんどいません。

 

 ほむらちゃんルートも、ワルプルギスの夜を倒すのは確かに大変なんですが、私が行った攻略のように周りの人は意外と協力してくれますので、決して倒せない敵じゃありません。それに人気ルートだから、攻略に必要な情報も大体出揃ってるしね。

 

 

 

 それに対し、みことちゃんルートで必ず敵に回るキャラを上げると、こんな感じです。

 

 ななか組、アザレア組、団地組、チームみかづき荘、和泉十七夜。

 

 

 は?(宇宙猫)

 

 

 神浜でも指折りの実力者全員敵に回るって、これマジ? 難易度調整ミスってるだろ……。

 各々の解説は適宜しますが、特にヤバいのが、やちよさんと常磐ななかちゃんが敵に回るのがマジで終わってます。

 

 やちよさんの強さは随分説明してきましたので省きますが、今のユリちゃんのステータスに私のプレイスキルを加えても絶対勝てないくらい強いです。

 おばさんやめちくり~。(懇願)

 

 

 それで、常磐ななかちゃんのほうですが、彼女はみことちゃん(と彼女の相棒の更紗帆奈ちゃん)に復讐を誓っているので、どれだけ好感度を上げようと、みことちゃんルートに入れば必ず敵対します。

 そして、彼女の魔法が中々厄介でして……。

 彼女の魔法は『敵を見極める力』。これにより、みことちゃんルートへ突入すると、自動的にななかちゃんにこっちの存在がバレます。

 そのため、彼女に隠れてこっそり進めるというのも、ほぼ不可能となっております。

 

 この人頭おかしい……。(小声)

 

 しかもこの人、他のマギレコ攻略やRTAに毎回出番があると言っても過言ではないほど、強さと頭脳と人脈を兼ね備えているクッソ有能魔法少女です。

 

 こんな少女を敵に回すのに、こちらの味方になってくれる人はほとんどいません。まあ、魔女と繋がってるヤツの味方に喜んでなるような人はいないからね、しょうがないね。

 

 

 

 さらにさらに、ダメ押しとして、彼女たち全員を対処したとしても、ラスボスとして鏡の魔女が立ちはだかってきます。

 

 鏡の魔女とは、神浜市の南凪区にある鏡屋敷という場所に居座っている魔女で、前述の通り、マギレコ第二部のラスボスです。

 そのため、強さはワルプルギス級ですし、放っとくと神浜を滅ぼそうとしてきます。

 

 あ、ちなみにワルプルギスの夜を越えた後からの攻略だと、みことちゃん自身の魔力が底を突きかけた状態で始まるので、攻略に使える時間も少ないです。具体的に言うと、みことちゃんがプレイヤーキャラに認識されてから、大体ゲーム内時間で2週間くらいで攻略しないとみことちゃんが消滅してしまいます。

 

 あーもう、(難易度が)めちゃくちゃだよ。

 

 

 

 つまり、味方がほぼいない状態で。限られた時間の中で。みことちゃんを庇いながら。神浜の魔法少女ほぼ全員を敵に回した状態で。自分たちに襲いかかってくるななかちゃんを始めとした魔法少女たちを捌ききり。その上でワルプルギス級の魔女に勝たなければいけません!

 

 

 ……ダメみたいですね。(絶望)

 ンアーッ! 攻略の難易度が高すぎる!

 

 

 一応、ななかちゃんたちに殺されればバッドエンド、鏡の魔女に殺されればノーマルエンドにはたどり着けますがね……。ちなみに、みことちゃんと一緒に世界を滅ぼしての心中エンドもありますよ。

 

 

 

 

 

 とはいえ。

 

 

 このまま、むざむざバッドエンド行きは1人のゲーマーとして腹が立ちますし、ユリちゃんには称号獲得のために文字通り命を張ってもらいましたし……。

 

 ここはユリちゃんの願いを酌んで、みことちゃんルートのハッピーエンドを目指しましょう。

 難易度が高すぎてハッピーエンドの動画はほとんどありませんし、良い機会です。みことちゃん攻略用のキャラでなくとも出来ると証明してみせましょう。

 あとついでに、私もまだゲット出来ていない、みことちゃんハッピーエンドの称号『残照モンタージュ』と、ユリちゃんの個別ルートエンディング、及びその称号『暁天のポストクレジット』の獲得もしちゃいましょう!

 

 説明している間に色々なデータを確認しましたが、ユリちゃん、ワルプルギスの夜との戦いの後も結構自主的に動いていたようですね。

 

 これなら……。うん、なんとかチャートも組めそうです。

 だから試走でたくさんのデータとチャートを調べておく必要があったんですね。

 

 

 

 というわけで、「称号『朝焼けのエンドロール』獲得」攻略実況改め、EXステージ「称号『残照とモンタージュ』及び称号『暁天のポストクレジット』獲得」攻略実況、はーじまーるよー。

 

 

 

 

 

 

 

 DAY.88

 

 

 

 

 さて、それでは始めていきますか。

 

 今日ですが、学校が休みなのを利用して神浜に向かいましょう。

 

 

 神浜に行く理由は、ユリちゃんの味方を増やし、協力を仰ぐためです。

 

 先ほど、神浜の魔法少女はほとんど敵に回ると言いましたが、より正確に言えば、手を貸してくれる魔法少女がほとんどいない、という感じなのです。

 実際に手を出してくるのは、先ほど挙げた、ななか組やアザレア組などです。

 

 しかし、彼女たちだけでも十分脅威なのも、また事実。

 そのため、まずは外堀を固めて、番外戦術で勝利を目指します。

 

 

 

 というわけでやってきました、調整屋。

 

 

 そう。まずは、みたまさんに味方になってもらいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 DAY.88 Side RY

 

 

 

「ねえねえ、今日はどこ行くの?」

「神浜だよ。とりあえず、みことちゃんのお願いを叶える算段はついたんだけど、その前に色々と準備がね……」

 

 隣で話しかけてくるみことちゃんに、私は簡潔に答える。

 

「えっ、もう!? 私、もっと時間がかかると思った……」

「そんなに待たせはしないよ」

 

 私の今日の目的は、大きく分けて二つある。

 その内の一つが、みたまさんに会うことだ。

 

 

 正直、あまり周りの人を巻き込みたくないのだが、どうしようもないことは往々にして存在するもので。

 

 今回、私が想定している通りなら、彼女の協力は欠かせないだろう。

 

 ワルプルギスの夜のときといい、みたまさんには随分頼ってしまっているが……。

 

 

(どうしても、この件は聞いておかないと……!)

 

 

 

 

 

 

 私たちは電車に乗って神浜市へと向かった。

 

 

 

 

 新西区で電車を降り、調整屋へと向かう。

 

 

 

 いつも通りの道を歩き、調整屋の扉をノックしようとしたところで、中から声が聞こえた。

 

「だ、か、ら! ミィも手伝う!」

「ダメよ。まだあなたは魔法少女になったばかりなのよ。危険すぎる」

「だからって、皆が頑張ってるときに見てるだけなんてヤダよ!」

「お願いミィ。調整屋としてはもちろん、あなたの姉としても許可するわけにはいかないの」

 

 声からして、話してるのはみたまさんとみかげちゃんだろう。

 

 

 いつまでも盗み聞きしているのも悪いので、この空気を断ち切る意味でも、私はあえてドアを開けた。

 

「お邪魔しまーす……」

 

 私が顔を覗かせると、二人とも驚いたような顔をする。

 

「凜ちゃん……」

「凜お姉さん……」

「ごめんなさい、声聞こえちゃって……」

 

 私はみかげちゃんに近寄って、頭を下げる。

 

「みかげちゃん、ごめんね。魔法少女のこと、秘密にするって言ったのに……」

「もうそれは気にしてないよ。お菓子もいっぱいもらえたし! それに、姉ちゃに魔法少女だってこと知られたおかげで、鏡の魔女のこと聞けたし!」

 

 私はみかげちゃんの言葉に、思わず眉をひそめる。

 

「鏡の魔女?」

「ミィ、そのことは……!」

「えー! でも、凜お姉さんに話せば協力してくれるかもよ?」

「みたまさん、どういうことですか?」

 

 私が尋ねると、みたまさんは諦めたように口を開く。

 

「そうね。凜ちゃんには話しておきましょう。実はね、今鏡の魔女の活動が活発化してるのよ」

「活発化?」

「ええ。神浜各地に株分けの魔女が出現するようになり、使い魔も同様。大元の果てなしのミラーズ内も構造が一部変化してたわ」

 

 みたまさんは頭を悩ませるように、手を頭に当てる。

 

「正直何が起きてるのか、私たちも分からなくて……。とりあえず、ここに来た子たちには注意喚起してるんだけど……」

「その話、詳しく聞かせてもらえませんか?」

 

 私は食い気味に尋ねる。

 

「え?」

「実は、今日相談にきた理由の一つは、見滝原に株分けの魔女が現れたからなんです。もしかしたら関連があるかもしれません。だから、話を聞かせてもらえませんか?」

 

 みたまさんは少しの間固まっていたけど、大きく息を吐くと、真剣な眼差しへと変化する。

 

「分かったわ。情報交換といきましょう」

 

 それと、みたまさんはみかげちゃんを見る。

 

「ミィはもう帰りなさい」

「えー!? なんで!」

「今回のことは遊びじゃないの。本当に危険なんだから」

「危険なのは分かってるよ! だから、手伝うって言ってるんじゃん!」

「ミィ!」

 

 みたまさんもみかげちゃんも、一歩も譲らない。

 お互いがお互いを大切に思っているからだろうけど、このままじゃ平行線だ。

 

(ちょっと烏滸がましいとは思うけど……)

 

 このままケンカになったら私も居心地が悪いので、二人の間に入ることにした。

 

「ねえ、みかげちゃん」

「なに?」

「手伝いたいって気持ちは、みたまさんも凄い嬉しいと思ってるよ。でもね、それ以上にみかげちゃんに傷ついてほしくないんだよ」

「大丈夫だよ! ミィ、痛いのだって平気だし」

 

 私の言葉に張り合うように、みかげちゃんは胸を張って言う。

 そんな彼女に、私は諫めるように声をかける。

 

「みかげちゃん。痛いのが平気なことは誇ることじゃないよ。私も戦ったから分かる。今回は本当に危険なの。私も死にかけた。みかげちゃんの勇気は素敵だけど、今のみかげちゃんじゃ、本当に死んじゃうよ」

「でも……」

「みかげちゃんは、自分が死んでお姉ちゃんを悲しませたい?」

 

 この質問はちょっとズルかったかもしれない。

 案の定、みかげちゃんの語気は弱くなり、バツが悪そうに呟く。

 

「……悲しませたくない」

「うん。そうだよね」

「でも、何もしないのは……」

 

 みかげちゃんの気持ちが痛いほど分かる。分かるからこそ、この子には私と同じ道を歩んでほしくない。

 みかげちゃんくらい周りの人に愛される子なら、もっと賢い道を選べるはずだから。

 

「うん。その気持ちも分かるよ。だから、みかげちゃんはこのことを魔法少女に皆に伝えてほしいんだ」

「伝える?」

「うん。このことを知らない魔法少女は神浜にまだいっぱいいるだろうから。その危険性を伝えて、被害を抑えたいの。戦うのは私たちがやるから、みかげちゃんは私たちが精一杯戦えるようにお手伝いしてほしいな」

「……分かった」

 

 みかげちゃんは力強く頷く。

 本当に賢い子だ。さすがみたまさんの妹だと実感する。

 

 私は彼女の頭を撫でながら、お礼を伝える。

 

「ありがとう。みかげちゃんは賢いね。じゃあ、お願い」

「うん。でも、姉ちゃも凜お姉さんも、無理だけはしないでね」

「うん、覚えとく」

 

 すると、みかげちゃんは納得したように調整屋を後にした。

 

 

「ごめんなさい、凜ちゃん」

 

 みかげちゃんが出ていってから、私はみたまさんにそう謝られる。

 

「いいえ。役に立ちたいってみかげちゃんの気持ちも、守りたいみたまさんの気持ちも、すごい分かりますから」

 

 それに、と続ける。

 

「正直、みたまさんと二人だけで話したいこともあったので……」

「二人だけで?」

「はい。これから話すこと、絶対に秘密にしてもらえますか?」

 

 私の真剣さが伝わったのだろう。

 みたまさんは頷くと、調整屋の扉の札を『CLOSE』にひっくり返す。

 

「これで大丈夫よ」

「ありがとうございます」

「それじゃあ、話を聞かせてもらえるかしら」

「はい。実は……」

 

 

 そうして、私はみたまさんに、最近私の身に起きたことを全て話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 私の話を聞き終えたみたまさんは、目を見開いたまま固まっていた。

 

(それもそうだよね。一発で理解してもらえたらラッキーだと思ってたし……)

 

「まあ、信じられないのは理解できます。けど、本当のことなんです。私の中にはみことちゃんがいて、今この瞬間も生きてます。話もできます」

 

 みたまさんは頭を押さえ、ようやくといった様子で呟く。

 

「……凜ちゃんが無闇に嘘をつかない子だとは信じてるわ。けれど、中々理解が追いついてこなくて……」

 

 みたまさんがそう言うのは想定内だ。

 だから、私はみたまさんに提案する。

 

「なら、私のソウルジェムに触れて、私の中を覗いてみてください」

「え?」

「みたまさんは調整のときに人の心に触れられますようね? 私の心を見てもらえれば信じられると思います。ついでに調整してもらおうと思ってきたので。あ、お代はちゃんとありますよ」

「用意周到ねぇ。分かったわ」

 

 寝台に案内され、みたまさんに横になるよう、指示をされる。

 

「それじゃあソウルジェムに、触れるわよぉ」

 

 

 みたまさんが私のソウルジェムに触れ、私の意識は微睡みに溶けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 DAY.88 Side MY

 

 

 

 

「これは……」

 

 

 私が凜ちゃんのソウルジェムに触れ、彼女の記憶を覗けば。

 

 そこには、確かに瀬奈みこととの記憶が存在していた。

 

 

 瀬奈みことが意識だけで生きていたこと、様々な人の意識を転々とし、ついに凜ちゃんにたどり着いたこと。そして……。

 

 

「ふーん。心を覗けるのは、本当みたいだね」

「っ!? 誰!?」

 

 本来、調整中に聞こえるはずのない第三者の声に、私は身体を強張らせる。

 

「誰って……。ひどいなぁ。さっきまで私たちの思い出、土足でジロジロ見てたくせに」

 

 凜ちゃんの精神世界。

 雲が夜空に浮かぶ月の光を陰らせる草原で、彼女はその暗闇から現れる。

 

「あなたが、瀬奈みこと……?」

「そうだよ。初めまして、八雲みたまさん?」

 

 この世界にいるということは、凜ちゃんの説明と記憶は間違いないのだろう。

 

 瀬奈みこと。

 私が調整屋になってから、大東の魔法少女を調べる中で知った魔法少女の一人。

 

 彼女へ聞きたいことは山ほどあったが、私は心を落ち着けてから、慎重に言葉を紡ぐ。

 

「私を知っているなら話は早いわ。なんで凜ちゃんに取り憑いたのか、聞かせてもらえるかしら?」

「記憶を見たなら知っているでしょう? 私は凜ちゃんに私の希望を……」

「下手な嘘は止めなさい。凜ちゃんは人を疑わないから言わないだろうけど、私にはバレバレよ。その、どうしようもなく濁った悪意の気配は」

 

 私が水名へと編入してから何度も感じた、人の悪意特有のドロリとした嫌な感覚。

 それが彼女からは、ジワジワと滲み出ていた。

 

「へー。みたまさんって面白いね」

「質問に答えなさい。凜ちゃんに取り憑いてどうするつもり。あなた、何を企んでいるの」

 

 少し語気を強めながら私が問いかけると、彼女はあっさりと白状した。

 

「神浜を滅ぼすこと」

「っ! どうして……!」

「あなたならもう分かってるんじゃない? この神浜が、世界がいかに腐っているか」

 

 みことちゃんが手を空へと伸ばすと、凜ちゃんの記憶の欠片が宙を漂う。

 

「凜ちゃんは、両親に虐待されてた。その原因を作ったのは、東西のくだらない偏見によるもの。そんなもののために、凜ちゃんの人生はメチャクチャにされたの。それでも、凜ちゃんは誰も呪わないから、私が代わりに呪うの。この神浜を。そして、この世界を」

「バカなこと言わないで。凜ちゃんはそんなこと望んでない。それはあなたのエゴよ」

 

 私の反論に、瀬奈みことはキッと睨んでくる。

 

「随分偉そうに言うんだね。凜ちゃんの気持ちを知っておきながら、凜ちゃんに手を差し伸べなかったくせに」

「っ……! それ、は……」

「ワルプルギスの夜との戦いで助けたから、それでチャラとでも言う気? 結局、あなた自身は何もしてないじゃない。自分が可愛いだけ」

「わ、私の話はどうでもいいでしょ! 今は凜ちゃんの話をしてるの!」

 

 私の叫びに、彼女は笑って肯定する。

 

「そう! 今は凜ちゃんの話をしてるの。凜ちゃんが望んでない? それは、あなたたちがそう思わせたんじゃない。あなたたちが勝手に期待と理想を押しつけるから、彼女はその期待に応えようと振る舞ってきただけだよ。彼女の心の内にも、嫉妬や羨望、絶望があったこと、あなたは見てきたよね?」

 

 彼女は一歩、こちらに近づいてくる。

 

「私、あなたと話してて思い出したことがあるの」

「何を、かしら」

「『神浜を滅ぼす存在になりたい』」

「っ!?」

 

 彼女が口にした言葉に、私が背筋が凍る。

 

 だって、それは……。その言葉は……。

 

「私が魔女になるときね、どこからかそんな言葉が聞こえてきたの。その声、今思い返すと、あなたにすごく似てるの。なんでだろうね?」

 

 瀬奈みことの問いに、私は何も答えられない。

 

「その言葉を聞いたとき、私はこの人格移植の魔法が使えるようになったの。私の魔法が進化する『奇跡』がね。そしてなぜか、あなたが契約したのもその辺り。魔法少女のくせに、魔女と戦う力を持たない変な魔法少女が生まれた」

 

 そうそう、と瀬奈みことはわざとらしく声を大きくする。

 

「凜ちゃんが手伝っている里見教授の説によると、魔法少女の原動力は希望を願う力なんだって。それじゃあ、呪いを願った魔法少女は、どうなるんだろうね? もしかしたら……」

「もうやめて!」

 

 私は耳を塞いで叫ぶ。

 

「……そうよ。その声は、私よ。キュゥべえにそう願って、魔法少女になったの……」

 

 私の告白に、彼女は満足そうに、うふふ、と笑う。

 

「笑えるね。誰かを呪う願いを叶えたくせに、善人のふり?」

 

 耳を塞いでも聞こえる距離まで近づいてきた彼女は囁く。

 

「あなたが願わなければ、私が凜ちゃんに取り憑くこともなかった。あなたが呪わなければ、私がここまで生き残ることもなかった。全部、全部、全部、あなたが引き金を引いたんじゃない」

 

「凜ちゃんに幸せになってほしい? 凜ちゃんは東西対立の希望? 笑わせないで。あなたの身勝手な希望と呪いを、凜ちゃんに押しつけてるだけじゃない。凜ちゃんはあなたが手を伸ばさないことを求めてた? 違うよ。そう言われても、中立の立場を崩してでも、あなたに味方になってほしかったに決まってるじゃない。そこまでしてでも自分を選んでくれないかなって思ったんだよ」

 

 なのに、と彼女はドロリとした瞳を私に向ける。

 

「あなたは自分が可愛いから、凜ちゃんを言い訳に見捨てた。そんなあなたに、凜ちゃんの行動をとやかく言う権利はない。私たちを引き合わせたあなたが、何かを言う資格なんてない。むしろ……」

 

 彼女の冷たい手が、私の肩に触れる。

 

「私たちのこと、手伝ってよ」

「てつだう……?」

「そう。別に難しいことじゃないよ? あなたには、私たちに魔法少女たちの情報を渡すこと。そして私たちのことを他の人にバラさないこと。それだけでいいの」

 

 私は目を見開く。

 

「そんなの! 調整屋の公平さが……」

 

 そう口にした瞬間、お腹に鋭い痛みが走る。

 

「かはっ……!」

 

 目線を下に向ければ、瀬奈みことのつま先が私の腹部にめり込んでいた。

 

「何度言わせる気? あなたの言う公平さは、自分が逃げるための言い訳だよ。呪いを私たちに押しつけたなら、せめてそれの行く末を見届ける覚悟くらいしなよ。あなたの願いを、私が叶えてあげるんだから。それとも、凜ちゃんを巻き込んでおいて、それでもまだ逃げるつもり? 凜ちゃんは私のために、この街の魔法少女が全員敵に回っても側にいる覚悟をしているのに?」

 

 瀬奈みことは怒りに震える目で私を睨む。

 

「条件が飲めないようなら、ここであなたを殺すよ。調整で繋がったこの状態で、移植の魔法を暴走させたらどうなるだろうね? 調整したせいであなたが死んだら、凜ちゃんはどう思うだろうね?」

 

 その言葉に、私は歯を噛みしめるしかない。

 

「……卑怯よ」

「卑怯で結構。だって、私は混沌のヴィランの相棒、瀬奈みことだもん」

 

 嬉しそうに笑う彼女を前に、私は頭を垂れるしかなかった。

 

「……何が知りたいの?」

「うふふ、ありがとう。それじゃあ、まずは……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 DAY.88

 

 

 

 

 

 はい、これにて調整終了です。

 

 

 いやー、みたまさんには悪いですが、こちらもなり振り構っていられませんので。少々強引な手段を取らせていただきました。

 私怨たっぷりでしたが、無事にみことちゃんが情報を引き出してくれました。

 

 ちなみに今のイベントは、みたまさん、みことちゃん双方からの好感度が高いかつ、みことちゃんの願いを叶えるルートを選ぶと起きるイベントです。

 みことちゃんからの好感度が高い状態で彼女の願いを叶えようとすると、みことちゃん自身もプレイヤーキャラを手伝ってくれるようになります。その方法自体はこちらが指定することは出来ませんが、みことちゃんがどんな行動を起こすか把握しておけば、このお手伝いはとても有用性があります。

 

 今回は、みことちゃんがみたまさんの古傷を抉って協力者にするのが分かっていたので、調整屋に寄ったんです。しかも、ユリちゃんの意識外で行われたことなので、ユリちゃん自身穢れを溜め込まないので、一石二鳥ですね。(ゲス顔)

 

 

 おや、ユリちゃんはみたまさんに言いたいことがまだあるようです。

 

 

 

 

 

 DAY.88 Side MY

 

 

 

「ありがとうございました、みたまさん」

 

 寝台から立ち上がった凜ちゃんはそう言う。

 

 結局私は、瀬奈みこととの会話内容を伏せつつ、凜ちゃんに協力することになった。

 このままでは、彼女が滅びの道へと進んでしまうことを承知で。

 

 

 

「そうだ。みたまさん」

 

 すると、凜ちゃんは何かを思い出したように、私へと向き直る。

 

「前に話していた鏡の魔女とみことちゃんの関係。みたまさんの推理通りでしたよ」

「……みたいね」

 

 私は暗い顔で答える。

 

 凜ちゃんは私の気持ちを知ってか知らずか、こんなことを口にする。

 

「みたまさんの因縁の相手でも、あるんですよね?」

「え?」

 

 ポカンとする私に、凜ちゃんはポツポツと語る。

 

「みたまさんが鏡の魔女についてあそこまで気にするんですもん。理由があるんだろうなとは思ってました。さすがに内容までは想像は出来ませんでしたけど」

「それ、は……」

 

 言えない。

 あの魔女をあそこまで強力にすることになったのが、私の願いだったなんて。

 今の凜ちゃんの状態を作ったのが、私の呪いが始まりだなんて。

 

 

(瀬奈みことの言うとおりね……。私は自分が可愛いだけ。皆大嫌いと言っておきながら、皆に、凜ちゃんに嫌われることを怖がってるんだから)

 

 

 

 すると、凜ちゃんが虚空に向かって喋っている。

 

 嫌な予感がしたと同時。凜ちゃんの目が驚愕で見開かれる。

 

「えっ……。みたまさんが……?」

 

(まさか……!)

 

 私の想像通り、瀬奈みことは凜ちゃんに私の願い事を話したようだった。それと、鏡の魔女との関係について。

 

「みたまさん、『神浜を滅ぼす存在になりたい』って願ったって、本当ですか? それが、鏡の魔女に作用したっていうのも」

 

 凜ちゃんの追及の目に耐えられず、私は告解することにした。

 

「……そうよ。私はその願いで魔法少女になった。そして、同じ日に瀬奈みことは魔女になってる。今日、確信したわ。私のその願いは、鏡の魔女の強化という形で叶えられていた、とね」

「そうですか……」

 

 凜ちゃんの声が暗く沈む。

 

 私はみっともないと思いつつも、言い訳をするのを止められなかった。

 

「違うのよ! たしかにあの時は、何もかも嫌になって、そんなことを願ってしまった。けど、十七夜やももこ、それに凜ちゃんとも会えて、今はそんなこと微塵も考えてない! あの魔女だって、私でなんとかできるならなんとかしようと……」

 

 本当にみっともない。

 この街の人間全員を恨んでいたのに。この街の人間全員に恨まれても気にならないと思っていたのに。

 

 私は彼女一人の糾弾が、どうしようもなく怖かった。

 

 

 

 

 しかし、私の予想を裏切るように、凜ちゃんは優しく笑った。

 

「……それなら、尚更あの魔女を倒さないと、ですね」

「……倒す?」

 

 凜ちゃんの発言の意図が分からず、私は聞き返してしまう。

 それに対し、凜ちゃんはさも当然のように答える。

 

「はい。みたまさんの呪いがあの魔女を生んだというなら、私が断ち切ります。今までお世話になった恩返し、させてください」

「え? 倒すの……? 瀬奈みことと友達なのに?」

「だからこそ、です。友だちにこれ以上、罪を着せるわけにはいかないじゃないですか。元々みことちゃんの願いを叶えたら、倒すつもりでしたから。彼女の呪いと一緒に、みたまさんの呪いも、私が受け止めます。私が断ち切ります。任せてください!」

 

 グッと拳を握る凜ちゃんは頼もしく笑う。

 

「じゃあ調整、ありがとうございましたー!」

 

 そう言って、凜ちゃんは私に手を振りながら、調整屋を出ていく。

 

 

 

 

「待って!」

 

 気づけば、私は凜ちゃんを呼び止めていた。

 

「っ? どうかしました?」

 

 振り返り、私に駆け寄ってくる凜ちゃん。

 

 私は少しの逡巡の後、口を開く。

 

「凜ちゃん。あなたが神浜に来た理由は、調整だけじゃないわよね。鏡の魔女が起こした謎の爆発についても調べに来たのよね?」

「ああ、そこの記憶見ちゃいました? そうです。今の鏡の魔女は何か変な気がして。それこそ、みことちゃんですら知らないような変化が起きてるんじゃないかって」

 

 瀬奈みことは、鏡の魔女がやっていることを認知しておりながら、凜ちゃんには伝えていないのだろう。

 

(伝えれば、凜ちゃんに止められると思ってるのかしらね)

 

 ここで瀬奈みことが嘘をついていると言うのは簡単だが、それを言えば、瀬奈みことが次にどう動くのかが分からない。

 下手したら、凜ちゃんの命が危なくなるかもしれない。

 

 だから、私は少し考えた後、凜ちゃんに告げた。

 

「それであれば、少しくらいなら情報を提供できるわ」

 

 今、神浜の魔法少女たちが掴んでいる情報くらいは渡しても問題ないだろう。

 実際、私も凜ちゃんの記憶を覗いて瀬奈みことが何かを企んでいることを初めて知ったのだ。それまでは、本当に僅かな情報しか得られていなかったのだから。

 

 あとは凜ちゃん自身の手で、真実にたどり着くことに期待するしかない。

 

「あの爆発現象は『サルベーション・ブルーム』。名前が無いんじゃ不便だって、神浜の魔法少女たちでつけたのよ」

「サルベーション・ブルーム……」

「サルベーション・ブルームは、規模の大小こそあれど既に何度も起きているわ」

「本当ですか!?」

「ええ。最初の目撃情報から、ここ数日でね。分かっているのは、全て鏡の魔女が関わっていること。それと、鏡の魔女が鏡を使って引き起こしていること。爆発は必ずピンク色の炎を伴って発生すること」

 

 私の言葉に、凜ちゃんは考え込むように俯きながら、呟く。

 

「……たしかに。見滝原で起きたときも、鏡の魔女が結界にある鏡の一枚を持ち出して、そこから光が溢れた直後でした。それ以外に分かってることは?」

 

 凜ちゃんの問いに、私は首を横に振る。

 

「いいえ……。それ以外は何も。あの爆発がどうやって引き起こされているのか、爆発のエネルギー源は何なのか。今のところ、手がかりゼロよ。完全に暗礁に乗り上げているわ」

 

 凜ちゃんは、う~ん、と唸りながら、確かめるように呟く。

 

「鏡の魔女の鏡って、結界と外界を繋げる門なんですよね? ワープゲートみたいな」

 

 その確認は私か、それとも彼女の隣にいるであろう瀬奈みことに向けてか。

 

 とりあえず私は頷く。

 

「そうよ。鏡の魔女の結界の鏡は、本当に色々なところへ繋がってるの。あの魔女が強力になっている今なら、もしかしたら時空さえ超えてるかも……」

「強力……? なにかあったんですか?」

「ああ、そういえば凜ちゃんには言ってなかったわね。実は私たち、この前果てなしのミラーズを調査したのよ。そうしたら、夥しい数の魔女が集められていたわ。それを捕食したのでしょう。結界内に満ちる魔力は以前より禍々しくなっていたわ。今回の件、間違いなくそれと関係があるとは思ってるんだけど……」

 

 凜ちゃんは私の言葉を聞いてから、ずっと考え込んでいる。

 

 なにかヒントになることでも言えたら良かったが、これ以上の情報は持ち合わせていない。

 

「そもそも、あの爆発のエネルギー源が分からないのよ。大量の火薬を持ち込んでいるわけでもないし……。目に見えないエネルギーでもあるのかしら……?」

 

 凜ちゃんはそれを聞いた時、ハッと顔を上げる。

 

「もしかしたら……」

「凜ちゃん……?」

 

 私が彼女の顔を覗き込むと、凜ちゃんは私を見て言う。

 

「ごめんなさい、みたまさん。これから私、確認したいことができました!」

「あっ、ちょっと!」

 

 凜ちゃんは自身の荷物をひったくるように取ると、出口に走り出す。

 

 私が制止する前に凜ちゃんは調整屋を出ていってしまい……。

 

 

 

 数秒後、戻ってきて顔だけ扉から出した凜ちゃんが告げる。

 

「安心してくださいね、みたまさん! みたまさんのせいで誰かが傷つくなんて、絶対にさせませんから!」

 

 眩しいくらいの笑顔を見せて、今度こそ凜ちゃんは調整屋を去っていった。

 

 

 

 去っていく彼女の背中に一瞬、瀬奈みことが見えた気がした。

 

 舌を出して笑う、彼女の姿が。

 

 

 

 

 

 

 

 

「凜ちゃん……」

 

 

 瀬奈みことの発言どおりなら、私は凜ちゃんに呪いの尻ぬぐいをさせることになる。

 いや、もしかしたら、彼女のその考えを知っていたからこそ、瀬奈みことは私にああ言ったのかもしれない。

 

 

 

 本当に最低な人間だ、私は。

 

 

「……っ」

 

 

 

 だって、今の言葉を救いと感じてしまったのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 DAY.88

 

 

 

 よし、ユリちゃんも言いたいことは言えたみたいですし、情報も得られました。

 

 これでななか組たちの固有魔法と現在のスタンスをユリちゃんたちも認識できたね。

 ログで確認すると、やっぱりななかちゃんたちはみことちゃん絶許のスタンスで動いてますね。今のところ、みことちゃんが何かをしている証拠が無いので仕掛けてくる気はないようですが、それも時間の問題でしょう。

 だから、早めに神浜でやるべきことをやっておく必要があったんですね。(メガトン構文)

 

 それと、ななかちゃんの固有魔法が分かったことで、ユリちゃんも自身が彼女たちに狙われていることを認識したので、仮に彼女たちと接触しても警戒してくれるようになるでしょう。

 

 

 

 さて、それはさておき。

 先ほどのみたまさんとの会話で、ユリちゃんは何か気になることがあったようです。

 

 まあ私には、なにが「もしかしたら……」なのか分かりませんが。

 ユリちゃん、なにが分かったのよ?

 

 

 ん? マップに行き先が表示されましたね。

 とりあえずそこに向かいましょうか。

 

 

 

 

 

 魔法少女移動中……

 

 

 

 

 

 にしても、ここに来て初出の単語が出てきましたね。

 

 『サルベーション・ブルーム』。

 

 実は私、一度だけみことちゃんルートはやったことがあるのですが、こんなワードが出てくることも、あんな爆発現象も発生しませんでした。

 他のルートでも見たことないので、間違いなくScene0エディションでみことちゃんルートに追加された新要素ですね。

 

 こんな大型イベントのサイレント実装とか、誇らしくないの?

 

 

 

 そして、みことちゃんが何か知ってそうなこと、ユリちゃんが調査に乗り出したことから、どうやらここからは『調査・推理』パートに入りそうですね。

 

 本編では出番がなかったのですが、未知の現象に対して操作キャラが調べようとすると、このゲームでは『調査・推理』なるイベントが発生するんですね。

 証拠を集めたり、証言を聞き回ったりと、その現象や人物に対して文字通り調査と推理をして、話を進めていくパートです。那由多ちゃんルートでの太助教授捜索が分かりやすい例ですかね。

 

 

 外伝のおりこマギカルートや、今回の敵である常磐ななかチームのルートだと結構出てくるイベントです。

 

 

 ということは、ユリちゃんが示したこの行き先も、もしかして証拠に心当たりがある場所なのでしょうか?

 恐らくですが証言は、先ほどのみたまさんで最低限は集められているので、後は証拠ですが……。さてさて、何が出てくるか。

 

 

 

 

 

 

 ということで、次回はその調査・推理パートからですね。

 

 少し短いですが、今回はここまで。ご視聴、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけで、今回から実況パートも復活です。

こういう実況風小説の後日談だと実況パートが無くなるのがほとんどなのですが、せっかく実況風の形式にしたので、後日談にも実況パートを差し込むことにしました。

本編に続き、凜だけでなく、実況主の応援もよろしくお願いします。

それと、今回の話は次回と合わせて1話だったのですが、長くなりすぎたので2話に分割しました。なので、ちょっと短めです。
次話は来週には投稿できる……、と思います。


【2025/10/04 追記】作中に出た称号名を『残照とモンタージュ』→『残照モンタージュ』に変更しました。
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