ラブライブ! -彼は変われるか-【凍結】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
いや~ 2つ同時作成は疲れますね....


クリスマス 2 【閑話】

「んで、海未は落ち着いたか?」

「はい....お騒がせしました」

 と海未の背中をさする。落ち着かせるならこれが一番だ。

「そうだよ神綺先輩!」

「なにが?」

 急に穂乃果が慌てながら、

「先輩ってその!彼女さんとかいるんですか!?」

「....は?」

「え、だってさっき絵里ちゃんが...」

 と絵里をみんなが見る。

「え、えーっと..」

 そこでようやく神綺は理解する。

「あぁ、俺に彼女はいないぞ」

「「本当ですか?!」」

「っ あ、あぁ...」

 なぜ穂乃果だけでなく海未まで詰め寄るのか...

「取り敢えず、なにするつもりでみんな集まってるんだ?クリスマスってのはわかったんだが...」

「特にないわよ。ただみんなで集まってワイワイしようとね」

 とサラッとにこは言う。

「なにか企画したわけでもないのか」

「はい。急遽みんなで集まろう、となりましたので...」

 と申し訳なさそうに頬をかく海未。

「なるほどね...それじゃぁこれからどうするんだ?」

「うーん....あ」

「ん?なにか思いついたのか穂乃果?」

「うん!王様ゲームってどう?」

『はっ!』

「王様...ゲーム?」

「あれ、神綺は知らないん?」

「あ、あぁ...名前だけしか...」

「そうなんだ...でもさ穂乃果ちゃん」

「?」

「どうやって棒用意するん?」

 どうやら棒を使うらしい。

「あぁ、お母さんに何膳か割り箸もらってくる」

「いいの?悪いんじゃない?」

 と心配に絵里はなるが、

「へーきへーき!ちょっともらってくるー」

 と穂乃果は下へと降りていった。

 

「んで、その王様ゲームってなんなんだ?」

「...本当に神綺先輩知らないのね」

 呆れる真姫。

「有名なゲームなのか?」

「そうね。ルールは簡単よ、参加する人数分の棒...今回は割り箸ね。それを用意して、例えば今回は私達で10人だから1から9と王様の10種類に割り振るの」

「ふんふん」

「その割り箸をシャッフルして番号をわからなくしてからみんなでその棒を引くの」

「んで?」

「その中で王様の棒を引いた人が、適当な番号を言って指示を出すの」

「なるほどな。番号がわからないから誰と当たるかわからないってことか」

「そういうこと」

「へ~」

 面白そうと素直に思う神綺だった。

--------------------

「はい、できたよ。それじゃぁ引くよ?」

「OK」

「それじゃぁ...」

『王様だーれだ!』

 とみんなは言うが、

「あ、そういう掛け声とかいるのね」

「あ、ごめんなさい。忘れてたわ」

「いいさ。次からするさ」

「それで?王様は誰なん?」

「俺じゃないな」

 神綺の引いた数字は3だ。

「....私ね」

「真姫ちゃんか~ 命令をどうぞ!」

「え゛ぇ!?....そうね。6番が4番の.....耳に息を吹きかける!」

「...は?」

「わ、わぉ....」

「しょっぱなから飛ばすわね...」

 メンバー全員ドン引きである。

「ちょっと!?なんでよ!」

「ま、まぁ...取り敢えず6番は?」

 と絵里が聞くと、

「....私です」

 と海未が手を上げた。

「んで?4番は?」

「り、凛だにゃ~....」

「よし、命令は絶対だ。海未、凛ちゃんにやったれ」

「ちょっと先輩!?凛になにか恨みでもあるのかにゃ!?怖い顔してるにゃ!」

「なんのことやら...」

 凛にはさっきの悪乗りといい少しキテいる。

「で、では.....」

「なんか怖いにゃぁ....」

「...ふぅ」

「うひゃぁ!?」

 息を吹きかけられた瞬間に凛が飛び上がる。ついでに顔真っ赤だ。

「よーし次だな。はい、集めるぞー」

 そうして割り箸を集め直し....

「よし、行くぞ?」

『王様だーれだ!』

 そうして結果は....

「ん、俺が王様か」

「神綺先輩か~ どんなことを言うんだろ...」

「きっとあんなことやこんなことよ!」

「なにを想像してんだか....そうだな。1番が9番に...」

『番が...?』

「ふむ...手の甲にキス...とか?」

「おぉ....」

「すごいわね...」

「私のよりすごい気がするのだけれど....」

「お前達仲いいし特に気にせずできんだろ」

「そうは言っても...1番は?」

「ウチやな」

「それじゃぁ9は?」

「わ、私です...」

「かよちんファイトニャー」

「それじゃぁ...花陽ちゃん。こっち来て」

「は、はい」

 と花陽は立ち、希の方に行くと

「それじゃぁ手貸して」

「は、はい....」

「....ん」

 そして希は花陽の右手の甲に軽くキスをした。

『おぉ~!』

 すごい盛り上がり様だ。まぁまぁいい選択だった....のか?

「でもなんか足りないわね....」

 と真姫には不満だったらしい。

「んなこと言われてもな....俺これ初めてだからどんなのをすればいいか知らねぇし」

「初めてでその命令は色々とすごいと思うわ....」

「やっぱり?でも...なんか思いついたのこれだったし」

「....なんか神綺って偶に抜けることあるわよね」

「そうか?」

「...まぁ、いいわ。さ、次行きましょ」 

 とにこは切り上げて次へと進める。

 

 

『王様だーれだ!』

 王様は...

「私だね~」

 ことりだった。

「え~っと...それじゃぁ....5番の人!」

「5番?誰?」

「....俺」

『え?』

 と神綺は自分の棒を見せる。

「ほ、本当だわ....」

 それからだみんなの目が血走り始めたのは。

「ちょっ こ、ことりちゃんは...どんな命令をするのかな?」

「んーっとね♪....5番の人がぁ」

『が?』

「王様を膝枕する!」

『なっ!?』

「さ、先輩♪」

 と神綺の隣に来ることり。

「えっと....俺はどうすれば?」

 王様の命令は絶対らしいため、拒否権はない。よって従うしかない。

「正座してください」

「あ、あぁ」

 胡座をかいていた為、正座をする。

「それじゃぁ.....」

 とことりは神綺の太ももに頭を乗っける。

「....」

 なんとも言えない気分だ。ことりは確かに可愛いし、そう体験できないことだ。しかし.....

『....』ジー

 周りの視線が辛い。海未なんか特に怖い顔してるし。対してことりはご満悦だが....どこがいいんだ?男の太ももなんて硬いだけだろうに....

「えへへ~♪」

....可愛い。

 

 

 

 

それから1,2分だろうか。

「こ、ことり?あとどのくらいこのままでいればいいんだ?」

 流石に周りの視線に耐えられなくなってきた。視線を逸らしたいが、この部屋には今自分を入れて10人。結構キツイ為、少し視線をずらしても他の子の怖い顔を見るだけなのだ。

「それじゃぁ...はい。これでおしまい♪」

 ことりはニコニコしているが...

『....』

 本当に顔が怖いです皆さん。

「...次こそは!」

「絶対勝つ!!」

『おー!』

 なんだろうか。とても寒気を感じるのだが....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから2,30分は軽く経っただろう。

 あれからは本当にキツかった。みんな目が真剣だし....俺を狙う目がやばかった。...俺がなにをした!?

 と、取り敢えず....時間も時間な為に王様ゲームはお開きとなった。

「はぁ~ 結局神綺先輩と当たらなかったな~」

「わ、私もです....」

 と落胆する穂乃果と海未。

「俺が何をしたんだよ....悪いことしたか?」

 あの後俺と当たったのは真姫だった。

 内容は.....俺が真姫になんでもいいから囁く...だったな。その時の王様は希....あいつ怖ぇよ。それからみんなより一層気迫がやばくなったし。

 もうこのゲームは参加しないと決めたよ....

 

「.../////」

 そうそう、さっきの一件からずっと真姫の顔が真っ赤のままなんだ。どうにかしてくれ.....




閲覧ありがとうございました。


締めるに締められなくて変な終わりになっちゃいましたねw

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