IS~光の戦士ウルトラセブン   作:とあるP

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とあるPです。

今回は入学する前なのでまだISには乗りません。(最後のでさらっと乗るかな?)

それでは本編どうぞ




第三話 転機!IS触っちゃった!

セブンに変身した友也がミサイル群を撃退して数日後、日本、いや世界に激震が走った。

 

インフィニット・ストラトス。通称『IS』と言う宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツが篠ノ之束によって発表された。

 

しかし、絵空事だと馬鹿にされた束は、日本を射程距離内とするミサイル2000発以上を日本へ向けて発射する大事件を発生させた。

 

当初はISの優位性を証明するために、搭乗者不明のIS【白騎士】が見事にミサイルを迎撃しISの存在を高める事が目的だったが、ウルトラセブンが介入したことにより、その効果は半減してしまった。

 

だが、結果的にISはどの軍事兵器よりも効果があるとわかった各国は、すぐさま量産化を図ろうとした。しかし、ISにはコアとなる物が必要と知った途端に、科学者達は途方に暮れていた。

 

コアについては、篠ノ之束が意図的に作らず、現存するだけで467個しかない。

 

そんな中突如として、謎の人物からなる人がISのコア467個を各国にバラまいた。各国の科学者達は数少ないISコアを基に研究を重ねた。

 

日本でも、ISコアを基に研究が進んでいく中で、軍事兵器以外にも運用してみてはどうかと言う考えが広まった。

 

そこで人々の暮らしを豊かにするという名目で、インフラ面でもISコアが割り振らていった。

 

その先駆けとして、日本政府が保管している、ISコア30個のうち10個が友也の父が広報部長として働いている『IS Transport』へ譲渡された。

 

母の智香は技術主任として働いている。元々女の割に機械いじりが好きだった彼女。この話しが出てきた時にはいの一番で、達也に相談したらしい。

 

『IS Transport』では、打鉄が8機、ラファール・リバイブが2機の割合で配備されている。これは、日本政府の意向もあるが、メンテナンスがしやすく武装が少ない打鉄の方がいいのだ。

 

『IS Transport』では、極力武装を装備していない。それは、会社の経営理念はあくまでも運輸向けなので、武器弾薬は目くらましや、スタンガン程度にしか使わないとなっている。

 

その為武装にあてがうエネルギーをブースターとして使い、配送時間を短縮させた。また、武装の格納スペースを荷物の収納スペースとして使っている。

 

その結果、日本国内でのIS運送のシェアNo.1を誇っている。そんな両親に囲まれた友也は今日も部活の柔道に勤しんでいた。

 

友也「でりゃぁぁぁ!」

 

ズダーン

 

柔道部部長「一本!それまで!」

友也「ふぅーありがとうございました」

柔道部部長「いやいや、流石は友也だ。これなら、全国大会で優勝も夢じゃないな」

友也「部長…いや、僕はまだまだこれからです。もう一本お願いします!」

柔道部部長「うむ!来い」

 

そう言って、友也と部長は乱取りを始めた。友也が入部後柔道部は弱小チームから、県大会常連校になりつつある。

 

これは、友也のおかげもあるが、他の部員が友也に負けじと成長したのが大きい。一端の新人が、優勝候補と言われてしまえば古参の部員達はなにくそと部活に力を入れる。

 

そんな事もあり部員達のやる気も爆上がりなのだ。

 

柔道部部長「乱取りあと15分!気合い入れていけお前ら!」

 

『オッス!』

 

そんな感じで中学時代は進んでいく。そして、再び事件が起きた。

 

それは、友也が父達也の会社に行った時に起こった。今日も智香が整備をして、配達員が荷物を運んでいる。

 

その様子を友也が見ていた。そして、空を飛んでみたいと言ったのだ。

 

友也「ただいまー!」

社員A「お帰りなさいませ。坊ちゃま」

友也「坊ちゃまって僕はそんなに偉くないよ」

社員A「何を言ってますか。宣伝部長の息子であれば、次期社長候補の息子も同様ですよ」

友也「そうですか…それよりも父さんと母さんは?」

社員B「お2人なら、多分ハンガーに居ると思いますよ」

友也「そうか…ありがとうございます」

 

そう言って、友也は『IS Transport』が保有しているハンガーへと向かった。そこには、配達を終えた【打鉄】と【ラファール・リバイブ】が鎮座していた。

 

数名のメンテナンス員と一緒にツナギを着て、作業しているのが智香だ。達也は、次の配達ルートの策定に勤しんでいた。

 

友也「ただいま父さん、母さん」

達也「おかえり友也」

智香「お帰りなさい友也」

友也「うん。それで父さんは何をしているの?」

達也「なに、次の配達ルートを策定している所だ。効率的にいかないとな」

智香「私はみんなとメンテナンスよ。次の配達が決まってるからね」

友也「ふ~んそうなんだ…」

 

2人があれこれと作業している中で、友也はある1台の【打鉄】を見つけた。その【打鉄】は埃を被っている。長い間動かされていないのがわかる。

 

友也「母さん。このISはどうして埃を被っているの?」

智香「あ~それね。その子は、この会社が設立された時に来た古株なのよ。最近ガタが来てそろそろ変え時なのよね」

友也「もう直らないの?」

智香「今のところは直らないわね。既存機体への部品交換用に取っているだけよ」

友也「そうなんだ…悲しいなぁ…」

セブン『友也。どうしたんだ?』

友也「だってさ、この子達は宇宙空間を飛ぶ為に生まれたのに、それも出来ずに朽ち果てるなんて…」

セブン『友也…』

友也「せめて、僕の手で飛ばせてやりたかったけどね。生憎僕は男だから、触れてもうんともすんとも言わないんだよね」

 

 

 

そうなのである。ISには決定的な欠点があり、それは「女性でしか反応しない」のだ。

様々人達(女装した男性や、元男性)がISを触っても反応しない。

 

これに対して女性が触れ、IS適正があれば運用出来てしまうのだ。その為世界的に女性優位の世の中になりつつあるのだ。

 

男性達はありもしない罪で投獄されたり、会社の役員も女性だけで固められている会社もある。

 

しかし、『IS Transport』は男女平等を謳っており、女尊男卑という野蛮な思想は採用試験の面談で外される。

 

故に、ここでは男性も女性もツナギを着て作業しているのだ。

 

 

友也は、苦笑いしながら埃を被っている【打鉄】に手を触れた。その瞬間頭の中に膨大な量のデータが張り巡らされた。

 

友也「!?」

セブン『どうした友也!』

友也「今のは一体…」

 

友也は【打鉄】に触れた手を見た。何の変哲もない手だった。しかし、頭の中に流れてきた膨大な量のデータが気になったので、もう一度【打鉄】に触れてしまった。

 

友也「!?」

 

ビリっと静電気が流れたと思ったら、先程と同じく膨大な量のデータが頭の中に流れこんできた。

更に驚くことに、友也はIS【打鉄】を纏って空中に漂っている。そう、友也は初めて男性でありながら、ISを装備してしまったのだ。

 

友也「なんじゃこりゃーー!」

達也「友也どうした…ってええええ!」

智香「どうしたのアナタ…ええええ友也が浮いている~!?」

友也「どうして?ISは男には扱えないのに…」

達也「しかし、現にお前はISを纏って浮かんでいるじゃないか」

智香「そうよ。それが証拠だもの」

友也「どうしよう…」

達也「ともかく、一度降りてきなさい。話はそれからだ」

友也「う、うん」

 

そう言って友也は、自分が地面に降り立つイメージをした。すると、地面に降り立つと同時に【打鉄】は光となって消えたのだ。代わりに、友也の胸に黒い星のペンダントが付いていた。

 

友也「これは…」

達也「どうやら、これがあの【打鉄】の待機状態らしいな」

友也「待機状態って?」

智香「それはね、この教本に書いてあるわよ」

 

そう言って智香が手渡したのは、電話帳をゆうに超える厚さの本があった。タイトルは『IS教本~基礎知識編~』と書かれていた。

 

それを見た時友也は頭が痛くなってきた。

 

友也「これって『IS教本~基礎知識編~』…もしかして、応用編とかもあるの?」

智香「もちろん。これがないとISを扱えないもの」

友也「なるほどね…分かった。頑張って覚えるよ!」

達也「よくぞ言った!分からない事があれば父さんや母さんが教えるからな」

友也「ありがとう。父さん、母さん!」

 

 

そして、その日からISを使った訓練が始まった。世界初の男性操縦者が現れたとなれば、マスコミや友也の命を狙った連中が現れるかもしれない。

 

その為『IS Transport』は日本政府に対して、発表を控えるように要望した。政府もこれを承認。第二の男性操縦者が、現れた場合に友也を世界で二番目の男性操縦者(・・・・・・・・・・・・)として、報道する様にした。

 

そして、4月になり友也も高校生となったある日。

 

 

ニュースキャスター『次のニュースです。本日世界で初めてISの起動に成功した男性操縦者が現れました。その名は『織斑一夏』かの織斑千冬の弟さんの様です。この発表を受けて政府は全世界にてIS適性検査を行う予定です。繰り返しお伝えします…』

 

世界初の男性操縦者が発見されたのだ。

 

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