許せなかった…ヴラド3世が罪人格だなんて… 作:ナマハゲィータ
「…という事があってな、そちらには戻らずしばらく一人で動かせてもらう。」
俺は電話に出た源頼親にこれまで起こったことを話ししばらくそちらには戻れない事を伝えた。
急に公衆電話から着信が来たため少し警戒していたが俺だとわかって安堵と心配が混ざった反応された時は嬉しかった。
「そんなもの気にせず戻ってくれば良いものを…。」
「流石に黒鋭隊の監視に巻き込むわけにはいかんのでな。ただその気持ちだけは受け取っておく。」
以前一緒に戦ったこともあってか俺をかなり気遣ってくれるのはありがたいがだからこそ俺は巻き込みたく無いと思った。
「ところで道雅はどうした?」
「彼奴ならここにおるが…変わるか?いや変わろう。」
俺は道雅が何をしているか気になったので聞いてみたがそれを受けて頼親は強引に道雅へと変わった。
「押し付けてくんじゃねえ!…まぁ大変そうだったみたいだな。俺らも合流できれば良かったが病院は既に包囲されてたからな。」
「気にすることではない。むしろそれで二人が死んでしまえばそれこそ私は後悔し引き摺ったであろう。」
「俺は女の子の心に残りたい系貴族なんで同性はノーセンキュー。」
「やかましいわ。」
「まあ…頑張れや。応援してる。」
「うむ、ありがとう。」
道雅達はどうやら俺の救出に向かおうとしたみたいが包囲を見て断念したらしい。
正直そんな何日も一緒にいた訳では無いのに動こうとしてくれるだけで嬉しい。
という事で感謝の意を示したらなんか拒まれた。
まぁ最後は少し口をモゾモゾしながら応援してくれたしやはり二人とも良い人たちだ。
これが罪人格扱いされそうな前世持ちの廻り者というのだからやはり最後は自身の心なのかもしれない。
まあ二人を罪人格と斬って捨てるにはかなり複雑な前世ではあるんだが。
そのエールを受け通話が終わったがなんか寂しくなってきたな。
まぁだからって前言撤回するわけにはいかないしネカフェ探すかぁ、金ならあるし。
さてネカフェに来た理由はしばらくここを拠点とするってだけでなく調べ物の為って理由がある。
まぁ簡単に言えば原作主人公とその兄居るの問題である。
これがただの一般家庭ならまぁ調べるなんて探偵とか使わなきゃ不可能だが彼らの実家は名家なので調べたらwikiかなんかに載ってないかなぁという浅い考えあっての行動である。
調べた結果だがまぁwikiは無かったが豪邸に住んでる名家って事で情報はあった。
どうやら実子が生まれたようでもう2〜3ヶ月で生後1年らしい。
これ原作主人公の扇寺東耶君じゃないか?
それが確かならここは原作より16年前って事になりますね…。
16年前⁉︎
彼の兄である扇寺西耶が廻り者になってるかどうかも微妙なラインじゃねえか!
項羽は何処にいるか分からないし偉人の社主要メンバーもまだ廻り者になってないか会うのも難しいかって状況だろうしなぁ…。
もしかしたらヒトラーとポルポトが一緒に行動する瞬間とか見れるかもしれないが場所がわからない以上現実的じゃねー!
そもそも監視されてるからそれを振り切る真似なんかしたら間違いなく処分対象にされるし…。
はぁーあ。どうにかあっちが監視なんかする余裕なんかなくなれば良いんだがなぁ。