ウマ娘二次創作SS集<奈良ひさぎ版>   作:奈良ひさぎ

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トレーナー視点で、かつての担当、今は夫婦になったクラウンと家での甘いひと時。ASMR台本風です。(諸説あり)


妻になったクラウンに甘やかしてもらうASMR【サトノクラウン】

 あらおかえり、あなた♪

 

 えっ、どうしてそんなに嬉しそうなのかって? それはもちろん、あなたが早く帰ってきてくれたからよ? さ、ご飯はもうできてるから、食べちゃいましょ?

 

 

***

 

 

 最近お仕事、大変だったでしょ? 私もあなたのそばで走り続けてみて……その大変さとか、プレッシャーがよく分かった。月並みな言葉、なんでしょうけど、ウマ娘のために人生を捧げているって表現が、本当にしっくりきたの。

 

 ほら、レースで勝ち切れないのが続いて、スランプでトレーニングも調子が出なくて、夜寝付けずにあなたに電話したことがあったじゃない? あれは確か……日付も超えちゃった時間の話よね? そんな時間でも、あなたはトレーナー室にいて。当たり前のようにタイピング音がした時、私びっくりしちゃって。

 

 でも、すごく……本当に真剣に、私のことを考えてくれているんだなって、分かったの。トレーナーって本当に、ウマ娘と一心同体で。まるで自分のことのように気遣ってくれて。これだけ時間と労力を割いて、私のことを見てくれているのだから、私が無事に走り切った暁には、あなたによく分かる形で恩返しをしなくちゃって、強く思ったの。

 

 だから、私からプロポーズしたのかって? うん、もちろんそれもあるけれど……もう半分は、あなたに他の子のところへ行ってほしくなかったから。悪いひとよね、私?

 

 私がトゥインクルシリーズを卒業して、あなたはいったん、フリーのトレーナーになって。私を最後まで育ててくれた実績があるから、あなたはすぐに次のウマ娘を見つけていたわよね。その時、ちょっともやもやしちゃったの。あなたはウマ娘に対して人一倍一生懸命だから、次の子にもきっと私と同じように接するんだろうなぁって……そう考えると、ね?

 

 もちろん、最初に担当してくれた私のこと、あなたが忘れるわけはなくて。結局私の早とちりだったんだけど、でもその時は焦っちゃって。それでも私のことを受け入れてくれて、やっぱり私の隣にはあなたにずっといてほしいって、思ったのよね。

 

 えっ、ごはんおかわり? ええ、大丈夫。たくさん作ったから、どんどん食べて? そしたら今日は、一緒に寝ましょ?

 いつも一緒に寝てるじゃないかって? ええ、でも……もっと近くで、温もりを感じられるくらい近くで、寝てみたいの。今夜はそういう気分だから……。

 

 

***

 

 

 お湯加減、どうだった? ちょうどいい? よかった、……え、お湯張ってくれてありがとうって? いえいえ、気にしないで。せっかく久しぶりにあなたが早く帰ってこれるって聞いたから、いろいろリラックスしてほしくて。年甲斐もなく舞い上がっちゃって……あはは。

 

 じゃーん、ほら見て? この間の休み、あなたが選んでくれたパジャマ♪ 似合ってる? ……もう、最高だって、またそんなこと言って。そうやってストレートに好きだって言ってくるところが……あ、いえ、なんでもないなんでもない。えっ、なんでもないったら!

 

 このパジャマ、すっごくセンスがよくって、びっくりしちゃった。これで毎日、あなたと一緒に寝るのが楽しみになっちゃうわね? ……私があなたに選んだパジャマも、すごくいいって? ありがとう、こんなにいいの選んでもらっちゃったし、お返ししなくちゃって思って。ちょっと、力みすぎてたかも?

 

 さ、横になって、あなた。なにって、膝枕してあげようと思って。ほら、好きでしょ、私に耳かきしてもらうの。それに、あなたの顔、もっと近くで見たくって。……突然何を言うんだって、さっきのお返しよ? 好きになった人とは、ずっと近づいていたいもの。

 

 右耳から、行くわね? あ、ほら……入口の方はきれいだけど、奥の方に汚れ、たまってる。自分でやるのはいいけれど、適当に済ませちゃダメよ? これじゃあ、奥に押し込んじゃってるんじゃない?

 

 痛くない、大丈夫? ふふ、そうよね、人にされる耳かきって気持ちよくって、ついうとうとしちゃうの……

 

 思い出すわね、昔のこと……ほら、私があなたに耳かきしてもらっている時、ダイヤが入ってきたことがあったじゃない? あれ、すごく気まずかったわよね……当たり前のように私、あなたに膝枕してもらってたけれど。ダイヤのこと困らせちゃって、申し訳なくて……。え、ダイヤにお似合いですねって言われた? それ、初耳なんだけど? もう……あの子には、お見通しだったのかしらね?

 

 はい、右耳終わり。反対のお耳……あ、こらっ、あんまりすんすんしないで。いい匂いがするって……恥ずかしいでしょ? ダメ、二人きりでも恥ずかしいものは恥ずかしいの。もう……お腹の匂い嗅ぐなんて、変なひと。そんなことするなら、左耳やってあげないわよ? ……なんて、冗談。 ちょっとくすぐったいけど、少しなら……。

 

 そっか、ダイヤは知ってたのね。どうりで結婚の報告した時、一人だけ反応が早かったわけ。……そりゃ、トレーナー室で堂々と膝枕して、耳かきしてるところ見ちゃったら……。でも、あの時はどうしてもあなたに、耳掃除してもらって、リラックスしたくって。知ってる? ウマ娘の耳って人間よりもずっとデリケートだから、本当に信頼している人にしか触らせてあげないの。夫婦になるくらいなんだから、それくらいは当たり前、よね?

 

 それで、仕事はどう? まさか、今の担当の子にもそんなこと、してないわよね? あぁいえ、圧をかけたいわけじゃなくて……でもあなたってすごく優しくていい人だし、頼まれたらやっちゃうんじゃないかって、心配になって。私がそういうこと、した側なのに勝手よね? 仕事中は指輪、つけてくれてるの? ありがとう、とっても嬉しい……。

 

 そっか、今度の担当は中距離路線に適性がある子なのね。上手くいけば、クラシックも狙える? それはすごい……すっかり、あなたも名トレーナーになっちゃったわね? 置いて行かれたなんて思ってないわ、むしろ、早いうちにあなたのこと、捕まえておいて正解だったなって。ダイヤはちょっと判断が早すぎる感じがしたけれど……でも、私も人のこと、言えないかもしれないわね?

 

 はい、左耳も終わり。すっきりした? それはよかった。

 

 明日も早いの? そしたら、私と一緒に寝ましょ? ちょっと狭いかもしれないけれど……でも、こんなに密着して寝るのなんて、久しぶりじゃない?

 

 何から何まで甘えちゃってごめんって……気にしなくていいの。今日は私があなたのこと、甘やかす日にするって決めてたんだから。その代わり、今度の休みは私のこと、甘やかしてくれる? さすがにあなたのトレーナー室まで行くのは忍びないから……いえ、お仕事のついでにあなたのところに行っちゃおうかしら。えっ、もう、冗談はやめて。さすがに公私はわきまえるつもりよ? あの時はビジネスパートナーとプライベートの関係がごっちゃになっていたけれど、今はただのあなたの妻なんだから。

 

 私も一緒に寝ちゃおっかな。ほら、電気も消して、私のぬくもりが分かるくらい……ええ、好き。愛してる……

 

 

 トレーナーのお仕事、大変でしょうけど……明日も、頑張って。応援してるから……

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