出航! Lyrical Gyze   作:ゆるポメラ

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ゆるポメラです。
前回のファイト回の続きです。
拙い内容ですが楽しんでいただけると嬉しいです。

それではどうぞ。


第12話 無双と竜神(4)

ダメージはソラが4ポイント、ナオが2ポイントだ。

 

「これが……竜神カード……」

「アローザル・ギーゼのスキル、各領域から、オーバートリガーを表向きでオーダーゾーンに置く。今回もデッキから『決意の精霊王 オルバリア』を置きます」

「なっ、オーバートリガーをスキルで手放した!?」

 

オーバートリガーを手放す効果処理を淡々と行うソラに驚きを隠せないナオ。

 

「その後、メインフェイズ開始時に各領域から……今回は手札にいる指定カード、『トリクハート』をスペリオルコール!」

「パワーが0のユニット……?」

「手札からスペリオルコールした場合は、1枚ドロー」

 

トリクハートを後列に呼び出す。そして手札からコールしたので、1枚ドローするソラ。

 

「メインフェイズ。ギーゼのスキル、1枚カウンターブラスト、エネルギーブラスト3枚する事で、以下1つを行う。今回はゼロスドラゴン・トークンを2枚、リアガードサークルにスペリオルコール」

 

ギーゼの効果を使い、前列の盤面にゼロスドラゴン・トークンを呼び出したソラ。

 

「バカな!? ゼロスドラゴンも従えているだと!?」

 

ガブエリウスが驚きの反応する。ある程度の予想はしてたが、ギーゼを知っているという事は、それを生み出した兵器に近い竜……ゼロスドラゴンの事も聞いた事はあるのだろう。

 

……ただ、ガブエリウスがそれをどの範囲まで知ってるかはソラにも分からないが。

 

「そして、ゼロスドラゴンにバトル終了時にとある効果を付与します」

「(いったいどんなスキルが……)」

 

こんなパワーが高いトークンなんて今まで見た事がないナオ。そもそも元々のパワーが2万3000のトークンにスキルを与えるなんて、嫌な予感しかしなかった。

 

「そして……お互いのバトルフェイズ開始時、ファイト中に1度だけ使えるスキル、ギーゼのジャッジメントスキル発動!」

「このタイミングでファイト中に1度だけのスキルを!?」

 

バトルフェイズ開始時にスキル発動を宣言したソラ。

 

「コストで、オーダーゾーンから、ネオンギーゼをソウルに置く。これにより、このファイト中、相手のオーバートリガーのシールドをマイナス5万、『パワー増加と追加効果を得られない』と『ダメージチェックで出た時、トリガー効果を全て無効』に変更する!」

「オーバートリガーを完全無効化する力!? これがジャッジメントスキル……」

「ゼロスドラゴンでヴァンガードにアタック」

「ディノブリーズでガード」

 

SLD 1万5000、ガード成功。

 

「バトル終了時の効果発動。自身をオーダーゾーンに表で降臨させる」

「(アタックを終えたトークンがオーダーゾーンに置かれた……それにしても降臨って一体……)」

 

しかもソラは『表で』と言っていたので、まだ何かありそうだなと考えるナオ。

 

「ギーゼでヴァンガードにアタック」

「ノーガード」

「ツインドライブ」

 

1『リリックスフラワー リサシャ』

2『ライトエレメンタル パチリ』☆

 

「クリティカルトリガー。ギーゼのクリティカル+1、ゼロスドラゴンにパワー+1万」

「ダメージチェック……」

 

3点目『忍竜 フシマチマドカ』

 

「ノートリガー、2ダメージ目……」

 

4点目『コンダクトスパーク・ドラゴン』☆

 

「クリティカルトリガー。ヴァルガ・ドラグレスのパワー+1万!」

 

ダメージトリガーの効果で、ヴァルガ・ドラグレスのパワーは2万3000に上昇する。

 

「トリクハートのブースト、ゼロスドラゴンでヴァンガードにアタック。ドレスカウンター発動。ブーストかアタックした時、現在のパワーに加えて、相手のヴァンガードのパワーも追加する」

「私のヴァンガードのパワーを追加!? ここは……手札を1枚捨てて、スパークルリジェクター・ドラゴンで完全ガード!」

 

完全ガードの為、ガード成功。

 

「バトル終了時、ゼロスドラゴンをオーダーゾーンに降臨させ、ターンエンド。この時、トリクハートのスキルが発動。自身も降臨させる」

 

トリクハートもオーダーゾーンに降臨させ、ターン終了を宣言するソラ。

 

「ドレスカウンター……とんでもないスキルだね」

「個人的にほんとはもう1点、欲しかったんですけど」

「(役割を終えたかのように、攻撃を終えた途端にオーダーゾーンに戻った。しかもソラくんの手札は減った感じがしない……)」

 

ソラの盤面をよく見ると、リアガードが全く居ない。ヴァンガードのスキルだけで攻撃手段を済ませた為、手札を使わせた感がしないのだ……

 

「私のターン。スタンド&ドロー。エネルギーチャージ。ペルソナライド、ヴァルガ・ドラグレス!」

「…前のドライブチェックのドロートリガーで引いてたんですね」

「ご明察。効果処理で1枚ドローして、このターン、前列のユニットのパワー+1万」

 

ペルソナライドの影響下でナオの盤面の前列のユニット達はこのターン、パワー+1万される。

 

「メインフェイズ。エネルギージェネレーターのスキル発動、7枚エネルギーブラストする事で、1枚ドロー」

 

発動させた効果

【起】【ターン1回】:【コスト】[【エネルギーブラスト7】]することで、1枚引く。

 

「『オブドラスグレイブ・ドラゴン』、『ドラグリッター シュウラ』をコール!」

 

空いている前列にリアガードをコールし盤面を揃えたナオ。ペルソナライド影響下なので、オブドラスグレイブは自身の永続スキルと合わせて単体パワー3万3000、シュウラは単体パワー2万だ。

 

「コウフウのブースト、シュウラでヴァンガードにアタック!」

「パワー3万3000ですか……パチリでガード。オーダーゾーンの『究極超越』の永続効果で、パチリのシールド+5000、更にファウスティーナでガード」

「やっぱ手札2枚で防がれちゃうか。なら、パスアンプテラのブースト、ヴァルガ・ドラグレスでヴァンガードにアタック! スキル発動、前列のリアガード全てを退却させ自身のパワー+1万」

 

ヴァルガ・ドラグレスのスキルをナオは発動させたが、これだと彼女のリアガードだけが退却してしまうのではないか?とソラが首を傾げると……

 

「私のリアガードだけが退却するだけとか思ってるでしょ? オブドラスグレイブは前列に自身と同名の他のリアガードが居ないなら、効果で退却されない。そして退却したシュウラのスキル発動」

「……(まさか……!)」

 

ソラはナオのドロップゾーンを見る。よく見るとシュウラが光ってる。これはスキル発動の条件を満たした合図だ。

 

「ドロップより復活して、自身のパワー+1万!」

 

発動された効果

【自】:このユニットが「ヴァルガ」を含むグレード3以上のあなたのヴァンガードの能力でRから退却した時、相手のヴァンガードがグレード3以上なら、【コスト】[【カウンターブラスト1】]することで、このカードをRにコールし、そのターン中、パワー+10000。

 

「手札を1枚捨て、ウォルミアで完全ガード!」

 

完全ガードの為、ガード成功。

 

「ツインドライブ」

 

1『無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス』

2『爽風竜 ディノブリーズ』治

 

「ヒールトリガー。ダメージ回復。パワーはヴァルガ・ドラグレスに」

 

ヒールトリガーが出た事で、ナオのダメージは4ポイントから、3ポイントになった。

 

「バトル終了時、ヴァルガ・ドラグレスはスタンド。もう一度アタック!」

「ノーガード、ダメージチェック……」

 

5点目『ひと時の魔法 フォルティア』

 

「…ノートリガー」

「ファイト中に1度だけ使えるスキルを持つのは君だけじゃないよ。無双開眼! ディヴァインスキル発動!」

 

ここでナオは運命者だけが持つと言われる、ファイト中に1度だけ使えるスキル、ディヴァインスキルの発動を宣言した!

 

「相手のダメージが4以上であれば、ヴァルガ・ドラグレスはスタンドし、()()()()()2()

 

発動した効果

【ディヴァインスキル】-【自】【(V)】:このユニットがグレード3以上にアタックしたバトル終了時、相手のダメージゾーンが4枚以上で、このターンにこのユニットが2回以上アタックしているなら、【コスト】[【カウンターブラスト1】]することで、このユニットを【スタンド】させ、そのターン中、ドライブ+2。(ディヴァインスキルはあなたの他のカードも含めてファイト中合計1回だけ使える)

 

なんとヴァンガードをスタンドさせ、三回目の攻撃を可能にしたのだ!

 

「その効果処理後、ギーゼのスキル発動の宣言だけをします」

「このタイミングでスキルの宣言!?(一体どんなスキルが……)」

 

しかしソラは落ち着いた表情で、ギーゼのスキル発動の宣言だけをしたのだ。稀に一部のユニットが持つ予約宣言みたいなものだ。

 

そのスキルをこの未知なる竜神が持っているのか?とナオは警戒する。

 

「ヴァルガ・ドラグレスでギーゼにアタック!」

 

VG『無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス』4万3000

 

「ノーガード」

「ガードしないんだ?」

「誤解しないでほしいんですが、ボクは最後まで負ける気ないんで」

 

なんとソラはノーガードを宣言したのだ。しかし彼の目を見る限り、諦めていないようだ。

 

「ツインドライブ」

 

1『砂塵の勇弾 コンラッド』

2『フレアヴェイル・ドラゴン』引

 

「ドロートリガー! 1枚ドロー、オブドラスグレイブにパワー+1万!」

「ダメージチェック……」

 

クリティカルトリガーを引かれなかったとはいえ、ソラのダメージは5。ここから生き延びるにはヒールトリガーしかない。

 

6点目『ウッドエレメンタル リーフィ』治

 

「ヒールトリガー。ダメージ1回復、パワーはヴァンガードに」

「ここでヒールトリガーを引くの!? はっ……(そういえば確か……)」

 

ここでナオは()()()を思い出した。それはソラはさも当たり前のように6点目のヒールトリガーを引き当てるという確率等も無視した噂だった。

 

「ブレイズザンバーのブースト、オブドラスグレイブでアタック!」

 

RG『オブドラスグレイブ・ドラゴン』4万3000

 

「キヨラ、シャズネイ、マーグでガード。究極超越の効果でマーグのシールド+5000!」

 

合計SLD 3万、ガード成功。

 

「コウフウのブースト、シュウラでアタック! スキルでパワー+5000!」

 

RG『ドラグリッター シュウラ』4万5000

 

「ウォルミアで完全ガード!」

 

完全ガードの為、ガード成功。

 

「ターンエンド。防ぎ切られちゃったか」

「ボクのスタンド&ドロー。エネルギーチャージ」

 

とはいえ、次はソラのターンだが、完全ガードのコストや他のユニットの攻撃をガードで使った為、彼の手札は少ない。このターンを凌ぎきればナオの勝利はほぼ確実だ。

 

「ギーゼのスキル。ライドフェイズ開始時、ゼロスドラゴンが2枚以上【スタンド】で降臨してるなら、手札を1枚捨てる事で、ペルソナライドを発動させます!」

「手札を1枚捨てるだけでペルソナライド!?」

「ペルソナライドの効果で1枚ドロー。そしてメインフェイズ。ギーゼのスキル発動。今回はもう1つのスキル。オーダーゾーンかソウルにいるネオンギーゼ、トリクハートをスペリオルコール。それらにパワー+4000!」

「さっきのトークンじゃない……?」

 

今回はソウルからネオンギーゼ、オーダーゾーンからトリクハートを盤面に登場させたソラ。

 

「そして、ネオンギーゼ、トリクハートを『ヴェルギーゼ』にオーバードレス!」

「別のユニットになった!?(どんなスキルが……)」

 

しかもヴェルギーゼもパワーが0である。

 

「ヴェルギーゼがオーバードレスで登場した時、スキル発動! ドレスカウンターを得る。更に、エネルギーブラストを2枚する事で、オーダーゾーンのスタンド状態で降臨してるゼロスドラゴンを望む枚数このユニットのドレス元として置く。ボクは2枚をドレス元に」

「さっきのトークンが素材に!?」

「そして、ドレス元になってるゼロスドラゴンの枚数に応じて、以下の効果を得る事ができます」

 

ゼロスドラゴン2枚をヴェルギーゼのドレス元にするソラ。

 

「顕現せよ、獄炎の力! ヴェルギーゼが獲得したスキル。相手のヴァンガードがグレード3以上なら、相手のユニット全て退却させ、手札かソウルから1枚をヴァンガードサークルにレスト状態でライドする。」

「ユニット全て退却!? まさかヴァンガードも!?」

 

気づいた時にはナオの盤面は退却されていた。オブドラスグレイブは自分のターン中だけなので、普通に退却対象になる。

 

「……手札にあるヴァルガ・ドラグレスにライド」

 

幸い、さっきのドライブチェックで引いたグレード3があったので、それにライドし直すナオ。

 

「その後、相手は手札を全て山札に戻し、手札が5枚になるように引く。」

「手札を初期手札枚数にリセット!?」

 

ガードに困らない枚数があったナオの手札は、メインデッキに全て戻りシャッフルされ、彼女は手札が5枚になるように引き直す。

 

「バトルフェイズです。ギーゼでヴァンガードにアタック」

「ヴァンガードから攻撃……ノーガード!」

 

ダメージがまだ3ポイントのナオはノーガードを選択した。

 

「ツインドライブ」

 

1『シアターレッスン ラファティ』

2『ヒートエレメンタル マーグ』前

 

「フロントトリガー。前列のパワー+1万!」

「ダメージチェック……」

 

4点目『オブドラスグレイブ・ドラゴン』

 

「ノートリガー。(あとはヴェルギーゼの攻撃だけ……)」

 

ここをどうにかすれば次に繋げられるとナオが思ったその時だった。

 

「今、此処に最後の試練を無双の運命者に齎せ! 裁きの刻(ジャッジメントタイム)、発動!」

「ジャッジメントタイム!?」

 

ジャッジメントタイムという、聞いた事もないスキルをソラは発動させたのだ!

 

「相手がファイト中に1回だけの効果を発動した場合が条件で、その効果を発動、または得る事ができます。よって……」

「っ! まさか……!」

「カウンターブラストを1枚払い、ギーゼをスタンド。ドライブ+2です」

 

なんとヴァルガ・ドラグレスのディヴァインスキルをギーゼが使用したのだ!

 

「もう一回、バトルです。ギーゼでヴァンガードにアタック!」

 

VG『裁きの竜神 ギーゼ』3万3000

 

「どの道トリガーが出たところで、この5枚の手札だけじゃ防げない……なら、ここはノーガード!」

 

まだ山札に眠ってるヒールトリガーに賭けるナオ。

 

「クワドラプルドライブ」

 

ドライブが+2になっているので、4回のドライブチェックを行うソラ。

 

1『お茶目な落書き シーレ』

2『歌いきる覚悟 ルイーズ』

3『Sweet×Sweet』

4『ライトエレメンタル パチリ』☆

 

「ゲット、クリティカルトリガー。ギーゼのクリティカル+1、ヴェルギーゼのパワー+1万」

「ダメージチェック……」

 

クリティカルトリガーを引かれたナオはダメージチェックを2回行わなければならない……

 

5点目『スパークルリジェクター・ドラゴン』

 

「ノートリガー。2点目……」

 

6点目『無双の運命者 ヴァルガ・ドラグレス』

 

「あはは、やられたわ……」

 

運命大戦の第一回戦、最初の消化試合の勝者は、ソラという形で終わった。




読んでいただきありがとうございます。
最後に初公開したギーゼ様のスキル、『裁きの刻』の詳しい効果や裁定等は話が進み次第、公開する予定です。
次回も頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。

※次回予告

運命大戦第一回戦後の初ファイトを終えたソラはいつも通りの学校生活を過ごしていた。何やらクラスでは西塔ミコトという、美少女アイドルが話題になっていた。そしてその日の夜。予想よりも早く、ソラの所有するリリカルモナステリオのユニット達が何やら彼に重大な相談事があると言ってきて……?

────次回、第13話『クリスレイン』
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