投稿が遅れてしまい申し訳ありません……
拙い内容ですが楽しんでいただけると嬉しいです。
それではどうぞ。
ワンダヒルでのファイトを終えた次の日の朝。
「ふぅ、コーヒーが美味しい……」
いつもの癖で早めに起きてしまったソラ。なので、コーヒーを飲んでいた。
ちなみに妹のウララはまだ寝ている。
「……ふわあ~、お兄ちゃん、おはよう~」
「はい。おはよう」
あくびをしながら、パジャマ姿のウララがリビングにやって来た。
「寝癖が凄いことになってるから、直してきなよ。その間に朝ご飯、作っておくから」
「ふあい~……」
未だに眠そうな顔をしながら、ウララは返事をしつつ、洗面所に向かって行った。
「さて。朝ご飯の用意でもしますか……」
何を作ろうかな~と考えながら、ソラはキッチンに向かうのであった。
◇
「この玉子焼き、美味しい~♪ はむはむ……♪」
「それは良かった。あるもので申し訳ないけど」
「そんな事ないよ! どれも美味しいよ!」
テレビを観ながら、ソラが作った朝ご飯を食べる羽根山兄妹。
「お母さんとお父さん、向こうで何食べてるんだろう?」
「……そうだね~、
「? お母さんのお肌が……つやつやになる料理……? う~ん……?」
「……ウララには難しいかな~」
実は両親は昨日から出かけている。…厳密には
「…フフフ、父さんの為に
「?」
薄ら笑いをしながら、意味深な事を言う兄を見たウララは首を傾げるのであった。
◇
朝ご飯を終え、私服に着替えたソラとウララはリビングのソファーでテレビを観ていた。
何故かウララはソラの膝に寝転がっている体勢だが。
「…ウララ?」
「やだ」
「まだ何も言ってないけど。隣に座ったら?」
「やだ。このままがいい」
「お行儀悪いよ?」
そう言うと、ウララは『私、聞こえな~い』とばかりに、今度はソラのお腹に顔を埋め始めたのだ。
「しょうがないなぁ……今日だけだからね?」
「えへへ~♪」
やれやれと妹の頭を撫でながら、ソラは外を横目で見る。
「……」
『どうした?』
ソラの様子がおかしいと感じたギーゼは念話で声を掛けてきた。ちなみにこの念話、ウララとファイトした日から出来るようになり、ソラとギーゼが決めた『ルール』でのみ日常会話にも使う事にしている。
……まあ、話す内容は主に夕食の献立表や惑星クレイでの会話だが。
『なんか家の外に
『ふむ。確かに外に1人、怪しい奴が居るな……』
『ボクの見立てだと、2人か3人だと思う。ギーゼは?』
『概ねソラの見立てで合っている。だが、それはあくまで
さて。外に居る謎の不審者数名をどうしたものかとソラは呑気に考えながら、今も甘えてくる妹の頭を撫で続けるのであった。
◇
それから1時間30分後、両親が帰ってきたので、ソラは越中國富山にある自宅に帰る為、金澤駅に向かっていた……
帰る際、ウララがギャン泣きしてたのが印象的だったが。
『ほう。考えたな?』
『でしょ?』
ソラは敢えて遠回りをしながら、目的地の駅に歩いていた。そして恐らく昨日から尾行していたと思われる不審者達は、案の定、慌てた感じの気配を曝け出していた……
『おい! 駅前で監視してる人員をこっちに向かわせろ!』
『待て。そっちの公園の方に入ったぞ、数名はここで待機しろ!』
会話の内容もソラからすればバレバレだ。
「…隠れてないで出てきたらどう?」
「…………」
そう言って公園の茂みから姿を現したのは、黒服の男。恐らくだが、他の黒服を従えてたリーダーだろう……
『待て。あの男、何かに操られている……他の者達もその影響だろう』
「あー……そういう感じ?」
『それ以前に、あの黒服の男達は知り合いか?』
「そんな訳ないでしょ? 物理的にどうにかならないかな~?」
『残念だが答えは否。ヴァンガードファイトでどうにかすべきだろう……』
ギーゼの言葉に、ソラは溜息を吐きながらもデッキを取り出す。
「疑ってる訳じゃないけど……大丈夫なの?」
『問題ない。我の加護の影響下にあるソラなら、その類すら容易く打ち消せる。最も、核となるあの男を倒せばだが』
「それ聞いて安心。
そして互いのデッキが輝き、周囲が光で包み込まれた……
◇
「とりあえず宣言通り、5分で終わらせた訳だけど」
『ふむ。最近のはこうも簡単に早く終わってしまうのだな』
「トリガーの差、という事もあるけどね?」
『違いない』
ファイトに勝利し、目の前で気絶してる黒服達を見て呟いたソラ。
「さっき操られてたって言ってたけど、ボク個人に何か関係あったりする?」
『判断しかねるな。だが何者かがお前を狙ったのは事実だ……どちらかというと
「ふーん……」
『気にしなくとも良かろう。だが、頭の片隅に置いとく程度でいいだろう』
「それもそうだね。さて、駅前のコンビニでお菓子でも買い足そうか?」
『我、アイス食いたい……』
「急に竜神の威厳がなくなったね? そういえばボクも最近、アイス食べてないなぁ~……」
深い事を考えても仕方がないので、ギーゼの話を聞いて軽く流しながらソラは再び金澤駅に向かうのであった。
そしてソラがその場から去った後……
「むぅ……あの力、そして彼は何者なのだ……?」
1匹の黄色いドラゴンのぬいぐるみが上空でソラを見下ろしていた。
読んでいただきありがとうございます。
次回から話を2回か3回に分けて書いてみようかなと思っています。
頑張りますので、よろしくお願いします。
本日はありがとうございました。
※次回予告
いつも通りの学校生活を過ごすソラ。しかし何者かの気配を感じるようになる。面倒なので放っておくと、ガブエリウスという謎の生き物……というか、ぬいぐるみが現れて?
────次回、第7話『運命大戦』