俺の最高傑作「操縦支援ソフト/行動補助プログラムan-E.R.I.〈アネリ〉」が可愛すぎる件についてお前達と議論したいと思う 作:絶対正義=可愛い
結論から言おう!
いや、お前ふざけんなとか言うな。
いやね?
完成はしたよ。
完成したんだけど、明らかに量が無理なんだって。
当初の目標的に1億位作ろうかなって思っていたんだが、流石に2人だけじゃ無理だった。
作ろうと思っていた半分にも満たない数しか作れなかった。
その数3000万。
東京都の三分の一の『学園都市』に散布していた数は5000万。
それすらカバー出来ない数。
まぁ、一応は成功なのかもしれないが……。
『すみませんマスター、私がマスターのお手を煩わせてしまって……』
「いやいや!!何言ってんだアネリ!お前はよくやったよ!俺1人だったら多分1000万位しか作れなかったし!」
いや、本当にアネリはよくやった。
精密動作に関しては機会故の精確さから超役に立ったのは言うまでも無い。
というか、今回の滞空回線を完成させたのはほぼアネリと言っても過言ではない。
それでも尚足りなかったのは、俺の技術不足と圧倒的な労働力不足だ。
そこら辺は課題だな。
新しいやつを作って労働力を増やすか……。
何事も成功だけとは限らない。
今までが上手く行き過ぎていたくらいなんだ。
だからそう落ち込むことは無い。
この天才木原テイリにだってできない事はあるんだ。
まぁ、それでも完成したことには変わりない。
取り敢えず俺の知識にある物語に重要そうな場所にばらまいておいた。
『アビドス』『廃墟』『トリニティ古聖堂』『アビドス砂漠』『ゲーム開発部』『サンクトゥムタワー』『シャーレ』
うーん。
駄目だな。
知識があやふや過ぎて何を見落としているかわからねぇ。
リアルタイムで情報が俺の個人スマホ(自作で作ったハッキング対策完璧スマホ)に送られてくるため、異常があればすぐに駆けつけられる。
取り敢えず新しいもんを作ろう……と言いたいところだが、今日は用事があるんだよ。
なんと、幼馴染から招集がかかりました。
……怖いです。
とても怖いです。
何たって、かれこれ10年来の付き合いなのにもかかわらず表情が全く変化しない無表情なんちゃって冷徹人間だ。
何を考えているのかさっぱりわからん。
……もしかして、アネリを没収?
そうなれば話は早い。
ミレニアムとの全面戦争だ。
親バカが過ぎる?
なんとでも言え。
俺にとってアネリはそれ位大事になってるってわけだよ。
ま、そんな訳で今俺は、我がミレニアムの誇る生徒会長様が座る部屋の前にいる訳だ。
……イヤだなぁ〜。
入りたくねぇ……。
ゲンナリとした空気を纏ってしまうのも仕方がないというもの。
なんせ、俺の幼馴染、調月リオは真正のぼっちだ。
それも人に頼らずとも大抵1人で何でも出来てしまう能力があるから質が悪い。
まぁ、ひとえに頑固者なんだよ。
正しいと思ったことに一直線。
周りの静止を振り切って我を通す女だ。
俺と相性がいいように思うだろ?
ところがどっこい。
何だかんだで、俺達の相性は微妙(?)だ。
ぼっちか、否か…。
多分俺達を区別するならその違いだと思う。
多分きっとおそらく。
「居るのはわかっているわ。早く入って頂戴」
「はぁ……失礼しまーす」
黒い執務机に腰掛けたリオが書類を見比べながら待っていた。
そのまま入室して来客用のソファにドカッと座る。
礼儀もクソもない態度だが、公的な場じゃないし、ここに居るのは俺とリオだけ。
別にいいだろ。
「んで?お前が俺に用ってのは何だ?」
……念の為、首元のチョーカーのスイッチをオンにしとく。
「ええ。一応、あなたに許可を貰っときたくて」
「?」
何のだ?
こいつに何か許可を出すようなもん預けてたっけ?
「
と
の使用を求めたいの」
……コレまた懐かしい単語が出てきたなー。
「とある魔術の禁書目録」において、学園都市のトップ、アレイスター・クロウリーの根城である『窓のないビル』に使用された装甲である。
核の直撃にも耐える性能を持ち、各種薬品・高温低温に対しても対策を施されている。
その堅牢さの正体は単純な硬度ではなく、
電磁波や紫外線を用いて向かってくる衝撃波のパターンを計測し、
最適な振動を生み出して威力を相殺することで生み出されている。
なお、電力供給に依って動作しているため、動力を奪えば無効化できるが、
『窓のないビル』は独立で電力を賄っているため、停電などの方法では攻略できない。
と、まあ。
こんなチート装甲である。
因みに、この装甲。
俺が1年の頃にミレニアムプライスで優勝をもぎ取ったものでもある。
そんな思い出溢れる品だが、なんたってそれを俺に?
「……急遽必要になりそうかもしれないから、こうやって直接確認したかったの」
「
「……とある事象の演算を任せたいの」
……うーん。どうしよう。
ぶっちゃけ、
けど、
こいつが何を予測演算するのかは知らんが、その量によっては演算領域が削られて俺の『能力』の方に回せなくなる可能性が出てくる。
うーんでもなぁ。
コイツが何かを頼ってくるのって超超超珍しいから、出来るだけ応えてやりたいんだよ。
「よしわかった。その2つの使用は認める」
「…!本当にいいの…?」
「ああ。ま、クソ頑固な幼馴染が珍しく頼ってきたんだ。ちょっとは応えてやりたいって訳だ」
「……ありがとう」
「ただし!」
「……、ええわかっているわ。それ相応の対価「
……ん?
「…そ、そんな事でいいのかしら?」
コイツは何をそんなに動揺しているのだろうか?
それに、『そんな事』とは言うが、俺にとっては結構重要な問題だ。
急に『能力』を使う事となったときに使えませんじゃ折角『脳を開発』した意味がなくなるし。
「別にいいよ。……あーでもアレだ。一つ忠告」
「?」
見た目が完全にOLだが、年相応に首を傾げるリオ。
偶にこういうギャップを持ち出しするのは卑怯だと思う。
「あくまでもその結果は『機械』が決めた事だという事を忘れんなよ」
「そんな事当たり前よ」
当然でしょ?と若干呆れを含んだ視線を寄越すが、そうじゃない。
「俺達は人間で、『機械』が決めた事に従うだけの家畜に成り下がるなって話だよバカタレ」
「…………」
「絶えず思考して、何が正解かを導き出すのは、何も機械だけの特権じゃねぇ。俺達も常に最善を考えないといけない」
かつて、『学園都市』のレベル5第3位『
「だから、機械に全て丸投げしちゃ駄目だぞ」
「……忠告感謝するわ、テイリ」
「おう、何すんのか知らねぇけど頑張れ」
さてと、帰るか。
そう言えば、ヒマリにも呼び出されてたんだっけ?
…………めんどくせぇ。
「……あなたは」
俺がさっさっと退室しようと、ドアノブに手をかけた所でリオから声がかかる。
「…私が
何だそんなことか。
「別に。お前なら悪いことに使わねぇだろうし、きっと、皆のためになるような事に使うんだろ?安心しろ。お前のこと誤解するやつは多いけど、俺は理解してっから」
「……っ!」
「ま、だから別に詮索はしねぇよ。俺達幼馴染だろ?」
「……本当に、感謝するわ」
「おう、んじゃ俺もう行くから」
ガチャ……バタン。
はぁ……。
なんだかんだで、アイツは孤独なんだよなー。
友達作ればいいのに。
……いや、コミュ障にはきついか。
「ヒマリの所に行くのも億劫だぁ…もうボイコットしようかな……」
「あの……」
「うおっ!!!!Σ(゚Д゚)びっくりした!!!!誰だお前!!?」
背後から急に喋りかけられた。
心臓飛び出すかと思った。
いやマジで。
そういうのに弱いんだよ。
「失礼しました。私、
あ、ああ……。
なんだ、そば付きの人ね。
……それにしても、この子もこの子で表情が無だなぁ。
似た者同士はおんなじ所に集まるわけね。
QED。
てか、この子もしかして。
「メイド服……C&Cの1年生?」
「!…はい、そうです」
わぁ……。
C&Cかー。
ネル以外とあんまり関わりねぇんだよなー。
こんな1年生入ってたのか。
「それで……?その飛鳥馬さん家のトキちゃんが俺に何のよう?」
「……その、テイリ様と、リオ様はどのような関係で……?」
……あいつ、俺のこと全く伝えてなかったのかよ。
ただでさえ俺とリオが幼馴染だって事知らねぇ奴多いのに。
せめて、数少ない交友関係のある人物位には伝えておけよ。
「幼馴染だよ。腐れ縁のな」
「……幼馴染」
「あー、なんだ。俺が頼むことでもないし、何様だって話だろうけどさ」
「?」
可愛らしく首を傾げる飛鳥馬ちゃん。
「あいつの味方で居てやってくれよ」
「……!」
「あいつさ、誤解されやすいやつだから。味方が少ねえのなんの。リオが生徒会長に就任したときも、生徒会役員を一斉入れ替えした位人を信用しねぇやつだから」
「……初めて聞きました」
ったく。
あんのコミュ障ぼっち拗らせた人間不信が。
自分の事くらい話せよ。
どうせアレだろ?
仕事上の付き合いだからーとか思ってんだろ?
はぁ〜〜〜〜………。(クソデカため息)
「仕事で付き合ってんのは理解してるけど、あいつの友達になってやってくれよ」
「……私に出来るでしょうか」
うーん……。
「知らん」
「………ぇ?」
「そんな事俺もわかんねぇよ。俺だっていまだに信用されてんのかどうか怪しいし……。」
「そんな事は……」
ないって断言できねぇんだよなぁ……。
せめてもう少し感情を外に出してくれれば分かりやすいんだけど。
「でもさ。俺はあいつがどう頑張ってるのかを知らねぇけど、君ならわかるだろ?なら、友だちになれるさ」
あいつの味方は誰も居ない。
そんなの悲しいことは、ちょっとやだ。
「だからま、プライベートの話とか振って親密度上げちまえ!実はアイツは押しに弱い!」
それと同じくらい、自分を貫き通す信念を持ってるが……。
って、やべぇ。
ちょっと長く喋りすぎた。
ヒマリがキレる。
「んじゃあ、俺そろそろマジで行かねぇとアレだから、リオのことよろしくな!」
「……ぁ、まっt」
早口にそう言ってその場を去る。
最後に何か言いかけていたみたいだけど……無視!
すまん!飛鳥馬ちゃん!
うん。今日も平和に一日が過ぎていくなぁ。(やらかし)
リオとトキの情緒をぶっ壊していくテイリ君。
いやー。
リオは罪悪感で押し潰れないか心配ですね。
唯一信頼出来る幼馴染の信頼を裏切って、一人の生徒を殺そうと覚悟決めちゃって……。
うん。
今更だけど、何でこんなことにしてしまったんだろうか…?
でも大丈夫!
トキとの親密度はきっと上がるからそれでプラマイゼロになる……はず……。
うん。
そして、人知れずやらかす主人公。
可哀想に。
アビ・エシュフが超強化確定。
それと、滞空回線については若干弱体化させました。
流石に科学の申し子テイリ君でも1億作るのは普通に無理ということで……はい。
活動報告にて書いてほしい「科学」募集中。
よろしくお願いします。
切実に!