俺の最高傑作「操縦支援ソフト/行動補助プログラムan-E.R.I.〈アネリ〉」が可愛すぎる件についてお前達と議論したいと思う   作:絶対正義=可愛い

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とあるエンジニア部の日常風景(ワンデイズ)臼井&脳幹version


「そういえばテイリ」

「んあ?なんだウタハ。今作ってるやつにはBluetoothは付けねぇぞ」

「いや、そうではなくてね。君の作品に時々見かけるこの『Hs』ってのは何の訳だい?」

「あー、これな。自然科学(Hard Science) の訳だよ。」

「『進んだ科学によって未知を征服する』『科学の力によってあらゆる不可思議な闇を薙ぎ払う』っていう思想からそうつけた」

「ずいぶんロマンチストだね」

「バカタレ。ロマンを愛して何が悪い」

「いや?別に馬鹿にしたわけじゃないよ。かくいう私だって、ロマンを追い求める人間の一人さ」

『……素晴らしい同胞に私は囲まれていると、つくづく思うよ』

「おや?脳幹君。散歩は終わったのかい?」

『ああ。やはり、学習装置(テスタメント)で知識として知っているは居るが、それではいざって時にどこかで齟齬が生じるものだからね。現地確認という意味では大変有意義だったよ』

「それは良かった」

「脳幹先生ちょっとそこのネジ取ってー」

『やれやれ、犬使いの荒いご主人だ』







ロマンを解する脳幹先生であれば、きっと今のミレニアムでの生活って素晴らしいの一言何じゃなかろうか?
そういう妄想から来た駄文。



本編開始


原作開始 木原テイリ
波乱なる日々は唐突に


「今うちらちょっと懐が寒くってさー」

「だから、ちょっと金貸して欲しいわけ」

「もちろん、貸してくれるよなぁ?」

 

 

俺は今、いかにも不良ですと言った見た目の少女達に路地裏に連れ込まれて囲まれている。

身長の関係上俺が彼女達を見下げる感じで威圧感もクソもないのだが……。

 

おいおい。

最近は本当に治安が悪いな。

ミレニアムがキヴォトスでも有数の治安がいい学校だから忘れていたが……キヴォトスは基本的にこんな感じなんだった。

 

首に手をおいて「たはは……」と苦笑いする。

その動作にさり気なく首元のチョーカーの電源をオンにしていつでも『能力』を使えるようにしとく。

 

 

 

『はぁ…。君が変装なんかして外出するからこんな面倒臭い事に巻き込まれるのだぞ』

 

俺の足元に居るゴールデンレトリバーが「やれやれ」といった空気を出しながら俺に話しかけてくる。

 

いや、しょうがなくない?

俺って結構有名人よ?

ミレニアムなら身内的な感じで顔出しで外出できるけど、自治区から出たら危険いっぱいよ?

実際それで誘拐されたこともあったわけだし……。

 

 

「……おい誰だ今喋ったの」

「は?お前じゃねぇの?あたしは喋ってないよ」

「あんなダンディーな声で喋るわけねぇだろ」

 

どうやら状況が読めていないように見える不良A.B.C。

それもそうだろう。

獣人が闊歩するキヴォトスと言えど、マジモンの犬畜生が喋ったなんて思いもしない。

 

 

 

あ、いいこと思いついた。

 

 

 

「いやー、だって考えてみたまえ脳幹君。俺イズ有名人。有名人イコール変装。完っ璧な方程式だろ」

 

大仰な手振り身振りで脳幹先生に向かって言う。

何だか芝居がかった風に言ったが、別に間違ってはいないと思う。

 

 

 

『時々君のセンスが私は分からなくなるよテイリ』

 

脳幹先生の背中に装着したバックパックからアームが飛び出し、それを操り葉巻を口に咥える先生。

 

いや~、ロマンだね。間違いない。

 

 

 

「……おい、もしかして」

「……は、ははっ…んなわけ無いだろ?」

「い、犬が喋るだなんて……そんなわけ」

 

 

おや?何やら身体が震えているように見える。(すっとぼけ)

心なしか顔色も良くない。

一体どうしたんでしょうか??(ニチャァ)

 

 

 

『おや?これは失礼お嬢さん。喋るゴールデンレトリバーは初めてかな?』

 

 

「「「うわァァァァァァァァ!!!」」」

 

 

不良 たち は 逃げ出した!

 

 

やっぱいつ見ても面白い。

いやはや、最高の親友である。

 

『テイリ、君がやろうと思えば『能力(ちから)』で蹴散らせただろう?わざわざ私が彼女達を脅してやる必要も無いというものだよ』

 

ダンディーな声でそう責めるように俺に言う犬改め、『木原脳幹』。

 

「俺の『能力』は加減が難しいんだよ。この方がおもし……ゲフンゲフン、面白いからな」

 

『何も誤魔化せてないし、誤魔化す気がないな君。そもそも、小悪党の処理が出来ないほど能力(ちから)に振り回されているわけでもないだろうに』

 

さっきよりも呆れを含んだ声で俺にツッコむ脳幹先生はやはり先生である。

何だかんだ俺が作ったのにも関わらず年長者の風格を感じる。

バッテリーの消耗を避けるためチョーカーの電源をオフに。

 

 

「なーに、些細な事はどうでもいいさ。それより早く行こう」

 

元々、ミレニアムというホームから出たのには理由があるわけ。

その道中に不良に絡まれたわけなのだ。

 

俺っていうミレニアムの機密情報の集積体が自治区外に出ること自体が危険なんだが……。

まぁ、それはそれ。

 

ようやっと運命の歯車が回り出したのだ。

 

多分、遭うなら今じゃないと駄目。

そうじゃなければ、介入できなくなるし。

俺が関わることが不自然になっちゃうからね。

 

まぁ、それはそれとして。

 

 

眼の前に広がる馬鹿みたいな人数の不良達は何でしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週。

連邦生徒会長が何処かへ姿を消した。

所謂、失踪である。

俺がサンクトゥムタワーに仕掛けた『滞空回線(アンダーライン)』からの情報だ。

 

その情報を後押しするかのように連邦生徒会所属の生徒がかなり慌てていた。

何よりも、『滞空回線(アンダーライン)』が壊されなかった所が信憑性を増している。

 

そして、今朝。

 

俺のスマホに通知が来た。

 

内容はアネリから。

 

サンクトゥムタワーに仕掛けた『滞空回線(アンダーライン)』に不自然なノイズとともに、突如とある一室に大人が出現した、というもの。

 

 

何が何だかよくわからないが……。

つまり、要するにだ。

 

 

 

 

ついに、原作が始まる……。

 

 

 

 

というわけで、木原脳幹こと脳幹先生とともにこうしてD.U地区に来たわけだ。

 

そういう訳、なのだが……。

 

 

 

 

 

 

「……不良多すぎね?」

『同感だな。これだけの不良の規模……、主導者がいる』

 

そうだよなー。

この規模の人間をまとめ上げる、いや。

この場合はまとめていると言うよりも、ただ集まってるだけか……。

統率もクソもない。

圧倒的なカリスマに魅せられて集まったが、その主導者が指揮する気がないって所か。

 

各々が勝手に動いて暴れまわるという地獄みたいな光景が広がっている。

 

 

 

……てか、あれウチで試験運転してる最中のHsMCV-08(プレデターオクトパス)じゃね!?

何でたかが一介の不良がウチの新しい警備システムになるかもしれないやつ持ってんだよ!?

 

情報漏洩しちゃうだろうが!

 

 

 

『……っテイリ!!』

 

 

突如脳幹先生が焦ったように俺に向かって叫ぶ。

その尋常ではない慌てように咄嗟に首元のチョーカーを押し『反射』を発動させる。

 

その直後。

 

「ごきげんようミレニアムの鬼才木原テイリさん?」

 

瞬間。俺の後頭部を襲う銃弾。

そしてその弾丸は、()()()()()()()()()()()()

 

「……っ!」

 

野郎……音もなく近づいた上に脳幹先生が直前になるまで気づかなかった!?!?

 

相当なやり手だな。

 

声をかけられた瞬間咄嗟に『反射』を使ってよかった。

耐久力紙装甲の俺じゃ頭に一発弾丸撃ち込まれるだけでアウトだ。

 

しかも、こいつ……。

正常に『反射』が機能しなかった……!

 

……つまり、相手は神秘の扱いに長けているって証拠。

それすなわち、純粋に強い!

 

「あら?確実に気絶させられるように狙いましたのに……?何かしまして……?」

 

 

…………はぁぁ〜〜〜〜〜。

何で俺はこうも面倒臭い奴に絡まれることが多いんだ……。

 

 

「おいおい、ハハッ……!…こりゃァまたビッグネームが出て来たなァ」

 

 

災厄の狐 狐坂ワカモ……!

 

 

「いつから犯罪者がお天道様を堂々と歩ける世の中になったんだァ?なァおい」

「あら?つい先日矯正局なんて脱走してきましたわ」

「あ、そう。…ていうかよォ。随分な挨拶じゃねェか、ええ?災厄の狐さんよ」

「いえいえ、舐め回すようにジロジロと見られていて、少し不愉快でしたもので」

「こりゃ失礼!だけど安心しろ。お前を情報媒体越しじゃなくて、生で見たのは初めてだよ自意識過剰女」

 

 

 

「「…………」」

 

 

 

『……全く、まだ私には身を守るための術が無いというのに。勝手してくれるなよ若人達』

 

脳幹先生が何か言ってるがそんな事は知らん。

こんな所で、立ち止まってるわけにはいかねぇよ。

 

 

「ぶちのめしてあげます」

「そりゃこっちの台詞だクソ野郎……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「困りましたわ。どうして弾が逸れるんです?」

「………お前の攻撃は俺に有効打になり得ない。とっとっと諦めろ狐坂ワカモ」

「そういう事は、私に一撃でも入れてから言ってくださいまし」

 

チッ……!

当たれば必殺なのに、当たらねェ……。

戦闘経験の浅さがやっぱり課題だな……。

技術ばっかで肝心の実践がコレじゃあネルにどやされもするか。

 

 

 

 

 

 

『お前のそれは明らかに宝の持ち腐れ過ぎる』

『ンなこと俺が一番わかってるわ!』

『逆ギレすんなよ』

『お前だってよくキレ散らかしてんじゃねぇか!』

『よぉし、そのチョーカー剥ぎ取ってもう一戦するかァ?あたしは別にいいぜ?』

『ちょ、ばっか!コレ脳に直結してるから強引に引っこ抜いたりしたらヤベーからマジでやめろよ!?』

『……はぁ。大体、その『能力』だっけか?お前の言うことが正しけりゃ、あらゆる向きを操るって話しだが、明らかに操れてねぇだろ。お前が『反射』って言ってるデフォルトの設定もあたしが攻撃すると()()()()()だし、到底『反射』とはいえねぇ代物だぞ?()()()()()()()()()()()()()()()。』

『いや、まぁ、うん、ボロクソかよ。』

神秘の量によって反射出来るかどうかが変わる…つったか。……お前それじゃあ、そこら辺の雑魚は倒せても、あたしみたいな学園の特記戦力には敵わねぇぞ』

『そもそも各学園のトップクラスの人達とやり合うなんてことがまずねぇだろ!!俺を何に仕上げたいんだお前は!』

『今までクッソ雑魚だったお前をこの『約束された勝利(美甘 ネル)』が直々に教えてやってんだ。感謝しろ』

『恩着せがましいなこの野郎!俺の周りってこんなんばっか!!』

 

 

 

 

 

「…………やめた」

「……はい?」

「このままやっても、俺はお前にダメージ与えられねェし、そっちも有効打がねェ。元々俺の目的はお前を倒すことじゃねェしな。そっちも同じだろ?」

 

とりあえず、ハッタリとブラフでこの場を流す!

そろそろバッテリーを交換しないといけないし、その隙を眼の前の化物が逃すとは思えない。

 

ここが勝負の引き際だ。

 

「…………………」

「俺はお前から手を引く、お前も俺から手を引く。Win-Winだろ?」

 

さぁ、どうだ。

頼むぜ…かかってくれ。

 

「………一理ありますわね。」

 

よし、勝った。

 

「わかりましたわ。この場は引きましょう…」

 

はぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……。

よかった〜〜〜〜〜〜………。

このままやってたら間違いなく俺がやられてたし、どう頑張っても俺がコイツに勝つのは無理だ。

 

やろうと思えばやれるが、相手を半殺しにしちまう。

流石に……()()はキヴォトス人でも命の危機に陥る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ですけど……」

 

 

 

おっと、不穏だぞー。

雲行きが怪しくなってきましたなー。

 

 

……あ、コレ結構マジでまずいやつだ。

 

 

 

 

 

 

「このまま黙って引き下がるのも癪なので」

 

 

 

瞬間。

狐坂ワカモの周囲に無数の花弁が何処からともなく舞い始めた。

それは、木原テイリが最も苦手とするものを多分に含んだ致死性の毒牙である。

 

銃口から火が吹いた。

 

合計6発の弾丸は木原テイリの『反射膜』に触れ、そして貫いた……。

 

 

()()()()()()()

しかし、突如突風が木原テイリの周囲を渦巻き、弾丸は逸れテイリの頬を()()()()()()()()()()

 

「………………」

「ふふ、うふふふふふ……」

 

「今日のところはこれで勘弁してあげますわ」

 

「ですが、次会う時は容赦なく叩き潰しますので……お覚悟を

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『全く、子供の喧嘩に付き合うのも骨が折れるというものだよ』

 

「……マジで、助かりました脳幹先生!!!!!」

狐坂ワカモの最後の攻撃。

 

アレは俺の反射膜を容易に貫ける神秘の弾丸だった。

たかだか数十m程度しか離れていない距離で、あれを脳天に喰らえば、どうなっていたかは想像にかたくない。

 

 

最悪、原作の一方通行(アクセラレータ)待ったなしだった可能性が微レ存だ。

 

 

いやマジであぶねー!!!!

死ぬかと思った!!!!

 

 

試作機だったけど、脳幹先生に渡しておいてよかった、妨害気流(ウインドディフェンス)!!

 

 

 

妨害気流(ウインドディフェンス)

 

対象の周りに突風を発生させて狙撃を逸らさせる装置で、用いている理論は喫煙者用の空気清浄機と同じものである。

「とある魔術の禁書目録」に登場したものは、クレーン車の土台に巨大な扇風機をつけたような外見のもので、乱数を利用する第三世代。

 

それを俺が改良し小型化。

 

電力の消耗が著しく高く、一日に3度しか使えないまだまだ改善の余地が大きい試作品。

しかも、俺のチョーカーと違いバッテリー等による所謂充電池を持ち運べないため、実質実用性はあまり高くなく、ある程度の保険程度のもので、脳幹先生を傷つけないために作ったものだったが……。

 

 

 

脳幹先生にはまだ()()を作ってあげてないから、今はこれで我慢して下さいと言って渡したが、マジで正解だったな。

 

『いや、有効射程ギリギリだった。彼女が君の仕業だと思いこんでくれていなければ無意味だったさ。君の力で作ったあるべき結末だろう』

 

 

「いや心が広いかよ脳幹先生……!」

 

 

この人(犬)が聖人君子に見えてきた!

ヤバイ。

一応これでも『木原』何だけど…いや、本当にいい人(犬)過ぎる!

 

 

『馬鹿なことを言ってないでさっさっといきたまえよ』

「はぁい脳幹先生!」

『まったく、どっちが主人か分からなくなるな』

 

一応俺が脳幹先生を作って、今もリードを引いてる俺だから、俺じゃね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さ、何かドンパチやってた間に不良共の死屍累々の山が築き上がってんだけど……え?マジで何があった??」

 

チョーカーのバッテリーを交換し、ついでに妨害気流(ウインドディフェンス)に異常がないかチェックしているうちに、すっかり行くのが遅れてしまって少しかけ足で来たのだが、この有り様。

 

 

ええ……?

 

マジで怖いんだけど……。

 

あ、『HsMCV-08(プレデターオクトパス)』がぶっ壊されてる。

改善の余地有りっと。

 

 

いや、まぁ。

コレは後で回収するとしてふむ。

どうしたものか。

 

『入らないのか?』

「いや、まぁ入るけど……ま、いっか」

 

さ、突入しますかー。

 

 

連邦捜査部S.C.H.A.L.E

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで今俺の横通ったのって連邦生徒会の首席行政官じゃね……?

 

 

 

 

な、なんか、まだ入っちゃ行けない雰囲気を感じる……!

 

 




時系列はふっ飛ばしてさっさっと原作に突入させたかった!

今回のお話。

連邦生徒会長失踪
    ↓
先生が来たのか……パイプ作ろう。
    ↓
災厄の狐と戦闘
    ↓
さぁいざ凸りましょう




そして、いつの間にか作られている脳幹先生。

それと夕凪 琥珀(ゆうなぎ こはく)様。
大変貴重なご意見感謝の極みでございます!

早速使わせていただきました!

しかし、まぁ。
今回は色々出した気がします。

妨害気流(ウインドディフェンス)
HsMCV-08(プレデターオクトパス)
学習装置(テスタメント)

3つ出せて嬉しい。


ネタ切れ大丈夫だって???
さぁ、知らない子ですね〜(死んだ目)


活動報告にて「とあるシリーズ」の「科学」募集中!

よろです。
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