俺の最高傑作「操縦支援ソフト/行動補助プログラムan-E.R.I.〈アネリ〉」が可愛すぎる件についてお前達と議論したいと思う 作:絶対正義=可愛い
「……エイミさんや」
「どうしたのテイリ先輩」
「………………前々からずーっと気になってたんだけど、アンタの格好は何なの…?」
「?」
「いや、そんな不思議そうに首を傾げられても、そうじゃなくてだね。そんなに薄着して何なのかって俺は聞いてるわけよ」
「暑いから脱いでいるだけだよ?」
「ばっかじゃねぇの!?男がいるのにその格好はねェんじゃねぇのつってンだよ!!羞恥心ないのかよ!」
「むぅ、そんな事は言ったって、暑いもんは暑いだもん」
「ばっかじゃねぇの!?」
「テイリ先輩も私の身体触ってみれば分かる」
「男に気軽に身体触らせんなよって、アッツゥ!!!!」
「ね?」
「ね?じゃねぇよ!熱かったよ!でもそうじゃねえよ!!」
「何がそんなに不満なの?」
「くそぅ!学園都市の脱ぎ女バリにヤベー奴じゃねぇかテメェ!」
「脱ぎ女って、私そんな痴女じゃない」
「よくそんなに不満そうな顔で言えたな!?鏡見て言えよ巨大ブーメランがお前の眉間に飛んでくるぞ!」
『はぁ…男のロマンを解せないのか君は』
「言いたいこと(ファスナー)は分かるけどちょっと黙っててくれます脳幹先生!?」
「そんな事よりもサッサッとこの遊園地を調べよう」
「わーってるよクソッタレがぁ!!」
ハイ駄文。って程でもなくさり気なく本編にもちょーーっと関わる内容でした。
今回は難産。
次からキチっとしたのを書きたいな。
本編開始。
「俺をシャーレに入れて欲しいんだ“先生”」
キヴォトスに来て、なんやかんやでシャーレという部活の顧問となった私のもとに訪ねてきたのは、白衣を身にまとった黒髪が所々脱色している少年だった。
白衣の下はつい先程見た、ユウカと同じ制服を纏っており、スラックスを履いていた。
その足元には、ゴールデンレトリバーだろうか?
大型犬が何故か葉巻を咥えながら佇んでいる。
“えっと、それは構わないんだけど…君は?”
「おっと、こりゃ失礼。第一印象ってのは後々の関係性に大きく関わってくるってのに」
「それでは改めまして。初めまして“先生”。俺は木原テイリという、しがないミレニアムサイエンススクールの一般学生です」
何やらピシッと白衣をたたせて芝居がかった動きで私に挨拶する彼は、何というか、独特な雰囲気を放っていた。
さっきまで一緒に居た“生徒達”とは一線を画すような、表現しにくい、そんなオーラを感じる。
“うん、テイリだね。よろしく”
「よろよろだ“先生”」
よろよろ…?
よろしくの略語かな?
いや、造語かもしれない。
“それで、シャーレに入部したいってことだけど、うん。多分大丈夫だよ”
「それまた話が早くて助かる」
“ただ、私は今日就任したばかりだからあまりここの事に詳しくないんだ”
“だから、ちょっと頼りにならないかもしれないけど、大目に見てもらえると嬉しいな”
「いやいやー大丈夫ですよ“先生”!この俺が付いてるんですから、そうそう何か問題が起こることはありませんよ!」
腰に手を当ててなっはっは!と笑うテイリは先程までの硬い会話とは裏腹に年相応に見えた。
「それじゃ、改めてよろしくお願いしますですぜ?“先生”」
“うん。よろしくねテイリ”
これが、木原テイリという生徒との始めての邂逅だった。
その後のテイリの働きは凄まじいの一言だった。
シャーレの活動以外に、学校にも行っているのに、毎日例外なく顔を出して仕事を手伝ってくれた。
リンちゃんから送られてくる山のような書類の山を僅か3時間でやり終えたり。
シャーレに送られてくる相談もあっという間に終わらせたり、「私必要ないんじゃ……?」って位には働いてくれた。
さすがの私も一社会人として、子供にばかりやらせてはならないと思って奮起したものの、私が10やればテイリは50終わらせているという感じで早々に大人のプライドを捨て去る羽目になった。
さすがに働きすぎて「休んでもいいんだよ?」と伝えたことはあるものの
本人的には、「こういうのはのガキの頃からやってたんで慣れてますから」で譲らない。
コレに幼少期から馴れているとは、テイリは一体どんな人生を送ってきたのか少し気になってしまう。
気になることといえば、テイリが新しい部員として紹介してくれた、娘(?)の「木原 アネリ」という少女についても少し気がかりだ。
テイリの事をマスターと呼び慕う姿は愛嬌があるのだが…。
テイリと同じ苗字というのが、気になる。
しかし、それはそれとして、なんだか拭いきれない違和感がある。
具体的に説明しろと言われると、『先生としての勘』としか表現しようがないんだが……。
何か事情がある事は間違いないだろう。
だからといって、無理に詮索をするような事はしていない。
……していないが、やはり気になる。
素直にテイリに聞くのもアレだし……。
そんなこんなで、私、テイリ、アネリで今はシャーレを切り盛りしている。
時々ユウカが来て手伝ってくれたりもする。
そして、シャーレから就任してしばらくが経ったある日。
「シッテムの箱」に在中するメインOSである「アロナ」から気になる〝手紙〟があると伝えられ、私はその手紙を読み、アビドス自治区へと向かった……。
「“先生”マジで行くんです?」
“うん、マジだよ”
いや、ちょっと待ってほしい。
別にアビドスに行くことを止めている訳じゃない。
記憶が曖昧すぎるが、多分これはメインストーリーの第一章的な扱いの案件だろう。
止める理由はない。
そうじゃなく、俺がいいたいのは……
「……その軽装備で?」
“ちょっと行って支援物資を届けるだけだよ?”
いやいやいやいや………。
この男、アビドスを舐めてるな……。
いや、まじで舐めてるな。
あそこはミレニアムより広いんだぞ…?
ゴーストタウン待ったなしの文明が半ば滅んでいるあのアビドスだぞ?
しかも、途中まで電車とはいえ、徒歩で…?あのクッソ暑い中?馬鹿なのか?死ぬぞ?割とガチで。
「悪いことは言わねぇ“先生”。食料はもう少し持ってけ」
“いや、でも支援物資で一杯何だけど……”
「それが無理なら水だけでも持ってけ。……ほら、これ」
ちょうど、手元にあった缶ジュース5本を“先生”に纏めて渡す。
“わっ…。えっと、何これ?『ヤシの実サイダー』『凝縮栄養飲料SURVIVAL+1』『超健康補助飲料 ガラナ青汁』『黒豆サイダー』『いちごおでん』?…え、これ飲めるの”
俺が研究の休憩中に構想を練って作った、学園都市の謎ジュース。
美味しいかと言われれば、……微妙だろう。
「…………何も無いよりは、マシだろ」
“美味しくないんだ……”
いや、まぁ、個人的には『ヤシの実サイダー』は美味かった……よ?
『黒豆サイダー』と『いちごおでん』は無理だったけど……。
他の2つはヴェリタリスの皆には高評だった。
あ、一人『妖怪MAX』をこよなく愛するやつだけは認めなかったけど。
アイツは『妖怪MAX』の中毒者だから仕方ない。
“…折角貰ったから、道中飲ませてもらうね”
「あー、まぁ、はい。頑張ってください?俺もここの仕事片付いたら向かうんで」
“うん。あ、もしそうなったら私にモモトークで連絡してね。あんまり遅い時間だと許可できないから”
「了解です」
“アネリもよろしくね?”
『はい、先生!私も精一杯お仕事させていただきます!』
“うん、ありがとう”
ガチャ……バタン。
……行ったか。
さて。
「アネリ」
『はいマスター。アビドス高等学校付近に散布した
優秀すぎるぜアネリ。
俺の行動や考えを予測演算し、先回りしてサポートする。
あまりにも優秀すぎて、俺が動く前に全て片付けてしまうでまである。
「ああ。そうしてくれ。それと、前に調査依頼したアビドスの
『はいマスター。現状、アビドスの
まぁ、そうだろう。
そもそもが不安定なエネルギーの塊だから、安定もクソもないんだが……。
「……全体的つぅことは、可能ではあるんだな?」
『はいそのとおりですマスター。アビドスの文明そのものが滅んだわけではないので、『アビドス砂漠』『砂に飲まれて廃棄されてしまった大規模なゴーストタウン』以外での顕現は可能かと思われます。安定した存在維持が可能な場所もピックアップしておきました。……どう、でしょうか…マスター』
……………いや、すげぇな。
改めて、アネリの性能の高さが覗える。
仕事が出来る、早い、健気、そして何よりも可愛い……。
マジで本当に優秀すぎる。
最後に不安そうに瞳を揺らしているところとか、上目遣いで俺を見る仕草とか、あまりにも完成されすぎて文句がつけられない。
文句つけるつもりなんて皆無だが。
「完璧だよアネリ。さすが俺の娘、出来がそこら辺の奴らとはダンチだ」
『♪』
可愛い。
その嬉しそうにはにかむ姿とか、鼻歌でも歌い出しそうな雰囲気といい、とてもA.I.とは思えない完成度である。
…その知識は一体何処で身につけたのだろうか?
……ネットか。
最近のネット社会は本当に怖いなありがとうございます!
「よし、
『……っはい♪マスターのお役に立てて嬉しいですっ!』
…アネリの笑顔はガンの治療にも効く。
これテストに出るぞー。
『フリルサンド#G』
「とある魔術の禁書目録」に登場する『木原一族』の一人にして、異端の木原のその一人『ドレンチャー=木原=レパトリ』によって作られた『科学的な人造
彼女の存在は「ハイボルテージ=カッティング法」と呼ばれる手法で構築されている。
これは「ある種の高エネルギーを放射し続けると、自分自身の中で互いに干渉し合ってイレギュラーな波形や像を作り出す」という原理を利用したもので、
要するに「高エネルギーの塊」である。
彼女を形作っている「高エネルギー」とは、「文明電池」と呼ばれる概念の持つエネルギーである。
人は生活する上で文明を築き上げ、常に様々なエネルギーを生成及び消費している。
そういった常に生じているエネルギーを、街一つ分以上に大きな規模の「文明電池」として吸い上げることで、安定したエネルギーの中に突出した一点を設け、自身をこの世界に現出させる。
原理上、人がいて文明がある場所ならどこでも自己を保つ事が可能。
その力は凄まじいの一言に尽きる。
例に挙げれば
・『透過』によって物体や地形を無視した移動、拳や蹴りや銃弾など一切の物理攻撃を受けつけない物理攻撃無効体質。
・不安定なエネルギーの塊であるが故に寿命の概念がなく上記のあらゆるものをすり抜け、上述した「文明電池」が存在する限り自身を現出させられるといった複数の性質からなる、実質的な不死能力。
・カメラや兵器といった機械全般のレンズやセンサーを狂わせる能力。簡単に言ってしまえば、絶対的な機械特攻。
・自身を視界に捉えた相手に、様々な心霊現象や怪談を元にした現象を任意で引き起こす。
また、その際に必要な動作等は特になく、相手の防弾装備等も無視して、自身がその場にいるだけで引き起こすことができる凶悪なまでの文字通り初見殺し。
などなど。
物理的な障害を介さず、物理攻撃無効ということに加えて、彼女を一瞬でも視界に入れてしまえばそれだけで即死させることも出来るという圧倒的チート。
彼女を倒すには『地球規模で文明を破壊するしか方法がない』と言わしめる程である。
もちろん、弱点はある。
しかし、それを補って余りある性能の化け物だ。
……特異現象捜査部としての活動の賜物だな。
スランピア。
理論の理の字もなかったやべー遊園地だった。
流石にエイミと2人で調査に行くのはきつかったが、この世界における根幹を成す神秘について知れたのは良い収穫だった。
そしてヒマリと共に共同開発した神秘観測機。
その観測データを下に作られたのが『フリルサンド#G』だ。
やはり、未知を知るというのはいくつになっても面白い……。
まぁ、そんなチート級の彼女をアビドスで現出させられるか不安ではあったため、アネリに調査させた理由なのだが。
結果は良好。
限定的ではあるものの、致死性という一点にフォーカスを当てれば最強の彼女が活躍できる。
それだけで、俺の『
「そう言えば、どうして脳幹先生は“先生”の前で喋らないの?」
ふと気になったことをシャーレに(勝手に)置いたドッグベッドに居る脳幹先生にきく。
『……君の『知識』については、私が作られたときに
なるほど?
所謂、第三者目線で
『君を信頼していないわけではないが…、不快にさせたのなら悪かったな』
「いんや?それが普通の反応だし、別に俺が脳幹先生に対して憤りなんて見せるわけないじゃないか。俺は責めないよ」
脳幹先生の言い分はご尤もだ。
というか、生まれた時から知っている情報を無闇矢鱈に信じず、自分の足と目で確認するような人(犬)だ。
その時点で脳幹先生の思慮深さが覗える。
だから、俺がその事に何かを思うとしても、決して脳幹先生を責めることはない。
『……とにかく、仕事を早く片付けてはどうかね』
「それもそうだなー。さぁて、と。……頑張りますかぁ」
身体を伸ばして振り返り、シャーレの執務机の上にのる大量の紙の束を見る。
「この量ならざっと4時間か…。よし、2時間で終わらせよう」
サッサッと終わらせて俺もアビドスに行かなくちゃ……。
・
・
・
・
「はい終わりぃ!想定の倍かかったぜコノヤロウ!」
『お疲れ様ですマスター』
『それにしても、リン君と言ったかね。彼女も人遣いの荒い子だね』
いやホントそれ。
俺が昔連邦生徒会入り断った恨みだろ絶対。
じゃなきゃイジメだイジメ!
俺のような天才が雑用係シャーレに所属してることを良いことに利用しまくってんだろ!
お前らの魂胆は丸分かりだよ連邦生徒会!
「仕事の内容は簡単なのにこうも数があると滅入るな……。コユキもこんな気持ちだったのか……」
……次あったときにはもう少し優しくしてやろう。
だからと言って俺の家に不法侵入するのは止めてもらいたいが……。
懐から鍵を取り出して指先でくるくると回す。
もちろん、あのバイクの鍵だ。
『!』
『アネリ、お前の本業だ。仮眠室に身体置いておけ』
『っはい!』
アネリが俺の作品の完成を手伝ったり、書類作業を手伝ってくれたり、個人的な調査依頼等の事で忘れているようだが、それはアネリの本業じゃない。
むしろそっちは副業だ。
スマホがブルブルと震える。
そこからアネリの声が聞こえてくる。
『マスター!仮眠室へ
「じゃあ俺達も行こう、アビドスに」
「俺達の“
今回のお話。
先生視点から見たテイリという存在(上辺だけ)
テイリ君の暗躍(笑)の序章。
アビドスGO。
ついでにフリルサンド#Gの存在確定。
以上!
今回はつまんない!
次から頑張る!
すいません……。
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よろよろです。