愛と呪いは紙一重【改】   作:ランハナカマキリ

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作者の心の中(ワンピースの小説書きたくなったなぁ)


家入黎人は弄びたい

 

「モテたぁ〜い!!」

 

「唐突だなおい」

 

学園内の木の下。

黎人と石上は木陰に隠れながら燦々と光る太陽と青い空と白い雲を眺めていた。

 

「お前リア充否定派じゃん、どういう風の吹き回しだよ」

 

「僕毎日リア充どもの悪口言ってますけど、それとモテたいのは別なんですよ。てな訳でどうしたらいいですかね?」

 

「お前全身から陰のオーラだしてるからな。身なりを清潔にすりゃいいんじゃね?後は、まぁ・・・がんばれ?」

 

「最後見放しました!?」

 

「あ、あの雲絶対ラピュタある!!」

 

「話変えなーーうわほんとだ!!」

 

▲◁▷▲◁▷▲

 

話は変わるが、家入黎人は生徒会に入り浸っている。友人の様子を見に行っているのもあるが1番は呪具・呪物の捜索だ。現時点で高等練の隅々まで探索したのだが、見つからなかった。呪術的な置き場所として当てはまる時計塔や銅像、百葉箱、理科準備室、3階の女子トイレ、音楽室などを夜な夜なしらみつぶしに探したが見つからなかった。

 

捜索任務は事実上暗礁に乗り上げているが、任務の無期限停止を上に掛け合ったためお咎めや催促はない。とはいえやりかけの仕事を放り出すほど黎人は腐ってはいない。なので彼は生徒会室に入り浸っているのだ。

 

そして、それが面白くないと思う者がいる!!

 

「あ!!やっぱりここに居た!」

 

「ミコちゃん、落ち着いて。昨日考えた対策マニュアル通りに・・・」

 

『風紀委員』と書かれた腕輪をつけた少女2人がそこに居た。

 

『伊井野ミコ』

父親は高等裁判所裁判官、母親は国際人道支援団体職員。

入学時から学年1位をキープする秀才であり、風紀委員に所属する精励恪勤、品行方正を地でゆく優等生である。

 

正直言って、伊井野の指導を聞かずにのらりくらりと逃げる黎人との仲はクソ悪い。

 

「げっ・・・伊井野」

 

その点は石上も同じだった。

 

「お、伊井野良いところに来たな。さっそくで悪いが石上に告白してくれ」

 

「は?やだ」

 

即答であった。

 

「ちっ、使えねー。大仏は?」

 

「え、やだです」

 

こちらも即答であった。

 

「なるほど・・・石上、お前モテるのは諦めろ」

 

「結論早すぎません?あと大仏は兎も角、伊井野は絶対やだです」

 

「んじゃ俺はこの辺でーー「ちょっと待った!!」

 

現れたのは対象Fこと藤原千花。頭にはリボンの付いた鹿撃ち帽を被り、手には虫眼鏡を握っている。黎人と石上は思った。

 

((めんどくせぇ〜!!?))

 

「LOVE探偵こと藤原千花です!!家入くんは女子2人に告白するよう迫りましたね!!?」

 

「おい訂正しろ。正確には石上がモテたいって言ってたから、試しに2人に告白するようお願いしたんだよ」

 

「え!?あの陰のオーラ纏った正論で殴る石上くんに!?モテたいって願望あったんですか!!?」

 

「酷いなぁ、藤原先輩。人の心ないんか?」

 

どっかのドブカスみたいなこと言うなぁ・・・と黎人は思った。

 

「まぁまぁ。それで俺がこの2人にこいつに告白してみてって頼んだんだよ。もう一度聞くけど伊井野告ってくれない?」

 

「無理です絶ッッッ対無理です!!何でこんなやつにこ、告白しないといけないんですか!!?」

 

ピーン!!

 

「・・・石上は?」

 

「無理です無理です無理です無理です無理です無理です!!!」

 

これは、これはもしや"そういうこと"なのでは?あれあれあれ?本人たちに自覚はないパターンかな?と黎人と大仏の心の中は一致した。

 

黎人は思った。

 

(なるほどね〜うん、うん。そういうことなら早く言えよ。いや本人たちに自覚はないんだったな・・・こりゃ面倒くさいが面白いかもな)

 

大仏は思った。

 

(あれ?確か石上が停学になったとき、ミコちゃんやけに石上に肩持ってたよね?てことは内心では石上のことが好きなの?)

 

「ていうかまたゲームなんか持ち込んで!!!」

 

「うるせぇば〜か!!!個人の自由だろ!!」

 

「何ですって!?この根暗!!!」

 

「ヒステリーちび!!!」

 

「オタク!!」

 

「ばーか!!」

 

「あほ!!」

 

ヒートアップする口論。

 

進学校の生徒の姿か?コレが。

 

 

伊井野と石上が口論をし、藤原がその2人の様子を見てあたふたしている間、黎人と大仏の目が合い、真顔で目元を暗くしながらピシガシグッグッとハンドシグナルっぽい手遊びをしていた。

 

「こばちゃん!!なんか言ってやってーー」

 

「あれツンデレってやつかな?」

「あり得るな。嫌ってるならそもそも注意しないだろ・・・」

 

「さっきから何を話してるの!?」

 

「「イエイエナニモアリマセーン」」

 

「片言っ!?」

 

本日の勝敗

家入黎人、大仏こばちの勝ち(理解者を作ったため)

 

▲▲▽▽▲▲

 

「まっ、まってくれ!!この件から手を引く!!金も払う!!!だから、命だけはーー」

 

ゴッ!!

 

「流石だな。さすがは特級呪術師」

 

今、黎人の目の前には気絶した呪詛師が倒れていた。

降参したふうに見せて背中から刀を取り出したのは見え見えだった。

 

だから、"気圧"を急激に上げ、内耳のセンサーから脳の中枢にある自律神経に気圧の変化を伝え、 自律神経が乱れ猛烈な頭痛や眩暈を引き起こす。倒れかけた寸前に、顎に蹴りを喰らわせた。

 

「そうですね。後は他の方々に任せましょう、日車さん」

 

日車寛見

 

羂索の仕込みによって術師としての才が目覚めた一級術師。元々は弁護士を仕事にしていたが、術式が目覚めたことで死滅回遊に参加した。2018年11月以降は虎杖と伏黒、甘井凛、来栖華、高羽史彦という名の変態と共にコロニーから脱出。その後の羂索との戦いにも協力してくれた。

 

「で、今は秀知院学園に潜入していると?」

 

「えぇ。日車さんも虎杖から聞いていましたか?」

 

「妙な仕事が以前あってな、石上優と"大友京子"について知ってるか」

 

石上優は大半の1年生に嫌われている。

 

原因は石上が中学時代に起こした事件にあった。周囲の生徒の会話から聞いた限りでは、石上が好意を寄せていた大友京子にストーカーした挙句、彼女が付き合っている男子に暴力を振るったらしい。実際、噂が出回った頃、石上は停学になっていた。

 

「知ってはいますけど、あの事件については俺は白だと思います」

 

「ほう?興味深いな。俺もだ」

 

日車が彼に缶コーヒーを投げつけ、それを受け取ってそれをじっと見つめる。石上が今ハマっているアニメキャラとのコラボらしい。プリントされたキャラがにこやかに笑っている。

 

「・・・ブラック好きなの言ってましたっけ?」

 

「家入に聞いた。五条悟にも差し入れしたが、嫌な顔をしていたな。ミルク3杯角砂糖を10個以上入れていたな」

 

「アイツ糖尿病になって死ぬんじゃ?」

 

あの男はそろそろ禁糖したほうがいいのでは?

 

「さあな、それより石上優が白の理由を聞いておきたい」

 

「まず、俺はこの1ヶ月、石上と会ってわかったことがある。あいつは確かに根暗で卑屈っぽい所がある。だが、アイツは善人だ。あいつがストーカーなんかするとは思えないし、そんな度胸もないでしょう」

 

「いや、今年から根暗になったのかもしれないぞ。事件を経て性格が変わったという話は珍しくない」

 

「確かにそれも思いついた・・・でも、たったそれだけであいつが生徒会に入れる訳ない。聞いた話によると彼が生徒会に入ったのは生徒会長の直々の推薦・・・つまり何かある」

 

「・・・成る程な。実は、俺は前に大友京子の彼氏に相談を受けていた。相談の内容は、『友達がストーカーに付き纏われて、自分は殴られた。』だ。聞くからに非は向こうにあり、わざわざ弁護士に相談するまでもない。なのに彼は自分が悪い場合を仮定して話していた。それにひと月に20回も相談してきた」

 

「怪しさ満点だな・・・それで?」

 

「しばらくして相談して来なくなった」

 

「てことは、当たりですか?」

 

「多分な。だが私と君の推理はあくまでも推測だ。実際の法廷では事実が求められる」

 

「それなんですよねぇ・・・提案ですけど、今度、石上と一緒にゲーセンに行くことになっています。そのときに、貴方の術式で調べていただきたい」

 

「非術師に領域展開?」

 

「えぇ、日車さんの術式ならバレることなく情報が手に入る」

 

「無茶苦茶だな。呪術規定9条に引っかかるぞ?」

 

「バレなきゃ犯罪にはなりません」

 

「分かった」

 

 




じゅじゅさんぽ

新田「虎杖くんって兄弟めっちゃおるんですね」

虎杖「東堂は外せよ。改めて考えるとややこしいなー・・・恨むぞ食べられないメロンパン」








北の空港、の一室のこたつ。

羂索「ぶぇっくしゅん!!!」

宿儺「ちっ、不愉快だ」

真人「どうしたの」

羂索「いや、可愛い悠仁に噂されたかな?」

「「キッショ!!」」
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