個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
投稿がまた遅れてしまいました。実は今回から特殊タグを使おうと思って使いながらかいていたらめちゃくちゃ時間がかかりました。許してつかぁさい。
祝!雄英高校入学!
「声野ぁー!雄英からなんか届いてるぞぉー!」
いつも通り特訓をしているとつい先日釈放されたばかりの親父が1つの封筒を持ってきた。
「なんだこりゃ、やけに薄っぺらいな…」
「多分合格通知だろ!気になるから早く早く!」フンスフンス
「わかったから顔近づけんな!気持ち悪ぃ!」
まるで新しい食材を見つけた時の小僧のように目を輝かせる親父を腕ではらいのけながら封筒を開けた。
「…やけに小せぇ機械だな?」
そこに入っていたのは合格通知の紙…ではなく小さな機械だった。
その機械をいじくっていると、急に何かが映し出された。
『わぁ〜たぁ〜しぃ〜がぁ〜…投影された!』
「ッオールマイト!?」
そこに映っていたのはNo.1ヒーロー、オールマイトだった。
「HAHAHA、なぜ私が投影されているのか不思議に思っているだろう!実は今年度から私も雄英の教師として教鞭をとるのさ!」
あっけにとられる俺たちを放置したまま映像の中のオールマイトは喋り続ける。
『さて、早速本題に入ろう!まず爆音少年の筆記は国語を除けばそこそこ良い点数だったぞ!国語は…まあ、頑張ろう!』
チッ…やっぱ国語はだめだったか。
『そして実技試験だが…敵P96!marvelous!素晴らしい点数だ! だが、先の入試、見ていたのは敵Pのみにあらず!!もう一つの審査!!救助P!!最後に街を破壊したマイナスなどもろもろを含めても30!!合計126P!雄英史上数少ない100P越えで文句なしの主席合格さ!』
「聞いたか声野!?主席合格だって!!」
「わかったから一旦黙れ!」
『来いよ爆音少年!ここが君のヒーローアカデミアだ!』
そう言ってオールマイトが締めると、映像はそこで終わった。
その後お袋となぜか帰ってきていたねじれを含めた4人で合格記念パーティーをした。家の食料が底をつきかけたのは言うまでもない。
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「でけぇ扉だな」
「先生が言ってたんだけど、バリアフリーを意識してるんだって!」
オレは今、ピッチピチの制服を着ながらねじれと共に自分のクラスの前に来ていた。
「じゃあ、私は自分のクラスに行くね!ファイト!」タッタッタッ
ねじれは自分のクラスへ軽やかな足取りで向かっていった。
「さぁて…雄英高校ヒーロー科…どんなやつがいるか楽しみだ…!」ニタァ
ガラガラガラッ!!
「君!机に足をかけるな!先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」
「思わねーよ!てめーどこ中だ端役が!」
「ぼ…俺は聡明中学の飯田天哉だ!」
「聡明ィ〜?クソエリートじゃねぇか!ぶっ殺しがいがありそうだな!」
「なっ!?ぶっ殺しがい!?君ひどいな!本当にヒーロー志望…か…?」
「何急に弱気になってんだゴラァ!?なにがあん…だ…よ…」
そこにはメガネをかけた真面目そうな奴が金髪のいかにも不良なやつを注意している光景が広がっていた。しかし、双方こちらをみて急に黙った。
いや、こいつらだけじゃなくてこのクラス全員がこっち見てやがんな。
「…俺は別に敵じゃねぇぞ」
「「「嘘つけぇぇぇ!!」」」
おお、すげぇな。窓が揺れるほど大声じゃねぇか。
「誰だ貴様は!?新手の敵か!?」
さっきの真面目そうなメガネが話しかけてきた。
「いや、だから敵じゃねえっつってんだろうが。ほれ、学生証」ヒラッ
準備しといて正解だったぜ。
「ッ!本当に敵じゃなかったのか…。すまなかった。俺は聡明中学の飯田天哉だ」
「さっき聞いてたから知ってるぞ。爆音声野だ」
お互いに自己紹介して握手をする。
これを見ていた他の奴らも俺がクラスメートだとわかって安心したみたいで胸を撫で下ろしている。
ああ、そうだそうだ。忘れてたぜ。
「おい、さっきからそこで寝てる奴。てめーは誰だ?」
「「「「「ッッッ!!!???」」」」」
おいおい、1人も気づいてなかったのかよ。
「…流石だな、爆音声野」
(((((なんかいる!!)))))
そこにいたのはミノムシみたいな小汚い小柄のおっさんだった。
「担任の相澤消太だ。よろしくね。」
(((((担任だったのかよ!)))))
「早速だが、これ着てグラウンド集合な」
そう言って小汚い小柄のおっさんは雄英指定のジャージを取り出した。
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「「「個性把握テストォ!?」」」
うるせぇな!さっきのことといい、こいつらは声がでけぇな。
「入学式は!?ガイダンスは!?」
1人の女子が相澤に質問する。
「ヒーローになるならそんな悠長なことはいっていられない。雄英は自由な校風が売り文句。そしてそれは先生側もまた然りだ。」
そういえばそうだったな。
「中学の頃やってるだろ?個性禁止の体力テスト。国は未だに画一的な記録をとって平均を作り続けている。合理的じゃぁない。まぁ、文部科学省の怠慢だ。」
そう言いながら相澤はオレにボールを投げてきた。
「主席の爆音、お前中学の時のソフトボール投げの記録は?」
…なんか主席って言葉が出た瞬間あの金髪野郎がめちゃくちゃ睨んでくるんだが。
「大体120mぐらいだな」
「個性を使わずに120m…?やはり異常だな…」
「…なんかいったか?」
「いや、なんでもない。投げてくれ。円からでなけりゃなにしてもいい、思いっきりやれ」
「ククク、言われなくともやってやんよ」
体を伸ばしながら円に入り、ボールを軽く放り投げて息を吸い込む。
「スゥゥゥゥゥゥゥ…」
「な、なんかヤベェ雰囲気じゃねぇか…?」
「"サウンドバズーカ"!!」
ヒュゴオオオオオオオオ!!!!!
「キャアアアアアアアア!!??」
「うわあああああああああ!!?」
周りの奴らが巻き添えで倒れたりする中、相澤は静かに計測器の画面を見せてきた。
「まずは自分の限界を知る。それが最も合理的だ。」
そこには15758.6mと表示されていた。
「うおおお、15kmとか化け物かよ!」
「個性思いっきり使えるなんて、流石ヒーロー科!」
「何だこれ!すげぇ面白そう!」
その言葉を聞いた瞬間、相澤の目が少し厳しくなった。
「面白そう、か…ヒーローになるための3年間、そんな腹積もりで過ごすつもりか?」
すると相澤は急にとんでもないことを言い出した。
「よし、トータル最下位の者は見込みなしと判断して除籍処分としよう」
「「「「「はああああ!!??」」」」」
…心拍数を聞く限りどうやら本気らしいな。
「ちょ、ちょっと待ってください!入学初日ですよ!?いや、初日じゃないとしても理不尽すぎる!」
さっきの女子が反論する。
「自然災害…大事故…身勝手な敵…いつ何処からくるかわからない厄災、日本は理不尽にまみれている。そういう理不尽を覆していくのがヒーローだ。放課後にマックで談笑したかったならお生憎だが、これから3年間雄英は君たちに全力で苦難を与え続ける。プルスウルトラだ。全力で乗り越えてこい。」
おいおい、初日からこれとは面白すぎんだろ!雄英よぉ!
「さて、デモンストレーションはこれで終わり。これからが本番だ。」
個人的に相澤先生って理想の教師だと思ってます。