個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
それと謝罪です。思ったより長くなってしまったので前編、中編、後編の3本に分けました。ごめんなさい。
第1試合が始まった。緑谷・麗日ペアがヒーローサイド、爆豪・飯田ペアが敵サイドだ。オレ達は控え室のモニターで試合の様子を見ながら、各々の意見を出し合っていた。
「…緑谷の野郎、中々やりやがんな」
「最後の1発のことか?確かに威力も反動ダメージもやばかったよな!」
「バカ、それもだがその前の動きをよく見てみろ。アイツ、個性を使わずに爆豪の攻撃を凌いでやがった」
「…!確かに言われてみれば緑谷一切個性使わずに爆豪の攻撃かわしてたな。そう考えたら緑谷ってすげぇな!」
オレがボソっと言った独り言に反応した切島とそんな会話をする。
この前金髪のチャラい奴達が言ってたが、(オレからしたらそうでも無いと思うが)爆豪はかなりのセンスの持ち主だ。確かに個性把握テストでも好成績を残していた。そんな爆豪の攻撃を緑谷は個性を使わずに凌いでいた。
そして最後の攻撃、あれも見事だった。爆豪の影に隠れちまっているが、アイツも中々の才能の持ち主だな。ありゃ鍛えれば化けるぜ。
そんなことを話しているといつの間にやら試合が終わっていた。緑谷は保健室に運ばれ、八百万が鋭い講評をしていた。オールマイト少したじろいでんじゃねぇか。
その後も訓練は特にアクシデントなく進んだ。そしてついに第4試合、オレ・口田ペアと上鳴・耳郎ペアの試合だ。
敵サイドのオレ達は建物の中で作戦を立てていた。
「おい口田、オメェの個性はなんだ?」
「ヒィッ…ぼ、ボクの個性は【生き物ボイス】…。生き物を操ることができるんだ…」
…なるほど、良い個性だな。
「そうか。何か欠点とかはあんのか?」
「え、えぇっと…ぼ、ボクの声が届かないと生き物を操れないってことと…あと…その…む、虫は操れない…」
「んん?」
妙だな。「虫は操れない」ってトコで少し心拍数がおかしくなった。コイツ…
「ウソ、ついてんだろ」
「!?」
「よく聞け口田ァ…オレはチョーシになってる奴とウソつく奴がこの世で1番嫌いだ…ぶっ殺したくなるほどにな…!」
「ヒィィィィ!!??」
少しやり過ぎたな。だがこんだけやれば本当のことを話すだろ。
「ご、ごごごごめん…本当は虫も操れるんだけど…」
「だけど?」
「む、虫は苦手で…」
…あぁ、そういうことだったのか。ちょっと申し訳ねぇな。
「…すまん、悪かった」
「い、いや、大丈夫だよ…。それより、爆音くんの個性は…?」
「あぁ、オレの個性は【ボイスデーモン】、音を操れる個性だ」
「ボイス…デーモン?なんか強そうな名前だね…」
「強そうじゃない、強いんだ。バカでかい声を出して相手を攻撃したり、音の壁や刃を作って防御とか攻撃とかをしたり、音のスピードを自分なんかに付与したりできる」
「す、すごく強力な個性だね…!」
「だがまだこれだけじゃない。人間には聞き取れないほど高い音を出しながら自分の耳の可聴域を変えることでエコロケーションのようなことも可能だ」
「索敵もできるんだ…(あれ、これボクいるかな?)じゃあ、何か弱点とかって…」
「勿論ある。それはな…」
「そ、それは…?」
「殺傷能力が高すぎることだ」
そう。一見すると無敵のように見えるこの能力だが、殺傷能力が高すぎるのだ。一応多少の加減はできるが、それでも高火力であることに違いはない。
「切島みてぇな防御手段を持つ奴とか爆豪みてぇにタフな奴ならともかく、ヒョロい上に防御できる個性じゃない上鳴とか耳郎にうったしまいにゃ…多分体が爆散する」
「爆散!?」
かと言って火力を下げすぎると効果はない。所詮は音だからな、せいぜい「うるさっ!」ってなるぐらいだろう。
「だからどうしたもんかと思っていたが…オレは天才だからな、お前の個性を聞いて良い案を閃いた」
「良い案…?」
「おう。ちょっと博打だがな」
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耳郎side
ビーッッ!
『訓練開始!』
…時間だ。ウチ達は今から爆音達がいるこのビルに突入する。
「うっし…作戦通りにいくぞ」
上鳴の言う作戦とはいたってシンプルで、ウチが個性を使って索敵して2人を補足、上鳴が電気で攻撃するというものだ。
「よし…いくよ」
プスッ
そう言ってビルの壁にプラグを突き刺した。さて、2人は何処に…?
『ところで口田、オレのコレを見てくれ。コイツをどう思う?』
『すごく…大きいです…』
ブーッッ!!!
「うおっ!耳郎どうした急に!?」
上鳴が心配しているが、そんなのどうでもいい!
あいつら…ホントになにやってんの!?
元ネタは勿論某くそみそな漫画です。