個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

22 / 85

眠いでごわす


雄英体育祭! 其の4

 

「行くぞお前らぁ!」  

 

伝えた作戦通りにやるだけだ!

 

「"コルクボイス"!!」

 

まずはコルクボイスで三人の耳を塞ぐ!そして…!

 

「"ウィークポイントボイス"!!」

 

キィィィィィィィィィィ!!!

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁ!?」

 

「耳がっ…!割れるぅ……!?」

 

「黒板を引っ掻いた時の音ォォォォォ!?」

 

『なんだぁ!?鉄哲チームを除く生徒達が突如苦しみだしたぞ!!これも爆音の攻撃かぁ!?解説頼むぜイレイザー!』

 

『これは推測でしか無いが…恐らく爆音が何かしらの手段で自分のチームを守りつつ、人間がストレスを受ける高音を出しているんだろう』  

 

『なるほどぉ!あれ?でもそれならなんで俺たちは何も聞こえないんだ!?』 

 

『アイツの個性は音を操れる、多分俺たちに被害が来ないよう調整してんだろ』

 

『解説サンキューイレイザー!おぉっと!?ここで鉄哲チーム、またもや動き出したぁ!』

 

「爆音が頑張ったんだ!行くぜ骨抜!」

 

「うん!」ピトッ

 

ドロ……ドロドロォ……

 

『ぬわぁんと骨抜が触った瞬間、地面が泥沼のようになったぁぁ!!コレは他のチームにとってかなり痛いぞぉ!』 

 

「今だぁ!茨!」

 

「はい!」シュルシュルシュル

 

「あっ……ぐぉぉぉぉ!?」

 

「しまっ…!ぐぅぅ!?」

 

『そしてそのまま茨の個性で鉢巻を総取りィィィ!しかし他チーム、爆音と骨抜の妨害によりマトモに抵抗できない!コレは頭脳プレーだぁぁ!』

 

BOOM! BOOM!

 

『ってなんだぁ!?爆豪が自分の耳に爆破を浴びせたァァ!何やってんだアイツ!』

 

「こぉぉぉぉの口裂け野郎ォォォォォ!!!」BOOOOOM!!

 

「おい、爆ごッッ…!!」キィィィィィィ

 

爆破の勢いを利用して爆豪がこっちに向かって飛んでくる。…だが残念ながら、鼓膜を破ってウィークポイントボイスに対抗してくんのは想定内だ。頼むぜ、鉄哲!

 

「ウオオオオオオ、負けねぇぞ爆豪ぉぉ!」ブブブブブブ

 

『なんだ!?鉄哲がさっきのロープみてぇに振動してんぞ!?』

 

『さっきのロープと同じことを鉄哲にしたんだろ』

 

「オラオラオラオラオラァッ!」

 

「グゥゥゥゥ!?」

 

「どうだ爆豪ぉ!(爆音の言ってた通りだぜ…!)」

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

『なぁ爆音、骨抜とお前が妨害してる隙に茨の個性で鉢巻をとるのはわかる。だけど俺は何すりゃいいんだ?』

 

『多分…というかほぼ確実に爆豪は何かしら策を講じてウィークポイントボイスを無効化して突っ込んでくる。オレはこの技を出してる間は他の技は出せねぇし、茨は骨抜と自分の足場の補強で精一杯、骨抜は戦闘向きの個性じゃねぇ。つーわけでそうなったらマトモに戦えんのはお前だけだ』

 

『た、確かに…!』

 

『その時お前には爆豪と戦ってもらうことになる』

 

『ですが、大丈夫なのでしょうか?爆豪さんの個性は中距離から攻撃が可能なのですよ?』

 

『確かに、近接主体の鉄哲には相性悪いよね』

 

『安心しろ。そこらへんはちゃんと考えてある』

 

ーー

ーーーー

ーーーーーーーー

 

(こいつぁスゲェ…!)

 

オレの言った考え、それは鉄哲に"サウンドアーマー"を纏わせるというものだ。サウンドアーマーは一度出せばしばらく残留するし、振動する訳だから多少攻撃力も増加する。

 

「今の俺はただの鉄哲じゃねぇ…!バイブレーション・鉄哲だ!」

 

決めポーズをしながら鉄哲が叫ぶ。が…

 

(((ダサい(です))))

 

そのまんますぎてダサい。もっとこう…捻れねぇのか?

 

「オラァ!!」バキッ

 

「ゴガァッ!?」

 

あ、爆豪の鳩尾にスンゲー綺麗なストレートが入った。

 

「うっ…オゲッ!!」ゲバッ

 

「うわぁぁ!?爆豪が吐いた!?わ、悪い!大丈夫か!?」

 

『てかよくみたら何人か泡吹いて気絶してんぞ!?ちょ、中止!ちゅーしー!!』

 

こうして数々の犠牲者を出した騎馬戦は一時中止となった。

 

—————————————————————-

 

『えー…審議の結果、騎馬戦において鉄哲チームは一位での通過として扱われます。なお、その他のチームは20分後、鉄哲チームを除いて再び騎馬戦を行い、上位3チームが決勝進出となります』

 

やっちまった。あの後相澤から未だかつて無いほど怒られた。

 

「なんか…こう…アイツらに申し訳ねぇな…」

 

「ええ…さすがにやり過ぎです…」

 

鉄哲と茨がそんな言葉を口にする。

 

「…自分たちが今出せる全力を出した結果がコレなだけだ。正々堂々やったオレ達は何も悪くない」

 

「爆音、ちょっとは反省しようよ」

 

…すまん。

 

—————————————————————

 

あれから30分ほど経過して、騎馬戦が終わった。結果は

 

一位 爆豪チーム

・爆豪 ・芦戸

・切島 ・瀬呂

 

二位 緑谷チーム

・緑谷 ・麗日

・発目 ・常闇

 

三位 心操チーム

 

・心操 ・庄田

・尾白 ・青山

 

…心操?だれだコイツ?確か…普通科のやつだよな?どうやってここまできたんだ…?というか、轟負けちまったのか。残念だったな。

 

「ッッ…!!!!」

 

『では、以上3チームが「ちょっと待ってください!」あら?』

 

ミッドナイトの司会を尾白が遮る。

 

「俺…決勝を辞退します!」

 

「!!??」

 

コイツ…何を言ってんのか分かってんのか!?

 

「コイツに返事してから記憶が無くて…気がついたら騎馬戦が終わってたんです。そんなことで決勝に行くのは俺のプライドが許しません!」

 

…心操って、その名の通り相手を操れんのか?だとしたら納得だ。

 

「僕も…!」

 

結局庄田と尾白が決勝を辞退した。

 

「では、繰り上がりで四位の轟チームのうち2人が決勝進出よ!」

 

「…わりぃ、コレは譲れねぇ」

 

「俺も…こればかりは譲れない!」

 

「俺も出たいけど…ずっと指揮とったり攻撃したりしてたのは轟と飯田だし、出るならこの2人だな」

 

「私も…悔しいですが同意見ですわ」

 

『決まりね!よって、轟チームより轟くん、飯田くんの2人が決勝進出よ!』

 

……結局青山は残ってたな。プライドねぇのかよ

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。