個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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学校めんどくさいよぉぉぉん!!!担任の話が長いぃぃぃ!


雄英体育祭! 其の7

 

『そんじゃ第二試合始まるぜ!レディー…START!!

 

あれから数分後、第二試合が開始した。

 

!!』

 

「正直テンション上がらねぇし、勝てる気もしねーんだけど……」

 

「………」 

 

 先手を取ったのは瀬呂、両肘からテープを勢いよく射出し、瞬時に轟をグルグル巻きにして拘束した。

 

「負ける気もねーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

 

お互いの個性は割れている、そんな状況下なら攻撃性能でいけば…いや、

総合的に見て轟の方がダントツで優勢だ。そこで瀬呂は不意打ちを仕掛けたのだ。

 

「このまま場外にっ…!」

 

そのまま轟を場外に投げ出そうとする。が、轟は決してそこまで甘っちょろいやつではない。

 

「悪ィな」

 

ビキビキビキッッ!!

 

轟が投げ出されると思った次の瞬間、そこには轟が『氷結』で創造したであろう、スタジアムをすっぽりと包み込むのではないかと錯覚するほど巨大な氷山が現れた。その中心には当然のように瀬呂が捕えられていた。

 

「……瀬呂君、動ける?」

 

主審のミッドナイトが瀬呂に(一応だが)確認をとる。

 

「動ける筈ないでしょ……痛ぇ……」

 

「瀬呂君、行動不能ッ!! 轟君、二回戦進出ッ!!」

 

『勝負ありッ!! 何と言うレベルの差!!あまりにも一方的な展開になっちまったぁぁぁ!!』

 

「ど……どんまい……」

 

「どんまーい……」

 

「どーんまい」

 

「どーんまい!」

 

あまりにも一方的すぎる試合だったので観衆が同情したのか、瀬呂へのどんまいコールが始まった。

 

「わァ……ぁ…」

 

『泣いちゃった!』

 

あ、瀬呂が泣き出した。

 

「「「どーんまい!

   どーんまい!

   どーんまい!」」

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

第二試合の後、氷を溶かしたり瀬呂のメンタルケアをしたりと色々とあったが、ついにオレの出番だ。

 

『さあ気を取り直して三回戦!裂けた口から出すのは死の音色!戦うその姿はまさに悪魔!ヒーロー科、爆音声野!対、Aブロック唯一のB組!立ち振る舞いはまさしく聖女!爆音悪魔に対抗出来るのか!?同じくヒーロー科、塩崎茨!』

 

「爆音さん」

 

体を伸ばしていると、茨が話しかけてきた。

 

「なんだ?」

 

「…騎馬戦では一度仲間として共闘しましたが、手加減はいたしません。全力で戦わせていただきます!」

 

なんだ、そんなことか。

 

「安心しろ、こっちももとからそのつもりだ」

 

『それではレディーー……START!!

 

「はぁっ!」シュルシュルシュル

 

開始の合図とともに茨がオレを拘束しようとツルをのばす。

 

「しゃらくせぇ!"サウンドバズーカ"!!!」

 

ゴォォォォォォ!!!

 

それを全てサウンドバズーカで消し飛ばす。

 

「まだです!」シュルルルシュルル

 

今度はドームのようにしてオレを囲ってくる。

 

「甘い!""一刀ボイスカッター"!」 

 

スパッ!!

 

根本からツルを切り落とし、無効化する。

 

『なんと爆音、茨の攻撃を完封ゥゥゥ!!茨、手も足もでない!』

 

「くっ…!なら!」シュルルルルル

 

すると突然、茨がツルを頭の上に集めだした。

 

シュルルルルルルルルルル……

 

「これは奥の手として決勝戦までとっておきたかったのですが…そんなこと言っていられません!」

 

『な、なんだ!?茨のツルが…拳に!?』

 

「たぁっ!」

 

ドガッ!

 

ツルがまるでサニーのヘアパンチのように殴りかかってくる。だが…

 

サニーアイツよりなまっちょろいんだよ!"マシンガンボイス"!」

 

音の弾丸がツルの拳に襲いかかる!

 

ドドドドドドドドドドド!!!!

 

「ッッ!くぅっ……!?」 

 

『激しいぶつかり合いだぁ!コレはアツい!』

 

少しの間膠着状態が続いたが、先に限界を迎えたのは茨だった。

 

「ッ!キャァァァ!?」ドドドドド

 

ツルの拳が耐えきれなくなり、崩壊した。そしてそのままマシンガンボイスをモロに喰らって場外へと吹っ飛ばされる。

 

『決まったぁ〜!三回戦を制したのはヒーロー科、爆音〜!!」

 

ワァァァァァァ!!!

 

「……」スタスタ

 

そのまま茨のもとへと向かう。

 

「おらよっ…と」

 

「んん…?っっっ!?ば、ばばば爆音さん!?」

 

そして茨を抱き抱える。

 

「ど、どうして私を抱き上げるのですか!?」

 

「オレが運んだほうが早い。"ジェットボイス"!!」

 

「え」

 

ジェットボイスを発動させる。

 

「キャァァァァァァ!!!??」

 

悲鳴をあげる茨をよそに、救護室へと飛んでいった。

 

 

 

 

 

 

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オリジナル技紹介

擬似ヘアパンチ

茨が奥の手として用意していたサニーのヘアパンチに似た技。本家と比べるとかなり弱いが、一応コンクリートぐらいならなんとか破壊できる程度の威力はある。また、ツルには棘があるため当たるとかなり痛い。しかし、見た目こそ似ているが、威力、使用者の練度、技自体の完成度共にヘアパンチの完全下位互換である。故に本編ではマシンガンボイスにパワー負けしてしまった。因みに似ているのは全くの偶然で、サニーと茨に面識はまったく無い。

相違点

ヘアパンチが髪を人型にしてから放つのに対し、こちらはただツルを拳の形にして相手にぶつける。また、茨のツルは通常の髪より太いためツルとツルの隙間を攻撃されてしまうとほどけてしまうという欠点がある。

 

 





後に本戦の様子を録画でまたもや見たねじれちゃん
「へぇぇ…お姫様抱っこかぁ…私でもまだやってもらったことないのに…ふぅん……」ハイライトオフ
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