個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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投稿が遅れてほんっっとうに申し訳ありませんでしたぁぁぁ!!
親に深夜にスマホ弄ってるのがバレかけて没収されてました!

前回の感想で「口を覆われたくらいじゃゼブラはあそこまでやられなくない?むしろ反撃しない?というか口を覆われたからといって声は出せるくない?」という指摘が大量にきていました。色々と考えましたが、
・油断してた時の不意打ち気味の攻撃だったので対応できなかった
・氷を砕こうと回避をやめると氷に囚われて本当に何も出来なくなってしまうため回避に専念しなくてはならなかった
・たとえ個性を使えたとしても大幅に威力が低下するため、下手に体力を浪費するよりは回避してチャンスを狙う方が効率的だと考えたから
…ということにしてやってください。


雄英体育祭! 其の11

 

 

 

爆音side

 

『ちょ、ちょっと爆音くん!!貴方本当に闘えるの!?顔がBBQみたいになってるけど!?』

 

氷が溶けてウッキウキで試合を続けようとすると、ミッドナイトにストップをかけられた。オレの顔面、そんなやべぇのか?

 

「まぁ多分大丈夫だろ、現にこうやって喋れてる」

 

『〜ッ…わかったわ!試合続行を認めます!その代わり、こちらがこれ以上は危険だと判断したら即試合中止ということになります!いい!?』

 

「おう」

 

「俺も構わねぇ」

 

『そんじゃ再び…FIGFT!

 

「ふっ!」

 

パキパキパキパキッッ!!

 

「ソラッ!!」タッ

 

「…流石に避けるか」

 

「さっきのは油断してたから喰らっただけだ。もう二度と同じ手には引っかからねぇぞ」

 

「なら…」

 

ならばと左手をこちらに向けてくる。

 

ゴォォォォォォォォ!!!

 

今度は炎か。だがな…

 

「個性が戻ったオレにそんなもんなんざ効かねぇ!!"サウンドバズーカ"!!」

 

ヒュゴォォォォォォ!!

 

『なんだぁ!?炎が急に消えたぞ!?』

 

『音の振動でかき消したんだろう。まあ本来轟の炎なら音ぐらいじゃ消えないだろうが…爆音の個性だからこそなせる業だな』

 

「…クソッ、割と本気でやったんだがな」

 

すると轟が今度は両掌をこっちに向けてくる。

 

「お前が耐えられるかはわかんねぇが…こっちも全力で行かせてもらう!」

 

ボッ        ピキッ

 

(お、コイツは緑谷のときの…)

 

瞬間、フィールドに爆発が巻き起こる。

 

WHAKOOOOOOOOM!!!

 

爆発の直後、フィールドが煙に包まれる。

 

『ここで轟、緑谷との時にも見せた爆発を爆音にお見舞いィィ!!流石の爆音もこれにはひとたまりも……』

 

ザッ… ザッ…

 

「…ッッ!」

 

「なんなんだぁ今のは…?」

 

しかし、煙の中から出てきたのは無傷のオレ。

 

『な、なんと爆音、あんな爆発で全くの無傷ッ!コイツ何ならダメージを与えられんだ!?』

 

「おい、あの子…子?まぁいいや、本当に音を操る個性か!?」

 

「さっきからずっと見ているが、到底それだけとは思えん…!本当は個性複数持ちなんじゃないのか!?」

 

観客席のプロ共が騒ぎ立てる。攻撃がくる直前、咄嗟に"ボイスアーマー"を発動して防御しただけなんだがな。そんな騒ぎ立てることか?

 

「嘘だろ…!?」

 

轟が呆然とした顔でこっちを見てくる。

 

「今度はこっちから行かせてもらうぜ…!」

 

やられっぱなしってのは性に合わねぇんだよ! 

 

「"サウンドバズーカ"!!」

 

ドゴオオオオオオオ!!!

 

「くっ…!!」

 

ピキピキピキピキッ!!

 

轟が氷で壁を作り、ガードする。だがな…

 

「そいつぁ悪手だぜ、轟ィ!」

 

次の瞬間、音が氷の壁を貫通した。

 

「ッ!?ガアッ!!?」

 

『なんだぁ!?爆音の攻撃が轟の氷壁を貫通したぁ!』

 

『氷…というより固体は気体より音を伝えやすい性質がある。義務教育でも習うレベルの常識だ。寧ろ少し威力が上がってるんじゃないか?』

 

『マジかぁ!…アレ?じゃあなんで爆音はさっき口を凍らされた時破壊しなかったんだ?』

 

「あ」

 

…その手があったか。

 

「ぐ…(クソッ、しくじっちまった…!)」

 

「フゥー……よし。まだまだ行くぞォ!轟ィ!"サウンドバズーカ"!!」

 

まともに"サウンドバズーカ"を喰らい意識が朦朧としている轟に対して先程のミスを払拭するかのように攻撃する。

 

「グッ…!!」

 

バキバキバキバキッッッ!

 

しかし轟は何故か先程と同様に巨大な氷の壁を作り、盾にする。

 

「だから意味ねぇっつってんだろうがぁぁぁ!!」

 

「グァッ!?」

 

その後も何度攻撃しようと轟は氷壁を出し続けた。

 

「はぁ、はぁ、はぁ…」

 

「チィッ…」

 

オレの方も顔が丸焼けなのもあって多少の疲労感とダメージはあるが、轟の方はダメージに加えて体に霜が降りてきている。もう時間の問題だ。

 

「おい轟、もう辞退した方がいいんじゃないか?」

 

一応だが問いかける。

 

「そんな訳ねぇだろ…それに、まだ希望はある…!」

 

「希望ォ?」

 

「…このフィールド、なんか寒いと思わねぇか?」

 

「……ッッ!!!?」

 

(まさかコイツ…防御のためじゃなくて気温を低下させるために…!?)

 

「半ば自爆だが…なりふり構ってられねぇ!」

 

そう言って轟は左半身から思いっきり炎を噴出する。

 

BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!!

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

緑谷side

 

BOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOM!!!!

 

「きゃあああああああああ!!?」

 

「ぬわあーーーっ!!?」

 

とんでもない爆風だ…!今までの試合とは比較のしようがないくらいだ!

 

『おいおいおい、二人とも無事かー!?』

 

マイク先生が二人の安否を確かめる。しかし、返答はない。

 

「やべぇな…至近距離であんな爆発喰らったら俺の【硬化】でも耐えらんねぇぞ…」

 

切島くんが不吉なことを言う。

 

「いや、きっと爆音ならケロッとした顔で出てくる…ハズ…」

 

芦戸さんの言葉もいつものような元気がない。

 

『あっ!煙晴れてきた!二人は…!?』

 

煙がだんだんと晴れていくと、煙のあった場所から轟くんを抱えた爆音くんの姿があった。

 

「ククク、轟。今回はオレの勝ちみたいだぞ」ニヤァ

 

「…そう、だな」

 

二人がそんな会話を交わす。

 

「…なぁ、爆音」

 

「んだよ」

 

「…次は俺が…絶対勝つ」

 

「…フン、楽しみにしてるぜ」

 

爆音くんからの返答を聞くと、轟くんは少し笑った後魂が抜けたようにぐったりとした様子で項垂れた。

 

『…轟くん戦闘続行不能!よって、爆音くん決勝戦進出!』

 

ワァァァァァァァ!!!!

 

ミッドナイト先生の声を皮切りに、会場に大きな歓声が上がった。

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