個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
学校めんどくさいよぉぉん!!
「チユ〜〜〜!!」チュー
「ウオッ!?汚ねぇ!!」
「はい、これでもう大丈夫だよ。ほら、ハリボーお食べ」
「チッ…」モグモグ
救護室で治療と称して焼け爛れた顔面に思いっきりキスされた。だが実際治っているから何とも言えねぇ。てかこのグミ美味いな。
「あの…轟くんは大丈夫なんですか?来た時からからベットに寝たままですが…」
見舞いにきた緑谷がばーさんに聞く。
「んー、無理して攻撃に耐え続けたのと、氷を出しすぎたせいでちょっとした低体温症になってるね。体力がないからあたしゃの個性じゃ治療できないけど…まあゆっくり休ませてあげればじきに治るよ」
「良かったぁ…」
ばーさんの言葉に緑谷が安堵する。
「それよりもアンタだよ!」
「ウッ!?」
「ん?なんだ緑谷、お前なんかやったのか?」
「いやー…そのー…」
オレの質問に緑谷がどもる。
話を聞くと、どうやら轟と戦った時に右腕をズタボロにやってしまったらしい。あまりにも酷い怪我で次同じように腕を壊したらもう二度と治療できないレベルらしい。
「何度でも言うけど、またあんな怪我しても治せないんだよ!次は無いんだから、くれぐれも無茶しないように!」
「うぅ…すみません」
「ククク、試合見てて思ったが、お前も中々やるな」
そんな会話をしていると、
『そんじゃBブロック準決勝!レディー…FIGHT!』
骨抜と爆豪の試合開始を告げるアナウンスが流れた。
「お、骨抜達の方の試合か始まったみたいだな」
「かっちゃんと骨抜くん…か。どうだろうね。想像つかないや」
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切島side
『そんじゃBブロック準決勝!レディー…FIGHT!』
「死いいねぇぇぇぇ!!!」BOOOOM!!
「うわっと。危ない危ない」ドロォ
「避けんな骸骨野郎ぉぉぉ!!!」
スゲェ…!流石爆豪と常闇を一方的に倒した骨抜だ。さっきの試合とまでは行かねぇけど、とんでもない迫力だ!
『爆豪が初っ端から爆破で攻撃するが骨抜、これを地中に潜って回避!準決勝、序盤から盛り上がってるぜぇぇ!!』
マイク先生もテンションが上がってる。
「てりゃっ!」ビシュッ
「鬱陶しいわぁぁぁ!!」BOOOM!!
骨抜が今まで通りドロドロになったフィールドの一部を投げつけるが、爆豪はそれを爆破して無効化する。
「死ねぇぇぇ!!」BOOOOM!!
「おっと!」ドロドロォ
今度は爆豪が爆破で攻撃するが、骨抜はまた潜って回避する。
「オイオイ、これキリがねぇぞ」
「そうですわね…お互いの攻撃は効きませんし、これはどうなるのでしょうか……」
「洒落くせぇ!!」
すると突然爆豪が両腕を合わせて骨抜がさっきまでいた場所に向ける。
BOOOOOOM!!!!
『爆豪、突然地面に爆破をお見舞い!なんでだ!?』
マイク先生が困惑している。俺もよくわかんねぇ。
「なにやってん…のっ!」ビシュッ!
当たり前だけど、骨抜が別の場所から出てきてフィールドの一部を投げつけて再び潜る。
「そこかぁぁ!!!」BOOOM!
すると爆豪は今骨抜が潜っていった場所に移動して、爆破をお見舞いする。
爆破しては潜り、爆破しては潜り…
そんなことを数分繰り返していると、骨抜の様子がおかしくなっていった。
「ゼー…ゼー…」ハァハァ
『なんだぁ!?骨抜の様子が変だぞ!?』
「おい骸骨野郎ぉ…てめぇは地中で息ができるわけじゃねぇんだろ?」
「ッ!…ご名答。その通りだよ…」
肩で息をしながら骨抜が答える。
「何度も何度も潜ってんのに、爆破でまともに息継ぎもできねぇんだ…もう避けられねぇなぁ!」
爆豪が骨抜に両掌を向ける。あれはトドメに入る気だ…!
「ここまでなんべんも爆破してるからよぉ…威力はお墨付きだぁ!死に晒せ!榴弾砲着弾!!」
BOOOOOOOOOOOOM!!!!!
瞬間、さっきの試合の時の爆発に劣らないほどのとてつもない爆風が場内を襲った。
「うわああああ!!??」
「爆豪の奴、やりすぎだろ!なんも聞こえねぇし見えねぇ!」
『おいイレイザー、お前のクラスマジでどうなってんだおい!!』
『俺が聞きたい…!!』
煙が段々と晴れていくと、ボロボロで黒焦げの骨抜がフィールド外の地面に倒れていた。
『ほ、骨抜くん場外!よって爆豪くん、決勝進出!!』
ワアアアアアア!!!!